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第二十章 王都の民の憩いの場を造ったよ
第670話 知識は受け継がれてなんぼだし…
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ライブラリーがこの王都にも残っていることは分かったけど…。
一番最初の試練も突破できなかったことを話すと、宰相は微妙な顔をしちゃった。
「現在、陛下には公用文書の書き方を学んで頂き。
更には、公文書を記すために美しい文字の練習をして頂いておりますが。
そろそろ、一般教養も身に着けた方がよろしいですな。
これからは、公務の間にその時間も組み入れましょう。」
宰相は、為政者には高度な教養が必要だとしてこれから家庭教師を増やすとか言ってたよ。
試練に挑んで失敗したなんて余計なことを言って、藪蛇になっちゃった…。
「まあ、まあ、そんなに慌てて家庭教師など付けなくても良いのじゃ。
あの程度であれば、私にも教えることは出来るし。
マロンの側には最終試練を突破した者が四人もおるのじゃ。
近衛のムース団長であれば、さぞ丁寧に教えてくれると思うのじゃ。」
家庭教師と聞いておいらが渋っていることに気付いたようで、オランが宰相を説得してくれたんだ。
「確かに、これ以上びっしりとスケジュールを詰め込むと、陛下に窮屈な思いを強いることになりますな。
陛下の気質を考えれば、オラン様の仰せの通り身近な者に指導してもらう方が良いかも知れません。
では、陛下に教養を学んで頂くことについては、オラン様にお願いすることと致しましょう。」
宰相はオランの主張を受け入れてくれて、日課で勉強させられることは回避できたの。
流石、おいらの旦那様だね。オランはおいらの好き嫌いを良く理解してくれてるよ。
そんな訳でこの日以降、オランが王宮の書庫から本を持ち出して来ては、時間を見つけて色々と教えてくれることになったの。
試練の塔でオランが言っていた通り、ちゃんと学んでみると難しいことは余りなかったよ。
オランの解説の仕方が良かったのかもしれないけどね。
ある日、仕事の手空き時間にオランと一緒に勉強をしていると…。
「あら、感心ね。さっそく勉強を始めたのね。」
マリアさんがおいらの部屋を訪ねて来たんだ。
王宮の警備を担当している近衛騎士に、マリアさんが訪ねてきたら通すように指示してあるし。
宰相にもマリアさんの素性を説明して、おいらの所に通す許可を貰ってあるんだ。
ただ、マリアさん自身、これからは市井で専業主婦としてのんびり過ごすなんて言ってたから。
マリアさんが王宮を訪ねて来るとは思ってなかったんだけど。
「うん、やっぱり、相応の教養は必要かと思ってね。
それより、今日は何の用だろう?
もう、政とかには関わらないんじゃなかったの?」
「そうよね、専業主婦としてのんびりしたいのだけど…。
ミネルヴァ三姉妹から聞かされた話が気になってね。」
塔で言ってたけど、あれからミネルヴァ三姉妹は教えを請いにマリアさんを訪ねて来ているそうなんだ。
マリアさん、自堕落な専用主婦を自認している通り時間は余っているので、彼女達を指導しているらしいよ。
「どんなこと?」
「この十年くらいの間で、ライブラリーの利用者が激減していること。
この数年は、毎日数えるほどしか利用者が居ないらしいわ。
その原因が王宮にあるって、彼女達が愚痴っていてね。
どうにかしてあげられないかと思って…。」
塔を訪れた時もチラッと言ってたけど。
おいらの爺ちゃんの治世までは、定期的に平民からの文官採用があったそうで。
塔の試練を突破することが文官に採用される条件になっていたから、塔の利用者が多かったらしいの。
それこそ、各階の閲覧室の席が埋まるくらいに。
ところが簒奪者ヒーナルは、貴族の子弟のコネ採用を優先して市井からの文官登用を止めちゃったそうなの。
ヒーナルが王になった当初は市井からの文官募集が無くても、ライブラリーの利用者はそんなに減らなかったらしい。
内乱騒ぎで王宮が混乱していてたまたま募集が無いのだろうと、市井では思われていたみたい。
ところが、二年、三年と立て続けに文官募集が無く、更にはヒーナルのあからさまなコネ人事が明らかになったそうで。
市井にあきらめムードが漂ってきたみたい。平民が王宮に登用されることはもう無いだろうって。
そのため、ライブラリーの利用者は激減したらしいんだ。
「どうにかって…。
それはライブラリーの利用者を増やすために、市井からの文官採用を再開しろってこと?」
「まあ、私、本来の狙いとしては人類の英知を未来に伝えることだから。
役人の登用など関係なく、純粋な学究心や知識欲から学んで欲しいのだけど…。
目標が無いと学ぶ気になれないと言う人のことも理解できるし。
多少の損得勘定が絡んだとしても、知識を学ぼうとする人が居る方が良いと思うの。」
やはりライブラリーの創設者のマリアさんとしては、知識を得ようと欲する者が減るのを見過ごすことは出来ないみたい。
それで、おいらの所に文官登用を再開できなかと相談に来たらしい。
マリアさん、おいらが市井育ちなことや平民出身の護衛騎士やメイドを採用していることを知っているからね。
おいらなら、平民を文官に登用することに忌避感がないのでは思ったんだって。
**********
マリアさんのお願いが賛同できるものだったので。
おいら、その場で宰相を呼んで、マリアさんの要望を伝えたんだ。
すると、宰相は少しだけ思案して。
「ふむ、市井からの文官登用ですか…。
そう言えば、もう十年もしていないですな。
しかしながら、現状ポストに空席が無いのですわ。
逆賊ヒーナルめが縁故採用を繰り返しおったものですから。」
「うん? おいらが女王になった時に文官も大分解任したよね。
仕事もせずに、昼間からサロンで飲んでいた連中。
あいつらの補充はどうなっているの?」
「はい、陛下が不正役人に大鉈を振るってくださったので。
官吏の数が大分減ったのは確かですが。
そもそもはヒーナルめが不要な役職を増やしていまして。
陛下が解任した者共は、本来ならば不要な役職に居た者達だったのです。」
何のこと無い、おいらがクビにした連中は本当の無駄飯食いだったらしい。
解任しても、その補充は全く要らなかったみたい。
「でも、それなら、今官吏の職に就いている貴族達だけど。
その中にも、不正を行って任官した連中が居るんじゃないの?
そいつらをクビにして優秀な平民を募集すれば良いじゃん。」
おいらの意見に宰相は渋い顔をして…。
「正直申し上げて、ヒーナルの治世下で縁故採用した者を解雇するのは難しいのです。
この十年、ヒーナルに袖の下を渡さずに任官出来た者は一人もおらず。
優秀な者も、そうでない者も、いわば全て縁故採用なのです。
余程勤務態度が悪いか、能力に欠けるか、そのどちらかに該当しない限り。
縁故採用を理由に解雇するのは難しいかと…。
中には優秀な者が、ヒーナルに要求されて渋々袖の下を渡したケースもあるので。」
おいらの言う通りにしたらこの十年で採用した官吏は全員解雇しないといけなくなるし。
優秀な人材まで失うことになっちゃうって。実際問題それをしたら仕事も回らないみたい。
あいつ、私腹を肥やためにムチャクチャしていたんだね。全財産、没収して正解だったよ。
宰相の話を聞いて、市井からの文官登用の早期再開は難しいかなって思っていると。
「そう言えば、先日、陛下からご下命された件がございましたな。
あの件、中々難航しておりまして…。
もしかしたら、新たな文官を召し抱える余地があるやも知れませね。」
宰相、新しい文官の登用が必要な役職に、何か思い当たったみたいだったよ。
あの件って、いったいどの件だろう?
一番最初の試練も突破できなかったことを話すと、宰相は微妙な顔をしちゃった。
「現在、陛下には公用文書の書き方を学んで頂き。
更には、公文書を記すために美しい文字の練習をして頂いておりますが。
そろそろ、一般教養も身に着けた方がよろしいですな。
これからは、公務の間にその時間も組み入れましょう。」
宰相は、為政者には高度な教養が必要だとしてこれから家庭教師を増やすとか言ってたよ。
試練に挑んで失敗したなんて余計なことを言って、藪蛇になっちゃった…。
「まあ、まあ、そんなに慌てて家庭教師など付けなくても良いのじゃ。
あの程度であれば、私にも教えることは出来るし。
マロンの側には最終試練を突破した者が四人もおるのじゃ。
近衛のムース団長であれば、さぞ丁寧に教えてくれると思うのじゃ。」
家庭教師と聞いておいらが渋っていることに気付いたようで、オランが宰相を説得してくれたんだ。
「確かに、これ以上びっしりとスケジュールを詰め込むと、陛下に窮屈な思いを強いることになりますな。
陛下の気質を考えれば、オラン様の仰せの通り身近な者に指導してもらう方が良いかも知れません。
では、陛下に教養を学んで頂くことについては、オラン様にお願いすることと致しましょう。」
宰相はオランの主張を受け入れてくれて、日課で勉強させられることは回避できたの。
流石、おいらの旦那様だね。オランはおいらの好き嫌いを良く理解してくれてるよ。
そんな訳でこの日以降、オランが王宮の書庫から本を持ち出して来ては、時間を見つけて色々と教えてくれることになったの。
試練の塔でオランが言っていた通り、ちゃんと学んでみると難しいことは余りなかったよ。
オランの解説の仕方が良かったのかもしれないけどね。
ある日、仕事の手空き時間にオランと一緒に勉強をしていると…。
「あら、感心ね。さっそく勉強を始めたのね。」
マリアさんがおいらの部屋を訪ねて来たんだ。
王宮の警備を担当している近衛騎士に、マリアさんが訪ねてきたら通すように指示してあるし。
宰相にもマリアさんの素性を説明して、おいらの所に通す許可を貰ってあるんだ。
ただ、マリアさん自身、これからは市井で専業主婦としてのんびり過ごすなんて言ってたから。
マリアさんが王宮を訪ねて来るとは思ってなかったんだけど。
「うん、やっぱり、相応の教養は必要かと思ってね。
それより、今日は何の用だろう?
もう、政とかには関わらないんじゃなかったの?」
「そうよね、専業主婦としてのんびりしたいのだけど…。
ミネルヴァ三姉妹から聞かされた話が気になってね。」
塔で言ってたけど、あれからミネルヴァ三姉妹は教えを請いにマリアさんを訪ねて来ているそうなんだ。
マリアさん、自堕落な専用主婦を自認している通り時間は余っているので、彼女達を指導しているらしいよ。
「どんなこと?」
「この十年くらいの間で、ライブラリーの利用者が激減していること。
この数年は、毎日数えるほどしか利用者が居ないらしいわ。
その原因が王宮にあるって、彼女達が愚痴っていてね。
どうにかしてあげられないかと思って…。」
塔を訪れた時もチラッと言ってたけど。
おいらの爺ちゃんの治世までは、定期的に平民からの文官採用があったそうで。
塔の試練を突破することが文官に採用される条件になっていたから、塔の利用者が多かったらしいの。
それこそ、各階の閲覧室の席が埋まるくらいに。
ところが簒奪者ヒーナルは、貴族の子弟のコネ採用を優先して市井からの文官登用を止めちゃったそうなの。
ヒーナルが王になった当初は市井からの文官募集が無くても、ライブラリーの利用者はそんなに減らなかったらしい。
内乱騒ぎで王宮が混乱していてたまたま募集が無いのだろうと、市井では思われていたみたい。
ところが、二年、三年と立て続けに文官募集が無く、更にはヒーナルのあからさまなコネ人事が明らかになったそうで。
市井にあきらめムードが漂ってきたみたい。平民が王宮に登用されることはもう無いだろうって。
そのため、ライブラリーの利用者は激減したらしいんだ。
「どうにかって…。
それはライブラリーの利用者を増やすために、市井からの文官採用を再開しろってこと?」
「まあ、私、本来の狙いとしては人類の英知を未来に伝えることだから。
役人の登用など関係なく、純粋な学究心や知識欲から学んで欲しいのだけど…。
目標が無いと学ぶ気になれないと言う人のことも理解できるし。
多少の損得勘定が絡んだとしても、知識を学ぼうとする人が居る方が良いと思うの。」
やはりライブラリーの創設者のマリアさんとしては、知識を得ようと欲する者が減るのを見過ごすことは出来ないみたい。
それで、おいらの所に文官登用を再開できなかと相談に来たらしい。
マリアさん、おいらが市井育ちなことや平民出身の護衛騎士やメイドを採用していることを知っているからね。
おいらなら、平民を文官に登用することに忌避感がないのでは思ったんだって。
**********
マリアさんのお願いが賛同できるものだったので。
おいら、その場で宰相を呼んで、マリアさんの要望を伝えたんだ。
すると、宰相は少しだけ思案して。
「ふむ、市井からの文官登用ですか…。
そう言えば、もう十年もしていないですな。
しかしながら、現状ポストに空席が無いのですわ。
逆賊ヒーナルめが縁故採用を繰り返しおったものですから。」
「うん? おいらが女王になった時に文官も大分解任したよね。
仕事もせずに、昼間からサロンで飲んでいた連中。
あいつらの補充はどうなっているの?」
「はい、陛下が不正役人に大鉈を振るってくださったので。
官吏の数が大分減ったのは確かですが。
そもそもはヒーナルめが不要な役職を増やしていまして。
陛下が解任した者共は、本来ならば不要な役職に居た者達だったのです。」
何のこと無い、おいらがクビにした連中は本当の無駄飯食いだったらしい。
解任しても、その補充は全く要らなかったみたい。
「でも、それなら、今官吏の職に就いている貴族達だけど。
その中にも、不正を行って任官した連中が居るんじゃないの?
そいつらをクビにして優秀な平民を募集すれば良いじゃん。」
おいらの意見に宰相は渋い顔をして…。
「正直申し上げて、ヒーナルの治世下で縁故採用した者を解雇するのは難しいのです。
この十年、ヒーナルに袖の下を渡さずに任官出来た者は一人もおらず。
優秀な者も、そうでない者も、いわば全て縁故採用なのです。
余程勤務態度が悪いか、能力に欠けるか、そのどちらかに該当しない限り。
縁故採用を理由に解雇するのは難しいかと…。
中には優秀な者が、ヒーナルに要求されて渋々袖の下を渡したケースもあるので。」
おいらの言う通りにしたらこの十年で採用した官吏は全員解雇しないといけなくなるし。
優秀な人材まで失うことになっちゃうって。実際問題それをしたら仕事も回らないみたい。
あいつ、私腹を肥やためにムチャクチャしていたんだね。全財産、没収して正解だったよ。
宰相の話を聞いて、市井からの文官登用の早期再開は難しいかなって思っていると。
「そう言えば、先日、陛下からご下命された件がございましたな。
あの件、中々難航しておりまして…。
もしかしたら、新たな文官を召し抱える余地があるやも知れませね。」
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