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第十九章 難儀な連中が現れたよ…
第649話 いや、いや、皆のために用意した余興じゃないから…
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おいらのリクエストに応えて、大空に舞い上がったマリアさん。
広場の上空をしばらく縦横無尽に飛び回ると、離陸した時同様に垂直に降りてきたよ。
そして、静かに着陸すると直ぐにマリアさんは、『空飛ぶ車』を積載庫に戻したの。
マリアさんは、驚愕の余り腰を抜かしている『女神ルナ』の化身(笑)に向かい。
「ほら、そこのペテン師さん。
ヒトでも空を飛ぶことは出来るわよ。
『神』なんて絵空事で、人を騙したらダメよ。」
人を騙して金品を巻き上げるなんて、悪いことしちゃダメだと釘を刺してたよ。
「いったい、あなたは何ざますか!
人の分際で空を飛び回るとは非常識ざます。
さては、あなた、サタンざますね。」
教主のオバハン、震える指先を向けてマリアさんを糾弾したんだ。
いや、腰を抜かして地面に尻もちをついたままじゃ、何を言っても格好付かないと思う。
「そう言えば、この間も『サタン』とか言ってたね。
敵と認定した人に対する呼び名だっけ?」
「ホント、サタンって、都合の良い造語ですよね。
連中、自分達の都合の悪いことは全てサタンのせいにするのです。
自分達の立場が悪くなると、敵対する者にサタンのレッテルを貼って。
何時もなら、徒党を組んで糾弾するのですよ。
まあ、連中の口からサタンって言葉が出来てきたら。
負け犬の遠吠えだと思って、聞き流しておけば良いです。」
おいらの後ろに控えてるウレシノが、そんな耳打ちしてくれたよ。
大概の『教団』は、どんなに間違っていても自分達の非は認めないんだって。
『神』は絶対ってことにしておかないと、詐欺を働くうえで都合が悪いから。
なので、自分達が言い逃れ出来ないほど追い詰められた時は、全て『サタン』のせいにするらしい。
『サタン』は悪魔のことだと言ってるらしいけど、単に敵対者に張る名札みたいなモノみたい。
今の連中は、教主のオバハンを含めて二十人もいないし。
空を飛んで見せたマリアさんに度肝を抜かれて、騒ぎ立てる気力も無いようだけど。
ヌル王国では『教団』に敵対すると、信徒たちが荷馬車数台に分乗して押し掛けて来たたそうで。
敵対者の家や店の前で、サタンだとレッテルを貼って、在ること無いこと大声で騒ぎ立てたらしいの。
それで近所付き合いや商売が上手くいかなくなって、『教団』に敵対した人は結局泣き寝入りするそうなんだ。
どんなに敵対した人の方が正しくても、周囲がとばっちりを避けようとして離れて行くみたい。
『教団』の常套手段は『無理を通せば道理が引っ込む』って言葉がピッタリだと、ウレシノは言ってたよ。
その被害が目に余るほどになったので、ヌル王国は重い腰を上げたらしいよ。
ノノウ一族と騎士団を総動員して、『教団』の撲滅を図ったんだって。
**********
教祖のオバハンの戯言は無視するとして。
「改めて紹介するね、その人はマリアさん。
遠く離れたテルルって星から、二十億年かけてやって来たらしいよ。
六億年前にこの大陸に着いて、四十万年に人を創り出したんだ。
この大陸の人は、神じゃなくてマリアさんが創ったんだよ。」
すると。
「やだ、マロンちゃん、プンプンだよ。
そんな言い方したら、歳がバレちゃうじゃない。
レディの年齢をばらすのはマナー違反よ。」
マリアさん、年甲斐も無くほっぺを膨らましてプンプンとか言ってたよ。
いや、不満なのはそこなの? 創造主だとばらされたことじゃなくて。
「嘘ざます。
人の分際で人を創造したなどとは。
何と言う身の程知らずざます。
『神』への冒涜ざます。」
尚も、教主のオバハンは声を荒げて、おいらの言葉を否定するけど。
「そんなことを言われてもね…。
それが私の仕事だったし。
お役所からはそれで給料を貰っていたしね。
まあ、人工的に生命を生み出すのは簡単じゃなかったけど。
先人が遺した知識と技術の積み重ねがあったから、何とか実現できたわ。
この星でも、あと三千年もすれば、培養槽で人を創れるんじゃないの?」
マリアさんは、オバハンの糾弾なんて全く気に留めた様子は無かったよ。
テルルで火縄銃が創られたのは、マリアさんが生まれる三千年くらい前なんだって。
「まだ、そんな神をも怖れぬ事を言うざますか。
あなたには必ず天罰が降るざます。
道端に躯を晒す末路がお似合いざます。」
オバハンが激昂してそう喚いた時だよ。
「そうだ、そうだ。
我らには神から授かった『神の杖』があるのだぞ!
神を冒涜する者には天誅を下してやる。」
「その通り、神は冒涜者を滅ぼせと申された。
神を容れぬと言うならば、国ごと滅ぼしても良いのだぞ。」
「そうだぜ、月夜の晩ばかりとは限らないんだからな。
精々、夜道は気を付けることだな。」
オバハンが口にした天罰って言葉に追従して、取り巻きが強気に捲し立てたの。
何のこと無い、天罰にかこつけて殺しをやろうってだけじゃない。…アホらしい。
最後に喚いた奴なんて、天罰とは関係ない唯の脅し文句だし。
「もしかして、『神の杖』ってこれのこと?
単なる火縄銃じゃない。
オードゥラ大陸じゃ、量産されてるんでしょ。
この国の民は知っているから、『神の杖』だなんて戯言は信じないよ。
それと、『鉄砲』は持ち込み禁止だからね。
そこの告知板に張ってあるけど、持ち込んだら死罪だよ。」
ヌル王国で押収した火縄銃を『積載庫』から取り出して、おバカさん達に教えてあげたよ。
「なっ…、何で、それを…。
おい、話しが違うぞ。
この大陸の原住民は鉄砲など見たことも無いと商人が言ってたじゃねえか。
二、三人、撃ち殺して見せれば、原住民など神の威光にひれ伏すはずだったろう。」
おいらが火縄銃を手にしているのを見て、取り巻きの一人が馬脚を露したよ。
そう言えば、こいつら、ヌル王国の軍勢が攻めて来たことを知らないんだっけ。
「ちっ、違うざます。
神は、業火と雷を操るざます。
冒涜者は業火に焼かれるか、雷に撃たれるざます。
そして、死した後も闇に捕らわれ永劫の苦しみを受けるざます。」
取り巻きの失態を誤魔化すように、教主のオバハンが慌てて天罰について語ったの。
すると、マリアさんが楽しそうな笑みを浮かべたよ。
「ふーん、業火ね。」
そんな呟きを漏らしながら、教主のオバハンの目の前まで近付くと。
何も持ってませんと言わんばかりに、手のひらを両方、開いたり握ったりして見せたの。
そして、手のひらを握った後で…。
「業火ってのは、こんな感じかしら?」
握り締めた拳の親指の付け根から、ボワッと大きな炎を立ち昇らせたの。
炎はジュって音を立てて教主の前髪を僅かに焦がし、周囲に悪臭が立ち込めたよ。
「ひっ! 何で、人が炎を操れるのざます。
人の分際で神の御業を操るなど有り得ないざます。」
前髪を焦がされて、オバハン、面白いくらいに動揺してたけど。
『教団』のことなど、あずかり知らない街の人達はと言うと…。
「おお、スゲー! 見たか、あの姉ちゃん、今度は炎を出したぜ!」
「見た、見た、空を飛んだり、炎を出したり。
女王さんが用意した今日の見世物は凄いな。」
「ああ、こんな凄い見せ物がタダで見られるなんて。
今日は得した気分だぜ。」
おいらが用意した余興だと勘違いしたようで、みんな、大喜びだったよ。
そのマリアさんが披露した炎だけど。
「あいつ、手のひらの中に百円ライターみたいな物持ってやがる。
何も持っていないアピールしといて、『不思議空間』から取り出したんだろうよ。
安っぽい手品以下のイカサマじゃねえか。」
どうやら、タロウにはマリアさんが炎を出した絡繰りが読めているみたいだった。
でも、マリアさんのイタズラはそれだけでは無かったの。
広場の上空をしばらく縦横無尽に飛び回ると、離陸した時同様に垂直に降りてきたよ。
そして、静かに着陸すると直ぐにマリアさんは、『空飛ぶ車』を積載庫に戻したの。
マリアさんは、驚愕の余り腰を抜かしている『女神ルナ』の化身(笑)に向かい。
「ほら、そこのペテン師さん。
ヒトでも空を飛ぶことは出来るわよ。
『神』なんて絵空事で、人を騙したらダメよ。」
人を騙して金品を巻き上げるなんて、悪いことしちゃダメだと釘を刺してたよ。
「いったい、あなたは何ざますか!
人の分際で空を飛び回るとは非常識ざます。
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いや、腰を抜かして地面に尻もちをついたままじゃ、何を言っても格好付かないと思う。
「そう言えば、この間も『サタン』とか言ってたね。
敵と認定した人に対する呼び名だっけ?」
「ホント、サタンって、都合の良い造語ですよね。
連中、自分達の都合の悪いことは全てサタンのせいにするのです。
自分達の立場が悪くなると、敵対する者にサタンのレッテルを貼って。
何時もなら、徒党を組んで糾弾するのですよ。
まあ、連中の口からサタンって言葉が出来てきたら。
負け犬の遠吠えだと思って、聞き流しておけば良いです。」
おいらの後ろに控えてるウレシノが、そんな耳打ちしてくれたよ。
大概の『教団』は、どんなに間違っていても自分達の非は認めないんだって。
『神』は絶対ってことにしておかないと、詐欺を働くうえで都合が悪いから。
なので、自分達が言い逃れ出来ないほど追い詰められた時は、全て『サタン』のせいにするらしい。
『サタン』は悪魔のことだと言ってるらしいけど、単に敵対者に張る名札みたいなモノみたい。
今の連中は、教主のオバハンを含めて二十人もいないし。
空を飛んで見せたマリアさんに度肝を抜かれて、騒ぎ立てる気力も無いようだけど。
ヌル王国では『教団』に敵対すると、信徒たちが荷馬車数台に分乗して押し掛けて来たたそうで。
敵対者の家や店の前で、サタンだとレッテルを貼って、在ること無いこと大声で騒ぎ立てたらしいの。
それで近所付き合いや商売が上手くいかなくなって、『教団』に敵対した人は結局泣き寝入りするそうなんだ。
どんなに敵対した人の方が正しくても、周囲がとばっちりを避けようとして離れて行くみたい。
『教団』の常套手段は『無理を通せば道理が引っ込む』って言葉がピッタリだと、ウレシノは言ってたよ。
その被害が目に余るほどになったので、ヌル王国は重い腰を上げたらしいよ。
ノノウ一族と騎士団を総動員して、『教団』の撲滅を図ったんだって。
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教祖のオバハンの戯言は無視するとして。
「改めて紹介するね、その人はマリアさん。
遠く離れたテルルって星から、二十億年かけてやって来たらしいよ。
六億年前にこの大陸に着いて、四十万年に人を創り出したんだ。
この大陸の人は、神じゃなくてマリアさんが創ったんだよ。」
すると。
「やだ、マロンちゃん、プンプンだよ。
そんな言い方したら、歳がバレちゃうじゃない。
レディの年齢をばらすのはマナー違反よ。」
マリアさん、年甲斐も無くほっぺを膨らましてプンプンとか言ってたよ。
いや、不満なのはそこなの? 創造主だとばらされたことじゃなくて。
「嘘ざます。
人の分際で人を創造したなどとは。
何と言う身の程知らずざます。
『神』への冒涜ざます。」
尚も、教主のオバハンは声を荒げて、おいらの言葉を否定するけど。
「そんなことを言われてもね…。
それが私の仕事だったし。
お役所からはそれで給料を貰っていたしね。
まあ、人工的に生命を生み出すのは簡単じゃなかったけど。
先人が遺した知識と技術の積み重ねがあったから、何とか実現できたわ。
この星でも、あと三千年もすれば、培養槽で人を創れるんじゃないの?」
マリアさんは、オバハンの糾弾なんて全く気に留めた様子は無かったよ。
テルルで火縄銃が創られたのは、マリアさんが生まれる三千年くらい前なんだって。
「まだ、そんな神をも怖れぬ事を言うざますか。
あなたには必ず天罰が降るざます。
道端に躯を晒す末路がお似合いざます。」
オバハンが激昂してそう喚いた時だよ。
「そうだ、そうだ。
我らには神から授かった『神の杖』があるのだぞ!
神を冒涜する者には天誅を下してやる。」
「その通り、神は冒涜者を滅ぼせと申された。
神を容れぬと言うならば、国ごと滅ぼしても良いのだぞ。」
「そうだぜ、月夜の晩ばかりとは限らないんだからな。
精々、夜道は気を付けることだな。」
オバハンが口にした天罰って言葉に追従して、取り巻きが強気に捲し立てたの。
何のこと無い、天罰にかこつけて殺しをやろうってだけじゃない。…アホらしい。
最後に喚いた奴なんて、天罰とは関係ない唯の脅し文句だし。
「もしかして、『神の杖』ってこれのこと?
単なる火縄銃じゃない。
オードゥラ大陸じゃ、量産されてるんでしょ。
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それと、『鉄砲』は持ち込み禁止だからね。
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「なっ…、何で、それを…。
おい、話しが違うぞ。
この大陸の原住民は鉄砲など見たことも無いと商人が言ってたじゃねえか。
二、三人、撃ち殺して見せれば、原住民など神の威光にひれ伏すはずだったろう。」
おいらが火縄銃を手にしているのを見て、取り巻きの一人が馬脚を露したよ。
そう言えば、こいつら、ヌル王国の軍勢が攻めて来たことを知らないんだっけ。
「ちっ、違うざます。
神は、業火と雷を操るざます。
冒涜者は業火に焼かれるか、雷に撃たれるざます。
そして、死した後も闇に捕らわれ永劫の苦しみを受けるざます。」
取り巻きの失態を誤魔化すように、教主のオバハンが慌てて天罰について語ったの。
すると、マリアさんが楽しそうな笑みを浮かべたよ。
「ふーん、業火ね。」
そんな呟きを漏らしながら、教主のオバハンの目の前まで近付くと。
何も持ってませんと言わんばかりに、手のひらを両方、開いたり握ったりして見せたの。
そして、手のひらを握った後で…。
「業火ってのは、こんな感じかしら?」
握り締めた拳の親指の付け根から、ボワッと大きな炎を立ち昇らせたの。
炎はジュって音を立てて教主の前髪を僅かに焦がし、周囲に悪臭が立ち込めたよ。
「ひっ! 何で、人が炎を操れるのざます。
人の分際で神の御業を操るなど有り得ないざます。」
前髪を焦がされて、オバハン、面白いくらいに動揺してたけど。
『教団』のことなど、あずかり知らない街の人達はと言うと…。
「おお、スゲー! 見たか、あの姉ちゃん、今度は炎を出したぜ!」
「見た、見た、空を飛んだり、炎を出したり。
女王さんが用意した今日の見世物は凄いな。」
「ああ、こんな凄い見せ物がタダで見られるなんて。
今日は得した気分だぜ。」
おいらが用意した余興だと勘違いしたようで、みんな、大喜びだったよ。
そのマリアさんが披露した炎だけど。
「あいつ、手のひらの中に百円ライターみたいな物持ってやがる。
何も持っていないアピールしといて、『不思議空間』から取り出したんだろうよ。
安っぽい手品以下のイカサマじゃねえか。」
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