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第二三章 時は緩やかに流れて…
第815話 商売繫盛みたいで良かったね
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さて、二年振りに尋ねた辺境の街だもの、公衆浴場には行きたいし、町もブラブラと見てみたい。
ということで、その日はオラン、妹ミンメイと共に散歩に出かけることにしたんだ。
お供はこの街を初めて訪れたウレシノとカラツ。
ソヨギとキャロットを育児のベテランパターツさんに委ねて、育児疲れのウレシノに気分転換させることにしたの。
「ここが、マロン様のお育ちになった街ですか…。
なんか、聞いていた話と違うような…。」
ウレシノは大通りの左右に建ち並ぶ四階建の建物を見回しながら感心した様子で呟いたよ。
「おいらだけじゃなくて、オランも一緒に暮らしてたんだよ。
二年ちょっとだっけ。」
「あの時は初めて王宮から離れて暮らして楽しかったのじゃ。
一部屋と台所、トイレしかない狭い家に住み。
マロンと一緒のベッドで眠ったのは良い思い出なのじゃ。」
オランはおいらの言葉に相槌を打って、あの頃を懐かしんでいたよ。
「でも、マロン様のお話から想像される街と大分イメージが違いますね。
人影疎らな無法地帯といってらっしゃいましたが…。
この街って、過疎地どころかかなりの都会ですよ。」
おのぼりさんよろしく左右をきょろきょろ見ていたカラツがそんな感想を漏らすと、ウレシノも「うん、うん。」と頷いてた。
「ダイヤモンド鉱山を奪還してから街に活気が戻ってきたんだ。
おいらが小さかった頃は、両側の建物、全て空き家でね。
建物が大きい分、気味が悪かったんだよ。」
街中に巨大な廃墟が林立しているんだもの、それはそれは不気味だったよ。
それが今や、ほぼ空き家なしだし。痛んでいた建物も完璧に修復されていて、見違えるほど綺麗になってるの。
「そうなのじゃ、この街は復興目覚ましいのじゃ。
訪れる度に街が大きくなっているのじゃ。」
オランの言葉通り辺境の街は空き家が無くなっただけじゃなく、街の面積も拡大しているの。
町の周囲は荒れ地だったので、これ幸いとダイヤモンド鉱山方面に擁壁を拡張して町そのものが大きくなっちゃった。
「ハテノ辺境伯領ってとても栄えた領地なのですね。
領都なんて王都並みの賑わいなのに。
こんな大きいな町がもう一つあるなんて…。」
ウレシノは街並みを見回しながら感心しているけど、つい五年程前までは領主が食べるにも事欠いていたなんて想像もできないだろうね。この街なんて、統治を放棄していたもの。
**********
そんな様変わりした街を眺めながら中心部にある広場までやってくると。
「ややっ、そこに居るのはマロン殿では御座らぬか?」
特徴的な口調でおいらを呼ぶ声がしたんだ。
振り向くと高価なガラスが一面に張られた大きなガラス窓の前に立つ小太りの姿があったの。
「セーナン兄ちゃん、久し振り。元気そうだね。」
「おお、やはりマロン殿でござったか。
おかげさまで息災にしてるで御座る。
マロン殿の勧められてこの街に来て良かったでござるよ。」
相変わらずの脂性で、テカった顔に満面の笑顔を浮かべたセーナン兄ちゃん。
小太りで脂性と言うと大概がキモ男なんだけど、セーナン兄ちゃんは何処か愛嬌があって憎めないんだ。
タロウがセーナン兄ちゃんを見て、意味不明なことを良く言ってるよ。「まいうー」って叫ぶ顔が見たいって。
「お店も繁盛しているみたいじゃん。
全面ガラス張りのお店だなんて…。
改装費がムチャクチャ掛かったでしょう。」
セーナン兄ちゃんのお店はお人形専門店なんだ。
お人形と言っても子供向けじゃなくて、もっぱら大人の男性向けなの。
タロウはセーナン兄ちゃんの人形をフィギュアと呼んでた。
肌色が目立つキワドイ服装をした人形ばかりで、とても精巧に出来ているんだ。
ハテノ領騎士団の団員をモデルにしたフィギュアなんて、本当に実物そっくりだよ。騎士団シリーズとして全員のフィギュアが販売されているの。しかも、全員について騎士服バージョンとステージ衣装バージョンの二種類用意されているんだ。
「ダイヤモンド鉱山のおかげでこの街は人が増えているで御座るし。
懐も肥えているで御座るよ。
しかも、鉱山は独身男性が沢山いる職場で御座るし。
ハテノ領騎士団シリーズの等身大人形が飛ぶように売れているで御座るよ。」
タロウが等身大人形を見て、異世界版『南〇二号』だと言ってた。にっぽんにも『〇極二号』と呼ばれる似たような人形があるらしい。
「実物大人形って確か銀貨二百枚とかしてたよね。
そんなものが飛ぶように売れるって?」
ライム姉ちゃんとダイヤモンド鉱山の経営について打ち合わせした時、確か初任給は月銀貨百五十枚って言ってたよ。
銀貨二百枚って言ったら、月の初任給より高いよ…。等身大人形は金持ちの好事家向けの商品だと聞いてたけど。
「等身大フィギュアは実用性重視で御座るし。
一人寝が寂しい漢は無理をしてでも買っていくで御座るよ。」
「実用性って…。人形を使っていったい何を?」
「マロン様、そこは聞かないのがお約束ですよ。」
セーナン兄ちゃんの言葉がイマイチ理解できなくて尋ねると、ウレシノからダメ出しされちゃった。
でも、セーナン兄ちゃんに言わせると、決して高くないんだって。
ギルドの風呂屋で遊ぶと最低でも一回銀貨三十枚掛かるから、風呂屋に通うのを七回我慢すれば手が届くし。
等身大フィギュアは騎士団の面々や領主のライム姉ちゃんがモデルで、普通の人には絶対に手が届かない人だと言うの。風呂屋の泡姫さんじゃ、等身大フギュアのモデルになっているような上玉はいないって、
そんな高嶺の花そっくりの人形を夜の友に出来るだから、銀貨二百枚でも決して高くはないだろうって。
まあ、実際に飛ぶように売れているらしいから、セーナン兄ちゃんの言ってることが正しいのだろうね。
人形一体に銀貨二百枚なんて、おいらには理解できないよ。
「そうそう、このガラス窓はショーウィンドウと言うで御座る。
シフォン殿が最初に始めて以来、この街の商店で流行っているで御座る。」
「シフォン姉ちゃん? この街に店あったっけ?」
シフォン姉ちゃんはこの街じゃ、露店販売しかしてなかったような…。
「隣の店がシフォン殿のお店で御座るよ。
シフォン殿にも贔屓にしてもらっているで御座る。」
セーナン兄ちゃんの指差す先には、キワドイ下着を着けた首から上の無い人形がガラス越しに並んでたよ。
ショーウィンドウってのはガラス窓越しに商品を陳列して、そのお店の商品を宣伝するものらしい。
確かに、どんな商品を扱っているか分からないと、入店し難いものね。特に店構えが高級なところは。
ガラスはとても高価なので、従来こんな利用方法は思い付かなかったらしい。
よく見ると、セーナン兄ちゃんのお店のショーウィンドウにも騎士服を纏った等身大人形が幾つか陳列されてたよ。
他にも、良く出来たステージの模型の上に並ぶ、ヒラヒラしたステージ衣装姿の騎士達のユニット人形とかも。
「もしかして、あの下着を着けた首無しの人形を納めているの?」
「そうでござるよ。あれは一体銀貨二十枚で御座るが。
実用性は御座らぬし、素材も陳腐なモノで御座るから十分儲かるで御座る。
まとまった数を購入してくださるで御座るし。」
シフォン姉ちゃんはマネキンと呼んでいるけど、下着を着けた時の姿で展示するための人形らしい。
着用した時の姿さえ分かれば良いので、素材は一番安いものを使って安価で製造しているんだって。
それにしても、シフォン姉ちゃんったら、何時の間にこの街に出店してたんだろう…。
ということで、その日はオラン、妹ミンメイと共に散歩に出かけることにしたんだ。
お供はこの街を初めて訪れたウレシノとカラツ。
ソヨギとキャロットを育児のベテランパターツさんに委ねて、育児疲れのウレシノに気分転換させることにしたの。
「ここが、マロン様のお育ちになった街ですか…。
なんか、聞いていた話と違うような…。」
ウレシノは大通りの左右に建ち並ぶ四階建の建物を見回しながら感心した様子で呟いたよ。
「おいらだけじゃなくて、オランも一緒に暮らしてたんだよ。
二年ちょっとだっけ。」
「あの時は初めて王宮から離れて暮らして楽しかったのじゃ。
一部屋と台所、トイレしかない狭い家に住み。
マロンと一緒のベッドで眠ったのは良い思い出なのじゃ。」
オランはおいらの言葉に相槌を打って、あの頃を懐かしんでいたよ。
「でも、マロン様のお話から想像される街と大分イメージが違いますね。
人影疎らな無法地帯といってらっしゃいましたが…。
この街って、過疎地どころかかなりの都会ですよ。」
おのぼりさんよろしく左右をきょろきょろ見ていたカラツがそんな感想を漏らすと、ウレシノも「うん、うん。」と頷いてた。
「ダイヤモンド鉱山を奪還してから街に活気が戻ってきたんだ。
おいらが小さかった頃は、両側の建物、全て空き家でね。
建物が大きい分、気味が悪かったんだよ。」
街中に巨大な廃墟が林立しているんだもの、それはそれは不気味だったよ。
それが今や、ほぼ空き家なしだし。痛んでいた建物も完璧に修復されていて、見違えるほど綺麗になってるの。
「そうなのじゃ、この街は復興目覚ましいのじゃ。
訪れる度に街が大きくなっているのじゃ。」
オランの言葉通り辺境の街は空き家が無くなっただけじゃなく、街の面積も拡大しているの。
町の周囲は荒れ地だったので、これ幸いとダイヤモンド鉱山方面に擁壁を拡張して町そのものが大きくなっちゃった。
「ハテノ辺境伯領ってとても栄えた領地なのですね。
領都なんて王都並みの賑わいなのに。
こんな大きいな町がもう一つあるなんて…。」
ウレシノは街並みを見回しながら感心しているけど、つい五年程前までは領主が食べるにも事欠いていたなんて想像もできないだろうね。この街なんて、統治を放棄していたもの。
**********
そんな様変わりした街を眺めながら中心部にある広場までやってくると。
「ややっ、そこに居るのはマロン殿では御座らぬか?」
特徴的な口調でおいらを呼ぶ声がしたんだ。
振り向くと高価なガラスが一面に張られた大きなガラス窓の前に立つ小太りの姿があったの。
「セーナン兄ちゃん、久し振り。元気そうだね。」
「おお、やはりマロン殿でござったか。
おかげさまで息災にしてるで御座る。
マロン殿の勧められてこの街に来て良かったでござるよ。」
相変わらずの脂性で、テカった顔に満面の笑顔を浮かべたセーナン兄ちゃん。
小太りで脂性と言うと大概がキモ男なんだけど、セーナン兄ちゃんは何処か愛嬌があって憎めないんだ。
タロウがセーナン兄ちゃんを見て、意味不明なことを良く言ってるよ。「まいうー」って叫ぶ顔が見たいって。
「お店も繁盛しているみたいじゃん。
全面ガラス張りのお店だなんて…。
改装費がムチャクチャ掛かったでしょう。」
セーナン兄ちゃんのお店はお人形専門店なんだ。
お人形と言っても子供向けじゃなくて、もっぱら大人の男性向けなの。
タロウはセーナン兄ちゃんの人形をフィギュアと呼んでた。
肌色が目立つキワドイ服装をした人形ばかりで、とても精巧に出来ているんだ。
ハテノ領騎士団の団員をモデルにしたフィギュアなんて、本当に実物そっくりだよ。騎士団シリーズとして全員のフィギュアが販売されているの。しかも、全員について騎士服バージョンとステージ衣装バージョンの二種類用意されているんだ。
「ダイヤモンド鉱山のおかげでこの街は人が増えているで御座るし。
懐も肥えているで御座るよ。
しかも、鉱山は独身男性が沢山いる職場で御座るし。
ハテノ領騎士団シリーズの等身大人形が飛ぶように売れているで御座るよ。」
タロウが等身大人形を見て、異世界版『南〇二号』だと言ってた。にっぽんにも『〇極二号』と呼ばれる似たような人形があるらしい。
「実物大人形って確か銀貨二百枚とかしてたよね。
そんなものが飛ぶように売れるって?」
ライム姉ちゃんとダイヤモンド鉱山の経営について打ち合わせした時、確か初任給は月銀貨百五十枚って言ってたよ。
銀貨二百枚って言ったら、月の初任給より高いよ…。等身大人形は金持ちの好事家向けの商品だと聞いてたけど。
「等身大フィギュアは実用性重視で御座るし。
一人寝が寂しい漢は無理をしてでも買っていくで御座るよ。」
「実用性って…。人形を使っていったい何を?」
「マロン様、そこは聞かないのがお約束ですよ。」
セーナン兄ちゃんの言葉がイマイチ理解できなくて尋ねると、ウレシノからダメ出しされちゃった。
でも、セーナン兄ちゃんに言わせると、決して高くないんだって。
ギルドの風呂屋で遊ぶと最低でも一回銀貨三十枚掛かるから、風呂屋に通うのを七回我慢すれば手が届くし。
等身大フィギュアは騎士団の面々や領主のライム姉ちゃんがモデルで、普通の人には絶対に手が届かない人だと言うの。風呂屋の泡姫さんじゃ、等身大フギュアのモデルになっているような上玉はいないって、
そんな高嶺の花そっくりの人形を夜の友に出来るだから、銀貨二百枚でも決して高くはないだろうって。
まあ、実際に飛ぶように売れているらしいから、セーナン兄ちゃんの言ってることが正しいのだろうね。
人形一体に銀貨二百枚なんて、おいらには理解できないよ。
「そうそう、このガラス窓はショーウィンドウと言うで御座る。
シフォン殿が最初に始めて以来、この街の商店で流行っているで御座る。」
「シフォン姉ちゃん? この街に店あったっけ?」
シフォン姉ちゃんはこの街じゃ、露店販売しかしてなかったような…。
「隣の店がシフォン殿のお店で御座るよ。
シフォン殿にも贔屓にしてもらっているで御座る。」
セーナン兄ちゃんの指差す先には、キワドイ下着を着けた首から上の無い人形がガラス越しに並んでたよ。
ショーウィンドウってのはガラス窓越しに商品を陳列して、そのお店の商品を宣伝するものらしい。
確かに、どんな商品を扱っているか分からないと、入店し難いものね。特に店構えが高級なところは。
ガラスはとても高価なので、従来こんな利用方法は思い付かなかったらしい。
よく見ると、セーナン兄ちゃんのお店のショーウィンドウにも騎士服を纏った等身大人形が幾つか陳列されてたよ。
他にも、良く出来たステージの模型の上に並ぶ、ヒラヒラしたステージ衣装姿の騎士達のユニット人形とかも。
「もしかして、あの下着を着けた首無しの人形を納めているの?」
「そうでござるよ。あれは一体銀貨二十枚で御座るが。
実用性は御座らぬし、素材も陳腐なモノで御座るから十分儲かるで御座る。
まとまった数を購入してくださるで御座るし。」
シフォン姉ちゃんはマネキンと呼んでいるけど、下着を着けた時の姿で展示するための人形らしい。
着用した時の姿さえ分かれば良いので、素材は一番安いものを使って安価で製造しているんだって。
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