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第十六章 里帰り、あの人達は…
第468話【閑話】評価は適正に修正されたようだ
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さて、親孝行な娘と暮らし始めたのは良いのだが…。
一緒に暮らしていると、私が普段何をしているのか筒抜けになるもので。
「お父さん、お茶が入りましたよ。
ペンネ隊長が、お父さんと懇意にしているなんて知りま…。」
ペンネちゃんが訪ねて来たので、お茶を淹れて来てくれたカズミなのだが。
アンスコとハーフトップ姿のペンネちゃんを見て絶句してしまったよ。
その日、ペンネちゃんは新作舞台衣装の打ち合わせに来ており。
出来上がったばかりの試作品を試着してるところだったのだ。
しかも、その時は舞台衣装に着替えている途中だった。
「お父さんとペンネ隊長が、そんなふしだらな関係だったなんて・・・。
お父さん、ペンネ隊長は私よりも年下なのですよ。
自分の娘よりもよりも若い娘に劣情を催すなんて恥ずかしいと思わないのですか。」
カズミは私に汚らわしいモノを見るような目を向けていたよ。
実際、風呂屋ではペンネちゃんよりももっと年下の娘に劣情をぶつけているし。
私としてはぐうの音も出ない所ではあるが。
その日は断じて劣情など催してなかったぞ、れっきとした仕事なのだから。
「いや、カズミ、それは誤解だ・・・。」
「そうよ、カズミさん、これは立派な仕事なのよ。
私とお爺ちゃんは、やましい関係なんかじゃないわ。」
私もペンネちゃんもカズミに対して抗弁したのだが。
「お言葉ですが、ペンネ隊長。
そんな、パンツとブラだけの格好で何を言われても説得力はありませんよ。
だいたい、若い独身女性が、殿方の前でそんな格好をして恥ずかしくないのですか。」
激オコのカズミは取りあってくれなかったよ。
すると・・・。
「パンツじゃないから、恥かしく無いもん!」
「へっ?」
予想外のペンネちゃんの言葉に、カズミは呆気にとられたよ。
言葉に詰まっているカズミに対してペンネちゃんは言ったのだ。
「カズミさん、これはアンスコって名称の短いズボンなの。
ちゃんと、この下にパンツを履いているから何も恥ずかしいことは無いわ。
トップスだってそうよ、これはチューブトップって服でブラじゃないの。
今日は、お爺ちゃんと新しい舞台衣装の打ち合わせに来たのよ。」
ペンネちゃんは、フリルたっぷりのアンスコを殊更に見せ付けるようにしてカズミに説明してたよ。
ペンネんちゃんは、私やタロウ君の言葉にすっかり洗脳されてしまったようで。
アンスコならば恥ずかしくないと信じ込んでいるようなのだ。
確かに、日本ではそうだったが、この世界ではどう思われているかはいささか疑問ではある。
現にマロンなど、何枚重ね着してもパンツはパンツだろうってツッコんでいたし。
「へっ? 舞台衣装?
それがお父さんと何の関係が?
それにどう言い繕っても、パンツにしか見えませんが…。」
「あら、カズミさんには言ってなかったかしら?
騎士団のみんなが着ている舞台衣装、全てお爺ちゃんのデザインなのよ。
今までは、シフォンさんが型紙を起こしていたのだけど。
引っ越しちゃったんで、私が後任を引き継いだの。
もちろん、ライム様の許可は取ってあるわ。」
ペンネちゃんの言葉を聞いて、カズミは目を丸くしていたよ。
そして…。
「あの煽情的な舞台衣装は、お父さんが考えていたのですか。
私が着ている服は、深いスリットが入っているだけでまだマシですが。
ペンネ隊長の舞台衣装なんて、殿方の劣情を無駄に煽っているとしか思えませんが。」
十代の娘を中心に組織されている中にあって、カズミは最年長の二十一歳。
十七歳のペンネちゃんと同じ衣装は、さすがに痛かろうとのことに加えて。
長身でスリムな体形、落ち着いた風合いの黒髪ロングのカズミは大人っぽいドレスが似合うだろう。
アルト殿がそう考えたことから、カズミは落ち着いた雰囲気の娘を集めた小隊に属することになり。
領主のライムさんや騎士団長のエクレアさんと同系列の舞台衣装を来てもらっているのだ。
「私も最初に舞台衣装を見せれた時は難色を示したのですが…。
領主のライム様も同じような衣装を身に付けて舞台に登ると説得されて。
渋々、身に付けていたのです。
何処の誰が、あんな破廉恥な衣装を考えたのかと思っていたら…。
まさか、お父さんが張本人だったなんて。」
ジト目で私を見て、カズミは言ったのだ。
そんなカズミに、私とペンネちゃんは色々と言い訳を重ねたよ。
舞台衣装はアルト殿の意向を酌んだものだとか。
領地建て直しのために、観客の目を引く衣装を着ける必要があったとか。
領地のためにと言うことで、何とかカズミを納得させることは出来たものの。
その日以来、私を見るカズミの目は少し冷たくなったような気がするのだ。
**********
その後、私が冒険者ギルドが経営する風呂屋の支配人と懇意にしていることや風呂屋の経営に一役買っていることもバレてしまい。
私に対するカズミの評価は暴落したようであるが…。
それでも変わらずに、カズミは私と一緒に風呂に入って背中を流してくれるので、それほど嫌われてはいないようだ。
私のことを、母親たちからどのように聞かされていたかは知らないが。
初対面の頃のカズミは私のことを過大評価していたようなので、これで良かったのではないかと思っているよ。
無理に取り繕っても、メッキはいずれ剝がれ落ちてしまうだろうからな。
それはカズミとの生活もやっと日常になりつつある日のこと。
その日、カズミは騎士団の仕事が非番だとのことで、庭で日向ぼっこを兼ねて一緒にお茶をしておった。
カズミは本当に親孝行な娘だと思うよ。
せっかくの非番だと言うのに、年頃の娘が街に遊びにも行く訳でもなく、年老いた父親に付き合ってくれるのだから。
私が、そのことについて感謝の気持ちを伝えると。
「良いんですよ、お父さん。
お父さんの残してくださった財産で、私達は王都で何不自由ない生活をさせてもらったのに。
お父さんは一人で大変な思いをしながら暮らしてたのですもの。
一緒に居る時くらい親孝行しないと、バチが当たってしまいます。」
カズミは、常々母親たちから聞かされて育ったらしい。
私が残して来た財産で何一つ不自由のない生活が出来るのだから、私に対する感謝の気持ちを忘れたらダメだと。
いささか過大評価気味に吹き込まれた感もあるが、おかげでカズミはとても良くしてくれるのだ。
そんなカズミと共に、陽当たりの良い庭で私が幸せな一時を過ごしていると。
不意に敷地の外から懐かしい声が聞こえたのだ。
そちらに目を向けると、ウエニアール国へ引っ越したタロウ君、シフォンさんいたのだ。
私は彼らが訪ねて来てくれたのが嬉しくて、屋敷の中に迎い入れたよ。
すると、門扉を潜って入って来たのは二人だけでなかった。
どうやら、私の視界の外にマロンやオラン君、それにアルト殿がおったらしい。
女王になったマロンが一人で出歩ける訳もなく、護衛と思しき見慣れぬ娘もぞろぞろと入って来たのだが…。
「あら、エクレア団長?
団長がご一緒の方は何方かしら?」
一行の中にハテノ領の騎士長エクレアさんの姿を見つけて、意外そうな声を漏らしたカズミ。
エクレアさんの仕事は領主のライムさんの護衛であり、ライムさんの側を離れることはまず無いのだから。
どうやら、エクレアさんは、カズミの見覚えのない人物のお伴をして来たらしい。
カズミの声に釣られて、私もカズミの視線が向く方向に目をやると…。
私は自分の目を疑ってしまったよ。
そこには、こんな辺境の地に居て良いはずの無い人物の姿があったのだから。
果たして本物なのだろうか…、私は目を凝らしたものの、どうしても確信が持てず。
無意識のうちに席を立ちを、フラフラとその人物に向かって歩き始めていたよ。
近付くにつれ、そのご婦人の姿がはっきりと目に映るようになり…。
と同時に、私のかけがえのない想い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡ったよ。
決して忘れることが出来ない、あの数日間の想い出が。
「まさか…、あなた様はもしかして…。」
そんな言葉が口を突いて出たが、本当はあの方だと確信していたよ。
ただ、その時の私は胸が熱くなっていて、それしか言うことが出来なかったのだ。
すると、
「カズト様、お目に掛かりとうございました。
私のせいで、家族から離れて一人辺境に隠れ住むことになってしまい。
申し訳ございませんでした。」
あの鈴を転がすような懐かしい声と共に、あの方が私の胸に飛び込んできたのだ。
たった数日の逢瀬ではあったが、間違いなく私がこの人生で最も愛したあの方が…。
一緒に暮らしていると、私が普段何をしているのか筒抜けになるもので。
「お父さん、お茶が入りましたよ。
ペンネ隊長が、お父さんと懇意にしているなんて知りま…。」
ペンネちゃんが訪ねて来たので、お茶を淹れて来てくれたカズミなのだが。
アンスコとハーフトップ姿のペンネちゃんを見て絶句してしまったよ。
その日、ペンネちゃんは新作舞台衣装の打ち合わせに来ており。
出来上がったばかりの試作品を試着してるところだったのだ。
しかも、その時は舞台衣装に着替えている途中だった。
「お父さんとペンネ隊長が、そんなふしだらな関係だったなんて・・・。
お父さん、ペンネ隊長は私よりも年下なのですよ。
自分の娘よりもよりも若い娘に劣情を催すなんて恥ずかしいと思わないのですか。」
カズミは私に汚らわしいモノを見るような目を向けていたよ。
実際、風呂屋ではペンネちゃんよりももっと年下の娘に劣情をぶつけているし。
私としてはぐうの音も出ない所ではあるが。
その日は断じて劣情など催してなかったぞ、れっきとした仕事なのだから。
「いや、カズミ、それは誤解だ・・・。」
「そうよ、カズミさん、これは立派な仕事なのよ。
私とお爺ちゃんは、やましい関係なんかじゃないわ。」
私もペンネちゃんもカズミに対して抗弁したのだが。
「お言葉ですが、ペンネ隊長。
そんな、パンツとブラだけの格好で何を言われても説得力はありませんよ。
だいたい、若い独身女性が、殿方の前でそんな格好をして恥ずかしくないのですか。」
激オコのカズミは取りあってくれなかったよ。
すると・・・。
「パンツじゃないから、恥かしく無いもん!」
「へっ?」
予想外のペンネちゃんの言葉に、カズミは呆気にとられたよ。
言葉に詰まっているカズミに対してペンネちゃんは言ったのだ。
「カズミさん、これはアンスコって名称の短いズボンなの。
ちゃんと、この下にパンツを履いているから何も恥ずかしいことは無いわ。
トップスだってそうよ、これはチューブトップって服でブラじゃないの。
今日は、お爺ちゃんと新しい舞台衣装の打ち合わせに来たのよ。」
ペンネちゃんは、フリルたっぷりのアンスコを殊更に見せ付けるようにしてカズミに説明してたよ。
ペンネんちゃんは、私やタロウ君の言葉にすっかり洗脳されてしまったようで。
アンスコならば恥ずかしくないと信じ込んでいるようなのだ。
確かに、日本ではそうだったが、この世界ではどう思われているかはいささか疑問ではある。
現にマロンなど、何枚重ね着してもパンツはパンツだろうってツッコんでいたし。
「へっ? 舞台衣装?
それがお父さんと何の関係が?
それにどう言い繕っても、パンツにしか見えませんが…。」
「あら、カズミさんには言ってなかったかしら?
騎士団のみんなが着ている舞台衣装、全てお爺ちゃんのデザインなのよ。
今までは、シフォンさんが型紙を起こしていたのだけど。
引っ越しちゃったんで、私が後任を引き継いだの。
もちろん、ライム様の許可は取ってあるわ。」
ペンネちゃんの言葉を聞いて、カズミは目を丸くしていたよ。
そして…。
「あの煽情的な舞台衣装は、お父さんが考えていたのですか。
私が着ている服は、深いスリットが入っているだけでまだマシですが。
ペンネ隊長の舞台衣装なんて、殿方の劣情を無駄に煽っているとしか思えませんが。」
十代の娘を中心に組織されている中にあって、カズミは最年長の二十一歳。
十七歳のペンネちゃんと同じ衣装は、さすがに痛かろうとのことに加えて。
長身でスリムな体形、落ち着いた風合いの黒髪ロングのカズミは大人っぽいドレスが似合うだろう。
アルト殿がそう考えたことから、カズミは落ち着いた雰囲気の娘を集めた小隊に属することになり。
領主のライムさんや騎士団長のエクレアさんと同系列の舞台衣装を来てもらっているのだ。
「私も最初に舞台衣装を見せれた時は難色を示したのですが…。
領主のライム様も同じような衣装を身に付けて舞台に登ると説得されて。
渋々、身に付けていたのです。
何処の誰が、あんな破廉恥な衣装を考えたのかと思っていたら…。
まさか、お父さんが張本人だったなんて。」
ジト目で私を見て、カズミは言ったのだ。
そんなカズミに、私とペンネちゃんは色々と言い訳を重ねたよ。
舞台衣装はアルト殿の意向を酌んだものだとか。
領地建て直しのために、観客の目を引く衣装を着ける必要があったとか。
領地のためにと言うことで、何とかカズミを納得させることは出来たものの。
その日以来、私を見るカズミの目は少し冷たくなったような気がするのだ。
**********
その後、私が冒険者ギルドが経営する風呂屋の支配人と懇意にしていることや風呂屋の経営に一役買っていることもバレてしまい。
私に対するカズミの評価は暴落したようであるが…。
それでも変わらずに、カズミは私と一緒に風呂に入って背中を流してくれるので、それほど嫌われてはいないようだ。
私のことを、母親たちからどのように聞かされていたかは知らないが。
初対面の頃のカズミは私のことを過大評価していたようなので、これで良かったのではないかと思っているよ。
無理に取り繕っても、メッキはいずれ剝がれ落ちてしまうだろうからな。
それはカズミとの生活もやっと日常になりつつある日のこと。
その日、カズミは騎士団の仕事が非番だとのことで、庭で日向ぼっこを兼ねて一緒にお茶をしておった。
カズミは本当に親孝行な娘だと思うよ。
せっかくの非番だと言うのに、年頃の娘が街に遊びにも行く訳でもなく、年老いた父親に付き合ってくれるのだから。
私が、そのことについて感謝の気持ちを伝えると。
「良いんですよ、お父さん。
お父さんの残してくださった財産で、私達は王都で何不自由ない生活をさせてもらったのに。
お父さんは一人で大変な思いをしながら暮らしてたのですもの。
一緒に居る時くらい親孝行しないと、バチが当たってしまいます。」
カズミは、常々母親たちから聞かされて育ったらしい。
私が残して来た財産で何一つ不自由のない生活が出来るのだから、私に対する感謝の気持ちを忘れたらダメだと。
いささか過大評価気味に吹き込まれた感もあるが、おかげでカズミはとても良くしてくれるのだ。
そんなカズミと共に、陽当たりの良い庭で私が幸せな一時を過ごしていると。
不意に敷地の外から懐かしい声が聞こえたのだ。
そちらに目を向けると、ウエニアール国へ引っ越したタロウ君、シフォンさんいたのだ。
私は彼らが訪ねて来てくれたのが嬉しくて、屋敷の中に迎い入れたよ。
すると、門扉を潜って入って来たのは二人だけでなかった。
どうやら、私の視界の外にマロンやオラン君、それにアルト殿がおったらしい。
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「あら、エクレア団長?
団長がご一緒の方は何方かしら?」
一行の中にハテノ領の騎士長エクレアさんの姿を見つけて、意外そうな声を漏らしたカズミ。
エクレアさんの仕事は領主のライムさんの護衛であり、ライムさんの側を離れることはまず無いのだから。
どうやら、エクレアさんは、カズミの見覚えのない人物のお伴をして来たらしい。
カズミの声に釣られて、私もカズミの視線が向く方向に目をやると…。
私は自分の目を疑ってしまったよ。
そこには、こんな辺境の地に居て良いはずの無い人物の姿があったのだから。
果たして本物なのだろうか…、私は目を凝らしたものの、どうしても確信が持てず。
無意識のうちに席を立ちを、フラフラとその人物に向かって歩き始めていたよ。
近付くにつれ、そのご婦人の姿がはっきりと目に映るようになり…。
と同時に、私のかけがえのない想い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡ったよ。
決して忘れることが出来ない、あの数日間の想い出が。
「まさか…、あなた様はもしかして…。」
そんな言葉が口を突いて出たが、本当はあの方だと確信していたよ。
ただ、その時の私は胸が熱くなっていて、それしか言うことが出来なかったのだ。
すると、
「カズト様、お目に掛かりとうございました。
私のせいで、家族から離れて一人辺境に隠れ住むことになってしまい。
申し訳ございませんでした。」
あの鈴を転がすような懐かしい声と共に、あの方が私の胸に飛び込んできたのだ。
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