レインボーアーク

上野佐栁

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レインボーアークフレンズ

混沌再び

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 何も見えない。暗い。でも意識ははっきりとしている。どうして⁇
 「過去の私、直接会うのは初めましてだね」
 「未来の月美⁇」
 「そうだよ」
 「ここって、かなり先の未来だって、さくらんが言ってた‼︎」
 「そうだよ」
 「じゃあなんで......」
 「しっ‼︎この後の事は自分で突き止めてね。月美なら出来るよ」
 「......」
 「最悪の未来を私達で変えよう。月美なら、ううん。皆んなで幸せの世界に変えたい‼︎その為にも、月美、貴方の力を解放しなきゃ‼︎」
 「えっ⁇」
 「貴方の力は今、封印状態なのよ」
 「な、なんで?」
 「それについては、私も知らない。でも、これだけはわかる。現時点で、魔法を解放出来たなら、未来は大きく変わる‼︎」
 「そうなの?うん。未来の月美が言うなら、私は信じるわ」
 「流石、過去の月美だね‼︎」
 「うん‼︎」
 「レインボーアークフレンズ」
 「えっ⁇」
 「月......美......月美‼︎」
 「はっ!」
 「良かったルン‼︎」
 「もう目を覚ましてくれないかと思ったよ‼︎」
 「縁起の悪くこと言わないでなんだね‼︎」
 シュー
 「危ないルン‼︎」
 パキーン
 「きゃあっ‼︎」
 「ここに居たんですね⁇」
 「未来の友希ルン‼︎」
 「ようやく見つけました。今度こそ、決着をつけましょう。そうですよね?月美⁇」
 「......」
 「でも、この時点では、魔法も使えないんでしたね⁇ここから出る術もないですよね⁇」
 「友希‼︎」
 「ルルミナ‼︎貴方ももう一度、混沌と契約したらどうですか⁇あははは‼︎」
 「本当に、友希は、混沌に取り込まれたの⁇リップ達の知っている、友希じゃないの⁇」
 「そうルン‼︎だから逃げるルン‼︎」
 「逃しませんよ‼︎」
 「貴方の相手は私よ‼︎」
 「つ、月美が二人居る!?なんか気持ち悪い」
 「ちょっ‼︎それどういう意味よ‼︎月乃‼︎」
 「げっ!ご、ごめんさなーい‼︎」
 「あっ‼︎待って‼︎」
 「子供ですね。こんな時まで、双子喧嘩なんて笑えますね⁇」
 「そう?私はいいと思うわ。二人らしくて......」
 「そうですか⁇まぁ、貴方も、月美ですからね。当然の反応ですね。あの時付けられなかった決着を付けましょう!」
 「そうね。でもその前に、月美のライブを見なさい‼︎」
 「はっ!?」
 「お願いね。もう一人の私‼︎」
 「あっうん」
 「この曲......月美の新曲だ‼︎」
 「わくわくするルン!」
 「さ、さくらもするけど、大丈夫なの?」
 「だね?」
 「大丈夫ですわ‼︎」
 「月美だもんね‼︎」
 「うん」
 「信頼しているルンね‼︎」
 「当たり前‼︎」
 「煌めきは、とても眩しくて、尊いものだから。月の光を浴びて、伝説を作ろう。お月様は、一人では輝けない。何故ならそれは、月は太陽の光を浴びて輝くように。また、何もないまま。終わってしまうの⁇もう嫌よ。何も持たないまま。消えてしまうのは嫌なのよ。moon PART。月の美しい」
 「やはり、レインボーステージは出ませんね。少しガッカリです‼︎」
 「クスッ」
 「レインボーフレンズ‼︎」
 「は?」
 「レインボーフレンズって何?」
 「さ、さあ?」
 「ルミ一緒に踊ろう‼︎」
 「えっ?えっ?え?」
 「月美とお揃いのコーデになった!?」
 「月美のコーデも一瞬で変わった。あれって確か、月美がスランプの時にあげた。えーと、スノークリスタルふわふわラブリーコーデだよね⁇」
 「だね!」
 「ルミ行くよ‼︎」
 「え、えぇ」
 「夢のジュエル‼︎レインボーアークフレンズ‼︎」
 「一緒にレインボーアークの橋のその先に‼︎」
 「うん‼︎」
 「夢は虹色に輝くから。虹の橋を通って、まだ見ぬ世界に行こう。時を超えて君と出会えると信じている。過去と未来の繋げる虹の橋。君と一緒に歌いたい。レインボーアークの世界の虹の橋をかけるように、君にもこの気持ちを伝えたいよ。レインボーアークは皆んなの夢になるから。レインボーアークフレンズ」
 「レインボーフレンズ大成功ー」
 「凄い‼︎」
 「ルミも、月美もすごく輝いてたよ‼︎」
 「凄いルン‼︎こんな未来なかったルン‼︎」
 「さくら達の未来も少しづつ変わってるよ‼︎」
 「そんなことって......ありえません‼︎こんな未来、私は知りません‼︎」
 「未来を変える為に私達が居る‼︎友希の未来も変える‼︎」
 「そんなこと、私は望んでいません。邪魔をしないでください‼︎」
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