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きぬの死
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なみえは、出産を無事に終えて東條家に帰って来た。家に入ると、夫まさるが直ぐに赤ん坊を抱きかかえ、その後をなみえと荷物を持った秋が入っていった。
「お帰り、なみえ、そして母さん。それから、僕の可愛いお姫様。お帰り。」
愛おしいそうに我が子を抱え、夫婦の部屋えと連れて行った。夫婦の部屋には、すでにベビーベットが置かれ、なみえの布団も敷かれていた。
「なみえ、疲れただろう。少し、休んだ方がいいよ。」
「ありがとう、まさるさん。」
そうまさるになみえは言うと、直ぐにパジャマに着替え、布団の中に入った。赤ん坊は、ぐずることなくベビーベットの中ですやすやと、眠っていた。その赤ん坊の寝顔を見つめていたまさるが、突然大声を上げた・
「あ!いけねえ!まだ、赤ちゃんの名前、考えていなかった。」
するとなみえが、落ち着いた口調で言った。
「そんなに慌てんでも大丈夫よ。最初の子やから、お義父さんと、お義母さんに付けていただいたらええと
思うねんけど。」
「そうか。本当は、僕が付けたかったんだけど、まあ、母さんも大変だったしね。そうするか。」
そう言うと、早速まさるは母の部屋えと向かった。部屋の戸を叩きまさるは中に入った。
「母さん。実は赤ん坊の名前をお願いしょうと思って。」
「あ、それならもう、名前決めているよ。ちずる。これ、叔母ちゃんが付けてくれたんだよ。最初は漢字が
いいのではといったんだけど、叔母ちゃんがひらがなで良いんだと言うので、ひらがなにした。
「ちずる、うーん、良い名前だね。家の姫にピッタリだ。」
すると笑いながら秋が
「いや、これは間違いなく、親バカになるね。」
すると、ちずるを眺めながらまさるが言った。
「だつて、こんなにかわいいだからしょうがないよ。」
「そうかい。まあ、それでいいんだよ。」
「お帰り、なみえ、そして母さん。それから、僕の可愛いお姫様。お帰り。」
愛おしいそうに我が子を抱え、夫婦の部屋えと連れて行った。夫婦の部屋には、すでにベビーベットが置かれ、なみえの布団も敷かれていた。
「なみえ、疲れただろう。少し、休んだ方がいいよ。」
「ありがとう、まさるさん。」
そうまさるになみえは言うと、直ぐにパジャマに着替え、布団の中に入った。赤ん坊は、ぐずることなくベビーベットの中ですやすやと、眠っていた。その赤ん坊の寝顔を見つめていたまさるが、突然大声を上げた・
「あ!いけねえ!まだ、赤ちゃんの名前、考えていなかった。」
するとなみえが、落ち着いた口調で言った。
「そんなに慌てんでも大丈夫よ。最初の子やから、お義父さんと、お義母さんに付けていただいたらええと
思うねんけど。」
「そうか。本当は、僕が付けたかったんだけど、まあ、母さんも大変だったしね。そうするか。」
そう言うと、早速まさるは母の部屋えと向かった。部屋の戸を叩きまさるは中に入った。
「母さん。実は赤ん坊の名前をお願いしょうと思って。」
「あ、それならもう、名前決めているよ。ちずる。これ、叔母ちゃんが付けてくれたんだよ。最初は漢字が
いいのではといったんだけど、叔母ちゃんがひらがなで良いんだと言うので、ひらがなにした。
「ちずる、うーん、良い名前だね。家の姫にピッタリだ。」
すると笑いながら秋が
「いや、これは間違いなく、親バカになるね。」
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「そうかい。まあ、それでいいんだよ。」
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