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第二三章 時は緩やかに流れて…
第807話 にっぽん爺との面談を楽しみにしてたらしい
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外見を若く見せるアイテムを大量にもらってホクホク顔のミントさん。
そんなミントさんに苦笑いをしていたにっぽん爺だけど、やがて…。
「改めて礼を言わせて貰うよ。
マリアさん、本当に有り難う。」
居住まいを正したにっぽん爺は深々と頭を下げてマリアさんに感謝の気持ちを示したの。
「いえ、いえ、お気になさらず。
さっきも言った通り、ダーリンを助けてくれたお礼ですから。」
「タロウ君については、同郷の者を助けたまでです。
見知らぬ地に迷い込んだ同胞を手助けするのは当然のこと。
こんな貴重なお薬を頂戴するのに見合っているとは思えません。」
「いいえ、その当然のことが出来ない者が多いのです。
聞けば、マロンちゃんに伝えていたそうじゃありませんか。
同郷の者を見つけたら連れ来て欲しいと。
その博愛の心に敬意を表しますわ。」
「ですが、『若返りの薬』なんて、貴重な物なのでしょう?」
「在庫が無いって意味では貴重ですが。
どうせ余り物でしたし。
もう私には不要な物でしたから。」
若返りの薬と言えば、王侯貴族がどんな手段を使ってでも手に入れたい品じゃないかと思うけど。
マリアさんは、さらりと余り物と呼び、然して惜しいとは思っていない様子だった。
「余り物ですか?」
そんなマリアさんの言動に怪訝な顔で尋ねたにっぽん爺。
「はい、余り物です。
私、自分でも何歳か覚えていない程の長い年月を生きていて…。
外見年齢も六十歳はとうに越えていたのですよ。
お爺ちゃんに差し上げたのは、今の容姿に戻る際に服用した薬の残りなのです。」
タロウと生涯を共にすると決めた今となっては、これ以上若返る必要もなく無用の長物だって。
「しかし、余り物とは言っても欲しいと思う人は沢山いるでしょう。
販売すれば巨万の富を得られるのでは?
何も一介の爺に分け与えて下さらなくても。」
「嫌ですわ、そんなことできませんよ。
一つしか残ってなかったのですから。
世に出したら争いのタネ、いえ、厄災のタネになっちゃいます。」
残り一本の小瓶を巡って血みどろの争いが起こるだろうと、マリアさんは言ってたよ。
「争いの種になるくらいなら、恩人に差し上げてしまった方が良いに決まっているじゃないですか。
それにダーリンからお爺ちゃんの話を聞いて、ゆっくりお話ししてみたかったのです。
ですが、あの健康状態では長時間お話しするのは難しそうですし…。
腰を落ち着けてお話しするためにも、少し若返って戴こうかと思ったりもしまして。」
タロウに親切にしてくれたことへの謝礼だけではなく、マリアさんの好奇心を満たすためって理由もあったらしい。
「はて、こんな老いぼれ爺の何処にそんな関心を持って戴けたのでしょうか?」
「だって、お爺ちゃん、この世界の人間じゃ無いのでしょう?
ダーリンやお爺ちゃんの元居た世界のことが気になるじゃありませんか。」
どうやら、マリアさんはタロウやにっぽん爺が生まれ育った『にっぽん』と言う場所に関心があるらしい。
事情を知らないミントさんやカズミ姉ちゃんは、二人の会話を理解できず蚊帳の外って感じだった。
「この世界の人間じゃ無いってどう言うこと?」なんて呟きながら顔を見合わせていたよ。
**********
「マリアさんは私やタロウの故郷、地球に興味があるのか。
そう言えば先ほど、他の星から来たと言っておられたが。」
「はい、ダーリンから聞きました。
有人の宇宙船を衛星まで送れる科学技術を有する文明社会だと。
私がこの星に辿り着いたのは本当に偶然で、私の故郷の探査技術では有人惑星は見つかって無かったし。
科学者としては、自分の惑星以外に文明社会を有する惑星があれば興味を持つのは当然でしょう。
なのに、ダーリンったら…。」
にっぽん爺からの問い掛けに答えながら、タロウに残念な人を見るような目を向けるマリアさん。
「この世界に飛ばされた時、俺はまだ中学二年生だったんだ。
そりゃあ、最高水準の教育を受けたマリア姉さんから見れば。
俺なんてミジンコ程度の頭脳に思えても仕方ないじゃないか。」
どうやらタロウはマリアさんからの問い掛けに満足に答えることが出来なかったらしい。
人生のパートナーとしては合格でも、知的な話し相手としては落第だったみたい。
「良いのよ、ダーリン。
ダーリンは自分の無知を自覚しているところが魅力的だわ。
色々と教えてあげることがあって楽しいもの。」
マリアさんはそう言うと、拗ねているタロウを抱き寄せてその頭をナデナデしてた。
そんな二人の仲睦まじい姿を見て。
「そこそこ、いちゃつくのなら他に行ってやってくれないか。」
にっぽん爺はうんざりした表情で文句を垂れてたよ。
「二人の世界に入っちゃってゴメンね。
そんなダーリンからお爺ちゃんは博識だと聞かされていたの。
お爺ちゃんなら地球の話を詳しく聞かせてくれるだろうって。」
「そうそう、俺は公立中学の二年生だったけど。
爺さんは全国一って呼ばれてる進学校に通ってたんだから。
俺とは頭のできが違うぜ。」
「ダーリンがこう言うものだから。
今回、お爺ちゃんに会えるのを楽しみにしてたんだぁ。
なのにお爺ちゃんったら死にかけているんだもの。」
タロウの故郷について色々尋ねても満足のいく返答は得られなかったそうなんだ。答えに窮すると、タロウは口癖のように「にっぽん爺なら分かるかも。」で誤魔化していたみたいなの。
それもあって、マリアさんのにっぽん爺に対する期待は高まっていたみたい。
ここで死なせてなるものかと、迷わず「若返りの薬」を提供したんだって。
「私もタロウが言うほど博識ではないがな。所詮は高等学校程度の知識しかないのだから。
それで良ければ、この年寄りの話し相手になってくれたら有り難い。
こちらこそ、是非マリアさんの惑星の話を聞かせて欲しいと思うし。
さぞかし地球より発展していた文明社会だったのだろうな。
なにせ「若返り薬」なんて奇跡のような薬を作れるのだから。」
「ええ、ミントさんのお邪魔をする気は御座いませんが。
この街に滞在中、ゆっくりお話しさせて戴ければ有難いです。」
元気になったばかりなのでミントさんや子供達との時間を大切にしたいだろうと配慮しつつも、マリアさんはにっぽん爺と会話する機会を逃すつもりはないみたいだった。
「マリアさん、何時でもお越しくださいな。
私は大歓迎です。
私もカズト様の故郷やマリアさんの故郷の話を聞きたいですわ。」
マリアさんはお邪魔虫になることを心配していたみたいだけど、案外ミントさんの方も歓迎してくれたみたい。
ミントさん、にっぽん爺の故郷の話はあまり知らなかったみたい。どこか他国から来たものだと思い込んでいたって。
違う世界とか、遠い星と聞いてもピンとこない様子だったよ。
この機会ににっぽん爺の故郷について詳しく知りたいと、ミントさんは言ってた。
**********
「ところで、今更なのだが…。
マロンとマリアさんは何か血縁関係でもあるのだろうか?
栗色の髪や目鼻立ちがそっくりなのだが。」
「ああ、実は私もそう思っていました。
マロンちゃんのお母様はお亡くなりになっているはずなのにと。」
にっぽん爺とミントさんが口を揃えたように、おいらとマリアさんが血縁者なのではと尋ねてきたんだ。
アカシアさんが見せてくれた目の下に濃い隈を作っていつも眠た気なマリアさんと違い、今はおいらと同じような真ん丸な目をしているからね。言われてみれば、他にも似ているところはあるし。
「血縁が無いかと問われれば、全く無くは無いかな…。
マロンちゃんの国を建国した初代女王イブは生物学上は私の娘だから。
私の卵子を使って人工授精して生み出したのがイブだから。」
亡くなった母ちゃんもおいらと瓜二つだったって話から、グラッセ侯爵家の祖先にイブの血を色濃く引く人が居たのではとマリアさんは言ってた。
「はっ? 初代女王がマリアさんの娘? 人工授精?
マリアさん、あなたはいったい?」
「ウエニアール国の建国って何万年も前の話ですよね?
マリアさんが初代女王の母親って…。」
マリアさんの返答を聞いて、にっぽん爺もミントさんも理解が追い付かない様子で呆然としてたよ。
そう言えば、マリアさんが若返ったことは説明してたけど、具体的にどれ程昔から生存してるかは明かしてなかったね。
この星にやって来た目的も…。
そんなミントさんに苦笑いをしていたにっぽん爺だけど、やがて…。
「改めて礼を言わせて貰うよ。
マリアさん、本当に有り難う。」
居住まいを正したにっぽん爺は深々と頭を下げてマリアさんに感謝の気持ちを示したの。
「いえ、いえ、お気になさらず。
さっきも言った通り、ダーリンを助けてくれたお礼ですから。」
「タロウ君については、同郷の者を助けたまでです。
見知らぬ地に迷い込んだ同胞を手助けするのは当然のこと。
こんな貴重なお薬を頂戴するのに見合っているとは思えません。」
「いいえ、その当然のことが出来ない者が多いのです。
聞けば、マロンちゃんに伝えていたそうじゃありませんか。
同郷の者を見つけたら連れ来て欲しいと。
その博愛の心に敬意を表しますわ。」
「ですが、『若返りの薬』なんて、貴重な物なのでしょう?」
「在庫が無いって意味では貴重ですが。
どうせ余り物でしたし。
もう私には不要な物でしたから。」
若返りの薬と言えば、王侯貴族がどんな手段を使ってでも手に入れたい品じゃないかと思うけど。
マリアさんは、さらりと余り物と呼び、然して惜しいとは思っていない様子だった。
「余り物ですか?」
そんなマリアさんの言動に怪訝な顔で尋ねたにっぽん爺。
「はい、余り物です。
私、自分でも何歳か覚えていない程の長い年月を生きていて…。
外見年齢も六十歳はとうに越えていたのですよ。
お爺ちゃんに差し上げたのは、今の容姿に戻る際に服用した薬の残りなのです。」
タロウと生涯を共にすると決めた今となっては、これ以上若返る必要もなく無用の長物だって。
「しかし、余り物とは言っても欲しいと思う人は沢山いるでしょう。
販売すれば巨万の富を得られるのでは?
何も一介の爺に分け与えて下さらなくても。」
「嫌ですわ、そんなことできませんよ。
一つしか残ってなかったのですから。
世に出したら争いのタネ、いえ、厄災のタネになっちゃいます。」
残り一本の小瓶を巡って血みどろの争いが起こるだろうと、マリアさんは言ってたよ。
「争いの種になるくらいなら、恩人に差し上げてしまった方が良いに決まっているじゃないですか。
それにダーリンからお爺ちゃんの話を聞いて、ゆっくりお話ししてみたかったのです。
ですが、あの健康状態では長時間お話しするのは難しそうですし…。
腰を落ち着けてお話しするためにも、少し若返って戴こうかと思ったりもしまして。」
タロウに親切にしてくれたことへの謝礼だけではなく、マリアさんの好奇心を満たすためって理由もあったらしい。
「はて、こんな老いぼれ爺の何処にそんな関心を持って戴けたのでしょうか?」
「だって、お爺ちゃん、この世界の人間じゃ無いのでしょう?
ダーリンやお爺ちゃんの元居た世界のことが気になるじゃありませんか。」
どうやら、マリアさんはタロウやにっぽん爺が生まれ育った『にっぽん』と言う場所に関心があるらしい。
事情を知らないミントさんやカズミ姉ちゃんは、二人の会話を理解できず蚊帳の外って感じだった。
「この世界の人間じゃ無いってどう言うこと?」なんて呟きながら顔を見合わせていたよ。
**********
「マリアさんは私やタロウの故郷、地球に興味があるのか。
そう言えば先ほど、他の星から来たと言っておられたが。」
「はい、ダーリンから聞きました。
有人の宇宙船を衛星まで送れる科学技術を有する文明社会だと。
私がこの星に辿り着いたのは本当に偶然で、私の故郷の探査技術では有人惑星は見つかって無かったし。
科学者としては、自分の惑星以外に文明社会を有する惑星があれば興味を持つのは当然でしょう。
なのに、ダーリンったら…。」
にっぽん爺からの問い掛けに答えながら、タロウに残念な人を見るような目を向けるマリアさん。
「この世界に飛ばされた時、俺はまだ中学二年生だったんだ。
そりゃあ、最高水準の教育を受けたマリア姉さんから見れば。
俺なんてミジンコ程度の頭脳に思えても仕方ないじゃないか。」
どうやらタロウはマリアさんからの問い掛けに満足に答えることが出来なかったらしい。
人生のパートナーとしては合格でも、知的な話し相手としては落第だったみたい。
「良いのよ、ダーリン。
ダーリンは自分の無知を自覚しているところが魅力的だわ。
色々と教えてあげることがあって楽しいもの。」
マリアさんはそう言うと、拗ねているタロウを抱き寄せてその頭をナデナデしてた。
そんな二人の仲睦まじい姿を見て。
「そこそこ、いちゃつくのなら他に行ってやってくれないか。」
にっぽん爺はうんざりした表情で文句を垂れてたよ。
「二人の世界に入っちゃってゴメンね。
そんなダーリンからお爺ちゃんは博識だと聞かされていたの。
お爺ちゃんなら地球の話を詳しく聞かせてくれるだろうって。」
「そうそう、俺は公立中学の二年生だったけど。
爺さんは全国一って呼ばれてる進学校に通ってたんだから。
俺とは頭のできが違うぜ。」
「ダーリンがこう言うものだから。
今回、お爺ちゃんに会えるのを楽しみにしてたんだぁ。
なのにお爺ちゃんったら死にかけているんだもの。」
タロウの故郷について色々尋ねても満足のいく返答は得られなかったそうなんだ。答えに窮すると、タロウは口癖のように「にっぽん爺なら分かるかも。」で誤魔化していたみたいなの。
それもあって、マリアさんのにっぽん爺に対する期待は高まっていたみたい。
ここで死なせてなるものかと、迷わず「若返りの薬」を提供したんだって。
「私もタロウが言うほど博識ではないがな。所詮は高等学校程度の知識しかないのだから。
それで良ければ、この年寄りの話し相手になってくれたら有り難い。
こちらこそ、是非マリアさんの惑星の話を聞かせて欲しいと思うし。
さぞかし地球より発展していた文明社会だったのだろうな。
なにせ「若返り薬」なんて奇跡のような薬を作れるのだから。」
「ええ、ミントさんのお邪魔をする気は御座いませんが。
この街に滞在中、ゆっくりお話しさせて戴ければ有難いです。」
元気になったばかりなのでミントさんや子供達との時間を大切にしたいだろうと配慮しつつも、マリアさんはにっぽん爺と会話する機会を逃すつもりはないみたいだった。
「マリアさん、何時でもお越しくださいな。
私は大歓迎です。
私もカズト様の故郷やマリアさんの故郷の話を聞きたいですわ。」
マリアさんはお邪魔虫になることを心配していたみたいだけど、案外ミントさんの方も歓迎してくれたみたい。
ミントさん、にっぽん爺の故郷の話はあまり知らなかったみたい。どこか他国から来たものだと思い込んでいたって。
違う世界とか、遠い星と聞いてもピンとこない様子だったよ。
この機会ににっぽん爺の故郷について詳しく知りたいと、ミントさんは言ってた。
**********
「ところで、今更なのだが…。
マロンとマリアさんは何か血縁関係でもあるのだろうか?
栗色の髪や目鼻立ちがそっくりなのだが。」
「ああ、実は私もそう思っていました。
マロンちゃんのお母様はお亡くなりになっているはずなのにと。」
にっぽん爺とミントさんが口を揃えたように、おいらとマリアさんが血縁者なのではと尋ねてきたんだ。
アカシアさんが見せてくれた目の下に濃い隈を作っていつも眠た気なマリアさんと違い、今はおいらと同じような真ん丸な目をしているからね。言われてみれば、他にも似ているところはあるし。
「血縁が無いかと問われれば、全く無くは無いかな…。
マロンちゃんの国を建国した初代女王イブは生物学上は私の娘だから。
私の卵子を使って人工授精して生み出したのがイブだから。」
亡くなった母ちゃんもおいらと瓜二つだったって話から、グラッセ侯爵家の祖先にイブの血を色濃く引く人が居たのではとマリアさんは言ってた。
「はっ? 初代女王がマリアさんの娘? 人工授精?
マリアさん、あなたはいったい?」
「ウエニアール国の建国って何万年も前の話ですよね?
マリアさんが初代女王の母親って…。」
マリアさんの返答を聞いて、にっぽん爺もミントさんも理解が追い付かない様子で呆然としてたよ。
そう言えば、マリアさんが若返ったことは説明してたけど、具体的にどれ程昔から生存してるかは明かしてなかったね。
この星にやって来た目的も…。
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