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第十五章 ウサギに乗った女王様
第422話 良い感じの温泉だったよ
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タロウから温泉が湧いてると聞いて、エチゴヤが経営してた『風呂屋』を訪ねることにしたの。
途中、エチゴヤに寄って風呂屋の建物の鍵を借りて来たのだけど。
その時、エチゴヤの使用人から聞いた話では、おいらの指示した通り風呂屋と賭場は既に営業を取り止めたと言ってたよ。
タロウに案内されて、風呂屋が立ち並ぶ街区へやって来ると。
「タロウ、ここってウノに来た初日に通った繁華街だよね。
あの時は、昼の日中から、道の両脇に客引きがぎっしり並んでた記憶があるんだけど。
今日は何か静かだね。人通りも少ない気がするんだけど。」
この繁華街は町の中央広場からそんなに遠くない場所にあるんだけど。
普通は夕方にならないと開かない賭場や風呂屋が、昼間から開いていて人通りが多かったんだ。
酒場なんかも昼間から営業してて、昼の日中から酔っ払いも沢山いたよ。
「そりゃ、そうだろう。
ギルドとエチゴヤが経営してた賭場が閉まっちまったし。
風呂屋だって、エチゴヤが撤退して、ギルドは今休業中だからな。
今のところ領主が経営している所は営業を継続しているけど。
風呂屋も賭場も半数以下になっちまったからな。
人足も遠のくだろうよ。」
エチゴヤはおいらが接収して、『パンの実』と『塩』以外の事業から撤退したからね。
当然、エチゴヤは賭場も風呂屋の事業からも撤退したよ。
それに合わせて、タロウに任せたひまわり会も賭場からは撤退したんだ。
でも、風呂屋については、そう簡単に閉店する訳には行かなかったらしいの。
不当な高利貸のカタとして連れて来られたり、拉致されたりとかで。
無理やり働かされてた泡姫さんは、賠償金を払って解放したそうなんだけど。
仕事に困って、自ら進んで泡姫さんをしてる人の職を奪う事は出来ないからね。
なので、泡姫さんを続けたいと希望する人のために、規模を縮小して風呂屋を続ける事にしたらしいの。
今は泡姫さんを続けたいと希望する人を募って、営業再開に向けて準備中らしいよ。
何でも、三店舗あったギルドの風呂屋を一店舗に減らすみたい。
そんな訳でエチゴヤとギルドが賭場と風呂屋を閉めたせいで、この通りの店が半分くらい閉まってるんだ。
そういえば、エチゴヤはこの通りで酒場も経営してたみたいだから、それも閉店させたっけ。
**********
タロウの案内で、エチゴヤの経営していた風呂屋の前までやって来たよ。
そこは、エチゴヤが経営する風呂屋二軒と賭場二軒が田の字型に配置され、四方を道に囲まれた一区画になっていた。
その区画をぐるっと一周してみて。
「一軒、一軒は大した広さじゃないけど。
四軒まとめると結構な広さだね。
これなら、王家の別荘を構えても良いかな。」
おいらがそんな感想を漏らすと。
「マロン、王家にあるお金は民の血税なのじゃぞ。
無駄遣いを厳に慎まないといけないのじゃ。
温泉に入りたいと言うのはマロンの我がままでは無いのか?
それで、別荘など建てても良いものかと思うのじゃが。」
オランが我が儘は厳に慎まないといけないって、おいらに注意したの。
「うん、それは肝に銘じているよ。
でも、辺境の町にいる時においらが貯めたお金を使うのは良いでしょう。
王家の財産とは関係ないのだから。」
おいら、タロウ達と一緒に一年以上ずっとトレントを狩っていたからね。
トレントから採取した『実』を売って得たお金だけでも凄いことになっているのに。
おいらには、ハテノ男爵家にトレントの木炭を売ったお金もあるからね。
このくらいの広さの敷地に別荘を建てるくらいなら、その一部を使えば十分賄えるよ。
「そう言えば、マロンは無駄遣いせずに貯めてあったのじゃのう。
まあ、それなら、かまわないと思うのじゃ。
それなら、私が預けてあるお金も使えば良いのじゃ。
二人で使うのじゃから、折半にすれば良いじゃろう。」
オランも納得してくれた様子で、おいらの『積載庫』にしまってあるオランの資金も使って良いって言ってくれたんだ。
「おい、話が付いたなら、温泉の確認をしたらどうだ。
建物の鍵は持って来たんだろう。」
おいらとオランの折り合いがついたと見るや、タロウが建物の中に入るように促してきたの。
タロウの言葉に従って、風呂屋だった建物に入ると。
建物に入るとそこそこ広いロビーになっていて、その奥にフロントらしきカウンターがあったの。
「ギルドの風呂屋に勤めてた泡姫の姉さんの話だと、どこも造りは同じようなものらしい。
泡姫さんがお客さんにご奉仕する部屋は二階なんだが。
二階の部屋までお湯を引くことは出来ないみたいでな。
浴場は一階のフロントの奥にあるんだ。
そこでお客さんの背中を流してから、二階の部屋にしけ込むらしいぞ。」
タロウはギルドの経営する風呂屋の間取りを思い浮かべながら説明してくれたよ。
そして、タロウに先導されてフロントの横を通り過ぎて奥へ進むと。
「凄いのじゃ、辺境の町で入った浴場と同じくらいの広さがあるのじゃ。」
オランが感心している通り、そこには広い浴場があったよ。
二、三十人、いっぺんに入れそうな大きな浴槽が造られているの。
「おっ、ここは岩風呂か。中々良いじゃないか。
ギルドの風呂屋の湯船は、日本の檜風呂みたいに木で造られてたぜ。
木の香りがする風呂も良いが、こっちも野趣溢れる感じで良いな。」
お風呂の造りはそれぞれ違うみたいだね。
「この温泉も、辺境の町と同じで滾々と湧き出しているみたいだね。
今も、お湯が溢れている。
この浴場は壊しちゃうのが勿体ないね。
そのまま、使った方が良いかもしれない。」
立派な岩風呂だし、洗い場も石造りでしっかりしてるからそのまま利用できそうだよ。
ただ、もう一軒にも浴場があるはずなんで、どんな風に利用するかだね。
おいら達家族用と来客用に分けるとかだね。
湯量も豊富そうだし、湯船に手を入れてみると湯加減もちょうど良い感じで申し分なしだった。
**********
もう一軒の風呂屋も確認して、建物の施錠をしていると。
「おっ、その子達は新人泡姫さんかい?
この店、売れっ妓が多い繁盛店なのに。
このところ開いてなくてな。
どうしちまったのかと心配してたんだよ。
今日から、また営業するんだろう?」
チャラい感じの兄ちゃんが、タロウに声を掛けてきたんだ。
おいらの護衛に就いてるジェレ姉ちゃん達四人を見て、新しい泡姫さんだと思ったみたい。
「ここと隣はもう廃業しちまったぞ。
二度と風呂屋の営業は再開しないから、諦めるんだな。
ここに居る姉さん達は、このチビ二人のお供だよ。
このチビ二人がこの敷地の新しい持ち主。
ここに別荘を建てるつもりで下見に来てたんだ。」
タロウが、おいらの素性は隠して兄ちゃんに説明してくれたの。
チビ二人はちょっと酷い言い方だと思うけど。
「何だって! そんなのありかよ。
俺はここのマルグリットちゃんを買うのだけが楽しみで。
毎日、毎日、朝から晩まで砂金取りをしてると言うのに。
ここのところ店が休みで金が貯まったから。
店が再開したら、マルグリットちゃんを全部の乗せで指名しようと思ってたんだぞ…。」
タロウの説明を聞いて兄ちゃんは、そんなことを呟いて項垂れちゃったよ。
そんな愚痴を聞いて、オランは呆れた果てた様子で。
「おぬし、いい歳して泡姫さんにうつつを抜かしとらんと。
お金を貯めて、きちんと嫁さんを貰えば良いじゃろうに。
毎日、朝から晩まで砂金を採っているのなら、それなりに稼いでいるのじゃろう。」
そんな言葉を吐いて、兄ちゃんを諭したの。
すると、兄ちゃんは。
「そんなことを言ってもな。
この町じゃ砂金取りの嫁になりたいなんて娘は居ないよ。
砂金取りは、根無し草の山師って思われているからな。
砂金取りと言えば、博打と女であぶく銭を全部使っちまうと決めつけてるし。」
でも、実際、兄ちゃん言ってたじゃない、『ここのマルグリットちゃんを買うのだけが楽しみ』だって。
兄ちゃんも、稼いだお金を全部泡姫さんに貢いじゃったんじゃないの。
「なあ、あんた、ここでしっかり金を貯めて王都にでも行ったらどうだ。
砂金取りで貯めた金を元手に、王都で商売でも始めれば良いじゃないか。
そしたら、嫁さんなんか、幾らでも来てくれると思うぞ。」
兄ちゃんにタロウが、そんな助言をすると。
「でもよ、金なんてどうやって貯めるんだ。
自慢じゃないが、俺が住んでる安宿じゃ金なんか貯めておけないぞ。
盗っ人に盗んでくださいと言ってるようなものだ。
宵越しの金は持たないのが一番安心なんだぜ。」
ホント、それ、自慢にならないよ…。
「それじゃ、あんた、その金をギルドに預けたらどうだ。
盗まれないように、安全に保管してやるぜ。
しかも、王都に移り住む時に金を運ばなくても。
王都で預けた金を引き出せるようにしてやるぜ。」
タロウはギルドで始めようとしている新しいサービスの売り込みを始めたよ。
ちゃっかりしてるね。
途中、エチゴヤに寄って風呂屋の建物の鍵を借りて来たのだけど。
その時、エチゴヤの使用人から聞いた話では、おいらの指示した通り風呂屋と賭場は既に営業を取り止めたと言ってたよ。
タロウに案内されて、風呂屋が立ち並ぶ街区へやって来ると。
「タロウ、ここってウノに来た初日に通った繁華街だよね。
あの時は、昼の日中から、道の両脇に客引きがぎっしり並んでた記憶があるんだけど。
今日は何か静かだね。人通りも少ない気がするんだけど。」
この繁華街は町の中央広場からそんなに遠くない場所にあるんだけど。
普通は夕方にならないと開かない賭場や風呂屋が、昼間から開いていて人通りが多かったんだ。
酒場なんかも昼間から営業してて、昼の日中から酔っ払いも沢山いたよ。
「そりゃ、そうだろう。
ギルドとエチゴヤが経営してた賭場が閉まっちまったし。
風呂屋だって、エチゴヤが撤退して、ギルドは今休業中だからな。
今のところ領主が経営している所は営業を継続しているけど。
風呂屋も賭場も半数以下になっちまったからな。
人足も遠のくだろうよ。」
エチゴヤはおいらが接収して、『パンの実』と『塩』以外の事業から撤退したからね。
当然、エチゴヤは賭場も風呂屋の事業からも撤退したよ。
それに合わせて、タロウに任せたひまわり会も賭場からは撤退したんだ。
でも、風呂屋については、そう簡単に閉店する訳には行かなかったらしいの。
不当な高利貸のカタとして連れて来られたり、拉致されたりとかで。
無理やり働かされてた泡姫さんは、賠償金を払って解放したそうなんだけど。
仕事に困って、自ら進んで泡姫さんをしてる人の職を奪う事は出来ないからね。
なので、泡姫さんを続けたいと希望する人のために、規模を縮小して風呂屋を続ける事にしたらしいの。
今は泡姫さんを続けたいと希望する人を募って、営業再開に向けて準備中らしいよ。
何でも、三店舗あったギルドの風呂屋を一店舗に減らすみたい。
そんな訳でエチゴヤとギルドが賭場と風呂屋を閉めたせいで、この通りの店が半分くらい閉まってるんだ。
そういえば、エチゴヤはこの通りで酒場も経営してたみたいだから、それも閉店させたっけ。
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タロウの案内で、エチゴヤの経営していた風呂屋の前までやって来たよ。
そこは、エチゴヤが経営する風呂屋二軒と賭場二軒が田の字型に配置され、四方を道に囲まれた一区画になっていた。
その区画をぐるっと一周してみて。
「一軒、一軒は大した広さじゃないけど。
四軒まとめると結構な広さだね。
これなら、王家の別荘を構えても良いかな。」
おいらがそんな感想を漏らすと。
「マロン、王家にあるお金は民の血税なのじゃぞ。
無駄遣いを厳に慎まないといけないのじゃ。
温泉に入りたいと言うのはマロンの我がままでは無いのか?
それで、別荘など建てても良いものかと思うのじゃが。」
オランが我が儘は厳に慎まないといけないって、おいらに注意したの。
「うん、それは肝に銘じているよ。
でも、辺境の町にいる時においらが貯めたお金を使うのは良いでしょう。
王家の財産とは関係ないのだから。」
おいら、タロウ達と一緒に一年以上ずっとトレントを狩っていたからね。
トレントから採取した『実』を売って得たお金だけでも凄いことになっているのに。
おいらには、ハテノ男爵家にトレントの木炭を売ったお金もあるからね。
このくらいの広さの敷地に別荘を建てるくらいなら、その一部を使えば十分賄えるよ。
「そう言えば、マロンは無駄遣いせずに貯めてあったのじゃのう。
まあ、それなら、かまわないと思うのじゃ。
それなら、私が預けてあるお金も使えば良いのじゃ。
二人で使うのじゃから、折半にすれば良いじゃろう。」
オランも納得してくれた様子で、おいらの『積載庫』にしまってあるオランの資金も使って良いって言ってくれたんだ。
「おい、話が付いたなら、温泉の確認をしたらどうだ。
建物の鍵は持って来たんだろう。」
おいらとオランの折り合いがついたと見るや、タロウが建物の中に入るように促してきたの。
タロウの言葉に従って、風呂屋だった建物に入ると。
建物に入るとそこそこ広いロビーになっていて、その奥にフロントらしきカウンターがあったの。
「ギルドの風呂屋に勤めてた泡姫の姉さんの話だと、どこも造りは同じようなものらしい。
泡姫さんがお客さんにご奉仕する部屋は二階なんだが。
二階の部屋までお湯を引くことは出来ないみたいでな。
浴場は一階のフロントの奥にあるんだ。
そこでお客さんの背中を流してから、二階の部屋にしけ込むらしいぞ。」
タロウはギルドの経営する風呂屋の間取りを思い浮かべながら説明してくれたよ。
そして、タロウに先導されてフロントの横を通り過ぎて奥へ進むと。
「凄いのじゃ、辺境の町で入った浴場と同じくらいの広さがあるのじゃ。」
オランが感心している通り、そこには広い浴場があったよ。
二、三十人、いっぺんに入れそうな大きな浴槽が造られているの。
「おっ、ここは岩風呂か。中々良いじゃないか。
ギルドの風呂屋の湯船は、日本の檜風呂みたいに木で造られてたぜ。
木の香りがする風呂も良いが、こっちも野趣溢れる感じで良いな。」
お風呂の造りはそれぞれ違うみたいだね。
「この温泉も、辺境の町と同じで滾々と湧き出しているみたいだね。
今も、お湯が溢れている。
この浴場は壊しちゃうのが勿体ないね。
そのまま、使った方が良いかもしれない。」
立派な岩風呂だし、洗い場も石造りでしっかりしてるからそのまま利用できそうだよ。
ただ、もう一軒にも浴場があるはずなんで、どんな風に利用するかだね。
おいら達家族用と来客用に分けるとかだね。
湯量も豊富そうだし、湯船に手を入れてみると湯加減もちょうど良い感じで申し分なしだった。
**********
もう一軒の風呂屋も確認して、建物の施錠をしていると。
「おっ、その子達は新人泡姫さんかい?
この店、売れっ妓が多い繁盛店なのに。
このところ開いてなくてな。
どうしちまったのかと心配してたんだよ。
今日から、また営業するんだろう?」
チャラい感じの兄ちゃんが、タロウに声を掛けてきたんだ。
おいらの護衛に就いてるジェレ姉ちゃん達四人を見て、新しい泡姫さんだと思ったみたい。
「ここと隣はもう廃業しちまったぞ。
二度と風呂屋の営業は再開しないから、諦めるんだな。
ここに居る姉さん達は、このチビ二人のお供だよ。
このチビ二人がこの敷地の新しい持ち主。
ここに別荘を建てるつもりで下見に来てたんだ。」
タロウが、おいらの素性は隠して兄ちゃんに説明してくれたの。
チビ二人はちょっと酷い言い方だと思うけど。
「何だって! そんなのありかよ。
俺はここのマルグリットちゃんを買うのだけが楽しみで。
毎日、毎日、朝から晩まで砂金取りをしてると言うのに。
ここのところ店が休みで金が貯まったから。
店が再開したら、マルグリットちゃんを全部の乗せで指名しようと思ってたんだぞ…。」
タロウの説明を聞いて兄ちゃんは、そんなことを呟いて項垂れちゃったよ。
そんな愚痴を聞いて、オランは呆れた果てた様子で。
「おぬし、いい歳して泡姫さんにうつつを抜かしとらんと。
お金を貯めて、きちんと嫁さんを貰えば良いじゃろうに。
毎日、朝から晩まで砂金を採っているのなら、それなりに稼いでいるのじゃろう。」
そんな言葉を吐いて、兄ちゃんを諭したの。
すると、兄ちゃんは。
「そんなことを言ってもな。
この町じゃ砂金取りの嫁になりたいなんて娘は居ないよ。
砂金取りは、根無し草の山師って思われているからな。
砂金取りと言えば、博打と女であぶく銭を全部使っちまうと決めつけてるし。」
でも、実際、兄ちゃん言ってたじゃない、『ここのマルグリットちゃんを買うのだけが楽しみ』だって。
兄ちゃんも、稼いだお金を全部泡姫さんに貢いじゃったんじゃないの。
「なあ、あんた、ここでしっかり金を貯めて王都にでも行ったらどうだ。
砂金取りで貯めた金を元手に、王都で商売でも始めれば良いじゃないか。
そしたら、嫁さんなんか、幾らでも来てくれると思うぞ。」
兄ちゃんにタロウが、そんな助言をすると。
「でもよ、金なんてどうやって貯めるんだ。
自慢じゃないが、俺が住んでる安宿じゃ金なんか貯めておけないぞ。
盗っ人に盗んでくださいと言ってるようなものだ。
宵越しの金は持たないのが一番安心なんだぜ。」
ホント、それ、自慢にならないよ…。
「それじゃ、あんた、その金をギルドに預けたらどうだ。
盗まれないように、安全に保管してやるぜ。
しかも、王都に移り住む時に金を運ばなくても。
王都で預けた金を引き出せるようにしてやるぜ。」
タロウはギルドで始めようとしている新しいサービスの売り込みを始めたよ。
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