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小学校5年の怪
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「こんな小さな子が、役目を果たさなければいけないなって、・・・何も出来ない自分が情けない。でも、
何もできない分、ママあなたを、全力で守るからね。」そんなちずるの寝姿に、優しく頭を撫でながらふと、涙するなみえであった。次の日から、何度となく体育館を覗き込むちずるであったが、あの、おかっぱ頭の女の子は現れない。やはり、夢の中できぬが言っていたように、あの子は、霊界と言う所へ行ってしまったのかと思った。と、その時は、悲しいわけでもないのに、何故かちずるの目から涙が零れてきた。そして、その一瞬であったが、そのおかっぱ頭の女の子が
「ありがとう。」
と言う声が聞こえたような気がした。
何もできない分、ママあなたを、全力で守るからね。」そんなちずるの寝姿に、優しく頭を撫でながらふと、涙するなみえであった。次の日から、何度となく体育館を覗き込むちずるであったが、あの、おかっぱ頭の女の子は現れない。やはり、夢の中できぬが言っていたように、あの子は、霊界と言う所へ行ってしまったのかと思った。と、その時は、悲しいわけでもないのに、何故かちずるの目から涙が零れてきた。そして、その一瞬であったが、そのおかっぱ頭の女の子が
「ありがとう。」
と言う声が聞こえたような気がした。
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