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第十九章 難儀な連中が現れたよ…
第626話 ほら、正直に言ってごらん…
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シフォン姉ちゃんにゴムを届けるアルトにくっついて、タロウの家を訪ねたおいら達。
そこで、不思議な雰囲気のお姉さんに会ったんだ。
タロウの六番目のお嫁さんになったと言ったマリアさん、何と知り合った初日に電撃結婚だって。
そんなマリアさん、おいらが街の視察に行くと知ると一緒に行くと言ったの。
マリアさん、スケスケのネグリジェから着替えて来たんだけど…。
「なあ、その服装で街に出るのか?
日焼け止めにはなるかも知れんが、…。
それ新品だろ?
汚れたら、凄く目立つぞ。」
タロウがマリアさんに指摘したのは、それが純白のコートだったから。
街なんて歩いていたらすぐに汚しそうだって、タロウは言ってた。
マリアさんの羽織る丈の長いコートは、見たことが無いほど真っ白な生地で出来てたの。
純白と言っても、正装で着るシルクのドレスほど薄手の生地じゃ無いけど。
おいらが知っている白い服って、生成りで少し黄色っぽい服が多いから珍しかったよ。
純白の服なんて、シルクで出来た高級なドレスくらいしか見たことから少し驚いた。
でも何だろう、この既視感。何処かで見たような気がするんだけど…。
「うん、これ?
気にしないで良いわよ。
これ、汚れが目立つように白い生地で出来てるんだもん。
危ない汚れが付着したら、すぐに気付かないと拙いでしょう。
それに毎日羽織っているから、これを着てないと落ち着かないのよ。」
マリアさんはその白い服を沢山持っているらしくて、汚れても気にしないんだって。
汚れても気にしないって、純白の服ってお高いのでは…。
マリアさんって実はお金持ち?
「まあ、汚れても気にしないってんだったら良いけどよ…。
保健の先生か、理科の先生と一緒に居るようで、なんか落ち着かないぜ。」
タロウの方は、マリアさんの服装に対して別のことを感じたみたいだね。
なに、保健の先生とか、理科の先生って?
**********
それから、おいらは、何時ものようにウサギに乗って街に繰り出したんだ。
「まさか、食用のウサギを馬の代わりにしているとは…。」
おいらが騎乗するバニーの後ろに乗ったマリアさんからそんな呟きが聞こえたよ。
何処に住んでいたのか、マリアさんの耳に王都の噂は届いてなかったみたい。
ウサギに乗った女王様って、大分評判になっていると聞いていたんだけど。
マリアさんは、おいらや騎士達がウサギを移動手段にしているのを知らなかった様子なの。
タロウの家から繁華街に向かって進んでいると。
「あっ、マロンさまだ!
マロンさま、あたしもうさちゃんにのっけて!」
顔見知りのちびっ子がトテトテと駆け寄って来たよ。
街で遭遇する度に、おいらはこの子からウサギに乗せてとせがまれるんだ。
バニーを停めてお座りさせると、勝手知った様子でちびっ子はおいらの前によじ登って座ったの。
「うさちゃん、ご~!」
腕を前に突き出して、ウサギに出発の合図を出すちびっ子。
慣れたもので、バニーもそれを受けてゆっくり進み始めたの。
キャッ、キャッと喜ぶちびっ子。
「良かったわね。
お嬢ちゃん、何時もマロンちゃんに乗せてもらっているの?」
おいらの背中越しにマリアさんが尋ねると。
「うん、マロンさま、いつもうさちゃんに乗せてくれるの。
あたし、マロンさまもうさちゃんもだいすき!」
マリアさんの問い掛けにちびっ子は無垢な笑顔を見せて答えてたよ。
「マロンちゃん、あなた、本当に良い王様をしているわね。
良い王様ってのは、民に愛される王様よ。
それは、決して王宮の奥でふんぞり返っている王様じゃないわ。
民の暮らしぶりを見て、民の話に耳を傾ける。
そして、民の願いを汲み取って政に活かすことができる。
そんな王様だと思う。
王様のするべきことは、統治であって支配じゃないのよ。
歴史上、それを勘違いしたおバカが沢山いるけど。
マロンちゃんは、そうならないように気をつけてね。」
マリアさんは背後からおいらをそっと抱きしめて、そんな話を聞かせてくれたの。
でも何で、マリアさんが王様の心構えなんかを諭してくれるんだろう…。
**********
そんな話をしているうちに、おいら達は王都の中央広場に着いたよ。
「おや、マロン陛下、今日は視察かい?
ウサギに乗って姿を見せるのも随分と久しぶりだね。」
早速串焼き屋のおばさんが声を掛けてくれたよ。
「うん、隣の大陸まで遠征してたら仕事が溜まっちゃってね。
ゆっくり、王都を散策する時間が無かったの。
一応、毎朝、トレントの森には行ってたんだけどね。
朝早いから、王都の人達とは余り顔を会わせなかったんだ。」
「ああ、そう言えば半年近く留守にしてたんだっけ。
港で見たよ。立派な船を土産に貰って来たじゃないかい。
今度、一度乗っけておくれよ。」
ヌル王国から接収してきた白亜の王族専用船、今は目立つところに係留してあるんだ。
一度、貴族達を招いてお披露目をした時に、抽選で王都の人達にも乗ってもらったけど。
あの時は限られた人数だけだったから、乗りたいと思っている人は他にも沢山居ただろうね。
「そうだね。
雇った船乗りさんの訓練で定期的に動かしているから。
王都のみんなに公開するように、宰相に伝えておくよ。」
人を乗せずに、訓練で動かすだけじゃ勿体ないからね。
今日王宮へ帰ったら、宰相に相談することにしたよ。
「流石、マロン陛下、話しが分かるじゃないかい。
ほら、焼きたてのウサギ串だよ。
冷めないうちに食べておくれでないかい。」
おばさん、薄く削いだ木の皿に乗っけて大盛りの串焼きを差し出してくれたの。
このおばさん、いつも串焼きを奢ってくれんだ。
おいらだけじゃなく、一緒に居るみんなの分まで貰えるからいつでも大盛りなの。
「有り難う、みんなでご馳走になるよ。
それじゃ、お返しにこれをどうぞ。」
「ありゃ、何時も済まないね。
これじゃ、私の方が得しちまうじゃないかい。」
お礼に『トレントの木炭』を詰めた布袋を差し出すと、おばさんは満面の笑みを湛えて布袋を抱えていたよ。
『トレントの木炭』は火力が強いので、お肉を焼くのに使うととっても美味しく焼けるんだ。
早速、ちびっ子にも分けてあげたら、「おいちぃー」とか言ってご機嫌で頬張ってた。
それ、大好きなうさちゃんの変わり果てた姿だよとは、とても言えなかったよ。
「それで、最近、何か変わったことは無い?
困っていることとか。」
おいらも串焼きを頬張りながら、おばさんに尋ねると。
「そうだね、今日は朝から昨夜の怪しい光の噂で持ち切りだね。
最初は、酔っ払いの寝言かと思ってたんだけどね。
結構、目撃者がいたんだよ。
酔っ払いの他にも、風呂屋の泡姫さんとか素面の連中がね。」
何でも、『ごぉー』って音が聞こえたかと思えば、明るく輝く光の玉が二つ並んで飛んでいたんだって。
その光を目撃したって人は、みんな同じことを言ってるそうんなんだ。
だから、酔っ払いの戯言じゃないんじゃないかと噂になっているらしいよ。
そして…。
「それでさぁ、実際に目撃した娘さんが言ってたんだけど…。
その光の玉は、そっちの兄ちゃんの家の上で消えたと言うんだよ。」
おばさんが指差したのは、おいらの隣で従者然として立っているタロウだった。
最初の酔っ払いのオッチャンは大きな屋敷の上でスッと消えたと言ってたらしいけど。
タロウが経営している風呂屋の泡姫さんも、お勤めの帰りに目撃したそうで。
その大きな屋敷が、タロウの屋敷だと知っていたらしいの。
きっと、風呂屋に入店した時の研修で行ったことがあったんだね。
「タロウ?」
おいらがジト目で尋ねると…。
「えっと、何の事かな…。」
タロウはおいらから視線を逸らして、ポリポリとほっぺを掻いてたよ。
あっ、こいつ、絶対に何か隠してる…。
そこで、不思議な雰囲気のお姉さんに会ったんだ。
タロウの六番目のお嫁さんになったと言ったマリアさん、何と知り合った初日に電撃結婚だって。
そんなマリアさん、おいらが街の視察に行くと知ると一緒に行くと言ったの。
マリアさん、スケスケのネグリジェから着替えて来たんだけど…。
「なあ、その服装で街に出るのか?
日焼け止めにはなるかも知れんが、…。
それ新品だろ?
汚れたら、凄く目立つぞ。」
タロウがマリアさんに指摘したのは、それが純白のコートだったから。
街なんて歩いていたらすぐに汚しそうだって、タロウは言ってた。
マリアさんの羽織る丈の長いコートは、見たことが無いほど真っ白な生地で出来てたの。
純白と言っても、正装で着るシルクのドレスほど薄手の生地じゃ無いけど。
おいらが知っている白い服って、生成りで少し黄色っぽい服が多いから珍しかったよ。
純白の服なんて、シルクで出来た高級なドレスくらいしか見たことから少し驚いた。
でも何だろう、この既視感。何処かで見たような気がするんだけど…。
「うん、これ?
気にしないで良いわよ。
これ、汚れが目立つように白い生地で出来てるんだもん。
危ない汚れが付着したら、すぐに気付かないと拙いでしょう。
それに毎日羽織っているから、これを着てないと落ち着かないのよ。」
マリアさんはその白い服を沢山持っているらしくて、汚れても気にしないんだって。
汚れても気にしないって、純白の服ってお高いのでは…。
マリアさんって実はお金持ち?
「まあ、汚れても気にしないってんだったら良いけどよ…。
保健の先生か、理科の先生と一緒に居るようで、なんか落ち着かないぜ。」
タロウの方は、マリアさんの服装に対して別のことを感じたみたいだね。
なに、保健の先生とか、理科の先生って?
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それから、おいらは、何時ものようにウサギに乗って街に繰り出したんだ。
「まさか、食用のウサギを馬の代わりにしているとは…。」
おいらが騎乗するバニーの後ろに乗ったマリアさんからそんな呟きが聞こえたよ。
何処に住んでいたのか、マリアさんの耳に王都の噂は届いてなかったみたい。
ウサギに乗った女王様って、大分評判になっていると聞いていたんだけど。
マリアさんは、おいらや騎士達がウサギを移動手段にしているのを知らなかった様子なの。
タロウの家から繁華街に向かって進んでいると。
「あっ、マロンさまだ!
マロンさま、あたしもうさちゃんにのっけて!」
顔見知りのちびっ子がトテトテと駆け寄って来たよ。
街で遭遇する度に、おいらはこの子からウサギに乗せてとせがまれるんだ。
バニーを停めてお座りさせると、勝手知った様子でちびっ子はおいらの前によじ登って座ったの。
「うさちゃん、ご~!」
腕を前に突き出して、ウサギに出発の合図を出すちびっ子。
慣れたもので、バニーもそれを受けてゆっくり進み始めたの。
キャッ、キャッと喜ぶちびっ子。
「良かったわね。
お嬢ちゃん、何時もマロンちゃんに乗せてもらっているの?」
おいらの背中越しにマリアさんが尋ねると。
「うん、マロンさま、いつもうさちゃんに乗せてくれるの。
あたし、マロンさまもうさちゃんもだいすき!」
マリアさんの問い掛けにちびっ子は無垢な笑顔を見せて答えてたよ。
「マロンちゃん、あなた、本当に良い王様をしているわね。
良い王様ってのは、民に愛される王様よ。
それは、決して王宮の奥でふんぞり返っている王様じゃないわ。
民の暮らしぶりを見て、民の話に耳を傾ける。
そして、民の願いを汲み取って政に活かすことができる。
そんな王様だと思う。
王様のするべきことは、統治であって支配じゃないのよ。
歴史上、それを勘違いしたおバカが沢山いるけど。
マロンちゃんは、そうならないように気をつけてね。」
マリアさんは背後からおいらをそっと抱きしめて、そんな話を聞かせてくれたの。
でも何で、マリアさんが王様の心構えなんかを諭してくれるんだろう…。
**********
そんな話をしているうちに、おいら達は王都の中央広場に着いたよ。
「おや、マロン陛下、今日は視察かい?
ウサギに乗って姿を見せるのも随分と久しぶりだね。」
早速串焼き屋のおばさんが声を掛けてくれたよ。
「うん、隣の大陸まで遠征してたら仕事が溜まっちゃってね。
ゆっくり、王都を散策する時間が無かったの。
一応、毎朝、トレントの森には行ってたんだけどね。
朝早いから、王都の人達とは余り顔を会わせなかったんだ。」
「ああ、そう言えば半年近く留守にしてたんだっけ。
港で見たよ。立派な船を土産に貰って来たじゃないかい。
今度、一度乗っけておくれよ。」
ヌル王国から接収してきた白亜の王族専用船、今は目立つところに係留してあるんだ。
一度、貴族達を招いてお披露目をした時に、抽選で王都の人達にも乗ってもらったけど。
あの時は限られた人数だけだったから、乗りたいと思っている人は他にも沢山居ただろうね。
「そうだね。
雇った船乗りさんの訓練で定期的に動かしているから。
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人を乗せずに、訓練で動かすだけじゃ勿体ないからね。
今日王宮へ帰ったら、宰相に相談することにしたよ。
「流石、マロン陛下、話しが分かるじゃないかい。
ほら、焼きたてのウサギ串だよ。
冷めないうちに食べておくれでないかい。」
おばさん、薄く削いだ木の皿に乗っけて大盛りの串焼きを差し出してくれたの。
このおばさん、いつも串焼きを奢ってくれんだ。
おいらだけじゃなく、一緒に居るみんなの分まで貰えるからいつでも大盛りなの。
「有り難う、みんなでご馳走になるよ。
それじゃ、お返しにこれをどうぞ。」
「ありゃ、何時も済まないね。
これじゃ、私の方が得しちまうじゃないかい。」
お礼に『トレントの木炭』を詰めた布袋を差し出すと、おばさんは満面の笑みを湛えて布袋を抱えていたよ。
『トレントの木炭』は火力が強いので、お肉を焼くのに使うととっても美味しく焼けるんだ。
早速、ちびっ子にも分けてあげたら、「おいちぃー」とか言ってご機嫌で頬張ってた。
それ、大好きなうさちゃんの変わり果てた姿だよとは、とても言えなかったよ。
「それで、最近、何か変わったことは無い?
困っていることとか。」
おいらも串焼きを頬張りながら、おばさんに尋ねると。
「そうだね、今日は朝から昨夜の怪しい光の噂で持ち切りだね。
最初は、酔っ払いの寝言かと思ってたんだけどね。
結構、目撃者がいたんだよ。
酔っ払いの他にも、風呂屋の泡姫さんとか素面の連中がね。」
何でも、『ごぉー』って音が聞こえたかと思えば、明るく輝く光の玉が二つ並んで飛んでいたんだって。
その光を目撃したって人は、みんな同じことを言ってるそうんなんだ。
だから、酔っ払いの戯言じゃないんじゃないかと噂になっているらしいよ。
そして…。
「それでさぁ、実際に目撃した娘さんが言ってたんだけど…。
その光の玉は、そっちの兄ちゃんの家の上で消えたと言うんだよ。」
おばさんが指差したのは、おいらの隣で従者然として立っているタロウだった。
最初の酔っ払いのオッチャンは大きな屋敷の上でスッと消えたと言ってたらしいけど。
タロウが経営している風呂屋の泡姫さんも、お勤めの帰りに目撃したそうで。
その大きな屋敷が、タロウの屋敷だと知っていたらしいの。
きっと、風呂屋に入店した時の研修で行ったことがあったんだね。
「タロウ?」
おいらがジト目で尋ねると…。
「えっと、何の事かな…。」
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