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第十二章 北へ行こう! 北へ!
第271話 街へ戻ってみれば…
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父ちゃんが心配しているからと、アルトはすぐにおいら達を『積載庫』に入れて町へ連れ帰ってくれたんだ。
勿論、誘拐犯たちや馬車も『積載庫』に積んでね。
家に着いてすぐ積載庫から降ろされると。
そこには、父ちゃんや三人のお嫁さんの他、騎士団のお姉ちゃん達や冒険者ギルドの副組長が集まっていたよ。
「マロン、ミンミン、ミンメイ、よく無事で帰って来てくれた。」
父ちゃんが憔悴しきった顔で、涙を浮かべながらおいら達を抱きしめてくれたんだ。
「アルト様、いったい何処でマロンちゃん達を見つけたのですか?」
今、この町の巡回当番に当たっているペンネ姉ちゃんが尋ねると。
アルトは、誘拐犯達を『積載庫』から放り出して。
「こいつらに誘拐されてたのよ。
領都へ向かう途中の草原で野営していたところを見つけたわ。」
「アルト様、見た感じ普通の商人のようですな。
初めて見る顔ですが、いったい何処の者でしょうか?」
アルトが出した誘拐犯を眺めながら冒険者ギルドの副組長が尋ねてきたの。
副組長は気が気でなかった様子だよ。
もし、悪さをしたのが冒険者なら、自分達もお仕置きされるんじゃないかって。
常日頃、冒険者を厳しく取り締まるようにとアルトから言われているもんね。
「マロンの話ではこいつら、ウエニアール国に仕える騎士らしいわ。
私もまだ詳しいことは聞いてないのよ。
私が見つけた時には、マロン達が退治した後でね。
先ずは、ここへ連れ帰ってみんなを安心させてあげようと思って。」
「何と、商人ではなく騎士なのですか?」
副組長は驚いた顔をしてたけど、犯人が冒険者じゃなくて少しホッとしてるようだった。
「ええ、あんた達にも捜索を手伝わせちゃって悪かったわね。
これ、お礼だと思って、取っておきなさい。
増えてるでしょう、ダイヤモンド鉱山から請け負ってる運搬の仕事。
馬車が足りなくなってるんじゃない。」
「何時も貰い過ぎのようですみませんな、アルト様。
では、遠慮なく頂戴しておきます。」
アルトは立ち去ろうとしている副組長に、誘拐犯が乗って来た二台の馬車を差し出したんだ。
運搬の仕事に使えとの指示があったから、副組長も遠慮はしなかったよ。
馬車って、相当高価な物らしいから副組長は凄く喜んでた。
**********
副組長とギルドの一行が馬車に乗って立ち去ると、アルトは目の前に転がる誘拐犯に向かって。
「さて、それじゃあ、聞かせてもらおうかしら。
あなた達、なんで商人の真似事なんてしてこの町にやって来たのかしら。」
アルトが目の前に転がる誘拐犯達に尋ねると。
「何で、そんな事を羽虫風情に話さにゃならんのだ。
誰が任務に関わることをペラペラ話すものか。」
この隊長、よくそんな大口が叩けるもんだね。
幼女に手足を潰されたあげく、縄を打たれて転がされてるのに…。
「あっそ、話を聞くのに十人も要らないわ。
煩いだけだしね。」
隊長に向かい、アルトは冷たく言い放つと。
バリ!バリ!バリッ!
「ウガァーーー!」
間髪置かずに放たれたビリビリが止むと、そこには変わり果てた隊長の姿が。
ピクピクと痙攣する隊長の髪はチリチリになり、服は焦げてプスプスと燻ぶってたよ。
「たっ、隊長!」
他の連中は、生ける屍と化した隊長を目にして顔面蒼白になっちゃった。
アルトは隊長を見せしめとして利用したようで、改めて誘拐犯達に尋ねたの。
「さて、もう一度聞くわよ。
答えなければどうなるかはわかったわね。
あなた達、なんで商人の真似事なんてしてこの町にやって来たのかしら。」
「わかった、正直に話すから勘弁してくれ。」
隊長の二の舞になるのは嫌なようで、残った連中は怯えながら話し出したよ。
以前、シタニアール国の王宮で耳にした通り、最初はうちの国の王様に強要したそうなの。
耳長族の若い女の人を献上するようにと。
もちろん、アルトから釘を刺されていた王様は拒絶した訳だけど。
ウエニアール国の愚王が素直に引き下がる事は無いだろうと、うちの国の王宮は予想したみたいで。
ウエニアール国へつながる街道の国境に百人規模の騎士を駐留させたみたいなの。
それまでは、ウエニアール国の騎士が国境を越えてこの国に入るのを規制してなかったそうだけど。
ウエニアール国の騎士の入国を、うちの国の騎士団が拒み始めたんだって。
これ自体は至って普通のようだけどね。
ジロチョー親分の奥さんのオチョー姐さんも言ってたもんね。
他国の騎士が堂々と入ってこれるのがおかしいんだって。
ウエニアール国だって、耳長族のお姉ちゃんを拉致するためだけに、そんな多くの騎士を差し向ける訳もなく。
幾ら弱いと評判のこの国騎士とは言え百人もいるんだもの。
十人やそこらで国境を押し通ろうとする『勇者』はいなかったみたい。
ウエニアール国の騎士は何度か日を改めて来たみたいだけど、その度にすごすごと引き返したそうだよ。
根負けしたウエニアール国の騎士は、商人に身をやつして耳長族のお姉ちゃんの拉致を実行に移したんだって。
ウエニアール国の連中は、手を焼いたと言ってたよ。
いつもは弱腰のこの国の王が耳長族の件に関しては頑として首を振らないもんだから。
「あら、あの昼行燈にしては、真面目に仕事をしたじゃない。
下手を打ったら今度こそ命が無いと分かっているようね。」
誘拐犯の言葉を聞いて、アルトは王様のことを褒めてたけど…。
それって、絶対にモカさんが手配したことだよね。
あの王様にそんな機転が利くとは思えないもん。
アルトが一通り誘拐犯の話を聞き終えたところで。
「アルト様、よろしければこの者共を騎士団の詰め所に連行してよろしいでしょうか。
この者共は紛れもなく耳長族の母娘を拉致した現行犯ですので、明日町の広場で公開処刑に致します。」
ペンネ姉ちゃんが、誘拐犯を連行して良いかとアルトに尋ねたの。
すると。
「悪いわね。こいつらの処分は私に任せてもらえないかしら。
こいつらには、まだ、使い道があるもんでね。」
アルトはその言葉を言い終えるか、終えないかのうちに連中を『積載庫』に放り込んだんだ。
ああ、動かぬ証拠としてウエニアール国の愚王に突き付けるんだね。
**********
ペンネ姉ちゃんは、何か考えがあると悟った様子で、誘拐犯の処遇をアルトに一任したの。
ペンネ姉ちゃん達が屋敷を立ち去ると、アルトも『妖精の森』に帰って行ったよ。
おいら達はお風呂で汚れを落とすと寝室で休むことにしたんだ。
「のお、マロン。おぬし、ウエニアール国へ行って良いのか?
ことによると、マロンが王に担ぎ出されて、ここへは戻ってこれぬかもしれんのじゃ。」
おいらの隣で横になっているオランがそんなことを尋ねてきたんだ。
そうだよね。おいらもそれが気になるから、アルトが言うような物見遊山気分にはなれないんだ。
「うん、王様になりたいとは思わないし、両親の仇を討とうとも思わないけど。
ミンミン姉ちゃんやミンメイを攫おうとしたあの王は赦せないし。
放っておくと何度でも耳長族の誘拐を企みそうだから、野放しにしちゃいけないと思うんだ。
後のことはどうなるかわからないけど、おいらも一緒に行ってあの王様を懲らしめたいの。」
「そうれはそうじゃのう。
あの愚かな王を野放しにしておくと、後々鬱陶しいかも知れんのじゃ。
ならば、先ずは害虫駆除をしてしまうのじゃ。
後のことは、それから考えても良いじゃろう。
でも、これだけは先に言っておくのじゃ。
マロンは自分の好きなように生きれば良いと思うのじゃ。
そして、どんな道を選択しようとも、私はマロンの味方なのじゃ。」
オランはとっても嬉しいことを言ってくれたんだ。
でも、全肯定はどうかと思うよ…。
「あら、あなた、良い事を言うわね。
私が言うこと無くなっちゃったじゃない。」
振り返るといつの間に戻って来たのか、アルトが宙に浮かんで微笑んでたよ。
勿論、誘拐犯たちや馬車も『積載庫』に積んでね。
家に着いてすぐ積載庫から降ろされると。
そこには、父ちゃんや三人のお嫁さんの他、騎士団のお姉ちゃん達や冒険者ギルドの副組長が集まっていたよ。
「マロン、ミンミン、ミンメイ、よく無事で帰って来てくれた。」
父ちゃんが憔悴しきった顔で、涙を浮かべながらおいら達を抱きしめてくれたんだ。
「アルト様、いったい何処でマロンちゃん達を見つけたのですか?」
今、この町の巡回当番に当たっているペンネ姉ちゃんが尋ねると。
アルトは、誘拐犯達を『積載庫』から放り出して。
「こいつらに誘拐されてたのよ。
領都へ向かう途中の草原で野営していたところを見つけたわ。」
「アルト様、見た感じ普通の商人のようですな。
初めて見る顔ですが、いったい何処の者でしょうか?」
アルトが出した誘拐犯を眺めながら冒険者ギルドの副組長が尋ねてきたの。
副組長は気が気でなかった様子だよ。
もし、悪さをしたのが冒険者なら、自分達もお仕置きされるんじゃないかって。
常日頃、冒険者を厳しく取り締まるようにとアルトから言われているもんね。
「マロンの話ではこいつら、ウエニアール国に仕える騎士らしいわ。
私もまだ詳しいことは聞いてないのよ。
私が見つけた時には、マロン達が退治した後でね。
先ずは、ここへ連れ帰ってみんなを安心させてあげようと思って。」
「何と、商人ではなく騎士なのですか?」
副組長は驚いた顔をしてたけど、犯人が冒険者じゃなくて少しホッとしてるようだった。
「ええ、あんた達にも捜索を手伝わせちゃって悪かったわね。
これ、お礼だと思って、取っておきなさい。
増えてるでしょう、ダイヤモンド鉱山から請け負ってる運搬の仕事。
馬車が足りなくなってるんじゃない。」
「何時も貰い過ぎのようですみませんな、アルト様。
では、遠慮なく頂戴しておきます。」
アルトは立ち去ろうとしている副組長に、誘拐犯が乗って来た二台の馬車を差し出したんだ。
運搬の仕事に使えとの指示があったから、副組長も遠慮はしなかったよ。
馬車って、相当高価な物らしいから副組長は凄く喜んでた。
**********
副組長とギルドの一行が馬車に乗って立ち去ると、アルトは目の前に転がる誘拐犯に向かって。
「さて、それじゃあ、聞かせてもらおうかしら。
あなた達、なんで商人の真似事なんてしてこの町にやって来たのかしら。」
アルトが目の前に転がる誘拐犯達に尋ねると。
「何で、そんな事を羽虫風情に話さにゃならんのだ。
誰が任務に関わることをペラペラ話すものか。」
この隊長、よくそんな大口が叩けるもんだね。
幼女に手足を潰されたあげく、縄を打たれて転がされてるのに…。
「あっそ、話を聞くのに十人も要らないわ。
煩いだけだしね。」
隊長に向かい、アルトは冷たく言い放つと。
バリ!バリ!バリッ!
「ウガァーーー!」
間髪置かずに放たれたビリビリが止むと、そこには変わり果てた隊長の姿が。
ピクピクと痙攣する隊長の髪はチリチリになり、服は焦げてプスプスと燻ぶってたよ。
「たっ、隊長!」
他の連中は、生ける屍と化した隊長を目にして顔面蒼白になっちゃった。
アルトは隊長を見せしめとして利用したようで、改めて誘拐犯達に尋ねたの。
「さて、もう一度聞くわよ。
答えなければどうなるかはわかったわね。
あなた達、なんで商人の真似事なんてしてこの町にやって来たのかしら。」
「わかった、正直に話すから勘弁してくれ。」
隊長の二の舞になるのは嫌なようで、残った連中は怯えながら話し出したよ。
以前、シタニアール国の王宮で耳にした通り、最初はうちの国の王様に強要したそうなの。
耳長族の若い女の人を献上するようにと。
もちろん、アルトから釘を刺されていた王様は拒絶した訳だけど。
ウエニアール国の愚王が素直に引き下がる事は無いだろうと、うちの国の王宮は予想したみたいで。
ウエニアール国へつながる街道の国境に百人規模の騎士を駐留させたみたいなの。
それまでは、ウエニアール国の騎士が国境を越えてこの国に入るのを規制してなかったそうだけど。
ウエニアール国の騎士の入国を、うちの国の騎士団が拒み始めたんだって。
これ自体は至って普通のようだけどね。
ジロチョー親分の奥さんのオチョー姐さんも言ってたもんね。
他国の騎士が堂々と入ってこれるのがおかしいんだって。
ウエニアール国だって、耳長族のお姉ちゃんを拉致するためだけに、そんな多くの騎士を差し向ける訳もなく。
幾ら弱いと評判のこの国騎士とは言え百人もいるんだもの。
十人やそこらで国境を押し通ろうとする『勇者』はいなかったみたい。
ウエニアール国の騎士は何度か日を改めて来たみたいだけど、その度にすごすごと引き返したそうだよ。
根負けしたウエニアール国の騎士は、商人に身をやつして耳長族のお姉ちゃんの拉致を実行に移したんだって。
ウエニアール国の連中は、手を焼いたと言ってたよ。
いつもは弱腰のこの国の王が耳長族の件に関しては頑として首を振らないもんだから。
「あら、あの昼行燈にしては、真面目に仕事をしたじゃない。
下手を打ったら今度こそ命が無いと分かっているようね。」
誘拐犯の言葉を聞いて、アルトは王様のことを褒めてたけど…。
それって、絶対にモカさんが手配したことだよね。
あの王様にそんな機転が利くとは思えないもん。
アルトが一通り誘拐犯の話を聞き終えたところで。
「アルト様、よろしければこの者共を騎士団の詰め所に連行してよろしいでしょうか。
この者共は紛れもなく耳長族の母娘を拉致した現行犯ですので、明日町の広場で公開処刑に致します。」
ペンネ姉ちゃんが、誘拐犯を連行して良いかとアルトに尋ねたの。
すると。
「悪いわね。こいつらの処分は私に任せてもらえないかしら。
こいつらには、まだ、使い道があるもんでね。」
アルトはその言葉を言い終えるか、終えないかのうちに連中を『積載庫』に放り込んだんだ。
ああ、動かぬ証拠としてウエニアール国の愚王に突き付けるんだね。
**********
ペンネ姉ちゃんは、何か考えがあると悟った様子で、誘拐犯の処遇をアルトに一任したの。
ペンネ姉ちゃん達が屋敷を立ち去ると、アルトも『妖精の森』に帰って行ったよ。
おいら達はお風呂で汚れを落とすと寝室で休むことにしたんだ。
「のお、マロン。おぬし、ウエニアール国へ行って良いのか?
ことによると、マロンが王に担ぎ出されて、ここへは戻ってこれぬかもしれんのじゃ。」
おいらの隣で横になっているオランがそんなことを尋ねてきたんだ。
そうだよね。おいらもそれが気になるから、アルトが言うような物見遊山気分にはなれないんだ。
「うん、王様になりたいとは思わないし、両親の仇を討とうとも思わないけど。
ミンミン姉ちゃんやミンメイを攫おうとしたあの王は赦せないし。
放っておくと何度でも耳長族の誘拐を企みそうだから、野放しにしちゃいけないと思うんだ。
後のことはどうなるかわからないけど、おいらも一緒に行ってあの王様を懲らしめたいの。」
「そうれはそうじゃのう。
あの愚かな王を野放しにしておくと、後々鬱陶しいかも知れんのじゃ。
ならば、先ずは害虫駆除をしてしまうのじゃ。
後のことは、それから考えても良いじゃろう。
でも、これだけは先に言っておくのじゃ。
マロンは自分の好きなように生きれば良いと思うのじゃ。
そして、どんな道を選択しようとも、私はマロンの味方なのじゃ。」
オランはとっても嬉しいことを言ってくれたんだ。
でも、全肯定はどうかと思うよ…。
「あら、あなた、良い事を言うわね。
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