449 / 848
第十五章 ウサギに乗った女王様
第449話 ビオラちゃんはご満悦みたい
しおりを挟む
おいらは、ヴァイオレットお姉さんを近衛騎士団に召し抱えることを伝え。
同時に、ヴァイオレットお姉さんを当主としてお家再興を許すことを告げたんだ。
ヴァイオレットお姉さんの処遇が決まると、お姉さんはビオラちゃんとお母さんに抱き付いたんだ。
そして、ビオラちゃんに言ったの。
「ビオラ、陛下にお礼を申し上げなさい。
陛下の特別の取り計らいで、これからお母さんと一緒に暮らせることになったのよ。」
「???」
でも、ビオラちゃんにはその言い回しは難しいようで、ポカンとしてたの。
「ビオラは、またお母さんと一緒にご飯を食べて、一緒に眠れるのよ。
陛下のおかげなの。」
「ずっと、ままといっしょにいられるの?」
「そうよ。
陛下が、一緒に居させてくれるのよ。」
それで、ヴァイオレットお姉さんはもっと分かり易く話して上げると。
「わーい! ずっと、おかあさんといっしょにいられる!
へいか、ありがとー!」
ビオラちゃんは満面の笑みを浮かべてお礼を言ってくれたの。
「陛下、この度は特別のお取り計らいに感謝申し上げます。
この娘達の父親が、ヒーナルによる謀反の際に起こした民の虐殺の罪で裁かれたとき。
私の父は、自分の娘が罪人の妻となっている事は家の恥だと言いまして。
お家が取り潰されるや、すぐに離縁させられました。
本当は娘二人と共に辺境へ赴くつもりでしたのに、無理やり実家に連れ戻されたのです。
こうして、また、娘二人を抱きしめることが出来るなんて夢のようです。」
二人のお母さんが、目に涙を溜めて感謝の言葉を口にしたの。
離縁する際に、ならば娘二人も引き取って欲しいと懇願したそうだけど。
実家からは、けんもほろろに拒絶されたそうだよ。
罪人の血を引く子供など家には足一歩入れさせないと言われたそうだよ。
事程左様に不名誉なことなんだね、貴族にとって罪を犯してお家取り潰しになるってのは。
**********
数日後、王宮内にある近衛騎士団の事務所兼詰め所を訪ねると。
「陛下、いらっしゃいませ。
ヴァイオレットちゃんを、私に付けてくれて有り難うございます。
この娘、とっても気が利くので助かってます。」
近衛騎士団長のムース姉ちゃんが上機嫌で迎えてくれたよ。
ヴァイオレットお姉さんは、採用する時に本人に伝えたようにムース姉ちゃんの補佐に充てたんだ。
肩書は、近衛騎士団長秘書(見習い)だよ。
ヴァイオレットお姉さんは荒事が苦手な様子だから、基本内勤で騎士団の事務仕事をしてもらう事にしたの。
今まではムース姉ちゃん一人で近衛騎士団の事務をこなしてたけど。
目が回るほど忙しいって言われて、増員を要求されていたんだ。
ヴァイオレットお姉さんが仕事を選んでいる時も、ムース姉ちゃんは勧誘してたしね。
勿論、近衛騎士団で採用するので、騎士として働けるようにもなってもらうよ。
ムース姉ちゃんと一緒に、近衛騎士団の訓練に毎日参加してもらっているの。
最低限戦えるようになって貰うと伝えたら、ヴァイオレットお姉さんは不安そうにしていたんだ。
『生命の欠片』を渡して、レベル三十まで一気に底上げしたら、凄く驚いていたよ。
おいらの護衛騎士がとても華奢なのに滅茶苦茶強い理由が分かったと納得してたよ。
「どう、新しい生活は?
ビオラちゃんは、お母さんと一緒でご機嫌かな?」
おいらがヴァイオレットお姉さんに尋ねると。
「はい、ビオラはあれからとても楽しそうにしています。
辺境の村では、母が恋しいとずっと塞ぎ込んでいましたので。
あんな楽しそうなビオラを見るのは本当に久しぶりです。」
「そう、それは良かったよ。
お母さんから貰った縫いぐるみをあんなに大切にしていたものね。
相当、寂しい思いをしていたんだろうね。」
「それと、ビオラは新しい家をとても喜んでいます。
あんな素敵なお庭のある家を下賜してくださり、感謝しております。
さっそく、母と一緒に花壇に花の種を蒔いてましたし。
母に膝枕してもらって、庭の木陰でお昼寝するのが。
今、一番にお気に入りみたいです。」
ヴァイオレットお姉さんの住む家だけど。
実は、以前住んでいた家も国が没収したまま手付かずになっていたんだ。
そこを返して上げても良かったんだけど。
でも、過去からのしがらみを断ちたかったものだから。
ヴァイオレットお姉さんが、新たな貴族家を創設する形にしたし。
家屋敷も別の場所に下賜することにしたの。
ヴァイオレットお姉さんの父親が当主だった家は、取り潰したままだよ。
質の悪い親類縁者が寄って来て、ややこしい権利を主張されたら困るからね。
その代わりと言ったら何だけど、従来の家より少し良い家を下賜するとにしたよ。
騎士の家を沢山取り潰して没収した家屋敷は、沢山余っているから。
ヴァイオレットお姉さんが王宮に通うのが便利な立地で。
ビオラちゃんが、駆け回わって遊べる広いお庭が付いている屋敷を選んだんだ。
「そうそう、昨日、新人騎士の研修でウサギを捕まえたんです。
昨日、ウサギを連れて帰ったら、ビオラは大喜びでした。」
昨日、ヴァイオレットお姉さんは新人近衛騎士の恒例となっているウサギ捕獲研修に挑んだらしいの。
自分の騎乗するウサギを、草原で捕獲するのが課題の研修だね。
無事捕獲できたようで、早速家に連れて帰ったみたい。
「陛下はウサギを連れて辺境の村に来られたでしょう。
ビオラは、それを羨ましそうに見ていたのですが。
あの時、ウサギと遊びたいと思っていたらしくて。
自分も乗ってみたいとせがむのです。
それで乗せた上げたら、中々降りようとしなくて。
結局、陽が暮れるまで付き合わされました。
以前の家は余り庭が広くなかったので。
ウサギに乗って走りまわることなどできなかったでしょう。
あの家を下賜して戴けて、本当に良かったです。」
おいらの近衛騎士は全員自分が騎乗するウサギを持っているのだと。
ビオラちゃんに教えてあげたらしいの。
そしたら。
「このえになったら、うさぎさんをかえるの?
じゃあ、ビオラも、おおきくなったらこのえになる!」
ビオラちゃんは、満面の笑みを浮かべて宣言したらしいよ。
そうだね、じゃあ、ビオラちゃんにもおいらの護衛になってもらおうかな。
まあ、母娘一緒に、仲良く暮らせるようになって良かったよ。
これで、最初の地方視察のケリはついたかな…。
**********
お読み頂き有り難うございます。
明日は所要のため、一日投稿をお休みさせて頂きます。
明後日は通常通り投稿しますので、よろしくお願いします。
同時に、ヴァイオレットお姉さんを当主としてお家再興を許すことを告げたんだ。
ヴァイオレットお姉さんの処遇が決まると、お姉さんはビオラちゃんとお母さんに抱き付いたんだ。
そして、ビオラちゃんに言ったの。
「ビオラ、陛下にお礼を申し上げなさい。
陛下の特別の取り計らいで、これからお母さんと一緒に暮らせることになったのよ。」
「???」
でも、ビオラちゃんにはその言い回しは難しいようで、ポカンとしてたの。
「ビオラは、またお母さんと一緒にご飯を食べて、一緒に眠れるのよ。
陛下のおかげなの。」
「ずっと、ままといっしょにいられるの?」
「そうよ。
陛下が、一緒に居させてくれるのよ。」
それで、ヴァイオレットお姉さんはもっと分かり易く話して上げると。
「わーい! ずっと、おかあさんといっしょにいられる!
へいか、ありがとー!」
ビオラちゃんは満面の笑みを浮かべてお礼を言ってくれたの。
「陛下、この度は特別のお取り計らいに感謝申し上げます。
この娘達の父親が、ヒーナルによる謀反の際に起こした民の虐殺の罪で裁かれたとき。
私の父は、自分の娘が罪人の妻となっている事は家の恥だと言いまして。
お家が取り潰されるや、すぐに離縁させられました。
本当は娘二人と共に辺境へ赴くつもりでしたのに、無理やり実家に連れ戻されたのです。
こうして、また、娘二人を抱きしめることが出来るなんて夢のようです。」
二人のお母さんが、目に涙を溜めて感謝の言葉を口にしたの。
離縁する際に、ならば娘二人も引き取って欲しいと懇願したそうだけど。
実家からは、けんもほろろに拒絶されたそうだよ。
罪人の血を引く子供など家には足一歩入れさせないと言われたそうだよ。
事程左様に不名誉なことなんだね、貴族にとって罪を犯してお家取り潰しになるってのは。
**********
数日後、王宮内にある近衛騎士団の事務所兼詰め所を訪ねると。
「陛下、いらっしゃいませ。
ヴァイオレットちゃんを、私に付けてくれて有り難うございます。
この娘、とっても気が利くので助かってます。」
近衛騎士団長のムース姉ちゃんが上機嫌で迎えてくれたよ。
ヴァイオレットお姉さんは、採用する時に本人に伝えたようにムース姉ちゃんの補佐に充てたんだ。
肩書は、近衛騎士団長秘書(見習い)だよ。
ヴァイオレットお姉さんは荒事が苦手な様子だから、基本内勤で騎士団の事務仕事をしてもらう事にしたの。
今まではムース姉ちゃん一人で近衛騎士団の事務をこなしてたけど。
目が回るほど忙しいって言われて、増員を要求されていたんだ。
ヴァイオレットお姉さんが仕事を選んでいる時も、ムース姉ちゃんは勧誘してたしね。
勿論、近衛騎士団で採用するので、騎士として働けるようにもなってもらうよ。
ムース姉ちゃんと一緒に、近衛騎士団の訓練に毎日参加してもらっているの。
最低限戦えるようになって貰うと伝えたら、ヴァイオレットお姉さんは不安そうにしていたんだ。
『生命の欠片』を渡して、レベル三十まで一気に底上げしたら、凄く驚いていたよ。
おいらの護衛騎士がとても華奢なのに滅茶苦茶強い理由が分かったと納得してたよ。
「どう、新しい生活は?
ビオラちゃんは、お母さんと一緒でご機嫌かな?」
おいらがヴァイオレットお姉さんに尋ねると。
「はい、ビオラはあれからとても楽しそうにしています。
辺境の村では、母が恋しいとずっと塞ぎ込んでいましたので。
あんな楽しそうなビオラを見るのは本当に久しぶりです。」
「そう、それは良かったよ。
お母さんから貰った縫いぐるみをあんなに大切にしていたものね。
相当、寂しい思いをしていたんだろうね。」
「それと、ビオラは新しい家をとても喜んでいます。
あんな素敵なお庭のある家を下賜してくださり、感謝しております。
さっそく、母と一緒に花壇に花の種を蒔いてましたし。
母に膝枕してもらって、庭の木陰でお昼寝するのが。
今、一番にお気に入りみたいです。」
ヴァイオレットお姉さんの住む家だけど。
実は、以前住んでいた家も国が没収したまま手付かずになっていたんだ。
そこを返して上げても良かったんだけど。
でも、過去からのしがらみを断ちたかったものだから。
ヴァイオレットお姉さんが、新たな貴族家を創設する形にしたし。
家屋敷も別の場所に下賜することにしたの。
ヴァイオレットお姉さんの父親が当主だった家は、取り潰したままだよ。
質の悪い親類縁者が寄って来て、ややこしい権利を主張されたら困るからね。
その代わりと言ったら何だけど、従来の家より少し良い家を下賜するとにしたよ。
騎士の家を沢山取り潰して没収した家屋敷は、沢山余っているから。
ヴァイオレットお姉さんが王宮に通うのが便利な立地で。
ビオラちゃんが、駆け回わって遊べる広いお庭が付いている屋敷を選んだんだ。
「そうそう、昨日、新人騎士の研修でウサギを捕まえたんです。
昨日、ウサギを連れて帰ったら、ビオラは大喜びでした。」
昨日、ヴァイオレットお姉さんは新人近衛騎士の恒例となっているウサギ捕獲研修に挑んだらしいの。
自分の騎乗するウサギを、草原で捕獲するのが課題の研修だね。
無事捕獲できたようで、早速家に連れて帰ったみたい。
「陛下はウサギを連れて辺境の村に来られたでしょう。
ビオラは、それを羨ましそうに見ていたのですが。
あの時、ウサギと遊びたいと思っていたらしくて。
自分も乗ってみたいとせがむのです。
それで乗せた上げたら、中々降りようとしなくて。
結局、陽が暮れるまで付き合わされました。
以前の家は余り庭が広くなかったので。
ウサギに乗って走りまわることなどできなかったでしょう。
あの家を下賜して戴けて、本当に良かったです。」
おいらの近衛騎士は全員自分が騎乗するウサギを持っているのだと。
ビオラちゃんに教えてあげたらしいの。
そしたら。
「このえになったら、うさぎさんをかえるの?
じゃあ、ビオラも、おおきくなったらこのえになる!」
ビオラちゃんは、満面の笑みを浮かべて宣言したらしいよ。
そうだね、じゃあ、ビオラちゃんにもおいらの護衛になってもらおうかな。
まあ、母娘一緒に、仲良く暮らせるようになって良かったよ。
これで、最初の地方視察のケリはついたかな…。
**********
お読み頂き有り難うございます。
明日は所要のため、一日投稿をお休みさせて頂きます。
明後日は通常通り投稿しますので、よろしくお願いします。
1
お気に入りに追加
298
あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる