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第十八章【間章】おいらが生まれるよりずっと前のことだって
第611話 妖精族の秘密が明らかになって来たよ…
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マロンさん達が乗ってきた小惑星がぶつかったせいで酷いことになってたこの星だけど。
再びマロンさんが目覚めた時には、緑あふれる大地になっていたそうなの。
マロンさんは、この星で惑星テルルの民の血を引く人達を根付かせようと決意したんだ。
壁のモニターの中の映像は、初めて研究所の外の景色を映し出したよ。
「私、生まれて初めて建物の外に出たわ。
とても清々しい…。
これが、森の香りなのかしら。」
マロンさんは研究所の敷地に立ってそんな呟きを漏らしてた。
研究所の周囲は一面深い森だったの。
その中に広がる研究所だけが無機質な佇まいで異質に見えたよ。
「マロンは放射線被曝を避けるためずっとあの建物の中で生活していたからね。
と言っても、私も建物の外に出たのは初めてだけど。」
マロンさんから、膨大なテルルの知識を植え付けられているオリジン。
その知識量から言動は老練だけど、眠っていた二十六億年を除くとまだ五歳だからね。
マロンさん同様、放射線を避けるためずっと建物の中に居たそうだよ。
「私、昔の文献を見る度、こんな光景に憧れていたの。
惑星テルルでは経済発展と共に何百年も前に失われた風景だわ。」
「そうね、この森を渡る風はとても心地良いわ。
この森は開発せずにずっと残したいわね。
私達が第一歩を踏み出した記念の地として。」
緑あふれる景色に感嘆するマロンさんと相槌を入れたオリジン。
「それ、良いわね。
それじゃ、この森は手付かずのまま残しましょう。」
このマロンさんとオリジンの最初の会話で決まったみたいだね。
この地を『妖精の森』として残すことが。
**********
映像の区切りでアカシアさんが話してくれたことによると。
この後しばらく、マロンさん達はこの大陸の各地を巡って地形や植生の把握に努めたらしい。
水や空気に人体にとって有害な物質が含まれていないかも、再度念入りに調べたって。
そして。
「マロン、この星は人族が暮らすのにとても理想的な環境だわ。
アカシアが事前に調べてくれた通り、空気も、水もテルルと殆ど変わらないし。
年中温暖な気候も農耕に適しているんじゃないかしら。
どうする、これなら地中人類とか水棲人類とかは要らないんじゃないの?」
映像の中のオリジンはマロンさんにそんなことを問い掛けていたんだ。
元々、『山の民』とか『海の民』を生み出したのは、ある意味保険だからね。
漂着した星がテルルの人達の生存に適さない場合に備えての。
『箱舟プロジェクト』で辿り着く星が、どんな環境かは予見できなかったので。
「それは、あの子達を破棄しろと言うの?
ダメよ、そんな事は出来ないわ。
生まれてきた命を人族の勝手で摘み取るなんて。」
オリジンの問い掛けに、マロンさんは毅然とした態度で否と答えたよ。
そして、こう続けたの。
「そもそも、陸上以外に住む人族が居ても良いでしょう。
基になった遺伝子配列はテルルの人族なのだもの。
個性よ、個性。」
下半身魚で尾びれがあることを『個性』の一言で片付けるマロンさん。
「まあ、ここには煩いことを言う役人も居ないし。
先住民族も居ないみたいだから。
マロンがそうしたいと言うのなら止めないけど。
どうするの?
水棲人類には男性が生まれないのでしょう?
海に放したところですぐに絶滅しちゃうんじゃないの。」
オリジンは雄が生まれてこない『海の民』を外の世界に放すことを懸念しているみたいだった。
「たぶん平気だと思うわ。
だって、陸の上の男性と交配可能なのですもの。
陸の上の男性と水中の女性が番いとなって子孫を残せば問題ないわよ。
それにちょっと憧れるじゃない。
人魚の少女と人の青年の恋物語。」
「なにそれ?」
「あっ、オリジンには世俗的な記憶は植え付けなかったわね。
巷に伝わる昔話よ。
子供が母親から聞かされるおとぎ話の定番ね。
私は恋なんて出来なかったから、とても憧れるわ。」
「あら、科学者でもそんなメルヘンなことを考えるのね。」
「えっ、知らなかった?
子供の頃から、メルヘンはとても好きなのよ。
オリジンの姿だって、テルルのお伽話から取ったと教えたでしょう。
イタズラ好きで、賑やかなことが大好きな妖精族。
地中で暮らす子達も、やっぱりお伽話から考えたのよ。」
モニターの中のマロンさんがそんな言葉を口にすると。
タロウがボソッと漏らしてた。「何だ、『山の民』はやっぱりドワーフじゃないか。」って。
マロンさんは、色々な種族が仲良く暮らし、種族を越えた恋が生まれたら素敵だろうと言ってたよ。
なるほど、仲良く手を繋ぐおいらとミンメイの姿に、アカシアさんが相好を崩してたのにはそんな理由があったんだ。
人族と『森の民』双方の血を引くミンメイって、アカシアさんにとってマロンさんの願いが叶った象徴みたいな存在なんだね。
まあそんな訳で、『箱舟プロジェクト』で人工的に生み出された種族もこの大陸で暮らすことになったそうだよ。
そうと決まるとマロンさん達は、各種族一定数の子供を産み出すことにしたんだって。
最初にある程度の人数を揃えておかないと、近親交雑が起こって遺伝的に障害のある子供が生まれる恐れがあるからって。
**********
この星で暮らしてく人族を人工培養する間にも、マロンさん達は色々とする事があったそうだよ。
先ずはこの大陸に暮らす人たちの生活圏や生活水準についての検討から始めたんだって。
例えば、この大陸をどのように開発するのかとか、生まれてくる子供達にどの程度の知識を与えるのかとか。
それに、これから沢山の人類が暮らすために、この大陸のことをもっと詳細に調べる必要もあったそうだよ。
そのために色々と便利に働いてくれたのは…。
「アカシア、あなた、いったい、いつの間にこんなに増えたの?」
モニターの中のマロンさんは目を丸くして言ってたの。
そんな、マロンさんの前にはわらわらと群れを成して宙に浮く妖精さんの一団。
しかも、みんな、アカシアさんと同じ容姿をしていたよ。
「マロン、言ってたじゃない。
妖精族はある程度成長すると増殖するって。
どうやら、千年に一度くらいの頻度で分裂するらしいわ。
ネズミ算式に増えたら大変なことになるから。
皆には眠ってもらってたの。
それでも、ここに二百万人以上、私のそっくりさんが居るわ。」
モニターに映っている妖精族はそこまで多くは見えないと思っていたら。
まだ、大部分はアカシアさんが時を停めているらしいの。
モニター映っているのは、アカシアさんがお手伝い要員として起こした仲間達らしいの。
二十六億年の年月恐るべし…。千年に一度増殖してもそんな数になるんだ。
宇宙を漂う研究所には、そんな沢山の妖精族を養う食料もエネルギーも無なかったそうで。
増えた個体には、時間を停めて眠っていてもらったそうなんだ。
時間を停めれば、増殖した個体が更に増殖することも無いからね。
「今更ながら凄いわね、不老不死。
こんなに増えちゃうんだ…。
これじゃ、この星の支配種は妖精族になっちゃうわね。」
アカシアさんの報告を聞いて、マロンさんが呑気にそんな感想をもらすと。
「これって、拙いんじゃないの?
マロンの研究成果は必要以上に成功を収めているようだわ。
寿命を少し短くするか、分裂の頻度を下げるか。
どちらかの対策を施さないと、この星が妖精族で溢れちゃう。」
オリジンさんはもっと深刻に受け止めていたみたいだった。
この星に着いた時点で、二百万人以上いる訳だけど…。
アカシアさんが言ってた通り、例え分裂が千年に一回でも大変なことになると。
倍々ゲームで増え、寿命が無いんだからね。
その時点で、二百万人以上いるなら千年後にはいきなり四百万人以上だ。
その千年後には八百万人で、モニターの映像は四十万年前だから…。
ダメ、そんな大きな数、計算できないよ。
「そうね、まだ、地下の遺伝子組み換え施設は生きているみたいだし。
資材もあるから、妖精族のテルメアを少し修正しましょうか。」
そうして、生み出されたのが第二世代型の妖精なんだって。
平均寿命二千年くらいらしいよ。
それと、アカシアさんから分裂した第一世代だけど、まだ大部分が「不思議な空間」で眠っているらしい。
四十万年前に、マロンさんのお手伝いとして目覚めた数十人だけがこの世界に放たれたらしいから。
そう言えば、ここへ来た時、アカシアさんはなんて言った?
アルトとムルティを見て、『娘』が訪ねてきて嬉しいって言ってなかったっけ。
アルトもアカシアさんのことを、『お母さん』って紹介してくれたよ。
「ねえ、アルト。
もしかしてアルトも、ムルティも第一世代なの?」
一応確認しようかと思い尋ねると。
「あら、良く分かったわね。
でも、何億年も生きている訳では無いわよ。
アカシア母さんは、この星に来てからだって分裂しているから。
第一世代は、いまも現在進行形で増えているの。」
アルトはそんな大年寄りじゃないと言ってたよ。
そうか、アカシアさんが分裂したのは宇宙に居た時だけじゃないんだ。
いったい、第一世代って何人くらい存在するのだろう…。
取り敢えず、大部分を眠らせたままにしてあるのは正解だね。
再びマロンさんが目覚めた時には、緑あふれる大地になっていたそうなの。
マロンさんは、この星で惑星テルルの民の血を引く人達を根付かせようと決意したんだ。
壁のモニターの中の映像は、初めて研究所の外の景色を映し出したよ。
「私、生まれて初めて建物の外に出たわ。
とても清々しい…。
これが、森の香りなのかしら。」
マロンさんは研究所の敷地に立ってそんな呟きを漏らしてた。
研究所の周囲は一面深い森だったの。
その中に広がる研究所だけが無機質な佇まいで異質に見えたよ。
「マロンは放射線被曝を避けるためずっとあの建物の中で生活していたからね。
と言っても、私も建物の外に出たのは初めてだけど。」
マロンさんから、膨大なテルルの知識を植え付けられているオリジン。
その知識量から言動は老練だけど、眠っていた二十六億年を除くとまだ五歳だからね。
マロンさん同様、放射線を避けるためずっと建物の中に居たそうだよ。
「私、昔の文献を見る度、こんな光景に憧れていたの。
惑星テルルでは経済発展と共に何百年も前に失われた風景だわ。」
「そうね、この森を渡る風はとても心地良いわ。
この森は開発せずにずっと残したいわね。
私達が第一歩を踏み出した記念の地として。」
緑あふれる景色に感嘆するマロンさんと相槌を入れたオリジン。
「それ、良いわね。
それじゃ、この森は手付かずのまま残しましょう。」
このマロンさんとオリジンの最初の会話で決まったみたいだね。
この地を『妖精の森』として残すことが。
**********
映像の区切りでアカシアさんが話してくれたことによると。
この後しばらく、マロンさん達はこの大陸の各地を巡って地形や植生の把握に努めたらしい。
水や空気に人体にとって有害な物質が含まれていないかも、再度念入りに調べたって。
そして。
「マロン、この星は人族が暮らすのにとても理想的な環境だわ。
アカシアが事前に調べてくれた通り、空気も、水もテルルと殆ど変わらないし。
年中温暖な気候も農耕に適しているんじゃないかしら。
どうする、これなら地中人類とか水棲人類とかは要らないんじゃないの?」
映像の中のオリジンはマロンさんにそんなことを問い掛けていたんだ。
元々、『山の民』とか『海の民』を生み出したのは、ある意味保険だからね。
漂着した星がテルルの人達の生存に適さない場合に備えての。
『箱舟プロジェクト』で辿り着く星が、どんな環境かは予見できなかったので。
「それは、あの子達を破棄しろと言うの?
ダメよ、そんな事は出来ないわ。
生まれてきた命を人族の勝手で摘み取るなんて。」
オリジンの問い掛けに、マロンさんは毅然とした態度で否と答えたよ。
そして、こう続けたの。
「そもそも、陸上以外に住む人族が居ても良いでしょう。
基になった遺伝子配列はテルルの人族なのだもの。
個性よ、個性。」
下半身魚で尾びれがあることを『個性』の一言で片付けるマロンさん。
「まあ、ここには煩いことを言う役人も居ないし。
先住民族も居ないみたいだから。
マロンがそうしたいと言うのなら止めないけど。
どうするの?
水棲人類には男性が生まれないのでしょう?
海に放したところですぐに絶滅しちゃうんじゃないの。」
オリジンは雄が生まれてこない『海の民』を外の世界に放すことを懸念しているみたいだった。
「たぶん平気だと思うわ。
だって、陸の上の男性と交配可能なのですもの。
陸の上の男性と水中の女性が番いとなって子孫を残せば問題ないわよ。
それにちょっと憧れるじゃない。
人魚の少女と人の青年の恋物語。」
「なにそれ?」
「あっ、オリジンには世俗的な記憶は植え付けなかったわね。
巷に伝わる昔話よ。
子供が母親から聞かされるおとぎ話の定番ね。
私は恋なんて出来なかったから、とても憧れるわ。」
「あら、科学者でもそんなメルヘンなことを考えるのね。」
「えっ、知らなかった?
子供の頃から、メルヘンはとても好きなのよ。
オリジンの姿だって、テルルのお伽話から取ったと教えたでしょう。
イタズラ好きで、賑やかなことが大好きな妖精族。
地中で暮らす子達も、やっぱりお伽話から考えたのよ。」
モニターの中のマロンさんがそんな言葉を口にすると。
タロウがボソッと漏らしてた。「何だ、『山の民』はやっぱりドワーフじゃないか。」って。
マロンさんは、色々な種族が仲良く暮らし、種族を越えた恋が生まれたら素敵だろうと言ってたよ。
なるほど、仲良く手を繋ぐおいらとミンメイの姿に、アカシアさんが相好を崩してたのにはそんな理由があったんだ。
人族と『森の民』双方の血を引くミンメイって、アカシアさんにとってマロンさんの願いが叶った象徴みたいな存在なんだね。
まあそんな訳で、『箱舟プロジェクト』で人工的に生み出された種族もこの大陸で暮らすことになったそうだよ。
そうと決まるとマロンさん達は、各種族一定数の子供を産み出すことにしたんだって。
最初にある程度の人数を揃えておかないと、近親交雑が起こって遺伝的に障害のある子供が生まれる恐れがあるからって。
**********
この星で暮らしてく人族を人工培養する間にも、マロンさん達は色々とする事があったそうだよ。
先ずはこの大陸に暮らす人たちの生活圏や生活水準についての検討から始めたんだって。
例えば、この大陸をどのように開発するのかとか、生まれてくる子供達にどの程度の知識を与えるのかとか。
それに、これから沢山の人類が暮らすために、この大陸のことをもっと詳細に調べる必要もあったそうだよ。
そのために色々と便利に働いてくれたのは…。
「アカシア、あなた、いったい、いつの間にこんなに増えたの?」
モニターの中のマロンさんは目を丸くして言ってたの。
そんな、マロンさんの前にはわらわらと群れを成して宙に浮く妖精さんの一団。
しかも、みんな、アカシアさんと同じ容姿をしていたよ。
「マロン、言ってたじゃない。
妖精族はある程度成長すると増殖するって。
どうやら、千年に一度くらいの頻度で分裂するらしいわ。
ネズミ算式に増えたら大変なことになるから。
皆には眠ってもらってたの。
それでも、ここに二百万人以上、私のそっくりさんが居るわ。」
モニターに映っている妖精族はそこまで多くは見えないと思っていたら。
まだ、大部分はアカシアさんが時を停めているらしいの。
モニター映っているのは、アカシアさんがお手伝い要員として起こした仲間達らしいの。
二十六億年の年月恐るべし…。千年に一度増殖してもそんな数になるんだ。
宇宙を漂う研究所には、そんな沢山の妖精族を養う食料もエネルギーも無なかったそうで。
増えた個体には、時間を停めて眠っていてもらったそうなんだ。
時間を停めれば、増殖した個体が更に増殖することも無いからね。
「今更ながら凄いわね、不老不死。
こんなに増えちゃうんだ…。
これじゃ、この星の支配種は妖精族になっちゃうわね。」
アカシアさんの報告を聞いて、マロンさんが呑気にそんな感想をもらすと。
「これって、拙いんじゃないの?
マロンの研究成果は必要以上に成功を収めているようだわ。
寿命を少し短くするか、分裂の頻度を下げるか。
どちらかの対策を施さないと、この星が妖精族で溢れちゃう。」
オリジンさんはもっと深刻に受け止めていたみたいだった。
この星に着いた時点で、二百万人以上いる訳だけど…。
アカシアさんが言ってた通り、例え分裂が千年に一回でも大変なことになると。
倍々ゲームで増え、寿命が無いんだからね。
その時点で、二百万人以上いるなら千年後にはいきなり四百万人以上だ。
その千年後には八百万人で、モニターの映像は四十万年前だから…。
ダメ、そんな大きな数、計算できないよ。
「そうね、まだ、地下の遺伝子組み換え施設は生きているみたいだし。
資材もあるから、妖精族のテルメアを少し修正しましょうか。」
そうして、生み出されたのが第二世代型の妖精なんだって。
平均寿命二千年くらいらしいよ。
それと、アカシアさんから分裂した第一世代だけど、まだ大部分が「不思議な空間」で眠っているらしい。
四十万年前に、マロンさんのお手伝いとして目覚めた数十人だけがこの世界に放たれたらしいから。
そう言えば、ここへ来た時、アカシアさんはなんて言った?
アルトとムルティを見て、『娘』が訪ねてきて嬉しいって言ってなかったっけ。
アルトもアカシアさんのことを、『お母さん』って紹介してくれたよ。
「ねえ、アルト。
もしかしてアルトも、ムルティも第一世代なの?」
一応確認しようかと思い尋ねると。
「あら、良く分かったわね。
でも、何億年も生きている訳では無いわよ。
アカシア母さんは、この星に来てからだって分裂しているから。
第一世代は、いまも現在進行形で増えているの。」
アルトはそんな大年寄りじゃないと言ってたよ。
そうか、アカシアさんが分裂したのは宇宙に居た時だけじゃないんだ。
いったい、第一世代って何人くらい存在するのだろう…。
取り敢えず、大部分を眠らせたままにしてあるのは正解だね。
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