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第十四章 まずはコレをどうにかしないと
第341話 まだこんな奴が残っていたよ
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トレント狩りから帰ってきたおいらは、騎士団のトシゾー団長の執務室に行ったの。
父ちゃんやタロウも連れてね。
トシゾー団長の部屋の前まで来ると。
「だから、『タクトー会』のキンベー会長以下、幹部全員を即刻開放しろと言っておるのだ。
伯爵である儂の言うことが聞けぬのか!」
「だから、『タクトー会』の幹部は、みかじめ料の恐喝、婦女監禁強姦の容疑で捕縛されているのです。
特に、一部の幹部は婦女監禁強姦の現行犯で捕縛されています。
これは、重大犯罪で釈放する訳には参りません。」
「何を戯けたことを言っておる。
愚民共から用心棒代を巻き上げた?、町娘を慰み者にしただ?
話しにならん、そのくらいのことで何を勝手な事をしておるのだ。
そんな微罪で儂ら貴族に多大な恩恵をもたらすギルドの連中を捕縛したと申すのか。」
どうやら、ちょうど良い所に来たみたい。
貴重な金蔓が捕らえられたと聞き付けて、袖の下をもらっていた貴族がやって来たようだね。
賄賂収入が無くなると困るので、『タクトー会』の連中の釈放を迫っているってところかな。
おいらは、ノックすることなくトシゾー団長の部屋に入ったんだ。
「トシゾー団長、お取込み中かな?」
部屋に入るとすぐにおいらは声を掛けたの。
「何だ、ノックも無しに失礼な。
今、大事な話で取り込み中なんだ、勝手に入って来るんじゃない。」
見覚えのない貴族のおっさんが、おいらの方を振り向くことなくそう言ったんだ。
この王宮、女の人は下働きが多いみたいなんで、おいらのことも下働きだと思っているみたい。
そして…。
「つべこべ言わずに、サッサと『タクトー会』の連中を解放せんか!」
貴族のは、おいらを無視してトシゾー団長に詰め寄ったの。
「うん? 『タクトー会』の連中は全員死罪だよ。
おいらが乗り込んで現行犯で捕まえたんだもの、釈明出来る訳ないもん。
おっさん、お触れで出した法くらいはちゃんと目を通しなよ。
冒険者及び冒険者ギルドの構成員が、婦女子を拉致監禁して乱暴した場合は例外なく死罪。
そう決めて少し前にお触れ書きを出したよ。
組織ぐるみでしていたのが明らかだから、代表者も同罪ね。」
「何だと、女風情が何を知ったような事を抜かしている。」
おいらの言葉に、憤慨した貴族は顔を真っ赤にして怒声を上げたよ。
そして、おいらの方を振り向くと。
「何だ? このガキは?
おい、何で、ガキが王宮にいるのだ。
ここは騎士団長の執務室だぞ。
子供の遊び場じゃないんだ、勝手に入って来るんじゃない。」
このおっさん、おいらの即位式の時参列してなかったのかな。
王都在住の貴族と周辺に領地を持つ貴族は全員出席の指示を出したと、宰相は言ってたのに。
すると。
「これは陛下、お運びいただき恐縮です。
お呼びいただければこちらから、参上いたしましたのに。」
トシゾー団長がそう言って恭しくおいらに頭を下げると。
「へっ、陛下?」
それでやっと、おいらが何者かに気付いたみたい。
おいらは、このおっさんを無視して、トシゾー団長に問い掛けたの。
「トシゾー団長、例の件は取り調べ終わったかな?」
「はい、ご指示通り完了しています。
これが尋問の結果となります。」
トシゾー団長はそれに答えて、紙束を手渡してくれたんだ。
おいらは、それにペラペラと目を通すと。
「それで、トシゾー団長、この無礼なおっさんは誰なの?」
「はっ、この方は、ヨーケン伯爵。
謀反人ヒーナルの下で枢密院議長をしていた方です。」
「貴様、ヒーナル陛下を謀反人とは不敬であるぞ!」
殊更にヒーナルを謀反人と呼んだことに憤るヨーケン伯爵。
要するに、ヒーナルにヨイしょして甘い汁を吸っていた貴族の一人だね。
因みに、枢密院というのは名前だけで何もしていなかった機関だそうだよ。
ヒーナルが、自分に味方した有力貴族に対して、名誉職を与えるために創設したんだって。
何もしないで遊んでいても、高い俸禄がもらえるお飾りのポスト。
おいらが、女王になったその日、速攻で廃止したよ。
だから、このおっさん、現在は無役だね。
「あっ、あった、あった、ヨーケン伯爵。
大分、『タクトー会』の連中から賄賂をもらっているね。
同時に、悪事のもみ消しも沢山している。
今回も、死刑囚を無理やり解放するように脅迫してたみたいだし。
情状酌量の余地は無いね。」
おいらは、トシゾー団長から手渡された紙束の中にヨーケン伯爵の名前を見つけて言ったんだ。
渡された紙束は、『タクトー会』の連中が白状した賄賂をもらって不正してた貴族のリストだよ。
「そ、それは…。」
おいらの指摘にヨーケン伯爵は言葉を失って、額に汗を浮かべていたよ。
流石に、賄賂をもらって冒険者ギルドの罪を揉み消していたのは拙いと分かったみたい。
国王がヒーナルの時は、完全のお目溢しだったみたいだけどね、
「ヨーケン伯爵家は、今、この時点をもってお取り潰しね。
トシゾー団長、そいつはもう貴族じゃないから、牢へぶち込んでおいて。
それと、私財は没収するから、すぐに会計の役人を連れて差し押さえてちょうだい。」
おいらが貴族をお取り潰しと言ったのは横暴じゃないよ。
この国では貴族の叙爵も取り潰しも国王の専権事項だと、宰相から聞かされたから。
おいらが、トシゾー団長に指示すると。
「おい、ヨーケン伯爵家は由緒ある貴族だぞ。
多少の不正を働いたくらいで、お取り潰しとは横暴だろうが。」
ヨーケン伯爵はおいらの言葉に反発して声を荒げたの。
「ちっとも横暴じゃないよ。
冒険者ギルドの存在が治安を悪化させているのは明らか。
本来、冒険者ギルドを取り締まって治安の維持を図るのは貴族の役目でしょう。
それを、取り締まるどころか、賄賂をもらって罪を揉み消すなんて以ての外だよ。
加えて言うと、おっさん達、何の罪も無いおいらの爺ちゃんの家を取り潰したでしょう。
この国有数の名門、グラッセ侯爵家が理由なく潰された事の方が理不尽だよね。」
おいらが答えると、ヨーケン伯爵家はグウの音も出なかったよ。
その場で、へなへなと力なくしゃがみ込んじゃった。
「それで、トシゾー団長。
この愚か者の他に『タクトー会』の連中を解放しろと脅して来た者はいた?」
「いえ、空気を読めない愚か者は、この者だけでした。
陛下が、貴族の不正に厳しく対応しているのが大分知れ渡っているので。
ほとんどの者は、冒険者ギルドの利権から手を引いているようです。」
どうやら、このおっさんが飛び抜けておバカだったみたい。
即位式にも参列してないようだし、おいらを侮ってかおいらが出させたお触れなども全然目を通してなかった様子だよ。
「そう、じゃあ、この件でのお取り潰しはヨーケン伯爵家だけだね。
いくら悪党でも、あんまり沢山お取り潰しにすると恨みをかうからね。」
宰相やトシゾー団長と相談して決めていたんだ、賄賂をもらって悪事を揉み消していた貴族の処遇を。
過去に賄賂をもらっていた貴族は減俸、今回、ギルドの連中を解放しようと画策した貴族はお取り潰しとね。
だって、死罪に値する罪、しかも現行犯で捕まえた連中を解放しろだなんて言語道断だもの。
**********
トシゾー団長には、元ヨーケン伯爵の拘束をしてもらい、部下に事後処理の指示を出してもらったの。
その後は、捕えてある『タクトー会』の連中の場所に案内してもらったよ。
「トシゾー団長、こいつらの尋問は全て終わったの?
もう、用済みと考えて良いのかな?」
そう尋ねるおいらの前に見えるのは鉄格子とその向こうに転がる『タクトー会』の幹部たち。
全員が、騎士団による手酷い拷問を受けたみたいで怪我だらけだったよ。
「はい、聞き出すことは全て聞き出しました。
どんな微罪も聞き漏らしていないと思います。
『タクトー会』の金の流れも全て聞き出してあります。」
「それじゃ、キンベー会長と幹部は明日処刑してちょうだい。
その前に、今日は、こいつらに今まで自分達が犯した罪の償いをしてもらうわ。
こいつらを借りていくから、トシゾー団長もついて来て。」
トシゾー団長の返答に満足したおいらは、次の行動に移すことにしたんだ。
勿論、こいつらを楽に死なせてはあげないよ。
今まで、どんなに王都の民の恨みをかっていたかを思い知らせて上げるんだ。
父ちゃんやタロウも連れてね。
トシゾー団長の部屋の前まで来ると。
「だから、『タクトー会』のキンベー会長以下、幹部全員を即刻開放しろと言っておるのだ。
伯爵である儂の言うことが聞けぬのか!」
「だから、『タクトー会』の幹部は、みかじめ料の恐喝、婦女監禁強姦の容疑で捕縛されているのです。
特に、一部の幹部は婦女監禁強姦の現行犯で捕縛されています。
これは、重大犯罪で釈放する訳には参りません。」
「何を戯けたことを言っておる。
愚民共から用心棒代を巻き上げた?、町娘を慰み者にしただ?
話しにならん、そのくらいのことで何を勝手な事をしておるのだ。
そんな微罪で儂ら貴族に多大な恩恵をもたらすギルドの連中を捕縛したと申すのか。」
どうやら、ちょうど良い所に来たみたい。
貴重な金蔓が捕らえられたと聞き付けて、袖の下をもらっていた貴族がやって来たようだね。
賄賂収入が無くなると困るので、『タクトー会』の連中の釈放を迫っているってところかな。
おいらは、ノックすることなくトシゾー団長の部屋に入ったんだ。
「トシゾー団長、お取込み中かな?」
部屋に入るとすぐにおいらは声を掛けたの。
「何だ、ノックも無しに失礼な。
今、大事な話で取り込み中なんだ、勝手に入って来るんじゃない。」
見覚えのない貴族のおっさんが、おいらの方を振り向くことなくそう言ったんだ。
この王宮、女の人は下働きが多いみたいなんで、おいらのことも下働きだと思っているみたい。
そして…。
「つべこべ言わずに、サッサと『タクトー会』の連中を解放せんか!」
貴族のは、おいらを無視してトシゾー団長に詰め寄ったの。
「うん? 『タクトー会』の連中は全員死罪だよ。
おいらが乗り込んで現行犯で捕まえたんだもの、釈明出来る訳ないもん。
おっさん、お触れで出した法くらいはちゃんと目を通しなよ。
冒険者及び冒険者ギルドの構成員が、婦女子を拉致監禁して乱暴した場合は例外なく死罪。
そう決めて少し前にお触れ書きを出したよ。
組織ぐるみでしていたのが明らかだから、代表者も同罪ね。」
「何だと、女風情が何を知ったような事を抜かしている。」
おいらの言葉に、憤慨した貴族は顔を真っ赤にして怒声を上げたよ。
そして、おいらの方を振り向くと。
「何だ? このガキは?
おい、何で、ガキが王宮にいるのだ。
ここは騎士団長の執務室だぞ。
子供の遊び場じゃないんだ、勝手に入って来るんじゃない。」
このおっさん、おいらの即位式の時参列してなかったのかな。
王都在住の貴族と周辺に領地を持つ貴族は全員出席の指示を出したと、宰相は言ってたのに。
すると。
「これは陛下、お運びいただき恐縮です。
お呼びいただければこちらから、参上いたしましたのに。」
トシゾー団長がそう言って恭しくおいらに頭を下げると。
「へっ、陛下?」
それでやっと、おいらが何者かに気付いたみたい。
おいらは、このおっさんを無視して、トシゾー団長に問い掛けたの。
「トシゾー団長、例の件は取り調べ終わったかな?」
「はい、ご指示通り完了しています。
これが尋問の結果となります。」
トシゾー団長はそれに答えて、紙束を手渡してくれたんだ。
おいらは、それにペラペラと目を通すと。
「それで、トシゾー団長、この無礼なおっさんは誰なの?」
「はっ、この方は、ヨーケン伯爵。
謀反人ヒーナルの下で枢密院議長をしていた方です。」
「貴様、ヒーナル陛下を謀反人とは不敬であるぞ!」
殊更にヒーナルを謀反人と呼んだことに憤るヨーケン伯爵。
要するに、ヒーナルにヨイしょして甘い汁を吸っていた貴族の一人だね。
因みに、枢密院というのは名前だけで何もしていなかった機関だそうだよ。
ヒーナルが、自分に味方した有力貴族に対して、名誉職を与えるために創設したんだって。
何もしないで遊んでいても、高い俸禄がもらえるお飾りのポスト。
おいらが、女王になったその日、速攻で廃止したよ。
だから、このおっさん、現在は無役だね。
「あっ、あった、あった、ヨーケン伯爵。
大分、『タクトー会』の連中から賄賂をもらっているね。
同時に、悪事のもみ消しも沢山している。
今回も、死刑囚を無理やり解放するように脅迫してたみたいだし。
情状酌量の余地は無いね。」
おいらは、トシゾー団長から手渡された紙束の中にヨーケン伯爵の名前を見つけて言ったんだ。
渡された紙束は、『タクトー会』の連中が白状した賄賂をもらって不正してた貴族のリストだよ。
「そ、それは…。」
おいらの指摘にヨーケン伯爵は言葉を失って、額に汗を浮かべていたよ。
流石に、賄賂をもらって冒険者ギルドの罪を揉み消していたのは拙いと分かったみたい。
国王がヒーナルの時は、完全のお目溢しだったみたいだけどね、
「ヨーケン伯爵家は、今、この時点をもってお取り潰しね。
トシゾー団長、そいつはもう貴族じゃないから、牢へぶち込んでおいて。
それと、私財は没収するから、すぐに会計の役人を連れて差し押さえてちょうだい。」
おいらが貴族をお取り潰しと言ったのは横暴じゃないよ。
この国では貴族の叙爵も取り潰しも国王の専権事項だと、宰相から聞かされたから。
おいらが、トシゾー団長に指示すると。
「おい、ヨーケン伯爵家は由緒ある貴族だぞ。
多少の不正を働いたくらいで、お取り潰しとは横暴だろうが。」
ヨーケン伯爵はおいらの言葉に反発して声を荒げたの。
「ちっとも横暴じゃないよ。
冒険者ギルドの存在が治安を悪化させているのは明らか。
本来、冒険者ギルドを取り締まって治安の維持を図るのは貴族の役目でしょう。
それを、取り締まるどころか、賄賂をもらって罪を揉み消すなんて以ての外だよ。
加えて言うと、おっさん達、何の罪も無いおいらの爺ちゃんの家を取り潰したでしょう。
この国有数の名門、グラッセ侯爵家が理由なく潰された事の方が理不尽だよね。」
おいらが答えると、ヨーケン伯爵家はグウの音も出なかったよ。
その場で、へなへなと力なくしゃがみ込んじゃった。
「それで、トシゾー団長。
この愚か者の他に『タクトー会』の連中を解放しろと脅して来た者はいた?」
「いえ、空気を読めない愚か者は、この者だけでした。
陛下が、貴族の不正に厳しく対応しているのが大分知れ渡っているので。
ほとんどの者は、冒険者ギルドの利権から手を引いているようです。」
どうやら、このおっさんが飛び抜けておバカだったみたい。
即位式にも参列してないようだし、おいらを侮ってかおいらが出させたお触れなども全然目を通してなかった様子だよ。
「そう、じゃあ、この件でのお取り潰しはヨーケン伯爵家だけだね。
いくら悪党でも、あんまり沢山お取り潰しにすると恨みをかうからね。」
宰相やトシゾー団長と相談して決めていたんだ、賄賂をもらって悪事を揉み消していた貴族の処遇を。
過去に賄賂をもらっていた貴族は減俸、今回、ギルドの連中を解放しようと画策した貴族はお取り潰しとね。
だって、死罪に値する罪、しかも現行犯で捕まえた連中を解放しろだなんて言語道断だもの。
**********
トシゾー団長には、元ヨーケン伯爵の拘束をしてもらい、部下に事後処理の指示を出してもらったの。
その後は、捕えてある『タクトー会』の連中の場所に案内してもらったよ。
「トシゾー団長、こいつらの尋問は全て終わったの?
もう、用済みと考えて良いのかな?」
そう尋ねるおいらの前に見えるのは鉄格子とその向こうに転がる『タクトー会』の幹部たち。
全員が、騎士団による手酷い拷問を受けたみたいで怪我だらけだったよ。
「はい、聞き出すことは全て聞き出しました。
どんな微罪も聞き漏らしていないと思います。
『タクトー会』の金の流れも全て聞き出してあります。」
「それじゃ、キンベー会長と幹部は明日処刑してちょうだい。
その前に、今日は、こいつらに今まで自分達が犯した罪の償いをしてもらうわ。
こいつらを借りていくから、トシゾー団長もついて来て。」
トシゾー団長の返答に満足したおいらは、次の行動に移すことにしたんだ。
勿論、こいつらを楽に死なせてはあげないよ。
今まで、どんなに王都の民の恨みをかっていたかを思い知らせて上げるんだ。
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