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第十六章 里帰り、あの人達は…
第489話 ヤバい葉っぱが出て来たよ…
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エロスキー子爵のどら息子はいとも容易く捕らえることができたよ。
その間、他の騎士達は貴賓室の家捜しをしていたんだ。
不正薬物所持の証拠を押さえるためにね。
そして、…。
「ペンネ隊長、貴賓室内を隈なく探したところ。
それらしきモノは出て来たのですが…。
ご禁制の薬物がどのようなものか、見たこともないものですから。
これがそうですと確証を持って言えないのです。」
家捜しを担当していた騎士の姉ちゃんが、大きなカバンを抱えて報告してたの。
カバンの中には、お茶っ葉のような乾燥した葉っぱが沢山詰められていたよ。
葉っぱは何種類かあり、タダのお茶なのか、危ない薬なのか区別がつかないって。
無理もないね、一般人が危ないクスリを使うことは無いだろうから。
こんな時こそ、おいらのお便利スキルの出番だね。
「少し貸してもらえるかな?
多分、おいらなら分かると思う。」
おいらはペンネ姉ちゃんの許可をもらって、カバンを『積載庫』にしまったの。
そして、積載庫の中身を確認すると。
『革製の旅行カバン・・・希少な酔牛の革で作られた高級品。』
と表示されてた。
いや、おいらが知りたいのはカバンの中身だから…。
心の中でツッコミを入れていると。
『イケイケ草・・・乾燥されている。服用すると気分がハイになる。依存症を引き起こす。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
おっ、ちゃんとカバンの中身が出て来たよ。
おいらは、積載庫の中から『イケイケ草』だけ取り出して、更に積載庫に意識を集中したんだ。
すると、次に頭に中に浮かんだのは。
『クラクラ草・・・乾燥されている。服用すると酩酊感が味わえる。依存症を引き起こす。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
今度はクラクラ草か。この二つは、以前、にっぽん爺から聞いたことがあるよ。
比較的簡単に手に入るみたいで、街でたむろっている不良冒険者が良く煙を吸っているって。
おいらは、『クラクラ草』を積載庫から出して、更にカバンの中身を確認したんだ。
すると…。
『ラリッパ草・・・乾燥されている。服用すると強烈な酩酊感に襲われる。過度の依存症を引き起こす。
過剰摂取で脳に障害をきたす。最悪廃人になる恐れあり。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
って、これ、ヤバい…、最後にとんでもなく危ない葉っぱが出て来たよ。
おいらが『ラリッパ草』を積載庫から出すと、カバンの中身は空になっていたんだ。
「カバンの中にあった葉っぱはこの三種類だね。
左から順番に、『イケイケ草』、『クラクラ草』、『ラリッパ草』。」
おいらが、葉っぱの名前を伝えると。
「やはり、ご禁制の葉っぱでしたか。
マロンちゃん、お手柄ですよ。
『ラリッパ草』はご禁制の中でも極めつけの品です。
少量所持しているだけでも、死罪になりかねないのに。
こんなに、沢山所持しているなんて…。」
ペンネ姉ちゃんはとってもご機嫌だったよ。
「これでエロスキー子爵のどら息子も年貢の納め時ね。」って。
**********
「あなた方はいったい何のおつもりなのですか。
エロスキー子爵のご令息が滞在中の部屋に押し入ったばかりか。
家中の者に対して乱暴を働くとは。
この領地の騎士だと言うのでしたら、ハテノ男爵に責任を問う事となりますよ。」
ペンネ姉ちゃんに向かって、激昂することなく冷静に苦情を述べるお爺ちゃん。
ガサ入れの目的を概ね達成すると、ペンネ姉ちゃんは老齢の家臣一人だけを『積載庫』から出してもらったの。
尋問するためにね。
お爺ちゃんはきちんとした身形をしていたし、唯一まともな話が出来そうだったから。
どら息子は論外として、他の連中も冒険者崩れとしか思えない態度で真面な話が出来そうになかったもん。
「さっきは手荒な真似をしちゃってゴメンなさいね。
速やかに証拠を押さえる必要があったのでね。
では、もう一度言うわね。
昨日、子爵家の家臣三人は、嫌がる少女を無理やり拉致しようとしました。
拉致行為は、ハテノ男爵領に於いては領法で固く禁じられています。
更に、三人の供述から、こちらでご禁制の薬物の所持及び悪用が判明しました。
それ故、今回の家宅捜査に至ったものであります。」
苦言を呈したお爺ちゃんに、ペンネ姉ちゃんは丁寧に説明していたよ。
「確かに、お気に召した女性を力尽くで連れて参れと、若様は命じていましたが。
貴族が平民の娘を召し上げるのは良くあることではございませぬか。
その程度のことで若様までお縄にすると申されると、子爵が黙っておりませぬぞ。
それに、ご禁制の薬物と申されるのは、いったい何の事でございますかな。
三人の供述と申されても、正直、言い掛かりとしか申せませんが。」
お爺ちゃん、人の良さそうな顔をしていて、その実、飛んだタヌキみたい。
しれっと、惚けたよ。
しかも、ウララ姉ちゃんを拉致しようとした事は見逃せと言っているの。
子爵家が黙っていないなんて、これって脅迫だよね。
でも、ペンネ姉ちゃんは怯むことなく、『薬』の追求をすることにしたみたい。
「それじゃ、このカバンは何かしら?
このカバン、この部屋のクローゼットから出て来たの。
知らないとは言わないわよね。
そして、カバンの中にあった葉っぱ、これは何かしら?」
ペンネ姉ちゃんが、『ラリッパ草』の入った袋を突き付けて問い詰めると。
お爺ちゃんは、一瞬表情を強張らせたけど、すぐに取り繕い。
「何を申されるかと思えば。
それは、高級茶葉でございますぞ。
辺境では若様のお気に召される茶葉は手に入らぬかと思い持参したものです。
それをご禁制の薬などとは言い掛かりも甚だしいですぞ。」
お爺ちゃんはシラを切り通すつもりのようで、ペンネ姉ちゃんに反論してたんだ。
まるで、おいら達田舎者には高級な茶葉など分からないだろうと言わんばかりの口調だったよ。
確かに、おいらは高級な茶葉なんて知らないけど…。
すると、ペンネ姉ちゃんはニコッと微笑み。
「そうでしたの。
では、お爺さんに、この『茶葉』で淹れたお茶を飲んで頂きましょうか。
マロンちゃん、この場で熱いお茶を淹れられるわよね。
目一杯濃いのを入れて欲しいのだけど。」
ペンネ姉ちゃん、おいらが『積載庫』に常に熱湯を保管していることを知っていたんだね。
おいらは、積載庫からティーセットを出すと、無造作に『茶葉』をポットに放り込んで熱湯を注いだの。
しばらく抽出させてからカップに注ぐと、鮮やかな金色のお茶が出来たよ。
おいらが、たっぷりと黄金色の『お茶』を湛えたカップをお爺ちゃんに差し出すと。
「さあ、お召し上がりください。高級な茶葉なのでしょう?
それとも、煙草を嗜むのなら、この『茶葉』をパイプに入れて吸ってみますか?」
ペンネ姉ちゃんは、お爺ちゃんに早よ飲めと催促したんだ。
お爺ちゃん、今度こそ顔を青くしちゃって、カップを受け取ろうとしなかったんだ。
「ツィーテ、フレグラ、お爺ちゃんにお茶を飲ませて差し上げて。
ご自分じゃ、飲めないご様子だから。」
「はい、お姉様、承知しました。」
ペンネ姉ちゃんが指示すると妹二人はスッと動いて、お爺ちゃんを羽交い絞めにしてカップを口に突き付けたよ。
「まっ、待ってくれ、私が悪かった。
そんなものを飲まされたら、頭のネジが飛んでしまう。」
お爺ちゃんはお茶を口にすまいと必死にもがいて、そう答えたの。
「そう、じゃあ、洗いざらい吐いてもらいましょうか。」
ペンネ姉ちゃんが冷笑しながらそう告げると、お爺ちゃんは観念したみたいだった。
その後は、素直に尋問に答えていたよ。
あのどら息子の悪事を洗いざらい話してくれたよ。
あいつ、気に入った娘が居たら何時でも手籠めに出来るよう、常に葉っぱを持ち歩いているそうだよ。
それに自分でも葉っぱをキメて、四六時中ラリってるんだって。
なんであんな大きなカバンいっぱいに葉っぱを入れているのかと思ったら、そう言う訳なんだ。
目が虚ろだったのも、葉っぱのせいかもしれないね。
そして、…。
「さて、子爵家のどら息子の悪行はだいたいわかりました。
それで、あの葉っぱは何処から入手したのでしょうか?
ここだけで、あれだけの量があると言うことは…。
この国の中で大規模に流通させている組織がありそうですが。」
ペンネ姉ちゃんのこの問い掛けに対する答えがとんでもないモノだったの。
この後が楽しくなりそうだよ。
その間、他の騎士達は貴賓室の家捜しをしていたんだ。
不正薬物所持の証拠を押さえるためにね。
そして、…。
「ペンネ隊長、貴賓室内を隈なく探したところ。
それらしきモノは出て来たのですが…。
ご禁制の薬物がどのようなものか、見たこともないものですから。
これがそうですと確証を持って言えないのです。」
家捜しを担当していた騎士の姉ちゃんが、大きなカバンを抱えて報告してたの。
カバンの中には、お茶っ葉のような乾燥した葉っぱが沢山詰められていたよ。
葉っぱは何種類かあり、タダのお茶なのか、危ない薬なのか区別がつかないって。
無理もないね、一般人が危ないクスリを使うことは無いだろうから。
こんな時こそ、おいらのお便利スキルの出番だね。
「少し貸してもらえるかな?
多分、おいらなら分かると思う。」
おいらはペンネ姉ちゃんの許可をもらって、カバンを『積載庫』にしまったの。
そして、積載庫の中身を確認すると。
『革製の旅行カバン・・・希少な酔牛の革で作られた高級品。』
と表示されてた。
いや、おいらが知りたいのはカバンの中身だから…。
心の中でツッコミを入れていると。
『イケイケ草・・・乾燥されている。服用すると気分がハイになる。依存症を引き起こす。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
おっ、ちゃんとカバンの中身が出て来たよ。
おいらは、積載庫の中から『イケイケ草』だけ取り出して、更に積載庫に意識を集中したんだ。
すると、次に頭に中に浮かんだのは。
『クラクラ草・・・乾燥されている。服用すると酩酊感が味わえる。依存症を引き起こす。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
今度はクラクラ草か。この二つは、以前、にっぽん爺から聞いたことがあるよ。
比較的簡単に手に入るみたいで、街でたむろっている不良冒険者が良く煙を吸っているって。
おいらは、『クラクラ草』を積載庫から出して、更にカバンの中身を確認したんだ。
すると…。
『ラリッパ草・・・乾燥されている。服用すると強烈な酩酊感に襲われる。過度の依存症を引き起こす。
過剰摂取で脳に障害をきたす。最悪廃人になる恐れあり。
服用方法 煙を吸引又は抽出して飲用する。』
って、これ、ヤバい…、最後にとんでもなく危ない葉っぱが出て来たよ。
おいらが『ラリッパ草』を積載庫から出すと、カバンの中身は空になっていたんだ。
「カバンの中にあった葉っぱはこの三種類だね。
左から順番に、『イケイケ草』、『クラクラ草』、『ラリッパ草』。」
おいらが、葉っぱの名前を伝えると。
「やはり、ご禁制の葉っぱでしたか。
マロンちゃん、お手柄ですよ。
『ラリッパ草』はご禁制の中でも極めつけの品です。
少量所持しているだけでも、死罪になりかねないのに。
こんなに、沢山所持しているなんて…。」
ペンネ姉ちゃんはとってもご機嫌だったよ。
「これでエロスキー子爵のどら息子も年貢の納め時ね。」って。
**********
「あなた方はいったい何のおつもりなのですか。
エロスキー子爵のご令息が滞在中の部屋に押し入ったばかりか。
家中の者に対して乱暴を働くとは。
この領地の騎士だと言うのでしたら、ハテノ男爵に責任を問う事となりますよ。」
ペンネ姉ちゃんに向かって、激昂することなく冷静に苦情を述べるお爺ちゃん。
ガサ入れの目的を概ね達成すると、ペンネ姉ちゃんは老齢の家臣一人だけを『積載庫』から出してもらったの。
尋問するためにね。
お爺ちゃんはきちんとした身形をしていたし、唯一まともな話が出来そうだったから。
どら息子は論外として、他の連中も冒険者崩れとしか思えない態度で真面な話が出来そうになかったもん。
「さっきは手荒な真似をしちゃってゴメンなさいね。
速やかに証拠を押さえる必要があったのでね。
では、もう一度言うわね。
昨日、子爵家の家臣三人は、嫌がる少女を無理やり拉致しようとしました。
拉致行為は、ハテノ男爵領に於いては領法で固く禁じられています。
更に、三人の供述から、こちらでご禁制の薬物の所持及び悪用が判明しました。
それ故、今回の家宅捜査に至ったものであります。」
苦言を呈したお爺ちゃんに、ペンネ姉ちゃんは丁寧に説明していたよ。
「確かに、お気に召した女性を力尽くで連れて参れと、若様は命じていましたが。
貴族が平民の娘を召し上げるのは良くあることではございませぬか。
その程度のことで若様までお縄にすると申されると、子爵が黙っておりませぬぞ。
それに、ご禁制の薬物と申されるのは、いったい何の事でございますかな。
三人の供述と申されても、正直、言い掛かりとしか申せませんが。」
お爺ちゃん、人の良さそうな顔をしていて、その実、飛んだタヌキみたい。
しれっと、惚けたよ。
しかも、ウララ姉ちゃんを拉致しようとした事は見逃せと言っているの。
子爵家が黙っていないなんて、これって脅迫だよね。
でも、ペンネ姉ちゃんは怯むことなく、『薬』の追求をすることにしたみたい。
「それじゃ、このカバンは何かしら?
このカバン、この部屋のクローゼットから出て来たの。
知らないとは言わないわよね。
そして、カバンの中にあった葉っぱ、これは何かしら?」
ペンネ姉ちゃんが、『ラリッパ草』の入った袋を突き付けて問い詰めると。
お爺ちゃんは、一瞬表情を強張らせたけど、すぐに取り繕い。
「何を申されるかと思えば。
それは、高級茶葉でございますぞ。
辺境では若様のお気に召される茶葉は手に入らぬかと思い持参したものです。
それをご禁制の薬などとは言い掛かりも甚だしいですぞ。」
お爺ちゃんはシラを切り通すつもりのようで、ペンネ姉ちゃんに反論してたんだ。
まるで、おいら達田舎者には高級な茶葉など分からないだろうと言わんばかりの口調だったよ。
確かに、おいらは高級な茶葉なんて知らないけど…。
すると、ペンネ姉ちゃんはニコッと微笑み。
「そうでしたの。
では、お爺さんに、この『茶葉』で淹れたお茶を飲んで頂きましょうか。
マロンちゃん、この場で熱いお茶を淹れられるわよね。
目一杯濃いのを入れて欲しいのだけど。」
ペンネ姉ちゃん、おいらが『積載庫』に常に熱湯を保管していることを知っていたんだね。
おいらは、積載庫からティーセットを出すと、無造作に『茶葉』をポットに放り込んで熱湯を注いだの。
しばらく抽出させてからカップに注ぐと、鮮やかな金色のお茶が出来たよ。
おいらが、たっぷりと黄金色の『お茶』を湛えたカップをお爺ちゃんに差し出すと。
「さあ、お召し上がりください。高級な茶葉なのでしょう?
それとも、煙草を嗜むのなら、この『茶葉』をパイプに入れて吸ってみますか?」
ペンネ姉ちゃんは、お爺ちゃんに早よ飲めと催促したんだ。
お爺ちゃん、今度こそ顔を青くしちゃって、カップを受け取ろうとしなかったんだ。
「ツィーテ、フレグラ、お爺ちゃんにお茶を飲ませて差し上げて。
ご自分じゃ、飲めないご様子だから。」
「はい、お姉様、承知しました。」
ペンネ姉ちゃんが指示すると妹二人はスッと動いて、お爺ちゃんを羽交い絞めにしてカップを口に突き付けたよ。
「まっ、待ってくれ、私が悪かった。
そんなものを飲まされたら、頭のネジが飛んでしまう。」
お爺ちゃんはお茶を口にすまいと必死にもがいて、そう答えたの。
「そう、じゃあ、洗いざらい吐いてもらいましょうか。」
ペンネ姉ちゃんが冷笑しながらそう告げると、お爺ちゃんは観念したみたいだった。
その後は、素直に尋問に答えていたよ。
あのどら息子の悪事を洗いざらい話してくれたよ。
あいつ、気に入った娘が居たら何時でも手籠めに出来るよう、常に葉っぱを持ち歩いているそうだよ。
それに自分でも葉っぱをキメて、四六時中ラリってるんだって。
なんであんな大きなカバンいっぱいに葉っぱを入れているのかと思ったら、そう言う訳なんだ。
目が虚ろだったのも、葉っぱのせいかもしれないね。
そして、…。
「さて、子爵家のどら息子の悪行はだいたいわかりました。
それで、あの葉っぱは何処から入手したのでしょうか?
ここだけで、あれだけの量があると言うことは…。
この国の中で大規模に流通させている組織がありそうですが。」
ペンネ姉ちゃんのこの問い掛けに対する答えがとんでもないモノだったの。
この後が楽しくなりそうだよ。
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