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第二一章 またもや、頭の痛い連中を拾ったよ…
第722話 「何でも言うことを聞く」って言ったでしょう
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驚いたことに、ピーマン王子の取り巻き共の間で簒奪王ヒーナルが英雄視されていたよ。
王侯貴族は民から搾り上げた税で、贅を尽くして遊んで暮らせば良い。
そんなヒーナルの政治姿勢が、怠け者で特権意識の強い連中の琴線に触れたみたい。
愚か者に愚か者が共感するのは分からないでもないけど、遥か離れた隣国にまで影響を与えてたなんて。
あいつ、死んだ後まで迷惑な奴。いったい何処まで迷惑を掛ければ気が済むんだろう…。
そんな愚か者の一人、おじゃる言葉の取り巻きゴマスリーが地面にへたり込んだまま。
「嫌でおじゃる。働いたら負けでおじゃる。
麿は日がな一日、美姫を侍らせて酒宴を楽しみたいでおじゃる。
頭は使うのは歌を詠む時、体を動かすのは球蹴りをする時だけで十分でおじゃる。」
自分の雑魚さ加減を理解したピーマン王子とは違い、まだそんな見苦しい愚痴を吐いてたの。
「これ以上、こんな愚か者を相手にするのは時間の無駄よね。
こいつらは王都に連れて帰ることにするわ。」
全く改心する様子の無いゴマスリーを見下ろして、アネモネさんがボソッと呟いたの。
その呟きを聞き逃さなかったようで。
「なに、麿達を王都へ連れて帰ってくれるでおじゃるか。
穴掘り作業から開放してくれるのでおじゃるか。
今まで通り王都で面白おかしく暮らすことでできるでおじゃるな。」
なんで、そんな都合の良い解釈できるんだろう、このおじゃる。
「そんな訳無いでしょう。
王命に背いて、辺境開拓を放り出したことを王宮へ報告するのよ。
如何な慈悲深い国王だって、今度という今度は愛想を尽かすことでしょう。
即刻、貴族籍を剥奪されて市中に放りされること請け合いだわ。」
そうだよね、こんなおバカを民の血税で養うなんて無駄なことは道義的に赦されないよね。
アネモネさんが辺境開拓を打ち切り王宮に連中の不始末を報告すると告げると、およそ百人の間でざわめきが起こったよ。
幾ら愚か者でも、流石にそれはヤバいと思ったらしい。
「ちょい待ちなはれ。そら殺生や。
そないなことされたら、うちらは路頭に迷ってもう。
それやけは勘弁しいや。」
「そうでおじゃる。
貴族籍を剥奪されようものなら…。
麿は家の恥と誹りを受けて、離れ小島に流されるでおじゃる。」
おいら、思うんだ、辺境開拓を命じられた段階で十分お家の恥だと。
おじゃるの家の当主はさぞかし肩身の狭い思いをしているに違いないよ。
そんな泣き言に対してアネモネさんは。
「それじゃ、これから真面目に辺境開拓をすると誓う?
それなら今回の不始末の報告は保留にしてあげても良いけど。」
『保留』というのは、開拓を途中で投げ出せば王宮へ報告するけど、開拓を完遂した暁には不問に付すってことらしい。
「そないなことを言われても…。
うちら、釘ん一本も真面に撃つことができひんどす
家一軒建てるんに、いったいなんぼ時間が掛かることやら。」
「その通りでおじゃる。
麿は穴掘りなんかもしたこと無いでおじゃる。」
そんなしょうもないことを堂々と言われても、何の自慢にもならないよ…。
こいつ等不満ばっかりだけど、これがアネモネさんの温情に基づく提案だと気付いてないのかな。
**********
せっかくチャンスを与えようと言うのにグチグチと不満を漏らす憂国騎士団の連中に。
「もう良い。
これから、あんた達を連れて王宮へ帰るわ。
明日の夕方には王都へ着くから、そしたらすぐに国王へ報告する。
あんた達が貴族面することが出来るのは明日までと覚悟するのね。」
堪忍袋の緒が切れたのか、アネモネさんは冷淡に最後通牒を突き付けたんだ。
「ちょっと待って。
ピーマン王子を連れて帰るのは困るよ。
おいら、ピーマン王子に誓わせたんだもの。
何でも言うことを聞くって。
アネモネさんも聞いてたでしょう?」
アネモネさんがすぐにでも連れて帰ると言う勢いだったので、おいらは慌てて待ったを掛けたよ。
「確かに、そんなことを言ってたわね。
でも、こいつはまだ王族だからね…。
褒美を取らすのは可能だと思うけど、奴隷になれとかは困るわ。
王籍、貴族籍を剝奪された後なら、煮るなり焼くなり好きにすれば良いけど。
今はまだ、あまり無茶な要求をされても応じられないと思う。」
「誰も奴隷になれなんて言わないよ。
それにおいら、褒美を要求するつもりも無いの。」
「うん? 褒美も要らなければ、下僕として使うでもない?
なら、一体何を望むの?
こいつに出来る事なんて、たかが知れているわよ。」
相変わらずピーマン王子に関して辛辣な評価を口にするアネモネさん。
そんなアネモネさんにおいらはそっと耳打ちしたんだ。
「えっ、そんなことしてもらって良いの?
ピーマン王子だけじゃなく、このおバカ達も一緒に?
それじゃ、マロンちゃんに何の得も無いでしょう。」
「もちろんだよ。
だって考えてもみなよ。
こいつ等から貴族籍を剝奪して、市中へ放り出したらどうなるか。
ならず者になるのが目に見えるようでしょう。
おいらの国の前王が影響を与えて、こんな愚か者を作り出し。
それが市井の民に迷惑を掛けたら申し訳ないじゃない。
ここはおいらに任せてよ。
そうだな、四ヶ月もあれば真人間にして見せるから。」
そう、おいらはこいつ等を預かって冒険者研修を受けさせることを提案したんだ。
通常の八日間コースでは無く、軽犯罪者更生用の一月コースをね。
まずは、一月の冒険者研修で基礎体力とか規則正しい生活習慣を付けさせて。
その後は三ヶ月くらい研修名目で街道整備の現場に送り込むつもりなの。
『穴掘りなんかしたこと無い』と言うから思う存分させてやろうかと思って。
あそこの料理長とか、現場監督に対峙したら、臆病なこいつ等なんて逆らうこと出来ないだろうし。
土木作業のノウハウを、さぞかし厳しく仕込んでくれると思うんだ。
それと街道整備の現場では、現在所々に簡易宿泊施設を造っている最中なんだ。
街道には所々、町や村の間に馬車でも一日以上を要する区間があるのだけど。
そんな区間でも旅人が安心して夜を過ごせるように、徒歩で一日の距離ごとに宿泊所を設けているの。
もちろんその建物も街道整備の作業員が建てている訳で、三ヶ月のうち一月くらいはそれをさせてみようかと。
そうすれば、釘打ちくらいは真面に出来るようになるだろうからね。
冒険者研修で厳しくしごかれて、その後鬼のような料理長と現場監督に扱き使われるのだから。
いかな怠惰なこいつ等でも、少しは役に立つようになると思うんだ。
「そんな訳で父ちゃん。
こいつら全員を預かって欲しいのだけど。
受け入れ可能かな? 百人以上になっても大丈夫?」
おいらの側でアネモネさんとの会話を聞いていた父ちゃんに話を振ると。
「おう、最近、王都からならず者が消えて。
軽犯罪で送られてくる者が減っているんだ。
おかげで、ならず者用の宿泊施設が丸々一棟空いているぜ。
ちょうど百人収容可能だから、預かってやる。
任せておけ、俺が直接鍛えてやるよ。」
次から次へと送り込んでいたら、どうやら二年程で王都のならず者は一掃されたみたいだね。
父ちゃん、おいらに良いところを見せたいのか、張り切って引き受けてくれたんだ。
鉄格子付き大部屋にベッドを百台並べた宿舎だけど、「何でも言うことを聞く」って言ったのだから文句は言わせないよ。
「おい、貴様ら、さっきから何をコソコソ話しておるのだ。
小娘、貴様、余にいったい何をさせようと言うのだ。」
おいらとアネモネさん、父ちゃんで勝手に話を進めていると、ピーマン王子が不安そうに尋ねてきたよ。
おいら達が良からぬことを企んでいると思ってるみたい。
「無茶なことはさせないから安心して良いよ。
ニイチャン達が貴族の地位に留まれるように協力してあげようかと思って。
領地開拓のための研修を無料で引き受けてあげるから。
おいらからニイチャンへの要求は、そこの取り巻き達と一緒に真面目に研修を受けること。」
ピーマン王子が真面目に研修を受けると同時に、取り巻き達に研修を受けるように命じること。
それが、ベヒーモスから救ったこと見返りとしておいらがピーマン王子に要求したことだね。
王侯貴族は民から搾り上げた税で、贅を尽くして遊んで暮らせば良い。
そんなヒーナルの政治姿勢が、怠け者で特権意識の強い連中の琴線に触れたみたい。
愚か者に愚か者が共感するのは分からないでもないけど、遥か離れた隣国にまで影響を与えてたなんて。
あいつ、死んだ後まで迷惑な奴。いったい何処まで迷惑を掛ければ気が済むんだろう…。
そんな愚か者の一人、おじゃる言葉の取り巻きゴマスリーが地面にへたり込んだまま。
「嫌でおじゃる。働いたら負けでおじゃる。
麿は日がな一日、美姫を侍らせて酒宴を楽しみたいでおじゃる。
頭は使うのは歌を詠む時、体を動かすのは球蹴りをする時だけで十分でおじゃる。」
自分の雑魚さ加減を理解したピーマン王子とは違い、まだそんな見苦しい愚痴を吐いてたの。
「これ以上、こんな愚か者を相手にするのは時間の無駄よね。
こいつらは王都に連れて帰ることにするわ。」
全く改心する様子の無いゴマスリーを見下ろして、アネモネさんがボソッと呟いたの。
その呟きを聞き逃さなかったようで。
「なに、麿達を王都へ連れて帰ってくれるでおじゃるか。
穴掘り作業から開放してくれるのでおじゃるか。
今まで通り王都で面白おかしく暮らすことでできるでおじゃるな。」
なんで、そんな都合の良い解釈できるんだろう、このおじゃる。
「そんな訳無いでしょう。
王命に背いて、辺境開拓を放り出したことを王宮へ報告するのよ。
如何な慈悲深い国王だって、今度という今度は愛想を尽かすことでしょう。
即刻、貴族籍を剥奪されて市中に放りされること請け合いだわ。」
そうだよね、こんなおバカを民の血税で養うなんて無駄なことは道義的に赦されないよね。
アネモネさんが辺境開拓を打ち切り王宮に連中の不始末を報告すると告げると、およそ百人の間でざわめきが起こったよ。
幾ら愚か者でも、流石にそれはヤバいと思ったらしい。
「ちょい待ちなはれ。そら殺生や。
そないなことされたら、うちらは路頭に迷ってもう。
それやけは勘弁しいや。」
「そうでおじゃる。
貴族籍を剥奪されようものなら…。
麿は家の恥と誹りを受けて、離れ小島に流されるでおじゃる。」
おいら、思うんだ、辺境開拓を命じられた段階で十分お家の恥だと。
おじゃるの家の当主はさぞかし肩身の狭い思いをしているに違いないよ。
そんな泣き言に対してアネモネさんは。
「それじゃ、これから真面目に辺境開拓をすると誓う?
それなら今回の不始末の報告は保留にしてあげても良いけど。」
『保留』というのは、開拓を途中で投げ出せば王宮へ報告するけど、開拓を完遂した暁には不問に付すってことらしい。
「そないなことを言われても…。
うちら、釘ん一本も真面に撃つことができひんどす
家一軒建てるんに、いったいなんぼ時間が掛かることやら。」
「その通りでおじゃる。
麿は穴掘りなんかもしたこと無いでおじゃる。」
そんなしょうもないことを堂々と言われても、何の自慢にもならないよ…。
こいつ等不満ばっかりだけど、これがアネモネさんの温情に基づく提案だと気付いてないのかな。
**********
せっかくチャンスを与えようと言うのにグチグチと不満を漏らす憂国騎士団の連中に。
「もう良い。
これから、あんた達を連れて王宮へ帰るわ。
明日の夕方には王都へ着くから、そしたらすぐに国王へ報告する。
あんた達が貴族面することが出来るのは明日までと覚悟するのね。」
堪忍袋の緒が切れたのか、アネモネさんは冷淡に最後通牒を突き付けたんだ。
「ちょっと待って。
ピーマン王子を連れて帰るのは困るよ。
おいら、ピーマン王子に誓わせたんだもの。
何でも言うことを聞くって。
アネモネさんも聞いてたでしょう?」
アネモネさんがすぐにでも連れて帰ると言う勢いだったので、おいらは慌てて待ったを掛けたよ。
「確かに、そんなことを言ってたわね。
でも、こいつはまだ王族だからね…。
褒美を取らすのは可能だと思うけど、奴隷になれとかは困るわ。
王籍、貴族籍を剝奪された後なら、煮るなり焼くなり好きにすれば良いけど。
今はまだ、あまり無茶な要求をされても応じられないと思う。」
「誰も奴隷になれなんて言わないよ。
それにおいら、褒美を要求するつもりも無いの。」
「うん? 褒美も要らなければ、下僕として使うでもない?
なら、一体何を望むの?
こいつに出来る事なんて、たかが知れているわよ。」
相変わらずピーマン王子に関して辛辣な評価を口にするアネモネさん。
そんなアネモネさんにおいらはそっと耳打ちしたんだ。
「えっ、そんなことしてもらって良いの?
ピーマン王子だけじゃなく、このおバカ達も一緒に?
それじゃ、マロンちゃんに何の得も無いでしょう。」
「もちろんだよ。
だって考えてもみなよ。
こいつ等から貴族籍を剝奪して、市中へ放り出したらどうなるか。
ならず者になるのが目に見えるようでしょう。
おいらの国の前王が影響を与えて、こんな愚か者を作り出し。
それが市井の民に迷惑を掛けたら申し訳ないじゃない。
ここはおいらに任せてよ。
そうだな、四ヶ月もあれば真人間にして見せるから。」
そう、おいらはこいつ等を預かって冒険者研修を受けさせることを提案したんだ。
通常の八日間コースでは無く、軽犯罪者更生用の一月コースをね。
まずは、一月の冒険者研修で基礎体力とか規則正しい生活習慣を付けさせて。
その後は三ヶ月くらい研修名目で街道整備の現場に送り込むつもりなの。
『穴掘りなんかしたこと無い』と言うから思う存分させてやろうかと思って。
あそこの料理長とか、現場監督に対峙したら、臆病なこいつ等なんて逆らうこと出来ないだろうし。
土木作業のノウハウを、さぞかし厳しく仕込んでくれると思うんだ。
それと街道整備の現場では、現在所々に簡易宿泊施設を造っている最中なんだ。
街道には所々、町や村の間に馬車でも一日以上を要する区間があるのだけど。
そんな区間でも旅人が安心して夜を過ごせるように、徒歩で一日の距離ごとに宿泊所を設けているの。
もちろんその建物も街道整備の作業員が建てている訳で、三ヶ月のうち一月くらいはそれをさせてみようかと。
そうすれば、釘打ちくらいは真面に出来るようになるだろうからね。
冒険者研修で厳しくしごかれて、その後鬼のような料理長と現場監督に扱き使われるのだから。
いかな怠惰なこいつ等でも、少しは役に立つようになると思うんだ。
「そんな訳で父ちゃん。
こいつら全員を預かって欲しいのだけど。
受け入れ可能かな? 百人以上になっても大丈夫?」
おいらの側でアネモネさんとの会話を聞いていた父ちゃんに話を振ると。
「おう、最近、王都からならず者が消えて。
軽犯罪で送られてくる者が減っているんだ。
おかげで、ならず者用の宿泊施設が丸々一棟空いているぜ。
ちょうど百人収容可能だから、預かってやる。
任せておけ、俺が直接鍛えてやるよ。」
次から次へと送り込んでいたら、どうやら二年程で王都のならず者は一掃されたみたいだね。
父ちゃん、おいらに良いところを見せたいのか、張り切って引き受けてくれたんだ。
鉄格子付き大部屋にベッドを百台並べた宿舎だけど、「何でも言うことを聞く」って言ったのだから文句は言わせないよ。
「おい、貴様ら、さっきから何をコソコソ話しておるのだ。
小娘、貴様、余にいったい何をさせようと言うのだ。」
おいらとアネモネさん、父ちゃんで勝手に話を進めていると、ピーマン王子が不安そうに尋ねてきたよ。
おいら達が良からぬことを企んでいると思ってるみたい。
「無茶なことはさせないから安心して良いよ。
ニイチャン達が貴族の地位に留まれるように協力してあげようかと思って。
領地開拓のための研修を無料で引き受けてあげるから。
おいらからニイチャンへの要求は、そこの取り巻き達と一緒に真面目に研修を受けること。」
ピーマン王子が真面目に研修を受けると同時に、取り巻き達に研修を受けるように命じること。
それが、ベヒーモスから救ったこと見返りとしておいらがピーマン王子に要求したことだね。
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