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第二二章 チャラい王子としっかり者のお嫁さん達
第795話 やっぱり、血は争えないね…
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育ち盛りの子供のためにとよく考えられた昼食をご馳走になったおいら達。
昼食を終えて事務所に戻ると、そこにはロコト君を伴なったクコさんが待っていたんだ。
クコさん達は領地で会った時同様に、平民としては上等だけど貴族としては質素な服に身を包んでいたよ。
「クコさん、そんな格好で出歩いて王宮の人に注意されなかった?」
オベルジーネ王子の妃になることが決まったんだから、貧相な服装では拙いのではと尋ねると。
「マロンちゃん、その言葉、そっくりそのまま返すわ。」
狩りに出掛ける時と同じ服装のおいらを、クコさんはジト目で見詰めてたよ。
「女王様って服装だとウサギに乗れないじゃん。
今日はペピーノ姉ちゃんからウサギに乗って出掛けるって聞いたんで、この格好なんだ。」
「私達は午前中、両親を訪ねたの。農村の民家にドレスはそぐわないでしょう。」
クコさんが両親の顔を見るのは実に六年振りのことらしい。オベルジーネ王子のお手付きになって以来、一度も会ってなかったんだって。
クコさんが貴族になったことや王子の子を産んだことで、クコさんの親類縁者の中に増長する人が出たら困るから。
その事実を知らせないために最初に王宮に滞在することになって以来、敢えて会わないことにしてたんだって。
会って会話を交わさなければ、万が一にもそれらのことが漏れることは無いからね。
もちろん両親に心配を掛けないため、この六年、こまめに便りは認めていたそうだけど。
両親には、官吏となって、今は下級貴族の代官として田舎の領地に赴任してると知らせていたらしい。
嘘ではないよ。クコさんは官吏として登用されているし、男爵(=最下級貴族)になったロコト君の代官だから。
それが全ての事実を正確には言い表していないだけでね。
「第一王子のお妃様になることを知らせに行ったの?」
いや、それならお妃様に相応しい身なりをしていくか。
「まさか。そんなこと教える訳無いじゃありませんか。
私が妃になるのを良いことに、虎の威を借る狐が出てきたら困りますもの。
うちの両親に限ってそんな心配は無いでしょうけど。
親戚連中の中には勘違いする人も居るでしょうから。」
クコさんは、ケラケラと他人事のように笑いながら言ってたよ。
自分も偉くなったと勘違いしそうなおバカの顔が、親類縁者の中に何人か思い浮かぶんだって。
妃になることを万が一にも気取られないため、王宮の馬車は使わずに徒歩で故郷の村を訪ねたらしい。
もちろん王都から歩いた訳じゃ無く、村の近くまでアネモネさんに乗せてもらったみたいだけど。
あくまで、村まで徒歩で来ないといけない程度の身分だと思わせるのが目的だから。
「今日はロコトを紹介しに行ったのです。
ロコトを産んだことは知らせてましたが。
まだ、一度も顔を見せたことが無かったので。」
「ご両親にロコト君のことは何と説明してあるの?
父親のこととか…。」
「領地で領民の皆さんに周知してる内容と同じですよ。
うだつの上がらない下級騎士だと。」
これも嘘じゃない。オベルジーネ王子は騎士の資格を取得してから昇格試験を受けてないから、騎士の階級としては下級騎士なんだ。お忍びで活動する時に下級騎士の身分は都合が良いんだって。
ちなみに、クコさんのお兄さんの一人が下級官吏になっているけど、クコさんのことは知られてないらしい。
王宮で暮らしていた時は王族の居住区画だったし、外出する時は常にペピーノ姉ちゃんと一緒なので、下級官吏では顔を会わせることが出来ない立場だったそうなの。
ご両親はクコさんの元気な姿を見て安堵した様子で、孫のロコト君を見てとても喜んでいたそうだよ。
「でも、クコさん、盛大な式典を開いて『妃』としてお披露目されるんでしょう。
どのみち、バレちゃうんじゃない?」
「良いのですよ。
私の口から言わなければ、親類縁者は確証が持てませんから。」
民に対するアピールのためクコさんが平民出身だってことは公にされる予定だけど、何処の村の誰の子供かまでは周知しないそうなの。
『妃』として王都の民の前に姿を現すクコさんは豪奢なドレスと宝飾品で着飾った上にお化粧までしているし。
民へのお披露目は王宮のテラスから手を振るだけなので、かなり遠目になって顔の識別すら難しいみたい。
なので親類縁者からすれば、名前が同じだけでクコさん本人かどうかの確証が持てないだろうって。
そんな状況で「自分は妃の身内だ」とはとても言えないだろうと、クコさんは考えているみたい。
確証も無く『妃』の身内だなんて名乗って、もし間違っていたら不敬罪で大変なことになるからね。
**********
「ここに寄ったのは視察かな?」
おいらがクコさんにここに寄った目的を問い掛けると。
「そうね、それもあるわ。この施設の創設には私も関わっているし。
この目で成果を確認しておきたいでしょう。」
「『それも』ってことは他にも目的があるの?」
「ええ、明日からでもロコトをここで預かってもらおうと思っているの。」
クコさんの言葉を聞き、おいらはペピーノ姉ちゃんに尋ねてみたよ。
「ここって貴族のお子さんも預かっているの?」
「現状では一人も居ないわ。
貴族の家なら子守りメイドが居るから、託児所のニーズは無いわね。
本当は貴族の子息子女も預かって、市井の子供達と交流させたいのだけど。」
と答えて、ペピーノ姉ちゃんはため息を吐いてた。
現状、オベルジーネ王子のような人は珍しく、市井の民と親しく交わり市井の声を汲み上げようとする貴族は少ないそうで。勢い子息子女に市井の子供達と交流させようなどと考える貴族は皆無らしいの。
「私、ロコトには旦那様を見習って欲しいの。
貴族の枠にとらわれず、市井の人々の声に耳を傾けられる人にね。
ここは同じ年頃の市井の子供達を沢山預かっているから。
ロコトには良い経験になるかと思ってね。」
ロコト君、他に貴族が居ない領地で育ったから、もとより市井の民に交わって来たのだけど。
何せ田舎の小さな領地だから同じ年頃の子供が少なかったんだって。
ここなら同じ年頃の子供が多いから、協調性を養う良い機会じゃないかって。
「私も勧めたの。
次々代の国王になるかも知れないのだから。
自分が治める国の民の事情を良く知っておかないといけないって。
ここはそのための良いトレーニングになるんじゃないかと。」
どうやらペピーノ姉ちゃんとクコさんで相談して決めたらしい。
貴族の子供をご友人として王宮に招くのが、幼少期の王族では普通なのだそうだけど。
人選を間違うとピーマン王子とその取り巻きみたいに、鼻持ちならない選民意識を抱く恐れもあるから。
クコさんは、ロコト君が王族としての自覚が出来るまで貴族の子供達とは親しくさせないつもりなんだって。
「そう言うことだから、ロコト。
あなたは明日から昼間はここで過ごすのよ。」
「はい、お母様。」
「その言葉遣いはここではしない方が良いわね。
田舎に居た時と同じ話し方で良いわ。」
「分かったよ、母ちゃん。」
クコさんの指示を聞いて、ロコト君はご機嫌な様子で早速元の言葉遣いに戻したよ。やっぱり王宮での言葉遣いは窮屈だったのだろうね。
「ここには同じ年頃の子供が沢山居るから仲良くしなさい。
ロコトが貴族ってことはナイショだから威張っちゃダメよ。
それと女の子や小さな子供には特に親切にね。」
「うん、分った。
ボク、父ちゃんみたいにモテモテになりたいから。
女の子や小さな子には絶対優しくするよ。」
クコさんの言い付けに元気よく返事をしたロコト君。
この子、五歳にして女の子にモテモテになりたいなんて言うか。流石チャラ王子の息子だ…。
そんな訳で、翌日からロコト君も日中は託児所で過ごすことになったんだ。
で、この日もお試しで午後の時間、託児所で過ごすことになったの。
昼食を終えて事務所に戻ると、そこにはロコト君を伴なったクコさんが待っていたんだ。
クコさん達は領地で会った時同様に、平民としては上等だけど貴族としては質素な服に身を包んでいたよ。
「クコさん、そんな格好で出歩いて王宮の人に注意されなかった?」
オベルジーネ王子の妃になることが決まったんだから、貧相な服装では拙いのではと尋ねると。
「マロンちゃん、その言葉、そっくりそのまま返すわ。」
狩りに出掛ける時と同じ服装のおいらを、クコさんはジト目で見詰めてたよ。
「女王様って服装だとウサギに乗れないじゃん。
今日はペピーノ姉ちゃんからウサギに乗って出掛けるって聞いたんで、この格好なんだ。」
「私達は午前中、両親を訪ねたの。農村の民家にドレスはそぐわないでしょう。」
クコさんが両親の顔を見るのは実に六年振りのことらしい。オベルジーネ王子のお手付きになって以来、一度も会ってなかったんだって。
クコさんが貴族になったことや王子の子を産んだことで、クコさんの親類縁者の中に増長する人が出たら困るから。
その事実を知らせないために最初に王宮に滞在することになって以来、敢えて会わないことにしてたんだって。
会って会話を交わさなければ、万が一にもそれらのことが漏れることは無いからね。
もちろん両親に心配を掛けないため、この六年、こまめに便りは認めていたそうだけど。
両親には、官吏となって、今は下級貴族の代官として田舎の領地に赴任してると知らせていたらしい。
嘘ではないよ。クコさんは官吏として登用されているし、男爵(=最下級貴族)になったロコト君の代官だから。
それが全ての事実を正確には言い表していないだけでね。
「第一王子のお妃様になることを知らせに行ったの?」
いや、それならお妃様に相応しい身なりをしていくか。
「まさか。そんなこと教える訳無いじゃありませんか。
私が妃になるのを良いことに、虎の威を借る狐が出てきたら困りますもの。
うちの両親に限ってそんな心配は無いでしょうけど。
親戚連中の中には勘違いする人も居るでしょうから。」
クコさんは、ケラケラと他人事のように笑いながら言ってたよ。
自分も偉くなったと勘違いしそうなおバカの顔が、親類縁者の中に何人か思い浮かぶんだって。
妃になることを万が一にも気取られないため、王宮の馬車は使わずに徒歩で故郷の村を訪ねたらしい。
もちろん王都から歩いた訳じゃ無く、村の近くまでアネモネさんに乗せてもらったみたいだけど。
あくまで、村まで徒歩で来ないといけない程度の身分だと思わせるのが目的だから。
「今日はロコトを紹介しに行ったのです。
ロコトを産んだことは知らせてましたが。
まだ、一度も顔を見せたことが無かったので。」
「ご両親にロコト君のことは何と説明してあるの?
父親のこととか…。」
「領地で領民の皆さんに周知してる内容と同じですよ。
うだつの上がらない下級騎士だと。」
これも嘘じゃない。オベルジーネ王子は騎士の資格を取得してから昇格試験を受けてないから、騎士の階級としては下級騎士なんだ。お忍びで活動する時に下級騎士の身分は都合が良いんだって。
ちなみに、クコさんのお兄さんの一人が下級官吏になっているけど、クコさんのことは知られてないらしい。
王宮で暮らしていた時は王族の居住区画だったし、外出する時は常にペピーノ姉ちゃんと一緒なので、下級官吏では顔を会わせることが出来ない立場だったそうなの。
ご両親はクコさんの元気な姿を見て安堵した様子で、孫のロコト君を見てとても喜んでいたそうだよ。
「でも、クコさん、盛大な式典を開いて『妃』としてお披露目されるんでしょう。
どのみち、バレちゃうんじゃない?」
「良いのですよ。
私の口から言わなければ、親類縁者は確証が持てませんから。」
民に対するアピールのためクコさんが平民出身だってことは公にされる予定だけど、何処の村の誰の子供かまでは周知しないそうなの。
『妃』として王都の民の前に姿を現すクコさんは豪奢なドレスと宝飾品で着飾った上にお化粧までしているし。
民へのお披露目は王宮のテラスから手を振るだけなので、かなり遠目になって顔の識別すら難しいみたい。
なので親類縁者からすれば、名前が同じだけでクコさん本人かどうかの確証が持てないだろうって。
そんな状況で「自分は妃の身内だ」とはとても言えないだろうと、クコさんは考えているみたい。
確証も無く『妃』の身内だなんて名乗って、もし間違っていたら不敬罪で大変なことになるからね。
**********
「ここに寄ったのは視察かな?」
おいらがクコさんにここに寄った目的を問い掛けると。
「そうね、それもあるわ。この施設の創設には私も関わっているし。
この目で成果を確認しておきたいでしょう。」
「『それも』ってことは他にも目的があるの?」
「ええ、明日からでもロコトをここで預かってもらおうと思っているの。」
クコさんの言葉を聞き、おいらはペピーノ姉ちゃんに尋ねてみたよ。
「ここって貴族のお子さんも預かっているの?」
「現状では一人も居ないわ。
貴族の家なら子守りメイドが居るから、託児所のニーズは無いわね。
本当は貴族の子息子女も預かって、市井の子供達と交流させたいのだけど。」
と答えて、ペピーノ姉ちゃんはため息を吐いてた。
現状、オベルジーネ王子のような人は珍しく、市井の民と親しく交わり市井の声を汲み上げようとする貴族は少ないそうで。勢い子息子女に市井の子供達と交流させようなどと考える貴族は皆無らしいの。
「私、ロコトには旦那様を見習って欲しいの。
貴族の枠にとらわれず、市井の人々の声に耳を傾けられる人にね。
ここは同じ年頃の市井の子供達を沢山預かっているから。
ロコトには良い経験になるかと思ってね。」
ロコト君、他に貴族が居ない領地で育ったから、もとより市井の民に交わって来たのだけど。
何せ田舎の小さな領地だから同じ年頃の子供が少なかったんだって。
ここなら同じ年頃の子供が多いから、協調性を養う良い機会じゃないかって。
「私も勧めたの。
次々代の国王になるかも知れないのだから。
自分が治める国の民の事情を良く知っておかないといけないって。
ここはそのための良いトレーニングになるんじゃないかと。」
どうやらペピーノ姉ちゃんとクコさんで相談して決めたらしい。
貴族の子供をご友人として王宮に招くのが、幼少期の王族では普通なのだそうだけど。
人選を間違うとピーマン王子とその取り巻きみたいに、鼻持ちならない選民意識を抱く恐れもあるから。
クコさんは、ロコト君が王族としての自覚が出来るまで貴族の子供達とは親しくさせないつもりなんだって。
「そう言うことだから、ロコト。
あなたは明日から昼間はここで過ごすのよ。」
「はい、お母様。」
「その言葉遣いはここではしない方が良いわね。
田舎に居た時と同じ話し方で良いわ。」
「分かったよ、母ちゃん。」
クコさんの指示を聞いて、ロコト君はご機嫌な様子で早速元の言葉遣いに戻したよ。やっぱり王宮での言葉遣いは窮屈だったのだろうね。
「ここには同じ年頃の子供が沢山居るから仲良くしなさい。
ロコトが貴族ってことはナイショだから威張っちゃダメよ。
それと女の子や小さな子供には特に親切にね。」
「うん、分った。
ボク、父ちゃんみたいにモテモテになりたいから。
女の子や小さな子には絶対優しくするよ。」
クコさんの言い付けに元気よく返事をしたロコト君。
この子、五歳にして女の子にモテモテになりたいなんて言うか。流石チャラ王子の息子だ…。
そんな訳で、翌日からロコト君も日中は託児所で過ごすことになったんだ。
で、この日もお試しで午後の時間、託児所で過ごすことになったの。
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