725 / 848
第二一章 またもや、頭の痛い連中を拾ったよ…
第725話 連中を冒険者研修施設に連れて来たよ
しおりを挟む
好みのタイプのレクチェ姉ちゃんにキモいと言われたピーマン王子。
怠惰な生活を改めれば痩せられると励まされて俄然やる気になったみたい。
そんな訳で、それから四日後。
「はっ? ウニアール国の第二王子ですか?
その方を冒険者研修施設に放り込む? 一月も?
そんなことをすれば隣国と軋轢を生じるのではございませんか。」
王宮へ帰ったおいらは、直ぐに宰相に報告したんだ。
ホウレンソウは忘れるなって、いつも言われているからね。
おいら、言い付けはちゃんと守る良い子だもの。
でも、おいらの話を聞いて、宰相はとても心配そうな表情を見せたんだ。
「大丈夫じゃないの。
元々、王様から辺境の開拓を命じられたらしいけど。
それを放り出した時点で、王族の地位を剥奪されるって宣告されてたみたいだから。
魔物の領域の奥で遭難していたことを説明すれば、王様だって何も言わないよ。」
だいたい、辺境の開拓予定地からピーマン王子とその取り巻きが姿を消したことすら知られてないだろうし。
四ヶ月後、更生したピーマン王子達が領地開拓に戻れば誰にも気付かれないよ。
おいらから強いられたことを、ピーマン王子達が口にしない限りはね。
すると。
「そういう心配はしないで良いわ。
私がこれから国に戻って報告してくるわ。
うちの馬鹿共に、マロン陛下が更生の機会を与えてくれるのだもの。
感謝する事さえあれ、文句を付ける筋合いでは無いでしょう。」
アルトと一緒においらの後ろに浮かんでいたアネモネさんが、心配無用だと宰相に伝えてくれたよ。
どうやら、アネモネさんはピーマン王子達を預けたら一旦ウニアール国へ戻るつもりらしい。
やはり、王宮に報告だけはしておかないと拙いと思ったみたい。
「まあ、殿下の指導役を務めるアネモネ様がそう仰せなら…。」
妖精さんが大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろうと、宰相は無理やり納得することにしたようだよ。
まあ、妖精のアネモネさんが事を荒立てるなと言えば、ウニアール国の王様だって逆らえないだろうからね。
**********
そんな訳で一応宰相を納得させたおいら達は、冒険者研修施設にある広場にやって来たんだ。
そこで、アネモネさんの『積載庫』からピーマン王子とその取り巻き憂国騎士団の連中を降ろすと。
「ここは何処でおじゃるか? 麿はこれから何をさせられるのでおじゃるか?」
取り巻きの一人、おじゃる言葉のゴマスリーが辺りを見回して不安気に言ったんだ。
ベヒーモスから助けてあげた代償として、おいらの言うことを聞いてもらう。
ピーマン王子が口にした誓約に基づき、冒険者研修(軽犯罪者向け)を受講してもらうと伝えたけど。
憂国騎士団の連中はピーマン王子から一緒に受講するよう命じられただけで、詳しい説明は無かったからね。
「みんな、注目! 俺は冒険者管理局長のモリィシーだ。
お前らはこれから一ヶ月間、ここで冒険者研修を受けることになる。
お前らの指導は管理局長の俺が自ら行うが。
まず最初に言っておく、研修期間中は全て俺の指示に従ってもらう。
指示に対する返事は常に『イエス・サー』だ。
それ以外の返答は一切許さん。
逆らえば鉄拳制裁が待っているから、覚悟しておけよ。」
『積載庫』から降ろされて呆然と辺りを見回していた連中に、父ちゃんがそんな指示を出したの。
「冒険者管理局長だか、何か知らぬでおじゃるが。
麿は、由緒正しいゴマスリー子爵家の嫡男でおじゃるぞ。
何故、貴様のような平民の下っ端役人の指示に従わないとならんのでおじゃる。」
如何にも冒険者って装いの父ちゃんを侮って、そんな暴言を吐いたゴマスリー。
こいつ、本当に見た目でしか他人を判断出来ないんだね。
局長の父ちゃんを平民だと思って、下っ端役人だと決め付けているんだもの。
一応、この国では役職の名称にもランク付けがあって、局長って名称の役職は上級官吏なんだ。
ほぼ上位貴族しか就けないの。
他の国でも似たようなものだと宰相から教えてもらったんだけど、ウニアール国では違うのかな?
ゴツン!
すると、父ちゃんは有無を言わさず拳骨をおじゃる男の脳天に落としたの。
「ああ? お前、俺の言葉が分からなかったのか。
『イエス・サー』以外の返答は許さんと言っただろうが。
それとな、俺は一応グラッセ伯爵家の当主ってことになっているんだ。
悪かったな平民でなくて。」
「伯爵…。」
権威を振りかざす者は権威に弱いらしく。
国が違うとは言え父ちゃんが自分よりも格上の貴族だと知り、おじゃる男は言葉に詰まったよ。
しかも、息子とかじゃなく当主本人だからね。
「さて、俺に従わないとこんな目に遭うことになる。
こうなりたくなかったら、素直に俺の指示に従うんだな。
分かったか!」
「「「イエス・サー」」」
父ちゃんが威圧するように言うと、憂国騎士団の連中は震え上がり指示通りの言葉を返していたよ。
「分かれば良い。
それじゃ、今日から研修を始める訳で…。
本来のカリキュラムでは初日からウサギ狩りを経験してもらうのだが…。
お前ら、体が鈍りまくっているようだな。
ならず者冒険者でも、ちったぁ締まった体つきをしているぞ。
お前らにいきなり狩りなんてやらせた日には怪我人ばっかりになるだろうから。
明日から剣の素振りを始めることにして、今日は…。」
そう言って父ちゃんが周囲を見回すと。
「あっ、局長お疲れさまです。
後に沢山いる不摂生そうな者共は、新しい囚人ですか?
命じて頂ければ、何時ものように私達が厳しく躾けますが…。」
丁度、ウサギ狩り実習に出掛けるところなのか、講師のお姉さんが研修生らしき娘さん二十人を従えて通り掛かったの。
お姉さんの言葉通り、普段なら軽犯罪者も講師のお姉さんが指導していて。
今では、父ちゃんが直接指導することは殆ど無いの。
「いや、この者達は犯罪者では無くてな。
マロンが連れて来た特別研修生なんだ。
全員、貴族身分の者だから、俺が相手をしないとな。」
「マロン陛下が連れて来られた…。
なるほど、色々とご事情のある方々なのですね。
局長、大変でしょうが、頑張ってくださいね。」
講師のお姉さんは父ちゃんを気の毒そうに見て、励ますように声を掛けたの。
おいらが引っ張って来たと言うことと、不摂生そうな体つきから、お姉さんは悟ったみたい。
ロクでもないことをやらかして懲罰を食らった貴族のボンボンを、父ちゃんが押し付けられたのだと。
「ところで、君達はこれからウサギ狩り実習かな?」
「はい、今日、研修初日の娘さん達に初めてのウサギ狩りを体験してもらいます。」
お姉さんの返事を聞いた父ちゃんは含み笑いを浮かべ。
「それは丁度良かった、その実習を見学させてもらってもかまわないか?」
「もちろん、かまいませんよ。
ただ、実習の邪魔にならないように遠巻きでお願いします。」
どうやら、父ちゃん、連中に自分達の雑魚さ加減を思い知らせるつもりだね。
連中が蹂躙されたウサギなど、まだ冒険者にもなってない娘さん達でも狩れるってところを見せて。
さて、レベルも持たない十五、六歳の娘さん達がウサギを狩るところを見て、連中がどんな反応を示すかな。
自分達の無力さを謙虚に認めて、やる気を出してくれたら良いんだけど。
怠惰な生活を改めれば痩せられると励まされて俄然やる気になったみたい。
そんな訳で、それから四日後。
「はっ? ウニアール国の第二王子ですか?
その方を冒険者研修施設に放り込む? 一月も?
そんなことをすれば隣国と軋轢を生じるのではございませんか。」
王宮へ帰ったおいらは、直ぐに宰相に報告したんだ。
ホウレンソウは忘れるなって、いつも言われているからね。
おいら、言い付けはちゃんと守る良い子だもの。
でも、おいらの話を聞いて、宰相はとても心配そうな表情を見せたんだ。
「大丈夫じゃないの。
元々、王様から辺境の開拓を命じられたらしいけど。
それを放り出した時点で、王族の地位を剥奪されるって宣告されてたみたいだから。
魔物の領域の奥で遭難していたことを説明すれば、王様だって何も言わないよ。」
だいたい、辺境の開拓予定地からピーマン王子とその取り巻きが姿を消したことすら知られてないだろうし。
四ヶ月後、更生したピーマン王子達が領地開拓に戻れば誰にも気付かれないよ。
おいらから強いられたことを、ピーマン王子達が口にしない限りはね。
すると。
「そういう心配はしないで良いわ。
私がこれから国に戻って報告してくるわ。
うちの馬鹿共に、マロン陛下が更生の機会を与えてくれるのだもの。
感謝する事さえあれ、文句を付ける筋合いでは無いでしょう。」
アルトと一緒においらの後ろに浮かんでいたアネモネさんが、心配無用だと宰相に伝えてくれたよ。
どうやら、アネモネさんはピーマン王子達を預けたら一旦ウニアール国へ戻るつもりらしい。
やはり、王宮に報告だけはしておかないと拙いと思ったみたい。
「まあ、殿下の指導役を務めるアネモネ様がそう仰せなら…。」
妖精さんが大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろうと、宰相は無理やり納得することにしたようだよ。
まあ、妖精のアネモネさんが事を荒立てるなと言えば、ウニアール国の王様だって逆らえないだろうからね。
**********
そんな訳で一応宰相を納得させたおいら達は、冒険者研修施設にある広場にやって来たんだ。
そこで、アネモネさんの『積載庫』からピーマン王子とその取り巻き憂国騎士団の連中を降ろすと。
「ここは何処でおじゃるか? 麿はこれから何をさせられるのでおじゃるか?」
取り巻きの一人、おじゃる言葉のゴマスリーが辺りを見回して不安気に言ったんだ。
ベヒーモスから助けてあげた代償として、おいらの言うことを聞いてもらう。
ピーマン王子が口にした誓約に基づき、冒険者研修(軽犯罪者向け)を受講してもらうと伝えたけど。
憂国騎士団の連中はピーマン王子から一緒に受講するよう命じられただけで、詳しい説明は無かったからね。
「みんな、注目! 俺は冒険者管理局長のモリィシーだ。
お前らはこれから一ヶ月間、ここで冒険者研修を受けることになる。
お前らの指導は管理局長の俺が自ら行うが。
まず最初に言っておく、研修期間中は全て俺の指示に従ってもらう。
指示に対する返事は常に『イエス・サー』だ。
それ以外の返答は一切許さん。
逆らえば鉄拳制裁が待っているから、覚悟しておけよ。」
『積載庫』から降ろされて呆然と辺りを見回していた連中に、父ちゃんがそんな指示を出したの。
「冒険者管理局長だか、何か知らぬでおじゃるが。
麿は、由緒正しいゴマスリー子爵家の嫡男でおじゃるぞ。
何故、貴様のような平民の下っ端役人の指示に従わないとならんのでおじゃる。」
如何にも冒険者って装いの父ちゃんを侮って、そんな暴言を吐いたゴマスリー。
こいつ、本当に見た目でしか他人を判断出来ないんだね。
局長の父ちゃんを平民だと思って、下っ端役人だと決め付けているんだもの。
一応、この国では役職の名称にもランク付けがあって、局長って名称の役職は上級官吏なんだ。
ほぼ上位貴族しか就けないの。
他の国でも似たようなものだと宰相から教えてもらったんだけど、ウニアール国では違うのかな?
ゴツン!
すると、父ちゃんは有無を言わさず拳骨をおじゃる男の脳天に落としたの。
「ああ? お前、俺の言葉が分からなかったのか。
『イエス・サー』以外の返答は許さんと言っただろうが。
それとな、俺は一応グラッセ伯爵家の当主ってことになっているんだ。
悪かったな平民でなくて。」
「伯爵…。」
権威を振りかざす者は権威に弱いらしく。
国が違うとは言え父ちゃんが自分よりも格上の貴族だと知り、おじゃる男は言葉に詰まったよ。
しかも、息子とかじゃなく当主本人だからね。
「さて、俺に従わないとこんな目に遭うことになる。
こうなりたくなかったら、素直に俺の指示に従うんだな。
分かったか!」
「「「イエス・サー」」」
父ちゃんが威圧するように言うと、憂国騎士団の連中は震え上がり指示通りの言葉を返していたよ。
「分かれば良い。
それじゃ、今日から研修を始める訳で…。
本来のカリキュラムでは初日からウサギ狩りを経験してもらうのだが…。
お前ら、体が鈍りまくっているようだな。
ならず者冒険者でも、ちったぁ締まった体つきをしているぞ。
お前らにいきなり狩りなんてやらせた日には怪我人ばっかりになるだろうから。
明日から剣の素振りを始めることにして、今日は…。」
そう言って父ちゃんが周囲を見回すと。
「あっ、局長お疲れさまです。
後に沢山いる不摂生そうな者共は、新しい囚人ですか?
命じて頂ければ、何時ものように私達が厳しく躾けますが…。」
丁度、ウサギ狩り実習に出掛けるところなのか、講師のお姉さんが研修生らしき娘さん二十人を従えて通り掛かったの。
お姉さんの言葉通り、普段なら軽犯罪者も講師のお姉さんが指導していて。
今では、父ちゃんが直接指導することは殆ど無いの。
「いや、この者達は犯罪者では無くてな。
マロンが連れて来た特別研修生なんだ。
全員、貴族身分の者だから、俺が相手をしないとな。」
「マロン陛下が連れて来られた…。
なるほど、色々とご事情のある方々なのですね。
局長、大変でしょうが、頑張ってくださいね。」
講師のお姉さんは父ちゃんを気の毒そうに見て、励ますように声を掛けたの。
おいらが引っ張って来たと言うことと、不摂生そうな体つきから、お姉さんは悟ったみたい。
ロクでもないことをやらかして懲罰を食らった貴族のボンボンを、父ちゃんが押し付けられたのだと。
「ところで、君達はこれからウサギ狩り実習かな?」
「はい、今日、研修初日の娘さん達に初めてのウサギ狩りを体験してもらいます。」
お姉さんの返事を聞いた父ちゃんは含み笑いを浮かべ。
「それは丁度良かった、その実習を見学させてもらってもかまわないか?」
「もちろん、かまいませんよ。
ただ、実習の邪魔にならないように遠巻きでお願いします。」
どうやら、父ちゃん、連中に自分達の雑魚さ加減を思い知らせるつもりだね。
連中が蹂躙されたウサギなど、まだ冒険者にもなってない娘さん達でも狩れるってところを見せて。
さて、レベルも持たない十五、六歳の娘さん達がウサギを狩るところを見て、連中がどんな反応を示すかな。
自分達の無力さを謙虚に認めて、やる気を出してくれたら良いんだけど。
1
お気に入りに追加
298
あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!

孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる