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第十八章【間章】おいらが生まれるよりずっと前のことだって
第618話 悪ガキ二人に手を焼いているようで…
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壁のモニターの中では、スキル『積載庫』の『実』が出来上がった瞬間が映し出されていたけど。
おいらはその光景に違和感を感じたんだ。
なので、アカシアさんに聞いてみることにしたの。
「ねえ、あれって『積載庫』のスキルを獲得するための『実』だよね。
おいらが知っているシューティング・ビーンズが落すのはあれだけじゃないよ。
他にも三種類の『スキルの実』を落とすんだけど、それはどうなってるの?」
おいらが尋ねると、アカシアさんは少し驚いたような表情を見せたよ。
そして。
「あら、あなた、それを知っているということは…。
もしかして、『不思議な空間』を使えるの?
珍しい…。
この数百年、あれに至った人族が居ると聞いたことが無かったわ。」
アカシアさんが驚いたのは、スキル『積載庫』を取得した人間がこの数百年いなかったからみたい。
おいらが、アカシアさんの問い掛けに頷くと。
「そう、『不思議な空間』を持つ人が善良そうで安心したわ。
あの能力は、性根の悪い人に持たれると都合が悪いからね。
幾らでも悪事に利用できるから。
で、他の三つの果実についてだったわね。
それも、映像があるから見せてあげるわ。
まあ、あの問題児二人が切っ掛けになった訳だけど。」
そう答えたアカシアさんは、おいらが質問したために一時停止させてた映像を再開したの。
そこでは、テーブルを囲んでマロンさんとイブが『姫リンゴもどき』を摘まんでた。
テーブルの上には、オリジンとアカシアさん母娘も座ってて、一緒にその実を食べていたよ。
すると、そこへ。
「あー、ズルいぞ。
母ちゃんとイブだけ、おやつを食って。
何で、俺達は呼んでくれないんだよ。」
食べ物の匂いを嗅ぎ付けて、アダムとノアがやって来たんだ。
「あら、別にあなた達に黙っておやつを食べていた訳じゃないのよ。
これは、お母さんが研究していたモノが一応完成したから。
試食をしていただけですもの。
勿論、食べたければ二人にもあげるわよ。
好きなだけ食べなさい。」
マロンさんはそう答えながらスキルの実が盛られた籠を二人に差し出していたよ。
「もらい!」
差し出されるやいなや、ノアが籠から両手のひらいっぱいにスキルの実をすくい上げたの。
「俺も!」
負けじとアダムも持ち切れないくらいの実を籠から摘まみ上げると、すぐさま口に運んだの。
「うっ、何だこれ!
酸っぱいし、何か頭が痛てぇぞ。」
そんな声を上げたアダムは、頭を抱えて地面で転げ回ったんだ。
「俺も、頭が痛てぇ。」
ノアも頭を抱えて蹲っちゃったよ。
「酸っぱいのは好き嫌いがあるから良いとして…。
イブは、頭が痛いなんて一度も言ったことは無いのに。
何で、この子達は頭痛がするのかしら。
脳の強化をしてない私でも平気な水準までナノマシンの量を調整したのに。」
マロンさんは、悶え苦しむ二人を目にして、首を傾げていたよ。
多言語理解のため、脳機能をイブと同等に強化してある二人が頭痛を訴えたから。
「個体差じゃないの。
遺伝子を同等に操作したとしても同じ成果が得られるとは限らないのだから。
操作の素体となった受精卵には当然個体差があるのだもの。」
オリジンが言ってたよ。素がおバカさんだったんじゃないのって。
「おかしいわね。
三人共世界的に著名な学者から採取して冷凍保存していた生殖細胞を使ったのよ。
父母ともに優秀な科学者だったのに…。」
冷凍保存してた間に劣化したのかしらなんて、マロンさんは呟いていたよ。
マロンさんが思索に耽っている間に、二人の頭痛は収まったようで。
「なあ、母ちゃん、俺、こんな酸っぱい果物より甘い物が良いや。
これは返すから、クッキーでもくれよ。」
立ち直ったアダムが、スキルの実を籠に戻しながら別のおやつを強請っていたよ。
「はい、はい、今あげるから待っていなさい。」
マロンさんは一度席を外すと、何処かからお菓子を盛った皿を手にして戻って来たの。
それを貰った二人は嬉しそうにその場を立ち去って行ったよ。
そんな二人を見ているマロンさんは少し落ち込んでいるように見えたんだ。
誰でも『不思議な空間』を取得できるようにと開発してきたのに、あの二人にはまだ負担が大きかったようだからね。
「結果オーライなんじゃない?
あの『不思議な空間』は、悪ガキ二人は過ぎたものよ。
おバカに、余り便利なものを持たせるとロクな事が無いわ。」
オリジンはマロンさんに気に病む必要は無いと宥めていたよ。
バカには持たせない方が良いだろうから、このままで良いってね。
**********
そして、また、映像は切り替わり…。
「今日のイブはネコぱんつだ!」
モニターの中では、アダムがイブのスカートを捲り上げていたよ。
「こら! アダム!
何時もママに叱られているでしょう。
女の子のスカートを捲っちゃダメだと。」
そんなアダムにイブが注意したんだけど…。
「うるさい! イブは生意気なんだよ!
スカート捲りがダメならこれでどうだ!」
アダムと一緒に居たノアが、イブの後ろから近付いていきなりパンツを擦り下げたよ。
「キャアー、このおバカ!」
イブは慌ててパンツを履き直すと、ノアを叩こうとしたけど。
ノアの方がイブより数段すばしっこいようで、それを躱して逃げ去ったよ。
「あらあら、あの子達ったら…。
まだ五歳なのに、もう女の子の下半身に興味津々なの?
おかしいわね、何であんなに本能に忠実なのかしら…。」
走り去る二人を見ながら、マロンさんはため息交じりにそんな呟きを漏らしていたよ。
マロンは、男性ホルモンの分泌を極力抑えるように遺伝子操作を施したのにとか言ってたよ。
「ママ、そんなとこで見てないで。
あの二人を何とかしてよ。
あいつら、直ぐにスカートを捲ろうとするの。
パンツなんか見て何が楽しいのか。」
自分を助けようとしなかったマロンに、イブは猛然と抗議をしていたよ。
「ごめんなさいね。
余りに早業だったので。
咄嗟に対応できなかったの。
ダメね、私ってとろいから…。」
二人が素早過ぎて、マロンさんには追いかけるのも大変だと言ってたよ。
幼少の頃から研究室の建物なかで大人しく育てられてきたので、体を動かすことは苦手だって。
「ホント、あの二人、逃げ足が速いものね。
油断も隙もあったもんじゃないわ…。」
イブは五歳児に似つかわしくない腕組みをして、そんな愚痴をこぼしていたよ。
「そうね、あの二人の悪戯を躱す術があった方が良いわね。
少し対策を考えてみるわね。」
マロンさんは、何か対策を考えるとイブに約束していたよ。
**********
そして、場面はまたまた転換して…。
「ふふふ、出来たわよ…。」
目の下に隈を作ったマロンさんが、目の前でアンプルを揺らして不敵な笑みを浮かべていたよ。
「マロン、今度は何を作ったの?」
マロンさんの横に浮かんだオリジンが問い掛けると。
「イブと約束した悪ガキ二人から身を護る手段よ。
これから、私が実験してみるの。」
マロンさんは返答した直後、アンプルの中身を飲み干したんだ。
それから、しばらく間をおいて。
「アカシア、少し実験に付き合ってちょうだい。」
マロンさんはアカシアに協力を依頼して、オリジンも含めて三人で庭に出たの。
「良いかしら。
あなたは、不意を突いて電撃で私を攻撃してちょうだい。
後ろからでも良いわ。
但し、電撃は手加減してよ。
全力でやられたら、私が死んじゃうから。」
「私は、マロンを攻撃すれば良いのね。
あなたに気付かれないように。」
「そう。
威力は低めでも、攻撃速度は速い方が良いわ。」
そんな打ち合わせをすると、アカシアさんはマロンさんから離れたの。
そして、しばらくマロンさんは庭の中をうろついていると…。
バリ!バリ!バリ!
アカシアさんの電撃がマロンさんを襲ったんだ。
意表を突くとは言ったものの、その実験をするのだからマロンさんなりに用心はしていたのだと思う。
だけどその電撃の速さは、用心していたからと言って常人では回避できるものでは無かったよ。
でも、マロンさんの体はとっさに電撃の効果範囲から飛び退いたんだ。
その姿は見るからに不自然で、まるでマロンさんの意思とは無関係に体が回避したように見えたの。
そして、…。
「痛ったたた…。」
電撃は上手く回避したはずのマロンさんが、苦悶の表情を見せて地面を転げ回っていた。
まあ、運動不足の人が、常人では回避不可能と思われた攻撃を回避するのだからね。
体の節々にどんな負担が掛かるかは想像できるよ…。
おいらはその光景に違和感を感じたんだ。
なので、アカシアさんに聞いてみることにしたの。
「ねえ、あれって『積載庫』のスキルを獲得するための『実』だよね。
おいらが知っているシューティング・ビーンズが落すのはあれだけじゃないよ。
他にも三種類の『スキルの実』を落とすんだけど、それはどうなってるの?」
おいらが尋ねると、アカシアさんは少し驚いたような表情を見せたよ。
そして。
「あら、あなた、それを知っているということは…。
もしかして、『不思議な空間』を使えるの?
珍しい…。
この数百年、あれに至った人族が居ると聞いたことが無かったわ。」
アカシアさんが驚いたのは、スキル『積載庫』を取得した人間がこの数百年いなかったからみたい。
おいらが、アカシアさんの問い掛けに頷くと。
「そう、『不思議な空間』を持つ人が善良そうで安心したわ。
あの能力は、性根の悪い人に持たれると都合が悪いからね。
幾らでも悪事に利用できるから。
で、他の三つの果実についてだったわね。
それも、映像があるから見せてあげるわ。
まあ、あの問題児二人が切っ掛けになった訳だけど。」
そう答えたアカシアさんは、おいらが質問したために一時停止させてた映像を再開したの。
そこでは、テーブルを囲んでマロンさんとイブが『姫リンゴもどき』を摘まんでた。
テーブルの上には、オリジンとアカシアさん母娘も座ってて、一緒にその実を食べていたよ。
すると、そこへ。
「あー、ズルいぞ。
母ちゃんとイブだけ、おやつを食って。
何で、俺達は呼んでくれないんだよ。」
食べ物の匂いを嗅ぎ付けて、アダムとノアがやって来たんだ。
「あら、別にあなた達に黙っておやつを食べていた訳じゃないのよ。
これは、お母さんが研究していたモノが一応完成したから。
試食をしていただけですもの。
勿論、食べたければ二人にもあげるわよ。
好きなだけ食べなさい。」
マロンさんはそう答えながらスキルの実が盛られた籠を二人に差し出していたよ。
「もらい!」
差し出されるやいなや、ノアが籠から両手のひらいっぱいにスキルの実をすくい上げたの。
「俺も!」
負けじとアダムも持ち切れないくらいの実を籠から摘まみ上げると、すぐさま口に運んだの。
「うっ、何だこれ!
酸っぱいし、何か頭が痛てぇぞ。」
そんな声を上げたアダムは、頭を抱えて地面で転げ回ったんだ。
「俺も、頭が痛てぇ。」
ノアも頭を抱えて蹲っちゃったよ。
「酸っぱいのは好き嫌いがあるから良いとして…。
イブは、頭が痛いなんて一度も言ったことは無いのに。
何で、この子達は頭痛がするのかしら。
脳の強化をしてない私でも平気な水準までナノマシンの量を調整したのに。」
マロンさんは、悶え苦しむ二人を目にして、首を傾げていたよ。
多言語理解のため、脳機能をイブと同等に強化してある二人が頭痛を訴えたから。
「個体差じゃないの。
遺伝子を同等に操作したとしても同じ成果が得られるとは限らないのだから。
操作の素体となった受精卵には当然個体差があるのだもの。」
オリジンが言ってたよ。素がおバカさんだったんじゃないのって。
「おかしいわね。
三人共世界的に著名な学者から採取して冷凍保存していた生殖細胞を使ったのよ。
父母ともに優秀な科学者だったのに…。」
冷凍保存してた間に劣化したのかしらなんて、マロンさんは呟いていたよ。
マロンさんが思索に耽っている間に、二人の頭痛は収まったようで。
「なあ、母ちゃん、俺、こんな酸っぱい果物より甘い物が良いや。
これは返すから、クッキーでもくれよ。」
立ち直ったアダムが、スキルの実を籠に戻しながら別のおやつを強請っていたよ。
「はい、はい、今あげるから待っていなさい。」
マロンさんは一度席を外すと、何処かからお菓子を盛った皿を手にして戻って来たの。
それを貰った二人は嬉しそうにその場を立ち去って行ったよ。
そんな二人を見ているマロンさんは少し落ち込んでいるように見えたんだ。
誰でも『不思議な空間』を取得できるようにと開発してきたのに、あの二人にはまだ負担が大きかったようだからね。
「結果オーライなんじゃない?
あの『不思議な空間』は、悪ガキ二人は過ぎたものよ。
おバカに、余り便利なものを持たせるとロクな事が無いわ。」
オリジンはマロンさんに気に病む必要は無いと宥めていたよ。
バカには持たせない方が良いだろうから、このままで良いってね。
**********
そして、また、映像は切り替わり…。
「今日のイブはネコぱんつだ!」
モニターの中では、アダムがイブのスカートを捲り上げていたよ。
「こら! アダム!
何時もママに叱られているでしょう。
女の子のスカートを捲っちゃダメだと。」
そんなアダムにイブが注意したんだけど…。
「うるさい! イブは生意気なんだよ!
スカート捲りがダメならこれでどうだ!」
アダムと一緒に居たノアが、イブの後ろから近付いていきなりパンツを擦り下げたよ。
「キャアー、このおバカ!」
イブは慌ててパンツを履き直すと、ノアを叩こうとしたけど。
ノアの方がイブより数段すばしっこいようで、それを躱して逃げ去ったよ。
「あらあら、あの子達ったら…。
まだ五歳なのに、もう女の子の下半身に興味津々なの?
おかしいわね、何であんなに本能に忠実なのかしら…。」
走り去る二人を見ながら、マロンさんはため息交じりにそんな呟きを漏らしていたよ。
マロンは、男性ホルモンの分泌を極力抑えるように遺伝子操作を施したのにとか言ってたよ。
「ママ、そんなとこで見てないで。
あの二人を何とかしてよ。
あいつら、直ぐにスカートを捲ろうとするの。
パンツなんか見て何が楽しいのか。」
自分を助けようとしなかったマロンに、イブは猛然と抗議をしていたよ。
「ごめんなさいね。
余りに早業だったので。
咄嗟に対応できなかったの。
ダメね、私ってとろいから…。」
二人が素早過ぎて、マロンさんには追いかけるのも大変だと言ってたよ。
幼少の頃から研究室の建物なかで大人しく育てられてきたので、体を動かすことは苦手だって。
「ホント、あの二人、逃げ足が速いものね。
油断も隙もあったもんじゃないわ…。」
イブは五歳児に似つかわしくない腕組みをして、そんな愚痴をこぼしていたよ。
「そうね、あの二人の悪戯を躱す術があった方が良いわね。
少し対策を考えてみるわね。」
マロンさんは、何か対策を考えるとイブに約束していたよ。
**********
そして、場面はまたまた転換して…。
「ふふふ、出来たわよ…。」
目の下に隈を作ったマロンさんが、目の前でアンプルを揺らして不敵な笑みを浮かべていたよ。
「マロン、今度は何を作ったの?」
マロンさんの横に浮かんだオリジンが問い掛けると。
「イブと約束した悪ガキ二人から身を護る手段よ。
これから、私が実験してみるの。」
マロンさんは返答した直後、アンプルの中身を飲み干したんだ。
それから、しばらく間をおいて。
「アカシア、少し実験に付き合ってちょうだい。」
マロンさんはアカシアに協力を依頼して、オリジンも含めて三人で庭に出たの。
「良いかしら。
あなたは、不意を突いて電撃で私を攻撃してちょうだい。
後ろからでも良いわ。
但し、電撃は手加減してよ。
全力でやられたら、私が死んじゃうから。」
「私は、マロンを攻撃すれば良いのね。
あなたに気付かれないように。」
「そう。
威力は低めでも、攻撃速度は速い方が良いわ。」
そんな打ち合わせをすると、アカシアさんはマロンさんから離れたの。
そして、しばらくマロンさんは庭の中をうろついていると…。
バリ!バリ!バリ!
アカシアさんの電撃がマロンさんを襲ったんだ。
意表を突くとは言ったものの、その実験をするのだからマロンさんなりに用心はしていたのだと思う。
だけどその電撃の速さは、用心していたからと言って常人では回避できるものでは無かったよ。
でも、マロンさんの体はとっさに電撃の効果範囲から飛び退いたんだ。
その姿は見るからに不自然で、まるでマロンさんの意思とは無関係に体が回避したように見えたの。
そして、…。
「痛ったたた…。」
電撃は上手く回避したはずのマロンさんが、苦悶の表情を見せて地面を転げ回っていた。
まあ、運動不足の人が、常人では回避不可能と思われた攻撃を回避するのだからね。
体の節々にどんな負担が掛かるかは想像できるよ…。
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