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第十六章 里帰り、あの人達は…
第471話【閑話】周りの皆に気まずい思いをさせたようだ
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普通、還暦を超えるような歳になると男としての機能も衰えて子を成す能力は無くなると聞く。
何でも、赤い玉がコロンと出て来て『あがり』になるとか。
私も還暦を過ぎると、それまで足しげく通っていた風呂屋から足が遠のいたからな。
とは言え、全くダメになったかと言えばそんな事も無く。
ほぼ毎月、ソッチカイ系列の風呂屋に入店する新人泡姫さんの実地指導はしておるし。
カズミと同居し始めた翌日、やむにやまれぬ事情で風呂屋の暖簾を潜った際に…。
「お爺ちゃん、いったい幾つなんですか?
その暴れん坊、ムチャクチャ元気じゃないですか。
しかも、こんな濃いのをたくさん…。
出来ちゃったら、お爺ちゃんに責任取ってもらおうかしら。」
お相手してくれたミヨちゃんから、そんな風に呆れられたくらいだからのう。
まあ、二度も延長を重ねた上に、時間いっぱいがっついてしまったしな。
前の晩、何処となく姉に似た雰囲気を持つカズミの素肌を目にしたものだから。
正直、抑えが効かなくなっておったので仕方がなかったのだ。
のっけから何の話をしているかと言えば。
ミント様と一緒に入った風呂でやらかしたことが拙かったのだ。
事が済んだ後に、ミント様がイタズラな笑顔を浮かべながら口にした言葉。
「先程のが当たらないように祈ってくださいね。」って。
ミント様は冗談のつもりかもしれないが、正直シャレになっていなかったのだよ。
私の子を成す能力は、まだまだ健在なようであるから。
そんな訳で、この時の私は不安になってしまったのだ。
これからしばらく同衾するとなると、理性のタガが外れて取り返しのつかない事態を招くのではないかと。
その晩、風呂上がりの良い香りがするミント様と共に寝室へ戻り。
理性を取り戻すべく、「ろっこんしょーじょー、ろっこんしょーじょー…。」と唱えていると。
「あら、カズト様、それはどんな意味があるのですか?」
「これは、私の故郷で煩悩を祓う時に唱える言葉でしてな。
私は、風呂場でのことを反省しておるのです。
とても魅力的なミントを目にして、抑えが効かなくなったことを。
このまま、本能の赴くままに行動すると拙いことになりそうですからな。」
私は、カズミから問われた時にように誤魔化すことはせず、ストレートに打ち明けたよ。
ミント様にタネを植え付けてしまう訳にはいかないからのう。
すると、パッと笑みを浮かべたミント様は。
「カズト様を夢中にさせることが出来るなんて嬉しいですわ。
カズト様、理性のタガなんてポイしちゃいましょう。
是非、本能のままに貪る野獣になってください。
それでこそ、ここまで訪ねて来た甲斐があると言うものですわ。」
そんな言葉と共に、勢い良く私に抱き付いてきたよ。
私達はそのままベッドに倒れ込み、ミント様はしばらく私の胸に顔を埋めておったのだが。
しばらくすると、スッと起き上がり部屋の隅に置いてある自分の荷物の方に歩いて行ったのだ。
私は、懐からミント様の温もりが消えて少し寂しく思っていたのだが…。
ミント様は私物をガサガサと漁ると。
「カズト様、恥かしいですから、少しあちらを向いていてくださいませんか。
良いですと言うまで、こちらを振り向かないでくださいね。」
反対側を向いていて欲しいと、私にお願いしてきたのだ。
私はミント様の意向に従って壁とにらめっこをして待つことにしたよ。
そして、少しばかり時間が過ぎて…。
「カズト様、こっちを向いてかまいませんよ。」
声を掛けられて振り返ると…。
そこには女神様がいた。
「ミント、その寝間着は?」
「これも、カズト様のデザインなのでしょう。
シフォンさんからの頂き物なのです。
ほら、下も、この通り…。」
ミント様が身に着けていたのは、透けるほど薄手のシルクで作られたベビードール。
胸元にはレースをあしらって、セクシーさをアップさせているもので。
シフォンさんと組んで売り出した、男心をくすぐる服の一つなのだが…。
更にベビードールの裾を上げると、私のデザインしたパンツが現れたよ。
クロッチの真ん中に切り込みのある、実用性皆無で、ある意味実用性いっぱいの謎の物体が。
「似合っているでしょか?
年甲斐もない格好をしてしてしまい、少々恥ずかしいのですが…。」
ベビードールに裾を上げたまま、恥じらいの表情を見せるミント様。
恥ずかしいなら裾を下せば良いのに、なんて無粋な事は言わないし…。
「とってもお似合いですよ。
歳なんて関係ない…。
今でも、とてもきれいだよ、ミント。
貴方の輝きは二十年前とちっとも変っていない。」
「まあ、嬉しい…。
恥ずかしさを抑えて、この寝間着を選んだ甲斐がありましたわ。
暫くの間ですが、たくさん可愛がってくださいね。
これ、沢山用意してきましてので…。
思いっ切りケダモノになってしまっても良いですから。」
そう言ってミント様は、足元に置いてあった壺を私に差し出したよ。
中には、ぎっしりゴムの実の『皮』が詰まっていた。
ここへ着く前に、アルト殿に無理を言って譲って貰ったそうだ。
「アルト様ったら、もう少し下さっても良いと思うのです。
二十年の歳月を二十日ほどで取り戻そうと言うのですから…。
なのに、カズト様のお体を考えて少しは控えろですって。
足りなかったら、本当に出来ちゃうかもしれないのに。」
そんなことを口にして拗ねて見せるミント様。
でも、その壺の中には百ではきかない数が詰められていそうなのだが…。
ここに滞在するのは二十日程とのことだから…、えっ?
私はミント様のご要望に応えることが出来るか不安になったよ。
とはいえ、その時は蠱惑的なミントさんの笑みと妖艶なまでのナイティ姿にすっかり当てられてしまい。
まあ、そこから先は言うまでも無かろう。
**********
そして、…。
「カズト様、とっても素敵でしたわ。
こんなに何度も愛してくださるなんて。
私、とっても幸せです。
明日もあることですし、そろそろ眠りましょうか。」
ミント様が鈴を転がしたような声で囁いたのはもう明け方だった。
こんなに耽ったのは、王宮でミント様と過ごした数日以来のことだと思う。
このペースだと、壺の中身は本当に十日程でなくなるのではと怖ろしくなったよ。
ミント様が満足してくださったようなので、私達は一眠りすることにしたのだ。
短い睡眠の後、朝といっても、日はかなり高くなった頃に起き出して。
ミント様と共に食堂へ顔を出したのだが。
食堂には、今この家に滞在する全員が顔を揃えておったのだ。
唯一人、カズヤ殿下を除いて。
皆、例外なく寝不足気味の顔をしており、私とミント様の顔を見ると気まずそうな表情を浮かべていたよ。
いったい何があったのかと、怪訝に思っていると…。
「あら、随分とごゆっくりですこと。
もうお昼ですよ。」
テーブルに着いた私達にカズミがお茶と軽めの朝食を持って来てくれたのだ。
そしてカズミは、私に冷たい視線を向けて言ったよ。
「昨夜は余り寝ていないようですので、食事は軽めにしておきました。
それと、夜はなるべくお静かにして頂けると助かります。
ここに滞在している他の方も皆さんが、寝不足になってしまったようですから。」
それはなにか、アノ声が煩くて眠れなかったと言う事かな。
私が周りのみんなを見回すと、全員が「うん、うん」と言わんばかりに頷いておったよ。
どうやら、ミント様の声は館中に響いていたらしい。
後から聞かされたことではあるが。
カズヤ殿下など、一晩中艶めかしい声を聞かされて悶々としてしまったそうだ。
特に、この家に滞在している他の者が全てうら若い女性なので困ったみたいだった。
間違いを犯さないように、早々に風呂屋にしけ込んだとのことだよ。
それで、あの朝、カズヤ殿下だけが居なかった訳だ。
「あら、ゴメンなさいね。
私ったら、大きな声を出して恥ずかしい。
今日からは少しだけ気を付けることにしますね。」
ミント様は恥じらいの表情を見せて言ったのだが、『少しだけ』なのだな気を付けるのは。
何でも、赤い玉がコロンと出て来て『あがり』になるとか。
私も還暦を過ぎると、それまで足しげく通っていた風呂屋から足が遠のいたからな。
とは言え、全くダメになったかと言えばそんな事も無く。
ほぼ毎月、ソッチカイ系列の風呂屋に入店する新人泡姫さんの実地指導はしておるし。
カズミと同居し始めた翌日、やむにやまれぬ事情で風呂屋の暖簾を潜った際に…。
「お爺ちゃん、いったい幾つなんですか?
その暴れん坊、ムチャクチャ元気じゃないですか。
しかも、こんな濃いのをたくさん…。
出来ちゃったら、お爺ちゃんに責任取ってもらおうかしら。」
お相手してくれたミヨちゃんから、そんな風に呆れられたくらいだからのう。
まあ、二度も延長を重ねた上に、時間いっぱいがっついてしまったしな。
前の晩、何処となく姉に似た雰囲気を持つカズミの素肌を目にしたものだから。
正直、抑えが効かなくなっておったので仕方がなかったのだ。
のっけから何の話をしているかと言えば。
ミント様と一緒に入った風呂でやらかしたことが拙かったのだ。
事が済んだ後に、ミント様がイタズラな笑顔を浮かべながら口にした言葉。
「先程のが当たらないように祈ってくださいね。」って。
ミント様は冗談のつもりかもしれないが、正直シャレになっていなかったのだよ。
私の子を成す能力は、まだまだ健在なようであるから。
そんな訳で、この時の私は不安になってしまったのだ。
これからしばらく同衾するとなると、理性のタガが外れて取り返しのつかない事態を招くのではないかと。
その晩、風呂上がりの良い香りがするミント様と共に寝室へ戻り。
理性を取り戻すべく、「ろっこんしょーじょー、ろっこんしょーじょー…。」と唱えていると。
「あら、カズト様、それはどんな意味があるのですか?」
「これは、私の故郷で煩悩を祓う時に唱える言葉でしてな。
私は、風呂場でのことを反省しておるのです。
とても魅力的なミントを目にして、抑えが効かなくなったことを。
このまま、本能の赴くままに行動すると拙いことになりそうですからな。」
私は、カズミから問われた時にように誤魔化すことはせず、ストレートに打ち明けたよ。
ミント様にタネを植え付けてしまう訳にはいかないからのう。
すると、パッと笑みを浮かべたミント様は。
「カズト様を夢中にさせることが出来るなんて嬉しいですわ。
カズト様、理性のタガなんてポイしちゃいましょう。
是非、本能のままに貪る野獣になってください。
それでこそ、ここまで訪ねて来た甲斐があると言うものですわ。」
そんな言葉と共に、勢い良く私に抱き付いてきたよ。
私達はそのままベッドに倒れ込み、ミント様はしばらく私の胸に顔を埋めておったのだが。
しばらくすると、スッと起き上がり部屋の隅に置いてある自分の荷物の方に歩いて行ったのだ。
私は、懐からミント様の温もりが消えて少し寂しく思っていたのだが…。
ミント様は私物をガサガサと漁ると。
「カズト様、恥かしいですから、少しあちらを向いていてくださいませんか。
良いですと言うまで、こちらを振り向かないでくださいね。」
反対側を向いていて欲しいと、私にお願いしてきたのだ。
私はミント様の意向に従って壁とにらめっこをして待つことにしたよ。
そして、少しばかり時間が過ぎて…。
「カズト様、こっちを向いてかまいませんよ。」
声を掛けられて振り返ると…。
そこには女神様がいた。
「ミント、その寝間着は?」
「これも、カズト様のデザインなのでしょう。
シフォンさんからの頂き物なのです。
ほら、下も、この通り…。」
ミント様が身に着けていたのは、透けるほど薄手のシルクで作られたベビードール。
胸元にはレースをあしらって、セクシーさをアップさせているもので。
シフォンさんと組んで売り出した、男心をくすぐる服の一つなのだが…。
更にベビードールの裾を上げると、私のデザインしたパンツが現れたよ。
クロッチの真ん中に切り込みのある、実用性皆無で、ある意味実用性いっぱいの謎の物体が。
「似合っているでしょか?
年甲斐もない格好をしてしてしまい、少々恥ずかしいのですが…。」
ベビードールに裾を上げたまま、恥じらいの表情を見せるミント様。
恥ずかしいなら裾を下せば良いのに、なんて無粋な事は言わないし…。
「とってもお似合いですよ。
歳なんて関係ない…。
今でも、とてもきれいだよ、ミント。
貴方の輝きは二十年前とちっとも変っていない。」
「まあ、嬉しい…。
恥ずかしさを抑えて、この寝間着を選んだ甲斐がありましたわ。
暫くの間ですが、たくさん可愛がってくださいね。
これ、沢山用意してきましてので…。
思いっ切りケダモノになってしまっても良いですから。」
そう言ってミント様は、足元に置いてあった壺を私に差し出したよ。
中には、ぎっしりゴムの実の『皮』が詰まっていた。
ここへ着く前に、アルト殿に無理を言って譲って貰ったそうだ。
「アルト様ったら、もう少し下さっても良いと思うのです。
二十年の歳月を二十日ほどで取り戻そうと言うのですから…。
なのに、カズト様のお体を考えて少しは控えろですって。
足りなかったら、本当に出来ちゃうかもしれないのに。」
そんなことを口にして拗ねて見せるミント様。
でも、その壺の中には百ではきかない数が詰められていそうなのだが…。
ここに滞在するのは二十日程とのことだから…、えっ?
私はミント様のご要望に応えることが出来るか不安になったよ。
とはいえ、その時は蠱惑的なミントさんの笑みと妖艶なまでのナイティ姿にすっかり当てられてしまい。
まあ、そこから先は言うまでも無かろう。
**********
そして、…。
「カズト様、とっても素敵でしたわ。
こんなに何度も愛してくださるなんて。
私、とっても幸せです。
明日もあることですし、そろそろ眠りましょうか。」
ミント様が鈴を転がしたような声で囁いたのはもう明け方だった。
こんなに耽ったのは、王宮でミント様と過ごした数日以来のことだと思う。
このペースだと、壺の中身は本当に十日程でなくなるのではと怖ろしくなったよ。
ミント様が満足してくださったようなので、私達は一眠りすることにしたのだ。
短い睡眠の後、朝といっても、日はかなり高くなった頃に起き出して。
ミント様と共に食堂へ顔を出したのだが。
食堂には、今この家に滞在する全員が顔を揃えておったのだ。
唯一人、カズヤ殿下を除いて。
皆、例外なく寝不足気味の顔をしており、私とミント様の顔を見ると気まずそうな表情を浮かべていたよ。
いったい何があったのかと、怪訝に思っていると…。
「あら、随分とごゆっくりですこと。
もうお昼ですよ。」
テーブルに着いた私達にカズミがお茶と軽めの朝食を持って来てくれたのだ。
そしてカズミは、私に冷たい視線を向けて言ったよ。
「昨夜は余り寝ていないようですので、食事は軽めにしておきました。
それと、夜はなるべくお静かにして頂けると助かります。
ここに滞在している他の方も皆さんが、寝不足になってしまったようですから。」
それはなにか、アノ声が煩くて眠れなかったと言う事かな。
私が周りのみんなを見回すと、全員が「うん、うん」と言わんばかりに頷いておったよ。
どうやら、ミント様の声は館中に響いていたらしい。
後から聞かされたことではあるが。
カズヤ殿下など、一晩中艶めかしい声を聞かされて悶々としてしまったそうだ。
特に、この家に滞在している他の者が全てうら若い女性なので困ったみたいだった。
間違いを犯さないように、早々に風呂屋にしけ込んだとのことだよ。
それで、あの朝、カズヤ殿下だけが居なかった訳だ。
「あら、ゴメンなさいね。
私ったら、大きな声を出して恥ずかしい。
今日からは少しだけ気を付けることにしますね。」
ミント様は恥じらいの表情を見せて言ったのだが、『少しだけ』なのだな気を付けるのは。
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