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第十五章 ウサギに乗った女王様
第375話 久し振りに露店をひろげたよ
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翌朝、休暇を貰ったおいらは王都の中央広場に来ていたの。
おいらは役所の告知板が立ってるすぐ横に陣取っているのだけど。
掲示板には、既に昨日宰相にお願いしたお触れ書きが貼られていたよ。
辺境の街に住んでいた頃の町娘の格好でそこに立て看板を設置していると。
「女王様、本当に女王様が自らされるんですか?
このような事、命じてくだされば、私達がやりますのに。」
やっぱり町娘の服装でおいらの後に控えているルッコラ姉ちゃんが心配そうに進言してきたよ。
「良いの、良いの、これと同じことを以前もしたことがあるからね。
一月以上毎日していたから、慣れたものだよ。
ルッコラ姉ちゃんやジェレ姉ちゃんは周囲の警戒を頼むね。」
おいらはルッコラ姉ちゃんに答えると『積載庫』の中から目的のモノを取り出して地面に敷いた布の上に積み上げたの。
「これをお客さんの見栄えが良いように並べるんですね。」
そう言うと、おいらが無造作に積み上げたモノをトルテがせっせと陳列し始めてた。
おいらがトルテとタルトに商品の陳列を任せて一休みしていると。
「あっ、じょうおうさまだ!
じょうおうさま、オハヨー!
なにしてんの、おみせやさんごっこ?」
朝の散歩に出て来たのか、母親と手をつないだ小さな女の子がおいらに気付いて駆け寄って来たの。
以前、ウサギに乗りたいとせがまれて、トレントの森まで遠乗りに連れて行った娘さんだったよ。
「おはよう。
そうだよ、おいら、今日ここで露店を出すの。
良い子も大好きな、甘いものだよ。
『砂糖』に『ハチミツ』、それと『メイプルシロップ』。」
「あっ、このまえ、じょうおうさまにもらったやつだ!
あまいの、わたし、だいすき!」
「あら、安い。
これ、どれでも銀貨一枚で売って頂けるのですか?」
娘さんを追ってやってきたお母さんが、おいらが置いた立て看板を見て尋ねてきたんの。
「そうだよ、どれでも一つ銀貨一枚。
ヒーナルが王になる前の値段だね。
ヒーナルが王だった時に、これに高い税を課したんだ。
だから値上がりしてたの。」
「そう言えば、前の王様の時に急に高くなったのでしたね。
でも、何で、陛下が御自らこんなところで露店など出しているのですか?」
「そこのお触れ書きにあるでしょう。
その税は、おいらが女王になって直ぐに、撤廃したんだけど。
エチゴヤが流通を独占してるもんだから。
ちゃっかり、税の分も着服しちゃって値下げしてなかったみたいなの。
おいら、昨日までそれに気付いてなかったんだ。
だから、今日はお詫びを兼ねてここで露店を出したの。」
『ひまわり会』にエチゴヤ抜きでお店に卸すように指示したことも伝えて。
数日後にはどこのお店でも、この値段で買えるようになるはずだと教えた上げたよ。
「まあ、陛下は本当に市井の民のことを慮ってくださるのですね。
勿体ないことです。」
「当たり前だよ、王には民の暮らしを良くする義務があるんだもの。
国民の納める税で生活させてもらっているんだから。
ということで、今日ここで買い物すると、この塩を一袋おまけに付けるよ。
近所に知り合いの人にも、そう宣伝しておいて。」
おいらが、麻袋に入れた塩を掲げて見せると…。
「あら、そのお塩、おまけに頂けるのですか?
お店で買うとその一袋で銅貨三十枚はするのに。
それじゃ、お言葉に甘えて。
『砂糖』、『ハチミツ』、『メイプルシロップ』
全部一つずつ、頂けますか。」
お母さんはカバンの中から銀貨三枚を取り出しながらそう言ったの。
三つ買っても普段一つ買った時と支払いが同じで嬉しいって喜んでくれたよ。
ついでに、お塩を抱えてホクホク顔だった。
早速、近所のママ友に宣伝してくると言って母娘は立ち去っていったよ。
**********
それから、程なくして…。
「おやまあ、本当に陛下じゃないかい。
友達から陛下が露店を出していると耳にして半信半疑で来てみたら…。
しっかし、本当にどれでも一つ銀貨一枚なんだね。」
さっきのお母さんの話を聞き付けてさっそくお客さんが来てくれたよ。
口コミでおいらが露店を出していると伝わって、物珍しさも手伝って次々とお客さんがやって来たの。
最初に積みあげた商品があっという間に売り切れるくらいの大繁盛で…。
「はーい、お品物は沢山ありますから、慌てなくても平気ですよ。
こちらに二列に並んでくださいね。」
トルテが溢れかえったお客さんに声を掛けて整列させてくれたんだ。
さすが、商人の娘、手慣れたものだった。
おいらに代わって、トルテとタルトが手際よくお客さんを捌いてくれて助かったよ。
しばらくすると、売り子はトルテとタルトの二人に任せることになったんだ。
おいらは、話し好きのおばちゃん達のたっての希望で、話し相手をする事になってたの。
さっきのお母さんと同じで、どうして露店を開いているのかって話から始まって。
横にあるお触れ書きを示しながら、エチゴヤの話をすると…。
「何だい、嫌に物が高くなったと思ったら、そう言う絡繰りだったのかい。
あのエチゴヤが悪どく儲けていたんだね。」
「ああ、あのエチゴヤね。
ガラの悪い連中をいっぱい雇ってて、商売敵にイチャモンを付けて回ってるんだろう。」
「エチゴヤって、前王に媚びを売ってのし上がって来たんだって噂があるね。
大分、袖の下をばら撒いたってもっぱらの評判だよ。」
「税が免除されたのに、値を下げないなんて…。
なんて厚かましい連中なんだろうね。」
エチゴヤは街のおばちゃん達の間でも評判が悪いみたいで、みんなが口々に不満を漏らしてたよ。
おばちゃんの話し相手をしつつ、商品が少なくなったら補充をしてを繰り返していると。
「マロン、いったいどれだけの在庫を抱えておるのじゃ。
朝から見ておると、三種類の甘味料をそれぞれ千や二千ではきかないくらい出しておるのじゃ。
とても、露店で売る数ではないのじゃ。」
そう言ってオランが驚いてた。
確かに、以前、トアール国の王都で露店を開いた時も露店の売上げじゃないってアルトが驚いてたけど。
今回は、その時をはるかに上回る数を捌いているものね。でも、在庫はまだまだあるよ。
「オランと一緒に暮らし始める前から毎日トレント狩りをしてるからね。
少しづつは売るようにしてたんだけど…。
処分するより、採集する数の方が圧倒的に多くて。
一番少ない『メイプルポット』でも、まだ八万以上残ってる。」
アルトから言われていたんだ。
あんまり沢山売りに出すと値崩れを起こしてみんなに迷惑を掛けるって。
値を吊り上げて民を困らせるのが一番悪いけど、値を崩して採集する人が食べていけなくなるのもダメだってね。
だから、売りに出す数はそんなに多くは無かったの。
**********
そして、お昼時を過ぎる頃にはおいらと井戸端会議に耽るおばちゃんは減ってきたの。
お昼を作りに家に帰るおばちゃんが多かったのもその要因だとは思うけど。
おいらを見ても女王だと気付かないお客さんが増えて来たみたいなんだ。
勿論、おいらが町娘の格好をしていると言うこともあるけど。
それよりも、広場で甘味料が安く売っているとか、塩をおまけで貰えると言う噂が独り歩きしちゃって。
おいらが売り子をしていると言う噂が消えちゃったみたい。
現に。
「あれ、女王陛下じゃないかい。
女王陛下がこんなところで何してるんだい。」
時折、町中で世間話を交わすおばちゃんが、おいらを見つけて声を掛けてくれたんだ。
「何って。
ここで露店を開いているのおいらだけど、知らなかった?」
「わたしゃ、ここへ来れば『砂糖』が安く買える上に『塩』をおまけにもらえると聞いてね。
売り切れる前にと思って、慌てて来たんだよ。
陛下がいるなんて全然知らなかったよ。」
そんな感じで、おいらがここに居ることは知らなかったんだ。
おいらが売っている事より、安く買えることやおまけが貰えることの方が話題性があったんだね。
そうなると、そろそろかな…。
そう考えて、おいらが周囲を窺っていると。
「どうしたのじゃ、マロン。
キョロキョロと周囲を窺っておるが、何か気になる事でもあるのか?」
それに気付いたオランから問い掛けられたタイミングで。
「おい、おい。
テメエら、誰の許しがあって、こんな所で店をひろげているんだ。」
整列しているお客さんに割って入るようにして、ガラの悪い連中が五人姿を現したんだ。
噂をすれば影じゃないけど…。
そろそろかなと思っていたら、ドンピシャで待っていたお客さんがやって来たよ。
多分、おいらの予想通りの『お客さん』だと思うんだけどね。
おいらは役所の告知板が立ってるすぐ横に陣取っているのだけど。
掲示板には、既に昨日宰相にお願いしたお触れ書きが貼られていたよ。
辺境の街に住んでいた頃の町娘の格好でそこに立て看板を設置していると。
「女王様、本当に女王様が自らされるんですか?
このような事、命じてくだされば、私達がやりますのに。」
やっぱり町娘の服装でおいらの後に控えているルッコラ姉ちゃんが心配そうに進言してきたよ。
「良いの、良いの、これと同じことを以前もしたことがあるからね。
一月以上毎日していたから、慣れたものだよ。
ルッコラ姉ちゃんやジェレ姉ちゃんは周囲の警戒を頼むね。」
おいらはルッコラ姉ちゃんに答えると『積載庫』の中から目的のモノを取り出して地面に敷いた布の上に積み上げたの。
「これをお客さんの見栄えが良いように並べるんですね。」
そう言うと、おいらが無造作に積み上げたモノをトルテがせっせと陳列し始めてた。
おいらがトルテとタルトに商品の陳列を任せて一休みしていると。
「あっ、じょうおうさまだ!
じょうおうさま、オハヨー!
なにしてんの、おみせやさんごっこ?」
朝の散歩に出て来たのか、母親と手をつないだ小さな女の子がおいらに気付いて駆け寄って来たの。
以前、ウサギに乗りたいとせがまれて、トレントの森まで遠乗りに連れて行った娘さんだったよ。
「おはよう。
そうだよ、おいら、今日ここで露店を出すの。
良い子も大好きな、甘いものだよ。
『砂糖』に『ハチミツ』、それと『メイプルシロップ』。」
「あっ、このまえ、じょうおうさまにもらったやつだ!
あまいの、わたし、だいすき!」
「あら、安い。
これ、どれでも銀貨一枚で売って頂けるのですか?」
娘さんを追ってやってきたお母さんが、おいらが置いた立て看板を見て尋ねてきたんの。
「そうだよ、どれでも一つ銀貨一枚。
ヒーナルが王になる前の値段だね。
ヒーナルが王だった時に、これに高い税を課したんだ。
だから値上がりしてたの。」
「そう言えば、前の王様の時に急に高くなったのでしたね。
でも、何で、陛下が御自らこんなところで露店など出しているのですか?」
「そこのお触れ書きにあるでしょう。
その税は、おいらが女王になって直ぐに、撤廃したんだけど。
エチゴヤが流通を独占してるもんだから。
ちゃっかり、税の分も着服しちゃって値下げしてなかったみたいなの。
おいら、昨日までそれに気付いてなかったんだ。
だから、今日はお詫びを兼ねてここで露店を出したの。」
『ひまわり会』にエチゴヤ抜きでお店に卸すように指示したことも伝えて。
数日後にはどこのお店でも、この値段で買えるようになるはずだと教えた上げたよ。
「まあ、陛下は本当に市井の民のことを慮ってくださるのですね。
勿体ないことです。」
「当たり前だよ、王には民の暮らしを良くする義務があるんだもの。
国民の納める税で生活させてもらっているんだから。
ということで、今日ここで買い物すると、この塩を一袋おまけに付けるよ。
近所に知り合いの人にも、そう宣伝しておいて。」
おいらが、麻袋に入れた塩を掲げて見せると…。
「あら、そのお塩、おまけに頂けるのですか?
お店で買うとその一袋で銅貨三十枚はするのに。
それじゃ、お言葉に甘えて。
『砂糖』、『ハチミツ』、『メイプルシロップ』
全部一つずつ、頂けますか。」
お母さんはカバンの中から銀貨三枚を取り出しながらそう言ったの。
三つ買っても普段一つ買った時と支払いが同じで嬉しいって喜んでくれたよ。
ついでに、お塩を抱えてホクホク顔だった。
早速、近所のママ友に宣伝してくると言って母娘は立ち去っていったよ。
**********
それから、程なくして…。
「おやまあ、本当に陛下じゃないかい。
友達から陛下が露店を出していると耳にして半信半疑で来てみたら…。
しっかし、本当にどれでも一つ銀貨一枚なんだね。」
さっきのお母さんの話を聞き付けてさっそくお客さんが来てくれたよ。
口コミでおいらが露店を出していると伝わって、物珍しさも手伝って次々とお客さんがやって来たの。
最初に積みあげた商品があっという間に売り切れるくらいの大繁盛で…。
「はーい、お品物は沢山ありますから、慌てなくても平気ですよ。
こちらに二列に並んでくださいね。」
トルテが溢れかえったお客さんに声を掛けて整列させてくれたんだ。
さすが、商人の娘、手慣れたものだった。
おいらに代わって、トルテとタルトが手際よくお客さんを捌いてくれて助かったよ。
しばらくすると、売り子はトルテとタルトの二人に任せることになったんだ。
おいらは、話し好きのおばちゃん達のたっての希望で、話し相手をする事になってたの。
さっきのお母さんと同じで、どうして露店を開いているのかって話から始まって。
横にあるお触れ書きを示しながら、エチゴヤの話をすると…。
「何だい、嫌に物が高くなったと思ったら、そう言う絡繰りだったのかい。
あのエチゴヤが悪どく儲けていたんだね。」
「ああ、あのエチゴヤね。
ガラの悪い連中をいっぱい雇ってて、商売敵にイチャモンを付けて回ってるんだろう。」
「エチゴヤって、前王に媚びを売ってのし上がって来たんだって噂があるね。
大分、袖の下をばら撒いたってもっぱらの評判だよ。」
「税が免除されたのに、値を下げないなんて…。
なんて厚かましい連中なんだろうね。」
エチゴヤは街のおばちゃん達の間でも評判が悪いみたいで、みんなが口々に不満を漏らしてたよ。
おばちゃんの話し相手をしつつ、商品が少なくなったら補充をしてを繰り返していると。
「マロン、いったいどれだけの在庫を抱えておるのじゃ。
朝から見ておると、三種類の甘味料をそれぞれ千や二千ではきかないくらい出しておるのじゃ。
とても、露店で売る数ではないのじゃ。」
そう言ってオランが驚いてた。
確かに、以前、トアール国の王都で露店を開いた時も露店の売上げじゃないってアルトが驚いてたけど。
今回は、その時をはるかに上回る数を捌いているものね。でも、在庫はまだまだあるよ。
「オランと一緒に暮らし始める前から毎日トレント狩りをしてるからね。
少しづつは売るようにしてたんだけど…。
処分するより、採集する数の方が圧倒的に多くて。
一番少ない『メイプルポット』でも、まだ八万以上残ってる。」
アルトから言われていたんだ。
あんまり沢山売りに出すと値崩れを起こしてみんなに迷惑を掛けるって。
値を吊り上げて民を困らせるのが一番悪いけど、値を崩して採集する人が食べていけなくなるのもダメだってね。
だから、売りに出す数はそんなに多くは無かったの。
**********
そして、お昼時を過ぎる頃にはおいらと井戸端会議に耽るおばちゃんは減ってきたの。
お昼を作りに家に帰るおばちゃんが多かったのもその要因だとは思うけど。
おいらを見ても女王だと気付かないお客さんが増えて来たみたいなんだ。
勿論、おいらが町娘の格好をしていると言うこともあるけど。
それよりも、広場で甘味料が安く売っているとか、塩をおまけで貰えると言う噂が独り歩きしちゃって。
おいらが売り子をしていると言う噂が消えちゃったみたい。
現に。
「あれ、女王陛下じゃないかい。
女王陛下がこんなところで何してるんだい。」
時折、町中で世間話を交わすおばちゃんが、おいらを見つけて声を掛けてくれたんだ。
「何って。
ここで露店を開いているのおいらだけど、知らなかった?」
「わたしゃ、ここへ来れば『砂糖』が安く買える上に『塩』をおまけにもらえると聞いてね。
売り切れる前にと思って、慌てて来たんだよ。
陛下がいるなんて全然知らなかったよ。」
そんな感じで、おいらがここに居ることは知らなかったんだ。
おいらが売っている事より、安く買えることやおまけが貰えることの方が話題性があったんだね。
そうなると、そろそろかな…。
そう考えて、おいらが周囲を窺っていると。
「どうしたのじゃ、マロン。
キョロキョロと周囲を窺っておるが、何か気になる事でもあるのか?」
それに気付いたオランから問い掛けられたタイミングで。
「おい、おい。
テメエら、誰の許しがあって、こんな所で店をひろげているんだ。」
整列しているお客さんに割って入るようにして、ガラの悪い連中が五人姿を現したんだ。
噂をすれば影じゃないけど…。
そろそろかなと思っていたら、ドンピシャで待っていたお客さんがやって来たよ。
多分、おいらの予想通りの『お客さん』だと思うんだけどね。
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