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第十二章 北へ行こう! 北へ!
第293話 アルトが王族を集めて来たけど…
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おいらがこの国の旧王族の生き残りだということは証明されたけど。
今の王様の下で甘い汁を吸っている貴族達には特権的地位を脅かされるのは嫌なようで。
旧王族が今頃しゃしゃり出て来るんじゃない、なんて言われたよ。
正直なところ、おいらは別にしゃしゃり出るつもりも無いんだけど。
元々は、ミンミン姉ちゃんと妹のミンメイが誘拐されたんで、王様を懲らしめようと思って来た訳で。
王位を奪い返したいなんて、これっぽっちも思ってなかったしね。
アルトとしても、何度も耳長族にちょっかいを掛けられて、よっぽど腹に据えかねたみたいで。
嫌がらせのように、おいらを前面に押し立ててここまでやって来ただし。
改心して、他の二ヶ国みたいに耳長族には一切手出ししないと誓約すれば、それ以上は求めなかったと思うよ。
ただ、ここまで来る間に、…。
この国じゃ王族に限らず、騎士や貴族にも腐り切った連中がいることを色々と見せ付けられたからね。
おいらの立場を利用して、少しこいつ等にもお仕置きしておこうかなって、思い始めてはいたんだ。
それと、目の前に気絶して転がる王太子セーヒ、こいつをどうするかはもう決めてるの。
取り敢えず、目の前でおいらを非難する貴族達に向かって正論で押し切ることにしたよ。
「うん? おいら、別にしゃしゃり出るつもりはなかったよ。
でも、この国の王様がおいらを探していたから、こちらから出向いてあげただけじゃない。
わざわざ来てあげたのに、労いもせず、襲い掛かって来るんだもん。
つい、撃退しちゃったよ。」
おいらは、そう言って。
おいらに懸賞金を掛けた『御触れ書き』を積載庫から出して、貴族連中に見せてあげたよ。
別に、それが理由で来た訳じゃないけど、建前として至極真っ当だよね。…呼ばれたから来た。
「お前、どうしてそれを持っている!」
「去年、おいらの住む町でおイタをした冒険者が持ってたの。
おいらを捜し当てる前に、別件で懲らしめられちゃったけどね。
それで、王様がおいらを探しているって知ったんだ。
他にも、おいらを探しに来たこの国の騎士もいたね、五人組。
全員、もう、この世にはいないけど。」
「陛下が貴様を捜しておられるのを知っていて来たと言うのか。
まさか、陛下が何故捜していたのか、その理由も知っているのか。」
「うん、おいらを捜しに来た騎士を捕えて尋問したよ。
各地で反乱が起こっていて、おいらを担ぎ出そうという動きがあるんでしょう。
担ぎ出されると厄介だから、反抗勢力より先においらを捜し出して始末しちゃおうって。」
だから、この国に入ってから、わざとおいらが目立つように行動したんだものね。
今頃、『マロンと名乗る栗毛の髪をした九歳児が騎士を退治して回っている』って噂は、反抗勢力の耳にも退いてるよね。
きっと、今の宮廷に対する反抗運動にも弾みが付くことだろうね。
「貴様、自分が消される前に、陛下を弑したと言うのか!」
「いやだな、最初に言ったでしょう。
ヒーナルを殺したのはセーヒだって。
おいら、殺しはやらないと決めてるんだ。
ヒーナルがあんまり弱々なんでビックリしたけど。
殺さないように気遣ってあげたんだよ。
なのに、セーヒが、ヒーナルを殺しちゃうんだもん。
実の父親を、あんなに無情に殺せるなんて狂ってるよね。」
ここにいる貴族は、楯突く者は全てヒーナルが粛清してくれると絶対的な信頼を置いていた様子だったよ。
なので、おいらがヒーナルを弱々だと言ったら、みんな、顔が青褪めてたよ。
**********
サロンの中が静まったので、話を進めようとしたら…。
「うん…、俺は何でこんな濡れネズミになっているんだ…。
痛でぇ、腕が千切れるほど痛でぇよ。
おい、誰か、医者を呼んで来い。」
気絶していたセーヒが目を覚ましたよ。
砕かれた両腕に激痛が走るらしくて、医者を呼べと喚き散らしていたよ。
「申し訳ございません、殿下。
我々も、このサロンから出ることが出来ませんもので。
医者を呼ぶのも無理なのです。」
「俺の命令が聞けぬと申すか!
ここから出られぬとは、どういうことだ!
げっ!」
医者を呼びに行こうとしない貴族達に苛立ちをぶつけたセーヒだけど。
おいらがすぐ傍にいることに気付くと、声に詰まって顔を青くしてたよ。
「やっと、目を覚ましたね。
それじゃ、今回の件の決着を付けようか。」
顔面蒼白のセーヒに向かって、おいらが告げると。
「テメエが、我が一族に代わって玉座に返り咲くっていうつもりか。
どうせ、我が一族を根切りにでもしようって魂胆だろう。」
おいらの言葉に対して、セーヒは腕の痛みを堪えて声を荒げたよ。
「アルト、さっき、グラッセ爺ちゃんに協力してもらって仕込んだって言ってたでしょう。
アレ出してもらえる。」
おいらはセーヒの言葉を無視して、アルトが『積載庫』にしまってあるものをここに出すように頼んだの。
アルトは、頷くとセーヒの側に三人の人を出したの。
男が一人に、女の人が二人。
男は王子セーオンで、オランにキツイ一撃を食らってまだ気絶してたよ。
女の人の方は、中年婦人一人とおいらより少しだけ年上の少女一人、二人共初めて見る顔だった。
おいらとよりちょっと年上の少女は、気絶しているセーオンに気付くと慌てて駆け寄ったよ。
「お兄様、どうなされました。
まあ、腕に酷いケガをなさっている。
いったい、誰が王家の嫡男であるお兄様にこのような狼藉を働いたと言うの。
お兄様に仇なすなど、万死に値しますわ。」
床に横たわるセーオンの傍らにしゃがみ込んで、膝枕をするようにしながら少女はそんな呟きをもらしてた。
アルトから王族を全部集めたと聞かされていたんで、セーオンの妹だと予想はしてたけど。
正直、信じられなかったよ。
だって、ヒーナル、セーヒ、セーオンって三代揃って、小太り、二重アゴ、脂性の典型的『キモブタ』で。
顔もそっくりのブ男なのに、妹はほっそりしてて、絶世のとは言わないまでもそこそこの美人なんだもの。
母親が王都一の美女と言われたセーナン兄ちゃんですら、セーヒによく似た雰囲気だったから。
キーン一族って血が濃くて、全員『キモブタ』になる呪われた一族じゃないかと思ってよ。
「ううっ…、ここは…。」
「お兄様、お気を確かに。
私が分かりますか? お兄様の最愛の妹ヨーセイですよ。
誰がお兄様にこのような酷い仕打ちをされたのですか?」
「おお、ヨーセイか。悪りいな、膝枕などさせちまって。
うっ、腕が強烈に傷むぜ。
シタニアール国の王子って奴に不覚をとっちまったぜ。
女みてえなツラをしてたんで、油断しちまったぜ。」
いやいや、オランとセーオンじゃ、実力が雲泥の差だから。
油断してなくても、鈍重なセーオンの動きではオランに指一本触れることは出来ないって。
でも…、『俺様』で乱暴者のセーオンの意外な一面を見たよ。
妹のヨーセイに対しては、意外とまともな対応をしてるの。
ヨーセイの方も、セーオンを慕っている様子で兄妹仲は良さそうだね。
方や、セーヒの妃と思われる中年女性はずぶ濡れのセーヒを冷めた目で見詰めていたよ。
まあ、政略結婚のうえに、セーヒは外に囲ったセーナン兄ちゃんのお母さんにぞっこんなんだもんね。
助け起こしたり、膝枕してあげたりする気は起こらないんだろうね。
でも…。
「ねえ、アルト、今後のことを決めるために王族を連れて来たと言ってたよね。
何で、二人しかいないの?
王族って、普通は兄弟がいっぱいいるもんじゃないの。
万が一の時に、血が途絶することが無いように。」
おいらは、ここにいる王族がたった四人しかいないことが不思議だったんだ。
「ああ、それね。
キーン一族ってのは、親兄弟の間でも疑心暗鬼になっているようでね。
セーヒが王太子になる時に、自分の対抗馬になりそうな血縁を全部葬っちったのよ。
ある事ない事でっち上げて、反逆の罪で粛清しちゃったの。
息子のセーオンだって、自分が王位に就くために邪魔になる次兄を殺しちゃったし。
長兄のセーナンの事も殺そうとしてたでしょう。
セーオンにしてみれば、女児で継承権がない妹だけが気の許せる存在みたいよ。」
あっ、そう…。
何と言ったら良いのやら、ホント、血塗られた一族だね…。
今の王様の下で甘い汁を吸っている貴族達には特権的地位を脅かされるのは嫌なようで。
旧王族が今頃しゃしゃり出て来るんじゃない、なんて言われたよ。
正直なところ、おいらは別にしゃしゃり出るつもりも無いんだけど。
元々は、ミンミン姉ちゃんと妹のミンメイが誘拐されたんで、王様を懲らしめようと思って来た訳で。
王位を奪い返したいなんて、これっぽっちも思ってなかったしね。
アルトとしても、何度も耳長族にちょっかいを掛けられて、よっぽど腹に据えかねたみたいで。
嫌がらせのように、おいらを前面に押し立ててここまでやって来ただし。
改心して、他の二ヶ国みたいに耳長族には一切手出ししないと誓約すれば、それ以上は求めなかったと思うよ。
ただ、ここまで来る間に、…。
この国じゃ王族に限らず、騎士や貴族にも腐り切った連中がいることを色々と見せ付けられたからね。
おいらの立場を利用して、少しこいつ等にもお仕置きしておこうかなって、思い始めてはいたんだ。
それと、目の前に気絶して転がる王太子セーヒ、こいつをどうするかはもう決めてるの。
取り敢えず、目の前でおいらを非難する貴族達に向かって正論で押し切ることにしたよ。
「うん? おいら、別にしゃしゃり出るつもりはなかったよ。
でも、この国の王様がおいらを探していたから、こちらから出向いてあげただけじゃない。
わざわざ来てあげたのに、労いもせず、襲い掛かって来るんだもん。
つい、撃退しちゃったよ。」
おいらは、そう言って。
おいらに懸賞金を掛けた『御触れ書き』を積載庫から出して、貴族連中に見せてあげたよ。
別に、それが理由で来た訳じゃないけど、建前として至極真っ当だよね。…呼ばれたから来た。
「お前、どうしてそれを持っている!」
「去年、おいらの住む町でおイタをした冒険者が持ってたの。
おいらを捜し当てる前に、別件で懲らしめられちゃったけどね。
それで、王様がおいらを探しているって知ったんだ。
他にも、おいらを探しに来たこの国の騎士もいたね、五人組。
全員、もう、この世にはいないけど。」
「陛下が貴様を捜しておられるのを知っていて来たと言うのか。
まさか、陛下が何故捜していたのか、その理由も知っているのか。」
「うん、おいらを捜しに来た騎士を捕えて尋問したよ。
各地で反乱が起こっていて、おいらを担ぎ出そうという動きがあるんでしょう。
担ぎ出されると厄介だから、反抗勢力より先においらを捜し出して始末しちゃおうって。」
だから、この国に入ってから、わざとおいらが目立つように行動したんだものね。
今頃、『マロンと名乗る栗毛の髪をした九歳児が騎士を退治して回っている』って噂は、反抗勢力の耳にも退いてるよね。
きっと、今の宮廷に対する反抗運動にも弾みが付くことだろうね。
「貴様、自分が消される前に、陛下を弑したと言うのか!」
「いやだな、最初に言ったでしょう。
ヒーナルを殺したのはセーヒだって。
おいら、殺しはやらないと決めてるんだ。
ヒーナルがあんまり弱々なんでビックリしたけど。
殺さないように気遣ってあげたんだよ。
なのに、セーヒが、ヒーナルを殺しちゃうんだもん。
実の父親を、あんなに無情に殺せるなんて狂ってるよね。」
ここにいる貴族は、楯突く者は全てヒーナルが粛清してくれると絶対的な信頼を置いていた様子だったよ。
なので、おいらがヒーナルを弱々だと言ったら、みんな、顔が青褪めてたよ。
**********
サロンの中が静まったので、話を進めようとしたら…。
「うん…、俺は何でこんな濡れネズミになっているんだ…。
痛でぇ、腕が千切れるほど痛でぇよ。
おい、誰か、医者を呼んで来い。」
気絶していたセーヒが目を覚ましたよ。
砕かれた両腕に激痛が走るらしくて、医者を呼べと喚き散らしていたよ。
「申し訳ございません、殿下。
我々も、このサロンから出ることが出来ませんもので。
医者を呼ぶのも無理なのです。」
「俺の命令が聞けぬと申すか!
ここから出られぬとは、どういうことだ!
げっ!」
医者を呼びに行こうとしない貴族達に苛立ちをぶつけたセーヒだけど。
おいらがすぐ傍にいることに気付くと、声に詰まって顔を青くしてたよ。
「やっと、目を覚ましたね。
それじゃ、今回の件の決着を付けようか。」
顔面蒼白のセーヒに向かって、おいらが告げると。
「テメエが、我が一族に代わって玉座に返り咲くっていうつもりか。
どうせ、我が一族を根切りにでもしようって魂胆だろう。」
おいらの言葉に対して、セーヒは腕の痛みを堪えて声を荒げたよ。
「アルト、さっき、グラッセ爺ちゃんに協力してもらって仕込んだって言ってたでしょう。
アレ出してもらえる。」
おいらはセーヒの言葉を無視して、アルトが『積載庫』にしまってあるものをここに出すように頼んだの。
アルトは、頷くとセーヒの側に三人の人を出したの。
男が一人に、女の人が二人。
男は王子セーオンで、オランにキツイ一撃を食らってまだ気絶してたよ。
女の人の方は、中年婦人一人とおいらより少しだけ年上の少女一人、二人共初めて見る顔だった。
おいらとよりちょっと年上の少女は、気絶しているセーオンに気付くと慌てて駆け寄ったよ。
「お兄様、どうなされました。
まあ、腕に酷いケガをなさっている。
いったい、誰が王家の嫡男であるお兄様にこのような狼藉を働いたと言うの。
お兄様に仇なすなど、万死に値しますわ。」
床に横たわるセーオンの傍らにしゃがみ込んで、膝枕をするようにしながら少女はそんな呟きをもらしてた。
アルトから王族を全部集めたと聞かされていたんで、セーオンの妹だと予想はしてたけど。
正直、信じられなかったよ。
だって、ヒーナル、セーヒ、セーオンって三代揃って、小太り、二重アゴ、脂性の典型的『キモブタ』で。
顔もそっくりのブ男なのに、妹はほっそりしてて、絶世のとは言わないまでもそこそこの美人なんだもの。
母親が王都一の美女と言われたセーナン兄ちゃんですら、セーヒによく似た雰囲気だったから。
キーン一族って血が濃くて、全員『キモブタ』になる呪われた一族じゃないかと思ってよ。
「ううっ…、ここは…。」
「お兄様、お気を確かに。
私が分かりますか? お兄様の最愛の妹ヨーセイですよ。
誰がお兄様にこのような酷い仕打ちをされたのですか?」
「おお、ヨーセイか。悪りいな、膝枕などさせちまって。
うっ、腕が強烈に傷むぜ。
シタニアール国の王子って奴に不覚をとっちまったぜ。
女みてえなツラをしてたんで、油断しちまったぜ。」
いやいや、オランとセーオンじゃ、実力が雲泥の差だから。
油断してなくても、鈍重なセーオンの動きではオランに指一本触れることは出来ないって。
でも…、『俺様』で乱暴者のセーオンの意外な一面を見たよ。
妹のヨーセイに対しては、意外とまともな対応をしてるの。
ヨーセイの方も、セーオンを慕っている様子で兄妹仲は良さそうだね。
方や、セーヒの妃と思われる中年女性はずぶ濡れのセーヒを冷めた目で見詰めていたよ。
まあ、政略結婚のうえに、セーヒは外に囲ったセーナン兄ちゃんのお母さんにぞっこんなんだもんね。
助け起こしたり、膝枕してあげたりする気は起こらないんだろうね。
でも…。
「ねえ、アルト、今後のことを決めるために王族を連れて来たと言ってたよね。
何で、二人しかいないの?
王族って、普通は兄弟がいっぱいいるもんじゃないの。
万が一の時に、血が途絶することが無いように。」
おいらは、ここにいる王族がたった四人しかいないことが不思議だったんだ。
「ああ、それね。
キーン一族ってのは、親兄弟の間でも疑心暗鬼になっているようでね。
セーヒが王太子になる時に、自分の対抗馬になりそうな血縁を全部葬っちったのよ。
ある事ない事でっち上げて、反逆の罪で粛清しちゃったの。
息子のセーオンだって、自分が王位に就くために邪魔になる次兄を殺しちゃったし。
長兄のセーナンの事も殺そうとしてたでしょう。
セーオンにしてみれば、女児で継承権がない妹だけが気の許せる存在みたいよ。」
あっ、そう…。
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