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第二一章 またもや、頭の痛い連中を拾ったよ…
第706話 どうやら旧知の仲だったみたい…
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砂金採りの人達と別れて川を渡ると、そこはもう魔物の領域だよ。
以前訪れた際には、前領主が十年以上も魔物狩りをサボってたことからこの川岸まで魔物が溢れていたの。
それが今日はウサギの魔物一匹見当たらないよ。魔物の間引きを再開した成果が目に見える形で表れているね。
そのことに感心しながら歩みを進めると開けた草原に出たよ。
そこには群れを成す魔物、酔牛と馬鹿がお互いのテリートリーを犯さないよう十分な距離を置いて草を食んでた。
一件長閑に見える光景だけど、双方、縄張り意識が強く一度テリトリーを侵すと血みどろの闘争を繰り広げるらしい。
で、酔牛、馬鹿共に繁殖力がとても強く、間引きを怠るとあっという間に増殖するみたいなの。
こいつらの間引きを怠ると、数が増え過ぎて縄張り争いが発生することになり。
縄張り争いに敗けた群れが魔物の領域から溢れ出て、人の領域を襲うスタンピードが発生することになるんだ。
でも、それだけならまだ良い方で。
酔牛も馬鹿もお肉がとても美味しいから、こいつらが増えるとより凶暴な魔物を引き寄せることになるの。
ワイバーンとか、ギーヴルとか、ケルベロスとか、レベル四十、五十クラスの肉食の魔物をね。
実際、前に来た時にはワイバーンの群れがこいつらの捕食に集まってたんだ。
まさに、そのワイバーンの一部がマイナイ伯爵領の領都を襲う寸前だったの。
「さあ、皆さん、先ずは酔牛の群れを一つ間引きましょう。
一番手前にいる群れが十頭ほどなので、肩慣らしに丁度良いでしょう。」
草原に着いた早々、領主のレクチェ姉ちゃんが騎士達に指示を飛ばしたの。
「はい。
みんな、レクチェ様のご指示は聞いていたな。
あの群れを狩るぞ。
気を引き締めていけ。
くれぐれも酔牛如きと侮るのではないぞ。」
どうやら、レクチェ姉ちゃんの幼馴染ラフラン姉ちゃんが騎士達の隊長をしているようで。
騎士達にそんな注意をすると自ら先頭を切って酔牛の群れに飛び込んで行ったよ。
全員手慣れた様子で魔物を狩っていき、十頭程の群れはあっという間に狩り尽くされたの。
さすが、定期的な魔物退治を何度か経験しているだけのことはあるね。
魔物を討伐する事より、むしろ、狩った魔物を荷車に載せることの方が手間取っている様子だった。
普通の牛よりも二回りは大きい酔牛を小柄の女性が持ち運ぶのは、いかなレベルが上がっていようとも大変な作業みたい。
一頭の水牛を十人掛かりで荷台に載せていたよ。
「その酔牛、どうするの?
狩りは何日か続けるのでしょう。
重い酔牛を載っけた荷車を引いて狩りを続けるのは大変なんじゃない。
何よりも、狩り最終日までに腐っちゃいそう。」
三台の荷車いっぱいに載せられた酔牛を眺めながら、そんな疑問をぶつけると。
「はい、これからご挨拶を兼ねて、一旦ロードデンドロ様の許を訪ねます。
そこで、『妖精さんの不思議な空間』に預かってもらうことにしています。
毎日狩った分を最終日まで預かって頂き、お肉に捌いた状態で出してくださるのです。
おかげで骨など食用出来ない部分を持ち帰らずに済んでとても助かっています。」
初回の狩りの際はおいらが同行したので、『積載庫』で預かって上げたのだけど。
二回目以降は荷車に載せて帰るつもりで魔物の領域に入ったそうなの。
そしたら、狩り初日で荷車がいっぱいになって途方にくれたそうだよ。
毎日屋敷まで戻っていたら、それこそ一定数の魔物を間引くのに何日かかるか分からないって。
そしたらローデンさんが提案してくれたそうなの。
毎日ローデンさんの森で野営するのだから、その時獲物を預かってあげようかって。
そして、帰る時に精肉済みのお肉の形で渡してあげるってね。
酔牛って骨が無いだけでも相当軽くなるらしく、他に食用に向かない部位も除くと重さは半分以下になるみたい。
レクチェ姉ちゃん、心の底から感謝しているって表情で言ってたよ。
ローデンさんの『積載庫』の能力で、必要な部位だけに加工してもらえるので助かるって。
**********
そんな訳で、最初の狩りの後は魔物との接触を避けるように移動してローデンさんの森を訪ねたよ。
おいら達がローデンさんの森に入ると、気配を感じたようですぐにローデンさんが姿を現したんだ。
「あら、アルトローゼン、久し振りね。
今日もお気に入りのマロンちゃんの付き添いかしら?」
最初にローデンさんの目に留まったのはアルトだったみたい。
久し振りの同族の来訪に嬉しそうに顔を綻ばせてた。
「ええ、まあ、そうなのだけど。
今日はあなたに珍しいお客さんを連れて来たわ。」
アルトはそう言うと、ミンミン姉ちゃんやミンメイ達をその場に出したの。
「まあ、『森の民』に会うのは何百年振りかしら。
滅びたとばかり思っていたのに幼子までいるなんて…。
アルトローゼンが保護していると言ってたけど、連れて来てくれたのね。
会えて嬉しいわ、歓迎するからゆっくりして行って。」
前回訪れた時に、耳長族に生き残りがいること、アルトが保護していることを伝えてあったの。
その際に、ローデンさんが是非会ってみたいと言ってたので、今回連れて来ることにしたんだね。
すると、ミンミン姉ちゃん達の後ろに隠れていたマリアさんがひょいと顔を出して。
「もしもし、私も居るのよ。
無視しないで。」
「げっ、マリア。 あんた、まだしぶとく生きていたの。」
「失礼ね。
何万年かぶりに会った旧友に、最初に掛ける言葉がそれなの?
ローデンちゃんったら、つれないんだから。」
口でプンプンとか言いながら、気分を害した素振りのマリアさん。
「普通、人間ってのは八十年も生きれば長生きな方でしょう。
それをあんた、いったい何年生きているのよ。
しかも、最後に会った時より若返っているじゃない。
あの時すでに六十過ぎのお婆ちゃんだったはずよ。」
どうやら、ローデンさんはマリアさんが若い頃から年老いるまでのことを知っているらしい。
「マリアさんはローデンさんのことを知っているの?」
おいらが尋ねると。
「知っているも何も。
ローデンちゃんは、アカシアちゃんがこの星に辿り着くまでに産んだ娘よ。
アカシアちゃんが最初に目覚めさせた娘の一人で。
この大陸の探査や生まれた子供達の育児を手伝ってくれたの。」
どうやら、ローデンさんは第一世代の妖精族の中でも古株中の古株らしい。
「それで、この大陸の生命の創造者が何の用かしら?」
「そんな邪険にしないでも良いじゃない。
ダーリンが近くの街にマロンちゃんのお供をすると言うから。
久し振りにローデンちゃんの顔を見たいと思っただけよ。
ほら、この人が私のダーリン。
ローデンちゃん、会った事があるんでしょう。」
マリアさんは腕を組むようにして、タロウをローデンさんの前へ立たせたの。
「あら、あんた、その歳になって結婚する気になったの?
ええっと、確かマロンちゃんの護衛について来た少年だったわね。
また随分と歳の差がある旦那さんね。」
幾分呆れをはらんだ口調でそんな言葉を口にしたローデンさん。
まあ、歳の差は数億年じゃきかないからね…。
でも見た目には少しだけ年上に見えるだけだし、不自然では無いのだけど。
「歳の差のことは言わないでよ。
良いじゃない、肉体年齢は二十代前半なのよ。
歳の差なんてほんのちょっとよ。
ダーリンはとっても素敵なのよ。
争いは好まないし、女性に対して偉ぶらないし。
それにどんな種族でも、ごく自然に分け隔てなく受け入れられるの。
私、こういう男を作るのが目標だったのよ。
なのに、私が創り出した男ときたら、好戦的で、尊大で。
ことごとく失敗作だったわ。
控え目で草食系のダーリンって私の理想の男性像だったのよ。」
「はい、はい、お惚気はその辺にしてちょだい。
良かったわね、凄ーく時間が掛かったけどやっと春が来て。
精々、幸せになりなさい。」
タロウをべた褒めするマリアさんの話を聞かされて、ローデンさんは食傷気味な表情してたよ。
以前訪れた際には、前領主が十年以上も魔物狩りをサボってたことからこの川岸まで魔物が溢れていたの。
それが今日はウサギの魔物一匹見当たらないよ。魔物の間引きを再開した成果が目に見える形で表れているね。
そのことに感心しながら歩みを進めると開けた草原に出たよ。
そこには群れを成す魔物、酔牛と馬鹿がお互いのテリートリーを犯さないよう十分な距離を置いて草を食んでた。
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でも、それだけならまだ良い方で。
酔牛も馬鹿もお肉がとても美味しいから、こいつらが増えるとより凶暴な魔物を引き寄せることになるの。
ワイバーンとか、ギーヴルとか、ケルベロスとか、レベル四十、五十クラスの肉食の魔物をね。
実際、前に来た時にはワイバーンの群れがこいつらの捕食に集まってたんだ。
まさに、そのワイバーンの一部がマイナイ伯爵領の領都を襲う寸前だったの。
「さあ、皆さん、先ずは酔牛の群れを一つ間引きましょう。
一番手前にいる群れが十頭ほどなので、肩慣らしに丁度良いでしょう。」
草原に着いた早々、領主のレクチェ姉ちゃんが騎士達に指示を飛ばしたの。
「はい。
みんな、レクチェ様のご指示は聞いていたな。
あの群れを狩るぞ。
気を引き締めていけ。
くれぐれも酔牛如きと侮るのではないぞ。」
どうやら、レクチェ姉ちゃんの幼馴染ラフラン姉ちゃんが騎士達の隊長をしているようで。
騎士達にそんな注意をすると自ら先頭を切って酔牛の群れに飛び込んで行ったよ。
全員手慣れた様子で魔物を狩っていき、十頭程の群れはあっという間に狩り尽くされたの。
さすが、定期的な魔物退治を何度か経験しているだけのことはあるね。
魔物を討伐する事より、むしろ、狩った魔物を荷車に載せることの方が手間取っている様子だった。
普通の牛よりも二回りは大きい酔牛を小柄の女性が持ち運ぶのは、いかなレベルが上がっていようとも大変な作業みたい。
一頭の水牛を十人掛かりで荷台に載せていたよ。
「その酔牛、どうするの?
狩りは何日か続けるのでしょう。
重い酔牛を載っけた荷車を引いて狩りを続けるのは大変なんじゃない。
何よりも、狩り最終日までに腐っちゃいそう。」
三台の荷車いっぱいに載せられた酔牛を眺めながら、そんな疑問をぶつけると。
「はい、これからご挨拶を兼ねて、一旦ロードデンドロ様の許を訪ねます。
そこで、『妖精さんの不思議な空間』に預かってもらうことにしています。
毎日狩った分を最終日まで預かって頂き、お肉に捌いた状態で出してくださるのです。
おかげで骨など食用出来ない部分を持ち帰らずに済んでとても助かっています。」
初回の狩りの際はおいらが同行したので、『積載庫』で預かって上げたのだけど。
二回目以降は荷車に載せて帰るつもりで魔物の領域に入ったそうなの。
そしたら、狩り初日で荷車がいっぱいになって途方にくれたそうだよ。
毎日屋敷まで戻っていたら、それこそ一定数の魔物を間引くのに何日かかるか分からないって。
そしたらローデンさんが提案してくれたそうなの。
毎日ローデンさんの森で野営するのだから、その時獲物を預かってあげようかって。
そして、帰る時に精肉済みのお肉の形で渡してあげるってね。
酔牛って骨が無いだけでも相当軽くなるらしく、他に食用に向かない部位も除くと重さは半分以下になるみたい。
レクチェ姉ちゃん、心の底から感謝しているって表情で言ってたよ。
ローデンさんの『積載庫』の能力で、必要な部位だけに加工してもらえるので助かるって。
**********
そんな訳で、最初の狩りの後は魔物との接触を避けるように移動してローデンさんの森を訪ねたよ。
おいら達がローデンさんの森に入ると、気配を感じたようですぐにローデンさんが姿を現したんだ。
「あら、アルトローゼン、久し振りね。
今日もお気に入りのマロンちゃんの付き添いかしら?」
最初にローデンさんの目に留まったのはアルトだったみたい。
久し振りの同族の来訪に嬉しそうに顔を綻ばせてた。
「ええ、まあ、そうなのだけど。
今日はあなたに珍しいお客さんを連れて来たわ。」
アルトはそう言うと、ミンミン姉ちゃんやミンメイ達をその場に出したの。
「まあ、『森の民』に会うのは何百年振りかしら。
滅びたとばかり思っていたのに幼子までいるなんて…。
アルトローゼンが保護していると言ってたけど、連れて来てくれたのね。
会えて嬉しいわ、歓迎するからゆっくりして行って。」
前回訪れた時に、耳長族に生き残りがいること、アルトが保護していることを伝えてあったの。
その際に、ローデンさんが是非会ってみたいと言ってたので、今回連れて来ることにしたんだね。
すると、ミンミン姉ちゃん達の後ろに隠れていたマリアさんがひょいと顔を出して。
「もしもし、私も居るのよ。
無視しないで。」
「げっ、マリア。 あんた、まだしぶとく生きていたの。」
「失礼ね。
何万年かぶりに会った旧友に、最初に掛ける言葉がそれなの?
ローデンちゃんったら、つれないんだから。」
口でプンプンとか言いながら、気分を害した素振りのマリアさん。
「普通、人間ってのは八十年も生きれば長生きな方でしょう。
それをあんた、いったい何年生きているのよ。
しかも、最後に会った時より若返っているじゃない。
あの時すでに六十過ぎのお婆ちゃんだったはずよ。」
どうやら、ローデンさんはマリアさんが若い頃から年老いるまでのことを知っているらしい。
「マリアさんはローデンさんのことを知っているの?」
おいらが尋ねると。
「知っているも何も。
ローデンちゃんは、アカシアちゃんがこの星に辿り着くまでに産んだ娘よ。
アカシアちゃんが最初に目覚めさせた娘の一人で。
この大陸の探査や生まれた子供達の育児を手伝ってくれたの。」
どうやら、ローデンさんは第一世代の妖精族の中でも古株中の古株らしい。
「それで、この大陸の生命の創造者が何の用かしら?」
「そんな邪険にしないでも良いじゃない。
ダーリンが近くの街にマロンちゃんのお供をすると言うから。
久し振りにローデンちゃんの顔を見たいと思っただけよ。
ほら、この人が私のダーリン。
ローデンちゃん、会った事があるんでしょう。」
マリアさんは腕を組むようにして、タロウをローデンさんの前へ立たせたの。
「あら、あんた、その歳になって結婚する気になったの?
ええっと、確かマロンちゃんの護衛について来た少年だったわね。
また随分と歳の差がある旦那さんね。」
幾分呆れをはらんだ口調でそんな言葉を口にしたローデンさん。
まあ、歳の差は数億年じゃきかないからね…。
でも見た目には少しだけ年上に見えるだけだし、不自然では無いのだけど。
「歳の差のことは言わないでよ。
良いじゃない、肉体年齢は二十代前半なのよ。
歳の差なんてほんのちょっとよ。
ダーリンはとっても素敵なのよ。
争いは好まないし、女性に対して偉ぶらないし。
それにどんな種族でも、ごく自然に分け隔てなく受け入れられるの。
私、こういう男を作るのが目標だったのよ。
なのに、私が創り出した男ときたら、好戦的で、尊大で。
ことごとく失敗作だったわ。
控え目で草食系のダーリンって私の理想の男性像だったのよ。」
「はい、はい、お惚気はその辺にしてちょだい。
良かったわね、凄ーく時間が掛かったけどやっと春が来て。
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