ゴミスキルだって、育てりゃ、けっこうお役立ちです!

アイイロモンペ

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第十七章 所変わればと言うみたいだけど・・・

第520話 ほら、タダで手に入れるチャンスだよ!

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 砂糖を求めてオードゥラ大陸からやって来たと言う駆け出し商人のニイチャン。
 予想通りオードゥラ大陸にはトレントが存在しないようで、『シュガートレント』を目にして驚愕してたよ。

「なあ、女王様、アレって見た目ほど強く無いのか?
 攻撃してきた枝、実はとても柔らかいとか。
 当たっても痛くも痒くもないってオチなんじゃ。」

 こいつ、おいらがいとも簡単に倒したものだから、トレントを見掛け倒しだと思ってやんの。
 ムッとしたんで、こいつをトレントに向かって突き飛ばしてやろうかと考えていると。

 曇っている訳でもないのに、いきなり辺りが薄暗くなり。

「今度は、いったい何なんだ!」

 ニイチャンが狼狽えた様子で声を上げたの。
 予想外の出来事に、慌てて空を見上げたら、そこには…。

「鳥?」

 数千は居ようかという鳥の群れが空を埋め尽くしていたんだ。
 おいらも初めて見る鳥で、一羽一羽がおいらくらいの大きな鳥だったよ。

 その鳥の群れは一斉にシュガートレントに群がったんだ。
 細長い嘴で『シュガーポット』に穴を開けようとする鳥達。
 どうやら鳥のお目当ては砂糖みたいだよ。穴を開けて食べようとしているの。

「あれが、シュガーバードですか。
 話しには聞いたことがありましたが、この目で見たのは初めてです。」

「シュガーバード? おいら、初めて聞いたけど。」

 おいらが見たことも無いモノを、護衛のタルト姉ちゃんが知っているみたいだった。
 もう三年もトレントを狩り続けているけど、こんな鳥は一度も遭遇したこと無いよ。

「はい、数千羽の群れをなす鳥なのですが。
 産卵前に砂糖を求めてトレントの森にやって来るそうです。
 何でも、産卵のためには栄養が必要だそうで。
 非力な鳥なので、群でトレントを襲うことにより砂糖を得ようとするみたいです。」

 タルト姉ちゃんが説明する間にも、一本のトレントに何百羽ものシュガーバードが群がり…。

「ねえ、あれ…。」

 おいらの目の前で、次々とシュガーバードがトレントの餌食になってたの。

「申し上げたと思いますが、あの鳥、非力ですから…。
 群れの半分くらいは、トレントの餌食になるようです。
 まあ、仲間の犠牲の上に、群の一部が無事繁殖できるのですね。
 そうでなきゃ、あの鳥が増えすぎちゃいますよ。」

 タルト姉ちゃんがそんな説明を口にする間にも、トレントの鋭い枝は次々と鳥を葬っていき。
 地面に落ちた鳥は、間断なく動く根っこに絡めとられていたよ。
 その隙を突くように、運の良い鳥がシュガーポットに穴を穿ち、器用に砂糖を食べていた。

「おい、お前ら、何を呑気な事を言ってるんだ!
 幾ら非力とは言え、人間の子供くらいあるでかい鳥なんだぞ。
 それを枝の一突きで、串刺しにして葬っているんだ。
 あの枝、とんでもない凶器じゃないか。
 お前、俺にアレを倒せと言うのか!」

 ニイチャンは、非難がましい口調でそんなことを言ってたよ。
 目の前で次々と捕食されていくシュガーバードを目にして、やっとトレントの怖ろしさを理解したみたいだね。

「うん? 今更何を言ってるの?
 おいら、最初に言ったよね。
 『死ぬ気』で頑張れば、タダで手に入ると。
 ニイチャンも答えたじゃない、『命懸けで頑張る』って。
 あれは、嘘だったの?」

「馬鹿野郎、あんなのものの例えだろう。
 砂糖を手に入れるのに、本当に命懸けになるなんて誰が思うかってんだ。
 あんな化物と戦えなんて…。」

「うん? でも、あの枝さえ躱せれば何とかなると思うけど。
 おいらは避けるのが得意だから、さっきみたいに倒したけど…。
 ねえ、タルト姉ちゃん、お手本を見せてもらえるかな。」

 おいら、『完全回避』を持ってて、ある意味イカサマだからね。
 回避のスキルに頼らない倒し方のお手本を見せてもらうことにしたよ。

「はい、お任せください。」

 即座に応諾するや、タルト姉ちゃんは剣を片手にトレントに近付いて行ったよ。
 トレントの間合いに入ると、目に留まらぬ速さで襲い来るトレントの枝。
 最初の一本を剣で斬り落とすと、上手に位置取りを変えて他七本の枝の攻撃を躱し二撃目に備えたの。
 一本斬り落とす毎に、位置取りを変えて次の攻撃に備える。
 それを繰り返しながら、タルト姉ちゃんは八本の攻撃枝を全て斬り落とすと。
 トレント本体に近付いて、何度も、何度もその幹に剣を叩きこんだよ。
 やがて、力尽きて倒れるトレント。
 おいらほど一瞬ではないけど、タルト姉ちゃんもそれなりに短時間であっけなく倒してみせたよ。

 ニイチャンはその様子を見て呆然としてたよ。

「すげえ…、女王様の護衛で一番ひ弱そうに見えるのに…。
 あれを一人で倒すのか…。
 この大陸の娘っ子って、どんだけ強いんだよ。」

 驚くのも無理ないね。タルト姉ちゃんって商家の娘さんで、事務員さんって雰囲気なんだもの。
 そんな何処にでも居そうな娘さんが、あっさりトレントを討伐しちゃうんだから。

     **********

 お手本としてトレントを倒したタルト姉ちゃんを指差して。

「ほら、あんな風に枝を一本一本斬り落としていけば良いんだよ。
 トレントの攻撃枝は八本と決まっているから。
 枝切りと回避を八回繰り返せば、トレントは無防備になるよ。
 そしたら、落ち着いて本体を倒せば良いよ。」

 おいらは、ニイチャンに再度トレントを狩るように促したの。
 シュガーバードに食べられて少し減ったかもしれないけど、まだ沢山『シュガーポット』は生っているから。
 頑張って狩れば、結構な量の砂糖が手に入るはずだよ。

「無理、無理、無理。
 俺、自慢じゃないが、剣なんか持ったこと無いんだよ。
 どうやって折れと言うんだ。
 目にも留まらぬ速さで襲って来る枝なんて。」

「うーん、根性で?」

「お前、俺をからかっているのか!
 あんなの、根性で何とかなる訳ないだろうが!」

「酷いな。
 せっかく『砂糖』をタダで手に入れる方法を教えてあげたのに。
 仕入れ代金が足りなくて困ってるんでしょう。
 このまま国に戻って、奴隷になる覚悟はできたの?」

 別に、こいつがどうなろうと知った事ではないから、諦めるならそれで構わないんだけど。

「そうだよなー。
 今の手持ち資金じゃ…。
 ひまわり会から目一杯仕入れて帰ったとしても。
 奴隷落ちを免れそうにはないんだよな。
 一生奴隷としてみじめに生きてくくらいなら。
 一か八か、ここで一発逆転を狙ってみるか。
 例え命を落とすことになるとしてもな。」

 ニイチャンがやる気になったようなので、おいらは安物の剣を貸してあげたよ。
 でも、一か八かなんて言っている時点で、お先真っ暗だと思うよ、おいら。

 見た目におっかなびっくりの足取りで、トレントに近付いて行くニイチャン。
 両手で持った剣は、恐怖心からか切っ先がフルフルと震えていたよ。
 って、近付く前から剣を構えて歩く必要は無いと思うんだけど。

 そして、トレントの攻撃の間合いに入った瞬間…。

「ギャーーーー!」

 最初の攻撃をもろに食らっちゃったよ、左上腕の腱の部分に。
 痛みで剣を取り落とすニイチャン。
 ほぼ同時に手足の他の腱を捕えようと襲い来るトレントの枝。

 七本の枝がニイチャンを捕える寸前で…。
 
 シュッ!

 おいらは、瞬時に飛び出して残り七本の枝を伐り払ったの。

「ダメだよ、一本一本の動きをちゃんと見ていないと。
 枝はほぼ八本同時に襲って来るんだから。
 もう少しで命を落とすところだったよ。」

 そして注意をしながら、ニイチャンの腕に突き刺さっていた枝を伐り落としたよ。

「女王様、助かったよ。
 あの枝、傍目に見てるよりずっと速いじゃないか。
 全く、反応できなかったぜ…。
 畜生、左腕が全く動きゃしない。
 これじゃ、本当に奴隷落ち確定だぜ。」

 まあ、トレントの枝って腱を狙って攻撃してくるからね。
 まともに攻撃を食らったら、その腕なり足なりは動かせなくなるよ。

「どう、ニイチャンが冒険者なら、あの『砂糖の壺』を一つ幾らで売る?」

 こいつに知らせたかったのは、この国の冒険者がどんなに大変な思いをして『シュガーポット』を手に入れているかと言うこと。
 こいつ、ひまわり会が付けた卸値の銅貨五十五枚を高いと言ってたものね。

「俺が冒険者だったら?
 そうだな、こんな、ヤバいのを倒して手に入れるのなら。
 俺の国の銀貨で一枚は欲しいわな。」 

 オードゥラ大陸の銀貨一枚ってことは、この国の銅貨五十五枚くらいだよね。

「そう、じゃあ、ニイチャンは一つ幾らで仕入れようとしてたの?」

「俺か? 俺は、この国の銅貨で二十枚くらいで仕入れられ…。
 って、そうか…。」

 やっと、自分が無茶なことを言ってたことに気付いたみたい。

「ニイチャンは、ひまわり会がぼっていると、思ったかも知れないけど。
 ひまわり会は冒険者から銅貨四十五枚で買い取っているんだよ。
 それを一律銅貨五十五枚で売り渡しているんだ。
 差益は銅貨十枚しか無くて、それで全国各地の支部に配送したりしてるの。
 もちろん、ひまわり会の使用人の給金もその中から賄っているんだよ。
 ひまわり会はギリギリの利幅しかとらないで。
 冒険者になるべく多く支払い、市井の民になるべく安く手に入るようにしてるの。
 銅貨二十枚くらいで買い叩こうだなんて虫が良過ぎだよ。」

「ひまわり会の差益ってそれしか無いのか?
 じゃあ、安く仕入れようと躍起になってる連中はみんな無駄足じゃないか。」

 そうだよ、正解はこの港に着いたらすぐに『シュガーポット』を買えるだけ買って即行で帰ることだと思う。
 少しでも航海日数を減らして、諸経費を浮かすためにね。
 この王都に長く滞在したら、滞在費だけでも馬鹿にならないもの。

「そういう事。
 それを教えるためにニイチャンを連れて来たんだもの。
 自分で採れば、タダで手に入るけど。
 人でも雇って採集させるとなると…。
 冒険者は、一つ銅貨四十五枚以下じゃ絶対に引き受けてくれないよ。
 ひまわり会ならその値で買い取ってくれるし。
 他にもお得な点があるからね。」

 トレントの狩場ですぐに買い取ってくれるから、運搬の手間が掛からないとか。
 『銀貨引換券』で支払ってもらえるから、銀貨の持ち運びの手間や盗難の心配もいらないとかね。
  
「なあ、俺が女王様に飛びついた場所があったろう。
 巷では、あそこから『砂糖』が運ばれてくると言われてんだけど。
 あそこも、サトウキビ畑や砂糖の精製所がある訳では無いのか?
 それに、俺が入れなかったのは、いったいどういう仕組みになってるんだ。」

「ニイチャンが隠れていたところは、トレントの狩場だよ。
 あの奥が広大なトレントの森になっているの。
 冒険者達は、あそこで狩りをして生計を立てているんだ。
 頑張って、いっぱい買ってくれるようになったから。
 最近はこの国の特産品になっているの。
 因みに、あの森はこの国にあるけど、この国じゃなくて。
 別に持ち主が居るんだよ。
 不思議な力を持っていて、許可のない人は絶対に入れないの。
 女王のおいらですら、許可をもらって入れてもらってるんだもの。
 あの森は探るだけ無駄だよ。」

 アルトの事は教えないし、ヒマワリ会の運行する馬車に乗れば入れるとかも教えないよ。
 その代わりに、教えてあげた。
 少なくともこの国には、サトウキビなんて存在しないし、砂糖の精製所も無いって。
 この大陸には割とあちこちにトレントの林があるけど、危ないので近くに人里は無いこともね。
 だから、ヒマワリ会を通さずに『砂糖』なんかを仕入れようとするとかえって高く付くと。
 運搬費やら、そこまでの旅費、宿泊費とかね。

「何だよ、それは…。
 一旗揚げるチャンスだと思ったのに。
 全然、天啓じゃなかったのか。」

 『天啓』なんて、そんな都合の良いモノある訳ないじゃん。
 人間、コツコツと真面目に働いて生きていくのが一番だよ。

       **********

 項垂れてしまってニイチャンは、研修施設の外まで連れて行って、そこで解放してあげたの。
 ニイチャンは、肩を落として王都の門の中へ去っていったよ。

「陛下、良いのですか?
 あの男、腕の腱をトレントに切断されたまま返してしまって。
 あれでは、今後一生左腕は動かせませんよ。」

 ジェレ姉ちゃんが、慈悲深いおいららしくないと言ってたよ。
 『妖精の泉』の水で治療するものかと思っていたって。
 おいら、別に慈悲深いつもりは無いんだけど。

「良いんだよ。
 女王であるおいらにいきなり飛び掛かって来たんだよ。
 普通なら死罪になってもおかしく無いところを、腕一本で赦してあげたんだから。
 『砂糖』を安く買い叩こうなんて、欲深い者達に対する見せしめだよ。
 それに、『妖精の泉』の水のことは最重要機密だもの。
 オードゥラ大陸の人には知られない方が良いと思うんだ。」

「そう言われれば、そうですね。
 あの男、陛下の玉体にしがみ付いたのでしたね。
 失念しておりました。
 まあ、この大陸の他の国では死罪は免れないところですので。
 充分慈悲深い御沙汰でしたか。」

 ジェレ姉ちゃんは、そんな納得の仕方をしてたけど。
 おいら、思ったんだ。
 あの怪我を治しちゃったら、あの男がトレントの話をしても誰も信じないってね。
 トレントが無い所の人じゃ、砂糖が入った壺が生る魔物だなんて言っても信じられないだろうからね。
 危険な魔物の果実だと分かれば、みんな、黙ってひまわり会から買って帰るだろうと。
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