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第8章 夏休み明け
第191話 裁定
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ここは王宮の表の宮の会議室、いつもの王家の私的な空間ではなく公的な場所だよ。
今日は王様までいる。しかも、わたしは傍聴人ではなく証人として呼ばれている。
九歳児に公的な場で発言なんかさせないでよ、そもそも九歳児の言うことに信憑性があるの?
ちなみにこの場は裁判ではないよ、裁判は公開の裁判所で裁判官が行うと決まっているらしいからね。
今日は、私的事項にかかる王様の権限による裁定なんだって。
テーブルの中央に座る王様の両隣にはゲヴィッセン子爵とミルトさんが座りミルトさんの横にはヴィクトーリアさん、ハイジさん、わたしと並んでいる。
そして、王様の向かいにはただ一人アロガンツ伯爵が座っている。
「召喚に応じ参上いたしました。
召喚状などというモノを受け取るのは初めてですがどのようなご用件でございましょうか。」
アロガンツ伯爵は怪訝な顔をして言った。
「今日はいささか伯爵に尋ねなければ判断しかねることがあってな、こうして来てもらったのだ。
単刀直入に尋ねよう伯爵はプッペという商人を知っておろう、どのような関係なのだ。」
王様の問いにアロガンツ伯爵は意外そうな表情で答えた。
「最近帝国からこの王都に出てきた新興の商人ですな。
貴族のツテを求めて私のもとへ訪ねて参ったのです。
それから、わたしの知り合いの貴族を紹介したりして懇意にしております。」
アロガンツ伯爵はプッペが逮捕されたとは知らないようで何の躊躇いもなく関係を漏らした。
「そうか、して伯爵はプッペという商人からかなりの金子を用立てて貰っていたようだが何の目的で融通されたモノなのだ。」
「いえ、知り合いの貴族を紹介した謝礼を貰ったまでで、たいした金額は受け取っていません。
何か問題でもございましたか。」
アロガンツ伯爵の返答に王様は首を傾げていった。
「はて、金貨一万枚をたいした金額ではないと申すか、余であれば汚職を疑う金額であるが。
貴族への紹介の謝礼としてはいささか多すぎやしないか。
伯爵はプッペという商人がこの国で何をしていたか知っておるのかね。」
王様に金額を指摘されて初めて何かおかしいと思ったようで、アロガンツ伯爵は顔色を変えた。
「何故それを、いえ、なぜ王が一介の商人のことをそれほど気になされるのですか?」
「今は余が質問しておるのだ、答えてくれぬか。」
「失礼しました。プッペは木材、木製品を中心に商いしていると聞いております。
今帝国で体に良いと評判の家具を売りたいので顧客にできそうな貴族を紹介して欲しいと言われました。
また、逆に帝国では建材となる木材が不足しているのでお金に変えたい森を持っている貴族を紹介して欲しいと言われました。」
「それだけで金貨一万枚か?なにやら他にもありそうであるが、まあ、良かろう。
プッペと懇意にしていたことと金貨一万枚を受け取っていたことは事実であるのだな。」
「はっ、それは確かでございます。」
アロガンツ伯爵が返答した次の瞬間、ミルトさんが言った。
「そのプッペですが、魔晶石の不正流通の現行犯で逮捕拘束しました。
その他にも、幾つかの罪状の現行犯に該当しています。」
ミルトさんの話を聞いたアロガンツ伯爵は血相を変えてミルトさんを糾弾した。
「皇太子妃殿下、あなたは何ということをしてくれたのだ、即刻プッペを釈放してください。
帝国との国際問題になりますぞ。」
「はて、異なことをおっしゃる。
プッペの犯罪行為は我が国で行われたもの、わが国の法に基づき適切に処理するのが道理。
帝国は関係ないではないですか。
もっとも、プッペが帝国の要人の息のかかった者であることも考慮して、念のためこちらにおられる帝国の皇后陛下の許可はとってあります。」
ミルトさんに水を向けられたヴィクトーリアさんは頷いて言った。
「ええ、プッペという商人の犯罪行為は許し難いことです。
彼の背後にいると目される商会も非常にきな臭い商会で、この国に迷惑をおかけし大変申し訳なく思っています。
プッペという商人は、この国の法に基づいて厳しく処罰してください。」
アロガンツ伯爵はまさか帝国の皇后陛下がこの場にいるとは考えてもいなかったようで、呆然としている。
**********
「まあ、プッペの件はここまでで十分であろう。後は、公開の場で行われる裁判に任せるとしよう。
今日の本題は、プッペの件ではないのでな。
ミルトよ、今日、伯爵をここに召喚した議題を説明せよ。」
王様の指示でミルトさんが説明を始める。
「この度、こちらにお呼びしたゲヴィッセン子爵のご息女を私の娘フローラの側仕えに召し上げることを内定しました。
既に、ご息女は行儀見習いとしてフローラの下に仕えております。
ゲヴィッセン子爵より相談されたのですがご息女は、本日召喚したアロガンツ伯爵家三男と縁談があるとのことでした。
王室典範では、王族の側に仕えるものの縁談は王の許可がないと進めることは出来ないとなっております。
従いまして、この場で王の裁定を頂きたいと思います。」
流石にアロガンツ伯爵も流れが拙いと気が付いたようだ。
「少しおまち…」
伯爵が何か言いかけるが、それを遮るように王様が裁定を下した。
「魔晶石の不正流通は大罪である。
大罪を犯した者と懇意にしている者を王族の側仕えの親戚にすることを許す訳にはいかない。
この縁談はないものとすること、今後ゲヴィッセン子爵対しアロガンツ伯爵が新たに縁談を持ちかけることも許さない。
この裁定はこれで決定であり、以後変更はないものと心得よ。
書記官、しかと記録に残すように。」
王様の裁定を聞いたゲヴィッセン子爵は、
「陛下の裁定、しかと聞きとめました。今後、アロガンツ伯爵から縁談を持ちかけられることがあっても誓って耳を貸すことはいたしません。」
と言って頭を下げた。
向かいの席では、アロガンツ伯爵が憎らしげにこちらの列を睨んでいるよ。
きっとミルトさんが逆恨みされるよね…。
アロガンツ伯爵がプッペさんの逮捕の件であまりごねなかったので、わたしの証言は必要なかったみたい…良かった。
今日は王様までいる。しかも、わたしは傍聴人ではなく証人として呼ばれている。
九歳児に公的な場で発言なんかさせないでよ、そもそも九歳児の言うことに信憑性があるの?
ちなみにこの場は裁判ではないよ、裁判は公開の裁判所で裁判官が行うと決まっているらしいからね。
今日は、私的事項にかかる王様の権限による裁定なんだって。
テーブルの中央に座る王様の両隣にはゲヴィッセン子爵とミルトさんが座りミルトさんの横にはヴィクトーリアさん、ハイジさん、わたしと並んでいる。
そして、王様の向かいにはただ一人アロガンツ伯爵が座っている。
「召喚に応じ参上いたしました。
召喚状などというモノを受け取るのは初めてですがどのようなご用件でございましょうか。」
アロガンツ伯爵は怪訝な顔をして言った。
「今日はいささか伯爵に尋ねなければ判断しかねることがあってな、こうして来てもらったのだ。
単刀直入に尋ねよう伯爵はプッペという商人を知っておろう、どのような関係なのだ。」
王様の問いにアロガンツ伯爵は意外そうな表情で答えた。
「最近帝国からこの王都に出てきた新興の商人ですな。
貴族のツテを求めて私のもとへ訪ねて参ったのです。
それから、わたしの知り合いの貴族を紹介したりして懇意にしております。」
アロガンツ伯爵はプッペが逮捕されたとは知らないようで何の躊躇いもなく関係を漏らした。
「そうか、して伯爵はプッペという商人からかなりの金子を用立てて貰っていたようだが何の目的で融通されたモノなのだ。」
「いえ、知り合いの貴族を紹介した謝礼を貰ったまでで、たいした金額は受け取っていません。
何か問題でもございましたか。」
アロガンツ伯爵の返答に王様は首を傾げていった。
「はて、金貨一万枚をたいした金額ではないと申すか、余であれば汚職を疑う金額であるが。
貴族への紹介の謝礼としてはいささか多すぎやしないか。
伯爵はプッペという商人がこの国で何をしていたか知っておるのかね。」
王様に金額を指摘されて初めて何かおかしいと思ったようで、アロガンツ伯爵は顔色を変えた。
「何故それを、いえ、なぜ王が一介の商人のことをそれほど気になされるのですか?」
「今は余が質問しておるのだ、答えてくれぬか。」
「失礼しました。プッペは木材、木製品を中心に商いしていると聞いております。
今帝国で体に良いと評判の家具を売りたいので顧客にできそうな貴族を紹介して欲しいと言われました。
また、逆に帝国では建材となる木材が不足しているのでお金に変えたい森を持っている貴族を紹介して欲しいと言われました。」
「それだけで金貨一万枚か?なにやら他にもありそうであるが、まあ、良かろう。
プッペと懇意にしていたことと金貨一万枚を受け取っていたことは事実であるのだな。」
「はっ、それは確かでございます。」
アロガンツ伯爵が返答した次の瞬間、ミルトさんが言った。
「そのプッペですが、魔晶石の不正流通の現行犯で逮捕拘束しました。
その他にも、幾つかの罪状の現行犯に該当しています。」
ミルトさんの話を聞いたアロガンツ伯爵は血相を変えてミルトさんを糾弾した。
「皇太子妃殿下、あなたは何ということをしてくれたのだ、即刻プッペを釈放してください。
帝国との国際問題になりますぞ。」
「はて、異なことをおっしゃる。
プッペの犯罪行為は我が国で行われたもの、わが国の法に基づき適切に処理するのが道理。
帝国は関係ないではないですか。
もっとも、プッペが帝国の要人の息のかかった者であることも考慮して、念のためこちらにおられる帝国の皇后陛下の許可はとってあります。」
ミルトさんに水を向けられたヴィクトーリアさんは頷いて言った。
「ええ、プッペという商人の犯罪行為は許し難いことです。
彼の背後にいると目される商会も非常にきな臭い商会で、この国に迷惑をおかけし大変申し訳なく思っています。
プッペという商人は、この国の法に基づいて厳しく処罰してください。」
アロガンツ伯爵はまさか帝国の皇后陛下がこの場にいるとは考えてもいなかったようで、呆然としている。
**********
「まあ、プッペの件はここまでで十分であろう。後は、公開の場で行われる裁判に任せるとしよう。
今日の本題は、プッペの件ではないのでな。
ミルトよ、今日、伯爵をここに召喚した議題を説明せよ。」
王様の指示でミルトさんが説明を始める。
「この度、こちらにお呼びしたゲヴィッセン子爵のご息女を私の娘フローラの側仕えに召し上げることを内定しました。
既に、ご息女は行儀見習いとしてフローラの下に仕えております。
ゲヴィッセン子爵より相談されたのですがご息女は、本日召喚したアロガンツ伯爵家三男と縁談があるとのことでした。
王室典範では、王族の側に仕えるものの縁談は王の許可がないと進めることは出来ないとなっております。
従いまして、この場で王の裁定を頂きたいと思います。」
流石にアロガンツ伯爵も流れが拙いと気が付いたようだ。
「少しおまち…」
伯爵が何か言いかけるが、それを遮るように王様が裁定を下した。
「魔晶石の不正流通は大罪である。
大罪を犯した者と懇意にしている者を王族の側仕えの親戚にすることを許す訳にはいかない。
この縁談はないものとすること、今後ゲヴィッセン子爵対しアロガンツ伯爵が新たに縁談を持ちかけることも許さない。
この裁定はこれで決定であり、以後変更はないものと心得よ。
書記官、しかと記録に残すように。」
王様の裁定を聞いたゲヴィッセン子爵は、
「陛下の裁定、しかと聞きとめました。今後、アロガンツ伯爵から縁談を持ちかけられることがあっても誓って耳を貸すことはいたしません。」
と言って頭を下げた。
向かいの席では、アロガンツ伯爵が憎らしげにこちらの列を睨んでいるよ。
きっとミルトさんが逆恨みされるよね…。
アロガンツ伯爵がプッペさんの逮捕の件であまりごねなかったので、わたしの証言は必要なかったみたい…良かった。
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