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第二十章 王都の民の憩いの場を造ったよ
第682話 お得なプランだと宣伝してるけど…
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公衆浴場開業十日目、再びお客さんの入りを確認するため訪ねてみたよ。
湯船にのんびり浸かっていると…。
すっかり顔馴染みになったオバチャンが話し掛けて来たんだ。
「ロビーに何やら新しいサービスの広告が貼ってあったけど。
あれってどうなんだい? 少し高すぎやしないかい?」
「うん? どんな広告? 何か問題あったかな?
ここの運営はひまわり会に委託してあるんで、細かい事まではチェックしてないの。
タロウには、あこぎな商売といかがわしい商売はするなと釘を刺してあるから。
滅多なことはないかと思うんだけど。」
タロウもこの施設は家族連れが気軽に利用できる健全な施設にすると言ってたし。
おいらに黙って悪いことはしないと思うけど。
「いやね、今日から受け付けるという宿泊プランって奴さ。
完全予約制で前日までに予約が必要ってあったけど。
一泊銀貨三百枚ってのは流石にぼり過ぎじゃないかい。」
「あっ、あれね。
おいらもあの値段はどうかと思ったんだけど。
この建物にある施設を別々に利用した場合に比べたら大分お得らしいよ。
タロウの言葉では、『ワンランク上のサービス』をお得に利用してもらうんだって。
この施設を満喫したい人向けのプランだって言ってた。
しかも、今回は試験的な実施で後から見直すらしいよ。」
事前にタロウから聞かされたプランでは、…。
宿泊プランに含まれるのは、ツインベッドルームの宿泊代金、レストランでの三食の食事二人分、家族風呂一日貸し切り。
更に選択制で、大衆酒場での飲み放題か、ラウンジでのワンドリンク。
そして、今回の目玉はコンサートの観覧チケット二人分が付いてることなんだって。
開業記念公演が終わった後はディナーショーとセットにして一泊銀貨二百枚の宿泊プランを考えているらしいの。
そう言えば公衆浴場の二階がどうなっているのか紹介してなかったけど。
二階の中心は勿論公演会場となる大広間で、その周りに飲食店を配置してあるの。
大広間の正面入り口に向かって、右側が大衆ゾーン、左側が高級ゾーンなんだって。
大衆ゾーンには、大衆食堂と大衆酒場が並んでいて手頃な値段で食事やお酒が楽しめるそうだよ。
他方、高級ゾーンでは豪華な料理のレストランと高価なお酒を揃えたラウンジがあり、贅沢な気分が味わえるんだって。
そして二階の奥まったところが宿泊ゾーンになっていて、客室が十室設けられているんだ。
タロウは、ここに現在王都に在るどの宿屋よりもゴージャスな雰囲気の部屋を作ったらしい。
ちなみに客室は部屋売り素泊まりで一泊銀貨百枚なんだって。
「へー、全部個別に支払うより銀貨約三十枚分お得ね…。
まあ、マロン陛下が監視してるなら、以前のギルドみたいな悪事は働かないんだろうが…。
そもそも、素泊まりで一泊銀貨百枚の部屋なんて私にゃ縁が無いね。」
「そうだね、普通は手が出ないよね。
タロウは大店の旦那や貴族向けのサービスと考えているみたい。
この街じゃ、真水が貴重で貴族やお金持ちの家にも風呂なんて無いものね。
おいらは、こうして街のみんなとお風呂に入ることに抵抗ないけど。
貴族によっては大浴場は嫌だと言うかも知れないから。
貴族も抵抗なく利用できるようなサービスを考えたらしいよ。」
タロウは、宿泊用の客室をもう少し増やしても良いと思ってたようだけど。
宿泊客には家族風呂を一日貸し切りにする計画なので、余り増やし過ぎると日帰り入浴のお客さんが家族風呂を使えなく恐れが生じちゃう。
あくまで市井の人々が家族風呂を気軽に使えることを優先して、客室は十室に留めさせたんだ。
客室が十室だけなら、満室でも日帰り入浴のお客さんが使える家族風呂を十室確保できるものね。
**********
公演十日目を終えて…。
二回目のご褒美タイム、十日連続観覧者にはお気に入りの出演者からハグしてもらえる訳だけど…。
流石に資金が底をついたのか、スタンプカードを手に舞台下に並ぶお客さんは減っていたよ。
まっ、でも、まだ五十人以上はいたけどね。
また五日ほど時間が過ぎて公演十五日目。
例によって公衆浴場の様子を窺いにやってくると。
たまたま、セーオン兄ちゃんのお店で人形を買って行くお客さんが目に付いたの。
シフォン姉ちゃんくらいの歳のお姉さんなんだけど。
「パパ、有り難う!
アイ、これ欲しかったんだ。
『STD四十八』の人形セット剣舞バージョン。」
父親にお礼を言うと、嬉しそうに『STD四十八』の人形を抱えてた。
四十八体セットで銀貨七百二十枚もするものだもん、喜ぶのも無理ないね。
若い娘さんの稼ぎじゃ、中々買える値段じゃ無いし。
「これしきのことで、そんなに喜んでもらって嬉しいよ。
じゃあ、部屋に荷物を置いてお風呂にでも行こうか。」
「うん、行こう、行こう。
アイと一緒のお風呂期待しててね。
アイがパパを洗ってあげるから。」
ご機嫌な様子のアイさんは、急かすように父親の手を引いて二階へ上がって行ったよ。
どうやら、今日は父娘二人で宿泊プランを利用するみたい。
宿泊プランは公演のチケット付だし、アイさんにせがまれて開業記念公演を見に来たのかな。
「仲の良い父娘で微笑ましいね。
『STD四十八』の人形セット、よっぽど嬉しかったみたい。
お礼にお父さんの背中を流すんだって。」
おいらが後ろに控えるメイドのウレシノにそう話し掛けると…。
「アレは、仲の良い父娘なのでしょうか…。
あのアイって女性が実の娘だとすると。
あの父親、いったい幾つで結婚したのかしら?」
後ろを振り返ると、ウレシノは首を傾げていたよ。
「何か、気になることがあった?」
「父娘にしては少々歳が近すぎる気が…。
いえ、きっと私の気のせいですね。
あのお父さんが若作りに見えるだけでしょう。
本当に仲がよろしくて羨ましいですね。
私からすると父親なんてキモいだけなのですが。」
自分と同年代の女子は父親をキモいとか鬱陶しいと感じてるのが普通だと、ウレシノは思ってたんだって。
そんなものなのかな? おいらは父ちゃんのことが大好きだけど。
それはともかく、タロウが企画した『宿泊プラン』の滑り出しは上々のようで。
アイさんだけじゃなくて、その後何組も二階の客室へ向かう父娘を目にしたよ。
その日は三度目のご褒美タイムがあったの。
十五日間連続観覧を達成したお客さんは、お気に入りの出演者からほっぺにチューしたもらえたんだ。
十五日連続で公演を見に来た猛者は何と十人も居たよ。
それも全員がSTD四十八にご執心の若い娘さん達だったの。
その中にはさっきのアイさんもいて、リーダーのサブにチューしてもらい嬉しそうにはしゃいでた。
さて、十五日連続で公演を観るとチケット代だけで銀貨三百枚必要になるんだ。
これは一人前の職人さんの一月分の給金に相当する金額で、アイさんくらいの若い人にとっては大金のはずなんだ。
にもかかわらず、十五日間連続観覧を達成したお客さんは皆若い娘さんばかり。
よくそんな大金を注ぎ込めたものだと感心してたんだけど。
注意して見ていると、十人ともお父さんと一緒に公演を観に来ていたよ。
どうやら、さっきのアイさん同様、お父さんに強請単語ってチケット代を出してもらったみたい。
十人とも父親と腕を組んで公演会場から出て行ったものだから気付いたんだ。
その時、おいらは世の父親は娘に甘いなと思っていたんだけど…。
おいらと一緒に舞台の袖にいたウレシノは、微妙な顔をしてその様子を見ていたんだ。
やっぱり、何か気になることがあるみたい…。
湯船にのんびり浸かっていると…。
すっかり顔馴染みになったオバチャンが話し掛けて来たんだ。
「ロビーに何やら新しいサービスの広告が貼ってあったけど。
あれってどうなんだい? 少し高すぎやしないかい?」
「うん? どんな広告? 何か問題あったかな?
ここの運営はひまわり会に委託してあるんで、細かい事まではチェックしてないの。
タロウには、あこぎな商売といかがわしい商売はするなと釘を刺してあるから。
滅多なことはないかと思うんだけど。」
タロウもこの施設は家族連れが気軽に利用できる健全な施設にすると言ってたし。
おいらに黙って悪いことはしないと思うけど。
「いやね、今日から受け付けるという宿泊プランって奴さ。
完全予約制で前日までに予約が必要ってあったけど。
一泊銀貨三百枚ってのは流石にぼり過ぎじゃないかい。」
「あっ、あれね。
おいらもあの値段はどうかと思ったんだけど。
この建物にある施設を別々に利用した場合に比べたら大分お得らしいよ。
タロウの言葉では、『ワンランク上のサービス』をお得に利用してもらうんだって。
この施設を満喫したい人向けのプランだって言ってた。
しかも、今回は試験的な実施で後から見直すらしいよ。」
事前にタロウから聞かされたプランでは、…。
宿泊プランに含まれるのは、ツインベッドルームの宿泊代金、レストランでの三食の食事二人分、家族風呂一日貸し切り。
更に選択制で、大衆酒場での飲み放題か、ラウンジでのワンドリンク。
そして、今回の目玉はコンサートの観覧チケット二人分が付いてることなんだって。
開業記念公演が終わった後はディナーショーとセットにして一泊銀貨二百枚の宿泊プランを考えているらしいの。
そう言えば公衆浴場の二階がどうなっているのか紹介してなかったけど。
二階の中心は勿論公演会場となる大広間で、その周りに飲食店を配置してあるの。
大広間の正面入り口に向かって、右側が大衆ゾーン、左側が高級ゾーンなんだって。
大衆ゾーンには、大衆食堂と大衆酒場が並んでいて手頃な値段で食事やお酒が楽しめるそうだよ。
他方、高級ゾーンでは豪華な料理のレストランと高価なお酒を揃えたラウンジがあり、贅沢な気分が味わえるんだって。
そして二階の奥まったところが宿泊ゾーンになっていて、客室が十室設けられているんだ。
タロウは、ここに現在王都に在るどの宿屋よりもゴージャスな雰囲気の部屋を作ったらしい。
ちなみに客室は部屋売り素泊まりで一泊銀貨百枚なんだって。
「へー、全部個別に支払うより銀貨約三十枚分お得ね…。
まあ、マロン陛下が監視してるなら、以前のギルドみたいな悪事は働かないんだろうが…。
そもそも、素泊まりで一泊銀貨百枚の部屋なんて私にゃ縁が無いね。」
「そうだね、普通は手が出ないよね。
タロウは大店の旦那や貴族向けのサービスと考えているみたい。
この街じゃ、真水が貴重で貴族やお金持ちの家にも風呂なんて無いものね。
おいらは、こうして街のみんなとお風呂に入ることに抵抗ないけど。
貴族によっては大浴場は嫌だと言うかも知れないから。
貴族も抵抗なく利用できるようなサービスを考えたらしいよ。」
タロウは、宿泊用の客室をもう少し増やしても良いと思ってたようだけど。
宿泊客には家族風呂を一日貸し切りにする計画なので、余り増やし過ぎると日帰り入浴のお客さんが家族風呂を使えなく恐れが生じちゃう。
あくまで市井の人々が家族風呂を気軽に使えることを優先して、客室は十室に留めさせたんだ。
客室が十室だけなら、満室でも日帰り入浴のお客さんが使える家族風呂を十室確保できるものね。
**********
公演十日目を終えて…。
二回目のご褒美タイム、十日連続観覧者にはお気に入りの出演者からハグしてもらえる訳だけど…。
流石に資金が底をついたのか、スタンプカードを手に舞台下に並ぶお客さんは減っていたよ。
まっ、でも、まだ五十人以上はいたけどね。
また五日ほど時間が過ぎて公演十五日目。
例によって公衆浴場の様子を窺いにやってくると。
たまたま、セーオン兄ちゃんのお店で人形を買って行くお客さんが目に付いたの。
シフォン姉ちゃんくらいの歳のお姉さんなんだけど。
「パパ、有り難う!
アイ、これ欲しかったんだ。
『STD四十八』の人形セット剣舞バージョン。」
父親にお礼を言うと、嬉しそうに『STD四十八』の人形を抱えてた。
四十八体セットで銀貨七百二十枚もするものだもん、喜ぶのも無理ないね。
若い娘さんの稼ぎじゃ、中々買える値段じゃ無いし。
「これしきのことで、そんなに喜んでもらって嬉しいよ。
じゃあ、部屋に荷物を置いてお風呂にでも行こうか。」
「うん、行こう、行こう。
アイと一緒のお風呂期待しててね。
アイがパパを洗ってあげるから。」
ご機嫌な様子のアイさんは、急かすように父親の手を引いて二階へ上がって行ったよ。
どうやら、今日は父娘二人で宿泊プランを利用するみたい。
宿泊プランは公演のチケット付だし、アイさんにせがまれて開業記念公演を見に来たのかな。
「仲の良い父娘で微笑ましいね。
『STD四十八』の人形セット、よっぽど嬉しかったみたい。
お礼にお父さんの背中を流すんだって。」
おいらが後ろに控えるメイドのウレシノにそう話し掛けると…。
「アレは、仲の良い父娘なのでしょうか…。
あのアイって女性が実の娘だとすると。
あの父親、いったい幾つで結婚したのかしら?」
後ろを振り返ると、ウレシノは首を傾げていたよ。
「何か、気になることがあった?」
「父娘にしては少々歳が近すぎる気が…。
いえ、きっと私の気のせいですね。
あのお父さんが若作りに見えるだけでしょう。
本当に仲がよろしくて羨ましいですね。
私からすると父親なんてキモいだけなのですが。」
自分と同年代の女子は父親をキモいとか鬱陶しいと感じてるのが普通だと、ウレシノは思ってたんだって。
そんなものなのかな? おいらは父ちゃんのことが大好きだけど。
それはともかく、タロウが企画した『宿泊プラン』の滑り出しは上々のようで。
アイさんだけじゃなくて、その後何組も二階の客室へ向かう父娘を目にしたよ。
その日は三度目のご褒美タイムがあったの。
十五日間連続観覧を達成したお客さんは、お気に入りの出演者からほっぺにチューしたもらえたんだ。
十五日連続で公演を見に来た猛者は何と十人も居たよ。
それも全員がSTD四十八にご執心の若い娘さん達だったの。
その中にはさっきのアイさんもいて、リーダーのサブにチューしてもらい嬉しそうにはしゃいでた。
さて、十五日連続で公演を観るとチケット代だけで銀貨三百枚必要になるんだ。
これは一人前の職人さんの一月分の給金に相当する金額で、アイさんくらいの若い人にとっては大金のはずなんだ。
にもかかわらず、十五日間連続観覧を達成したお客さんは皆若い娘さんばかり。
よくそんな大金を注ぎ込めたものだと感心してたんだけど。
注意して見ていると、十人ともお父さんと一緒に公演を観に来ていたよ。
どうやら、さっきのアイさん同様、お父さんに強請単語ってチケット代を出してもらったみたい。
十人とも父親と腕を組んで公演会場から出て行ったものだから気付いたんだ。
その時、おいらは世の父親は娘に甘いなと思っていたんだけど…。
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