レインボーアーク

上野佐栁

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スイーツクイーンのコーデは誰の手に?

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 ろろとユニットを組んで四ヶ月が過ぎた。その間はリアムーンの活動がほとんどできなくて活動休止状態になっている。
 「そろそろ大会があるね。今回は個人戦だから楽しみ」
 「そうですね」
 「負けないよ」
 「私も負けるつもりはありません」
 夜
 「えー!?新しい新曲を作る!」
 「月乃声が大きい。」
 「ご、ごめん。でも急だよね。どうして?」
 「今のままではろろさんに勝てる気がしないので新曲で勝負をしようと思います」
 「そっか頑張ってね」
 「ありがとう」
 私達はそれぞれのできることをした。そして大会当日
 「緊張します」
 「今回は私が勝つよ!」
 「ラリアには無理ですわ。私が勝たせてもらいますわ」
 「ローズ相変わらず嫌な奴‼︎」
 「落ち着いて‼︎」
 「お集まりの皆さんついにスイーツカップが始まります。誰が優勝するのか楽しみです」
 「優勝はろろしかいないよね」
 「そうだよ」
 「二位だしね」
 「さてトップバッターはこの方です。ローズセレブアースのローズさんです」
 「私が優勝しますわ」
 「いきなりの勝利宣言ですー」
 「バラは美しくて気高く咲き誇る。真っ赤に染まった綺麗なバラ。バラは綺麗だけどトゲがあり美しいレディーには相応しいわ。バラの花園でティータイム。(美しい私だからそこより綺麗に気高くなるのですわ。)バラの花束にいろんな色のバラを見てると癒される。
 「チャンス」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界へようこそ私はプチさあこの道を通って貴方のステージが待ているよ」
 「はいですわ」
 「この扉を開けてこの先がレインボーステージよ」
 「バラの香りは心を安らかにしてくれる。いつまでも見ていた」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「ローズ前よりもパワーアップしてる」
 「すごいね」
 「次は月乃だね」
 「うん。行ってくるね」
 「お次は月乃さんです」
 「皆んなー。頑張ってライブするので応援よろしくねー」
 「生まれた時からずっと二人で居たんだー。なにをするにもずっと一緒にやっていんだねー。私が大切な妹を守らないといつの間にか思っていたんだー。でも自分の知らないうちに強くなっていたんだねー。私はそれに気づかないまま何も知ろうとしなかったんだー」
 「チャンス」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界へようこそコンはコンだよさあこの道を通って君のステージが待ってるよ」
 「うん」
 「この扉を開けてこの先がレインボーステージだよ」
 「はじめて自分の妹が変わり続けている事に気づいたんだー。そして気づいたことはいつの間にか私の方が守られている事にー」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「月乃綺麗だよー」
 「次は私だね」
 「そういえばネフさんとこはさんは出ないんですか?」
 「あの二人なら用事があるので今回は不参加ですわ」
 「へー。そうなんだ」
 「お次はラリアさんです」
 「キラキラ光る一番星を目指してアイドル頑張ろー。キラキラしているねー。初めは一人だけでアイドルしていたんだー。ある日君に会えたから世界が広がるー。一人でアイドルしている時よりももっともっと上に上がれた気がするー」
 「チャンス」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界へようこそ私はユニさあこの道を通ってあなたのステージが待ってるわ」
 「うん」
 「この扉を開けてこの先がレインボーステージよ」
 「あの時の偶然は偶然じゃない。きっと運命だったんだ。今ここに居られるのだって君が居てくれたからー。ありがとう」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「杉川さんとても生き生きしてたね」
 「うん」
 「あの時に比べたら素敵なステージでしたわ」
 「お次はるんかさんです」
 「私は勝つことを目標にして頑張るんだね」
 「るんるん走り出しそうよ。るんるん踊り出そうよ。どこまでも続く道の真ん中でー。道の途中でアニマルと出会って一緒に踊り出そうよ。アニマルと心と心を繋げて笑顔になろうよ。アニマルだけのダンスパーティーそこに私が飛び込んでびっくりさせよう」
 「わぁー」
 「レインボーアークの世界にようこそ僕はタイガーさあこの道を通って君のステージが待ってるよ」
 「だね」
 「この扉を開けてこの先がレインボーステージだよ
 「そんで仲良しになりたいね。笑顔になるアニマルのダンスを見続けたいよー。アニマルライブー」
 「レインボーステージ大成功ー」
 「お次はろろさんです」
 「ろろは誰にも負けない」
 そう言ったろろの表情は何処か冷たいように感じた。
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