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第十七章 所変わればと言うみたいだけど・・・
第532話 えっ、そこまで行っちゃう?
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ジャスミン姉ちゃんの証言で、ヌル王国の連中がサニアール国へ残した戦力が大したこと無いと分かったよ。
おいらは、アルトにお願いして十日後に王都を発ってサニアール国の開放に向かうことにしたの。
サニアール国の王女二人は、少しでも早く国を救って欲しいと願っていたんだけど。
アルトに送ってもらえば、十日後の出発でも一月後には到着すると伝えると納得してくれたよ。
サニアール国の王都ハムンは、普通に航海したなら二ヶ月は掛かるくらいの遠方らしいからね。
しばらく留守にするなら、おいらだって王宮の仕事を片付けてから出掛けないとならないし。
何より、当のサニアール国の王女二人が随分と疲労が溜まっている様子だからね。
二人共気ばっかり焦っているようだけど、十分な休養を取らないと体を壊しちゃうよ。
ついでに、十日の間、おいらもヌル王国の連中に少しお仕置きをしたいしね。
ヌル王国の詳しい情報は、十日の間に専門の官吏からジャスミン姉ちゃんに聴き取りをさせるとして。
その場での聴き取りは、粗方の事情が分かったところで終わりにしたよ。
サニアール国の王女二人は勿論のこと、ジャスミン姉ちゃんも疲れているだろうからね。
ジャスミン姉ちゃんに対する聴き取りを終え、解散しようとした時のこと。
アルトは『積載庫』に乗せていた、ヌル王国の商船団の頭領さんを降ろしたの。
頭領さんは、『積載庫』の窓からこの部屋でのやり取りを見聞きしていたようで。
「アルトお嬢さん、こんな場違いなところで降ろさなくても…。
何処か、王宮の外にでも放り出してくれて良かったのに。」
王宮の中でも一番重要な区画に降ろされたものだから、頭領が戸惑っていたよ。
「ねえ、あんた。
これからこの国と向こうの大陸との間で交易を始めたいのでしょう。
それなら、あんたの船団も明日の出航は取り止めにして。
十日後に、私達と一緒に来なさい。
ついでだから、向こうの大陸まで送ってあげるわよ。」
「えっ、オードゥラ大陸まで空を飛んで行くんですか?
あの快適な部屋に乗せてもらえるんで?
そりゃ、大歓迎だ。
十日くらいなら、幾らでも待ちますぜ。」
どうやら、船団を同行させることをおいらにも知らせるため、頭領さんをこの場に出したらしい。
頭領さんは大喜びだけど、おいらは寝耳に水だよ。
「えっ、アルト、オードゥラ大陸まで行くつもりなの?」
「決まっているじゃない。
舐めたマネをしてくれたんだもの。
落とし前は付けてもらわないと。
まあ、ついでなんだけどね。
もちろん、マロンも一緒に来るのよ。」
「アルト様、それは幾ら何でも困ります。
オードゥラ大陸までは、片道八ヶ月もかかるとの事ではないですか。
そんな長期間、陛下がご不在となりますと政務が滞ってしまいます。」
サニアール国の解放には前向きだった宰相だけど。
アルトが、おいらをオードゥラ大陸まで連れて行くつもりだと聞きいて焦っていたよ。
猫の手の以下のおいらだけど、流石に一年以上留守にするのは拙いらしい。
「そんなに時間を掛ける訳ないでしょう。
私だって森を一年以上空ける訳にはいかないわ。
そうね、全力で飛んで、四ヶ月もあれば戻って来るわ。
そのくらいは、マロン抜きで何とかしなさい。」
船で十六ヵ月掛かるところを四分の一の期間で戻ると豪語するアルト。
いったい、どんだけ早く飛ぶつもりなのかな。
人の国同士の争いなのだから、おいらが出向く必要があるとアルトは主張するんだ。
妖精の自分ではなく、人間のおいらが決着を付けないと駄目だって。
更に、アルトは宰相に説いたの。
一国を背負って立つ国王は、若い頃に広く世界を見ておいた方が良いと。
そう言われると宰相も駄目だと言うことも出来ず、渋々頷いていたよ。
**********
そして、ヌル王国の連中を捕えた翌日。
「まあ、まあ、マロンちゃんも可愛いけど、この乗り物も可愛いわ。
この国では、馬ではなく、ウサギに乗って移動するのね。
こんな大きなウサギさんが居るのも驚きだけど。」
おいらの騎乗するバニーを見て、ジャスミン姉ちゃんが細い目をいっそう細めていたよ。
おいらと二人乗りして喜ぶジャスミン姉ちゃんを連れて、王都の広場にやって来たんだ。
「女王さま、昨日はならず者共をやっつけてくれて有り難うよ。
あれから悪所があったところを見て来たけど。
遊郭の建物が全部壊れちまってたよ。
何でやられたかは知らないけど、街中でやられたら死人が出てたよ。」
広場に着く早々、馴染みのオバチャンがそんな声をかけてくれたの。
野次馬根性を出して攻撃された地区を見に行って、その変わり果てた風景に肝を冷やしたそうだよ。
狭い建物が密集していた地区が、がれきの山になっていたんだって。
オバチャン、攻撃された地区が無人だったと知り、ホッとしたそうだよ。
酷いことをする奴もいたもんだと言って、オバチャン、凄く怒っていたよ。
「オバチャン、これから良いものを見せてあげる。
少し、ここで待っていてくれるかな。」
「おや、女王さまが良いものって言うからには凄いモノなんだろうね。
そりゃ、楽しみだ。」
興味津々といった感じのオバチャンに少しの間待ってもらうと。
おいらは護衛の騎士達に広場の人の整理を指示したの。
ある物を置くために、広場の一画を開けてもらったんだ。
「おや、女王さん、一体何を見せようと言うんだい。
そんなに広いスペースを空けさせて…。」
広場の三分の一近い場所から人払いをしたものだから、オバチャン、驚いてたよ。
そんなオバチャンの目の前に、おいらは『積載庫』から取り出したものを置いたの。
「ドン」という重苦しい音を立てて現れたその物体に。
「何だい、これは檻かい? 動物を飼う檻にしては大きいし…。
女王さん、ウサギに続いて今度はワイバーンでも飼おうと言うのかい。
まさか、ワイバーンを飼い慣らして空を飛ぼうってんじゃないだろうね。」
広場に置かれた巨大な檻を見てオバチャンがそんな感想を漏らしたよ。
今まで飼おうと思う人なんて無かった狂暴なウサギを、おいらが騎馬の代わりに飼い始めたからね。
そんな感想を持つのも、あながち荒唐無稽な想像だとは言えないかな。
「ワイバーンなんて飼わないよ。
まあ、見てて。
アルトお願い。」
「あら、上手に檻を造ったじゃない。
広さも丁度良い感じだわ。
じゃあ、出すわね。」
おいらのお願いに応えて、アルトが檻の中に出したのは人。その数、千百三十六人。
「なんだ、なんだ、ここはいったい何処なんだ!」
檻に中に入れられた男達から、そんな声が上がったよ。
突然、アルトの『積載庫』から降ろされて景色の変化に驚いたのだろうね。
「何だい、このむさ苦しい野郎どもは?」
「こいつら、昨日、王都の町外れを無茶苦茶に壊したならず者共だよ。
ここで晒し者にしようと思ってね。」
「こいつが犯人かい。とんでもない悪党共がいたもんだ。
でも何で、みんな、パンツ一丁なんだい?」
そう、檻の中に閉じ込めた男共は、前日に捕らえたヌル王国の連中だよ。
もちろん、ウーロン王子とその取り巻き貴族も入っている。
アルトに晒し者にしたいと相談したら、檻は自分で造ってみろと言われたの。
『積載庫』の加工能力を使えって言われて、材料となる鉄を渡されたよ。
鉄? 勿論、ヌル王国の船の中にあった砲弾やら大砲やらだよ。
それをおいらの積載庫の中で一塊の大きな鉄に戻して、それを檻の形にしたんだ。
千人以上収容できる頑丈な檻と念じて造ったら、ちゃんとできていたよ。
千百三十六人全員を収容できる檻が。ただし、横になれるスペースは無いけど。
でも、パンツ一丁で檻に閉じ込めるとは聞いていないよ。
「アルト、何で、こいつら全員パンツ一丁にしたの?
昨日の打ち合わせではそんなことは言ってなかったじゃない。」
「せっかく晒し者にするのだもの。
どうせなら、思い切り屈辱を味あわせた方が良いでしょう。
それに、十日間晒し者にするんだもの。
身分を示すような記号は、取り払った方が面白いものが見られると思ってね。」
「記号? どういう事?」
「それは自分で観察して考えなさい。
まあ、二、三日したら分かると思うわ。」
そんな訳で、アルトは答えを教えてくれなかったの。
勉強になるから、自分で考えろってね。
実際、二、三日も掛からず、その理由は分かったんだ…。
おいらは、アルトにお願いして十日後に王都を発ってサニアール国の開放に向かうことにしたの。
サニアール国の王女二人は、少しでも早く国を救って欲しいと願っていたんだけど。
アルトに送ってもらえば、十日後の出発でも一月後には到着すると伝えると納得してくれたよ。
サニアール国の王都ハムンは、普通に航海したなら二ヶ月は掛かるくらいの遠方らしいからね。
しばらく留守にするなら、おいらだって王宮の仕事を片付けてから出掛けないとならないし。
何より、当のサニアール国の王女二人が随分と疲労が溜まっている様子だからね。
二人共気ばっかり焦っているようだけど、十分な休養を取らないと体を壊しちゃうよ。
ついでに、十日の間、おいらもヌル王国の連中に少しお仕置きをしたいしね。
ヌル王国の詳しい情報は、十日の間に専門の官吏からジャスミン姉ちゃんに聴き取りをさせるとして。
その場での聴き取りは、粗方の事情が分かったところで終わりにしたよ。
サニアール国の王女二人は勿論のこと、ジャスミン姉ちゃんも疲れているだろうからね。
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アルトは『積載庫』に乗せていた、ヌル王国の商船団の頭領さんを降ろしたの。
頭領さんは、『積載庫』の窓からこの部屋でのやり取りを見聞きしていたようで。
「アルトお嬢さん、こんな場違いなところで降ろさなくても…。
何処か、王宮の外にでも放り出してくれて良かったのに。」
王宮の中でも一番重要な区画に降ろされたものだから、頭領が戸惑っていたよ。
「ねえ、あんた。
これからこの国と向こうの大陸との間で交易を始めたいのでしょう。
それなら、あんたの船団も明日の出航は取り止めにして。
十日後に、私達と一緒に来なさい。
ついでだから、向こうの大陸まで送ってあげるわよ。」
「えっ、オードゥラ大陸まで空を飛んで行くんですか?
あの快適な部屋に乗せてもらえるんで?
そりゃ、大歓迎だ。
十日くらいなら、幾らでも待ちますぜ。」
どうやら、船団を同行させることをおいらにも知らせるため、頭領さんをこの場に出したらしい。
頭領さんは大喜びだけど、おいらは寝耳に水だよ。
「えっ、アルト、オードゥラ大陸まで行くつもりなの?」
「決まっているじゃない。
舐めたマネをしてくれたんだもの。
落とし前は付けてもらわないと。
まあ、ついでなんだけどね。
もちろん、マロンも一緒に来るのよ。」
「アルト様、それは幾ら何でも困ります。
オードゥラ大陸までは、片道八ヶ月もかかるとの事ではないですか。
そんな長期間、陛下がご不在となりますと政務が滞ってしまいます。」
サニアール国の解放には前向きだった宰相だけど。
アルトが、おいらをオードゥラ大陸まで連れて行くつもりだと聞きいて焦っていたよ。
猫の手の以下のおいらだけど、流石に一年以上留守にするのは拙いらしい。
「そんなに時間を掛ける訳ないでしょう。
私だって森を一年以上空ける訳にはいかないわ。
そうね、全力で飛んで、四ヶ月もあれば戻って来るわ。
そのくらいは、マロン抜きで何とかしなさい。」
船で十六ヵ月掛かるところを四分の一の期間で戻ると豪語するアルト。
いったい、どんだけ早く飛ぶつもりなのかな。
人の国同士の争いなのだから、おいらが出向く必要があるとアルトは主張するんだ。
妖精の自分ではなく、人間のおいらが決着を付けないと駄目だって。
更に、アルトは宰相に説いたの。
一国を背負って立つ国王は、若い頃に広く世界を見ておいた方が良いと。
そう言われると宰相も駄目だと言うことも出来ず、渋々頷いていたよ。
**********
そして、ヌル王国の連中を捕えた翌日。
「まあ、まあ、マロンちゃんも可愛いけど、この乗り物も可愛いわ。
この国では、馬ではなく、ウサギに乗って移動するのね。
こんな大きなウサギさんが居るのも驚きだけど。」
おいらの騎乗するバニーを見て、ジャスミン姉ちゃんが細い目をいっそう細めていたよ。
おいらと二人乗りして喜ぶジャスミン姉ちゃんを連れて、王都の広場にやって来たんだ。
「女王さま、昨日はならず者共をやっつけてくれて有り難うよ。
あれから悪所があったところを見て来たけど。
遊郭の建物が全部壊れちまってたよ。
何でやられたかは知らないけど、街中でやられたら死人が出てたよ。」
広場に着く早々、馴染みのオバチャンがそんな声をかけてくれたの。
野次馬根性を出して攻撃された地区を見に行って、その変わり果てた風景に肝を冷やしたそうだよ。
狭い建物が密集していた地区が、がれきの山になっていたんだって。
オバチャン、攻撃された地区が無人だったと知り、ホッとしたそうだよ。
酷いことをする奴もいたもんだと言って、オバチャン、凄く怒っていたよ。
「オバチャン、これから良いものを見せてあげる。
少し、ここで待っていてくれるかな。」
「おや、女王さまが良いものって言うからには凄いモノなんだろうね。
そりゃ、楽しみだ。」
興味津々といった感じのオバチャンに少しの間待ってもらうと。
おいらは護衛の騎士達に広場の人の整理を指示したの。
ある物を置くために、広場の一画を開けてもらったんだ。
「おや、女王さん、一体何を見せようと言うんだい。
そんなに広いスペースを空けさせて…。」
広場の三分の一近い場所から人払いをしたものだから、オバチャン、驚いてたよ。
そんなオバチャンの目の前に、おいらは『積載庫』から取り出したものを置いたの。
「ドン」という重苦しい音を立てて現れたその物体に。
「何だい、これは檻かい? 動物を飼う檻にしては大きいし…。
女王さん、ウサギに続いて今度はワイバーンでも飼おうと言うのかい。
まさか、ワイバーンを飼い慣らして空を飛ぼうってんじゃないだろうね。」
広場に置かれた巨大な檻を見てオバチャンがそんな感想を漏らしたよ。
今まで飼おうと思う人なんて無かった狂暴なウサギを、おいらが騎馬の代わりに飼い始めたからね。
そんな感想を持つのも、あながち荒唐無稽な想像だとは言えないかな。
「ワイバーンなんて飼わないよ。
まあ、見てて。
アルトお願い。」
「あら、上手に檻を造ったじゃない。
広さも丁度良い感じだわ。
じゃあ、出すわね。」
おいらのお願いに応えて、アルトが檻の中に出したのは人。その数、千百三十六人。
「なんだ、なんだ、ここはいったい何処なんだ!」
檻に中に入れられた男達から、そんな声が上がったよ。
突然、アルトの『積載庫』から降ろされて景色の変化に驚いたのだろうね。
「何だい、このむさ苦しい野郎どもは?」
「こいつら、昨日、王都の町外れを無茶苦茶に壊したならず者共だよ。
ここで晒し者にしようと思ってね。」
「こいつが犯人かい。とんでもない悪党共がいたもんだ。
でも何で、みんな、パンツ一丁なんだい?」
そう、檻の中に閉じ込めた男共は、前日に捕らえたヌル王国の連中だよ。
もちろん、ウーロン王子とその取り巻き貴族も入っている。
アルトに晒し者にしたいと相談したら、檻は自分で造ってみろと言われたの。
『積載庫』の加工能力を使えって言われて、材料となる鉄を渡されたよ。
鉄? 勿論、ヌル王国の船の中にあった砲弾やら大砲やらだよ。
それをおいらの積載庫の中で一塊の大きな鉄に戻して、それを檻の形にしたんだ。
千人以上収容できる頑丈な檻と念じて造ったら、ちゃんとできていたよ。
千百三十六人全員を収容できる檻が。ただし、横になれるスペースは無いけど。
でも、パンツ一丁で檻に閉じ込めるとは聞いていないよ。
「アルト、何で、こいつら全員パンツ一丁にしたの?
昨日の打ち合わせではそんなことは言ってなかったじゃない。」
「せっかく晒し者にするのだもの。
どうせなら、思い切り屈辱を味あわせた方が良いでしょう。
それに、十日間晒し者にするんだもの。
身分を示すような記号は、取り払った方が面白いものが見られると思ってね。」
「記号? どういう事?」
「それは自分で観察して考えなさい。
まあ、二、三日したら分かると思うわ。」
そんな訳で、アルトは答えを教えてくれなかったの。
勉強になるから、自分で考えろってね。
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