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第十二章 北へ行こう! 北へ!
第284話 オランが無茶苦茶怒ってた
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王宮の会議室の様子を窺っている限り、誰一人としておいらの正確な情報は掴んでいないみたいだった。
ちゃんと名前と年齢を言い残してきたんだけど、『ウサギに乗った幼女二人』のうち一人の名前がマロンと言うことしか伝わっていないみたい。
辺境まで調査に行った人も、荒唐無稽な話だと思って真面目に取り合わなかったのかな。
年齢とか、栗毛色の髪だとか、より詳細な情報は王宮に伝わっていなかったようなんだ。
『栗毛色の髪をしたマロンと言う名の九歳児』と正確に伝わっていれば、噂の幼女が王族の生き残りだとの真実味が増すんだろうけどね。
その辺の情報が欠落してるものだから、国王ヒーナルと王太子セーヒとでは捉え方が違うようなの。
ヒーナルはマロンと言う名を耳にし、王族の生き残りではないかと神経を尖らせていたみたい。
草の根を分けてでも探し出せと命じていたみたいだものね。
一方のセーヒは、幼女が騎士団を倒して回っているなどとする噂は荒唐無稽で信じるに値しないと考えているみたいだよ。
そんな噂に振り回されるなんて馬鹿馬鹿しいみたいな事を言ってた。
「セーヒよ、火のない所に煙は立たぬと申すだろうが。
事実として、マロンと言う忌々しい名前が流れておるのだ。
王族の生き残りなのか、偶々同じ名前なのかはわからんが。
捕縛して素性を洗うのが、後顧の憂いを断つために必要なのだ。
第一、『ウサギに乗った幼女二人』と言うのが欺瞞情報で…。
真実は、『マロン』と名乗らせた小娘を御輿に担いで反乱分子が大規模な謀反を企てているのかも知れんだろう。
『マロン』と言う娘は、真っ赤な偽物かもしれんがな。」
ヒーナルは用心深い性格の様子で、自分に仇なす恐れのあるものを見過ごしておけないみたい。
「親父、それこそ、心配のし過ぎだって。
謀反人共が騎士団を潰して歩いているとすれば、相当な人数がいると思うぞ。
そんなのが移動しているのなら、目撃者は幾らでもいるだろうが。
連絡が途絶えた騎士団の探索に何人も人を送ったのだろう。
目撃情報が無いのはおかしいし。
第一、そんな集団があれば誰か一人くらいは出くわすだろうが。」
ヒーナルの言葉を聞いて、セーヒはそんな風に笑い飛ばしたんだ。
常識的に考えれば、セーヒの方がもっともらしいことを言っているよね。
村を閉鎖していた騎士は最低でも十人。
しかも全員武装しているし、訓練はサボっていてもそこそこレベルが高い騎士が多いから。
武術の心得の無い人達が騎士団を襲撃しようとしたら、相当な人手がいるはずだもの。
「ええい、煩いわ。儂は、儂の思う通りにやらせてもらうぞ。
いいか、何があっても、そのマロンと名乗る娘を探し出すのだ。
よもや、失敗しようものなら、貴様ら全員、矯正施設送りにしてやるからな。」
これ以上の口出しは無用とばかりにセーヒとの話を打ち切ったヒーナルは、改めておいらの捕縛を命じたの。
**********
すると、ノックも無しに会議室の扉が開き、一人の男が入ってきたんだ。
その男、いかにも鈍重そうな雰囲気の小太りの醜男で、見た目で歳が判断できないの。
脂汗をかきながらしんどそうに歩いてるから、大分老けているように見えるけど。
もしかしたら、意外と若いのかもしれない…。
「これ、セーオン、今は大事な会議中だぞ。勝手に入ってくるな。
第一、部屋に入る時は必ずノックをするように言っておるだろうが。」
どうやら、今入って来た男がセーナン兄ちゃんの腹違いの弟セーオンらしい。
同じデブでも、何となく愛嬌のあるセーナン兄ちゃんと違い、『キモブタ』という言葉のピッタリなの。
何よりも、最近成人したそうだからタロウと同じ十五歳だよね。
おいらの目にはどう見ても三十路男に見えるんだけど…、とてもタロウと同い年には見えないよ。
「そんな細かいことはどうでも良いだろう。
会議なんかより、俺の用件の方が重要なんだよ。
おい、爺、耳長族の娘はまだ手に入らねえのか。
俺の成人の祝いに、耳長族の綺麗処を二、三人くれると言ったじゃねえか。
成人した暁には王嗣としてお披露目してくれるという約束も反故にしやがったし。
俺は、まだ何にも成人の祝いをもらってねえぞ。」
うん、確かに、セーナン兄ちゃんが話していた通りの『俺様』だね。
世の中が自分中心に回っていると思い上がっているタイプで、他人の都合なんてまったく気にしてないの。
しかし、幾ら自分が実の孫だとは言え、国王を爺呼ばわりってどんな躾をされたんだろう。
「これ、セーオン、国王陛下に向かってその口の利き方はなんだ。
ここは、王宮の執務室なのだぞ、公私の区別はつけないと駄目だろうが。」
セーヒだってさっき国王ヒーナルを親父と呼んでいたのに、さすがに爺は看過できないか。
「まあ、まあ、そのくらいのことは良いではないか。
子供のうちは少しヤンチャなくらいが可愛いと言うモノよ。
セーオンよ、待たして済まぬな。
トアール国王めが耳長族の娘を献上せいと申しつけても頑としていうことを聞かんのだ。
あやつは臆病者で我が国の騎士団を恐れており、普段なら素直に従うのだが。
何故か、この件については頑なでな埒が明かんのだよ。
仕方なく、海路シタニアール国から回り込ませようと思ったが…。
やはり、荒波の航海は難しいようでな、既に三回信頼できる騎士を使わせたが全て失敗に終わってる。
別の方法で耳長族を捕えに行かせた者がそろそろ戻ってくる頃だ。
若い耳長族の娘を出来るだけ多く捕えてくるように命じておる。
戻ってきたら、いの一番にセーオンから好みの娘を選ばせてやるゆえ。
もう少しの間、楽しみにして待っておることだ。」
あの傍若無人な振る舞いが、『少し』のヤンチャなの?
国王ヒーナルは、孫のセーオンにベタ甘みたいだよ。
孫は可愛いというけど、あんな『キモブタ』で躾のなっていない孫でも可愛いのかな。
「ちぇ、ダッセーの。
トアール国ってのは、騎士団が弱いんだろう。
ちんたらやってねえで、国ごと頂いちまえば良いじゃねえか。
そうすれば、好きなだけ耳長族を手に入れられるぜ。」
さすが『俺様』、何でも自分の思い通りに行くと思ってやんの。こいつ、頭、大丈夫か?
「そう言うでない。
幾らトアール国が弱国とはいえ、侵略するためにはこの国の騎士団を総動員せねばならぬ。
そのためには、多くの軍資金と物資が必要なのだ。
今は、農村で魔物の被害が増えている事や疫病が流行っているため、わが国は食料に余裕が無いのだ。
この状況で大規模な侵攻を行おうものなら、この国に食糧不足が起こってしまうのだよ。
だから、ことを荒立てぬよう、コッソリと耳長族を拉致するよう命じたのだ。」
考えなしのセーオンに、国王ヒーナルは噛んで含めるように説明したの。
でも、『俺様』思考のセーオンの考えは違っていて…。
「ああ、食糧が足りなきゃ、農民を飢えさせておけばいいだろうが。
農民なんてモノは、放っておけば幾らでも増えるもんだろう。
それこそ、畑から湧いて出るように。
何千人、飢え死にしたところで痛くも痒くもないだろうが。
農民共も本望だろうよ、俺様のご機嫌を取るために死ねるのだからな。
それによ、別にうちの国の農民から取り上げんでも。
侵攻の道すがら、トアール国の愚民共から取り上げてきゃ良いだろう。
食いモンでも、軍資金でもな。
それなら国内を進軍するだけの食い物を農民から挑発するだけでいいだろう。
それで、飢え死にする農民も幾らか減るだろうよ。
俺って、冴えてるよな。」
そんなとんでもないことを自慢気に言って、セーオンは悦に入ってたの。
凄い傲慢なセリフを吐くセーオンに、おいら、呆れ果てて言葉も出なかったよ。
すると、おいらの隣で。
「アルト殿、私をここで出して欲しのじゃ。
農民たちは国の宝、国の礎なのじゃ。
あのような心得違いをしている王族を見過ごすことは出来ないのじゃ。
私はあのうつけに一言言ってやりたいのじゃ。」
オランが無茶苦茶に怒って、セーオンの説教をすると言い出したよ。
「そうね、そろそろ幕引きにしましょうか。
私もあんな下衆な言葉を聞いていると気分が悪くなるわ。
マロン、やっちゃいなさい。」
アルトは、おいらにあの三人を退治するように言ったの。
もちろん、おいらは引き受けたよ。
別に、実の両親の仇討ちをしたいとは思わないけど、…。
世の中の害悪になっている一族を放置しておくのも気が引けるから。
ちゃんと名前と年齢を言い残してきたんだけど、『ウサギに乗った幼女二人』のうち一人の名前がマロンと言うことしか伝わっていないみたい。
辺境まで調査に行った人も、荒唐無稽な話だと思って真面目に取り合わなかったのかな。
年齢とか、栗毛色の髪だとか、より詳細な情報は王宮に伝わっていなかったようなんだ。
『栗毛色の髪をしたマロンと言う名の九歳児』と正確に伝わっていれば、噂の幼女が王族の生き残りだとの真実味が増すんだろうけどね。
その辺の情報が欠落してるものだから、国王ヒーナルと王太子セーヒとでは捉え方が違うようなの。
ヒーナルはマロンと言う名を耳にし、王族の生き残りではないかと神経を尖らせていたみたい。
草の根を分けてでも探し出せと命じていたみたいだものね。
一方のセーヒは、幼女が騎士団を倒して回っているなどとする噂は荒唐無稽で信じるに値しないと考えているみたいだよ。
そんな噂に振り回されるなんて馬鹿馬鹿しいみたいな事を言ってた。
「セーヒよ、火のない所に煙は立たぬと申すだろうが。
事実として、マロンと言う忌々しい名前が流れておるのだ。
王族の生き残りなのか、偶々同じ名前なのかはわからんが。
捕縛して素性を洗うのが、後顧の憂いを断つために必要なのだ。
第一、『ウサギに乗った幼女二人』と言うのが欺瞞情報で…。
真実は、『マロン』と名乗らせた小娘を御輿に担いで反乱分子が大規模な謀反を企てているのかも知れんだろう。
『マロン』と言う娘は、真っ赤な偽物かもしれんがな。」
ヒーナルは用心深い性格の様子で、自分に仇なす恐れのあるものを見過ごしておけないみたい。
「親父、それこそ、心配のし過ぎだって。
謀反人共が騎士団を潰して歩いているとすれば、相当な人数がいると思うぞ。
そんなのが移動しているのなら、目撃者は幾らでもいるだろうが。
連絡が途絶えた騎士団の探索に何人も人を送ったのだろう。
目撃情報が無いのはおかしいし。
第一、そんな集団があれば誰か一人くらいは出くわすだろうが。」
ヒーナルの言葉を聞いて、セーヒはそんな風に笑い飛ばしたんだ。
常識的に考えれば、セーヒの方がもっともらしいことを言っているよね。
村を閉鎖していた騎士は最低でも十人。
しかも全員武装しているし、訓練はサボっていてもそこそこレベルが高い騎士が多いから。
武術の心得の無い人達が騎士団を襲撃しようとしたら、相当な人手がいるはずだもの。
「ええい、煩いわ。儂は、儂の思う通りにやらせてもらうぞ。
いいか、何があっても、そのマロンと名乗る娘を探し出すのだ。
よもや、失敗しようものなら、貴様ら全員、矯正施設送りにしてやるからな。」
これ以上の口出しは無用とばかりにセーヒとの話を打ち切ったヒーナルは、改めておいらの捕縛を命じたの。
**********
すると、ノックも無しに会議室の扉が開き、一人の男が入ってきたんだ。
その男、いかにも鈍重そうな雰囲気の小太りの醜男で、見た目で歳が判断できないの。
脂汗をかきながらしんどそうに歩いてるから、大分老けているように見えるけど。
もしかしたら、意外と若いのかもしれない…。
「これ、セーオン、今は大事な会議中だぞ。勝手に入ってくるな。
第一、部屋に入る時は必ずノックをするように言っておるだろうが。」
どうやら、今入って来た男がセーナン兄ちゃんの腹違いの弟セーオンらしい。
同じデブでも、何となく愛嬌のあるセーナン兄ちゃんと違い、『キモブタ』という言葉のピッタリなの。
何よりも、最近成人したそうだからタロウと同じ十五歳だよね。
おいらの目にはどう見ても三十路男に見えるんだけど…、とてもタロウと同い年には見えないよ。
「そんな細かいことはどうでも良いだろう。
会議なんかより、俺の用件の方が重要なんだよ。
おい、爺、耳長族の娘はまだ手に入らねえのか。
俺の成人の祝いに、耳長族の綺麗処を二、三人くれると言ったじゃねえか。
成人した暁には王嗣としてお披露目してくれるという約束も反故にしやがったし。
俺は、まだ何にも成人の祝いをもらってねえぞ。」
うん、確かに、セーナン兄ちゃんが話していた通りの『俺様』だね。
世の中が自分中心に回っていると思い上がっているタイプで、他人の都合なんてまったく気にしてないの。
しかし、幾ら自分が実の孫だとは言え、国王を爺呼ばわりってどんな躾をされたんだろう。
「これ、セーオン、国王陛下に向かってその口の利き方はなんだ。
ここは、王宮の執務室なのだぞ、公私の区別はつけないと駄目だろうが。」
セーヒだってさっき国王ヒーナルを親父と呼んでいたのに、さすがに爺は看過できないか。
「まあ、まあ、そのくらいのことは良いではないか。
子供のうちは少しヤンチャなくらいが可愛いと言うモノよ。
セーオンよ、待たして済まぬな。
トアール国王めが耳長族の娘を献上せいと申しつけても頑としていうことを聞かんのだ。
あやつは臆病者で我が国の騎士団を恐れており、普段なら素直に従うのだが。
何故か、この件については頑なでな埒が明かんのだよ。
仕方なく、海路シタニアール国から回り込ませようと思ったが…。
やはり、荒波の航海は難しいようでな、既に三回信頼できる騎士を使わせたが全て失敗に終わってる。
別の方法で耳長族を捕えに行かせた者がそろそろ戻ってくる頃だ。
若い耳長族の娘を出来るだけ多く捕えてくるように命じておる。
戻ってきたら、いの一番にセーオンから好みの娘を選ばせてやるゆえ。
もう少しの間、楽しみにして待っておることだ。」
あの傍若無人な振る舞いが、『少し』のヤンチャなの?
国王ヒーナルは、孫のセーオンにベタ甘みたいだよ。
孫は可愛いというけど、あんな『キモブタ』で躾のなっていない孫でも可愛いのかな。
「ちぇ、ダッセーの。
トアール国ってのは、騎士団が弱いんだろう。
ちんたらやってねえで、国ごと頂いちまえば良いじゃねえか。
そうすれば、好きなだけ耳長族を手に入れられるぜ。」
さすが『俺様』、何でも自分の思い通りに行くと思ってやんの。こいつ、頭、大丈夫か?
「そう言うでない。
幾らトアール国が弱国とはいえ、侵略するためにはこの国の騎士団を総動員せねばならぬ。
そのためには、多くの軍資金と物資が必要なのだ。
今は、農村で魔物の被害が増えている事や疫病が流行っているため、わが国は食料に余裕が無いのだ。
この状況で大規模な侵攻を行おうものなら、この国に食糧不足が起こってしまうのだよ。
だから、ことを荒立てぬよう、コッソリと耳長族を拉致するよう命じたのだ。」
考えなしのセーオンに、国王ヒーナルは噛んで含めるように説明したの。
でも、『俺様』思考のセーオンの考えは違っていて…。
「ああ、食糧が足りなきゃ、農民を飢えさせておけばいいだろうが。
農民なんてモノは、放っておけば幾らでも増えるもんだろう。
それこそ、畑から湧いて出るように。
何千人、飢え死にしたところで痛くも痒くもないだろうが。
農民共も本望だろうよ、俺様のご機嫌を取るために死ねるのだからな。
それによ、別にうちの国の農民から取り上げんでも。
侵攻の道すがら、トアール国の愚民共から取り上げてきゃ良いだろう。
食いモンでも、軍資金でもな。
それなら国内を進軍するだけの食い物を農民から挑発するだけでいいだろう。
それで、飢え死にする農民も幾らか減るだろうよ。
俺って、冴えてるよな。」
そんなとんでもないことを自慢気に言って、セーオンは悦に入ってたの。
凄い傲慢なセリフを吐くセーオンに、おいら、呆れ果てて言葉も出なかったよ。
すると、おいらの隣で。
「アルト殿、私をここで出して欲しのじゃ。
農民たちは国の宝、国の礎なのじゃ。
あのような心得違いをしている王族を見過ごすことは出来ないのじゃ。
私はあのうつけに一言言ってやりたいのじゃ。」
オランが無茶苦茶に怒って、セーオンの説教をすると言い出したよ。
「そうね、そろそろ幕引きにしましょうか。
私もあんな下衆な言葉を聞いていると気分が悪くなるわ。
マロン、やっちゃいなさい。」
アルトは、おいらにあの三人を退治するように言ったの。
もちろん、おいらは引き受けたよ。
別に、実の両親の仇討ちをしたいとは思わないけど、…。
世の中の害悪になっている一族を放置しておくのも気が引けるから。
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