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第十一章 小さな王子の冒険記
第266話 白馬の騎士じゃなくて…
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その日、日課の狩りを終えて、オランと二人、ラビに跨り町へ戻る途中のこと。
西の街道の方から騎士団のお姉ちゃん達が、四頭の馬を連ねてやってくるのが見えたんだ。
どうやら、騎士団のお姉ちゃん達も日課の巡回警備を終えて戻って来たみたい。
騎士団は五人で小隊を組んでいるのだけど、戻って来た馬は四頭。
何故かと言うと…。
「マロンちゃん、オランちゃん、今帰り?
偉いね、まだ小さいのに自分で稼いでいるなんて。」
一頭の馬に二人乗りしたスフレ姉ちゃんがおいら達を労ってくれたの。
スフレ姉ちゃん、騎士団の増員に伴い最近騎士になったんだけど。
平民の生まれのスフレ姉ちゃんは、乗馬の経験が無かったの。
馬に騎乗して領内の巡回をするんで、新米騎士にはみっちりと乗馬を仕込んだらしいけど。
乗馬の練習をした際に、スフレ姉ちゃんは小さ過ぎて馬に跨れないことが分かったんだ。
なので、仕方なく同じ小隊の騎士に二人乗りさせてもらって領内を巡回してるの。
馬を操る騎士の前で懐に収まるようにして、チョコンと馬に乗ってるよ。
まるで、子供が母親と一緒に馬に乗っているみたいに。
「行方不明だった父ちゃんが帰って来てくれてね。
父ちゃんが養うからもう狩りに行かなくても良いと、言ってくれるんだけどね。
五歳の時から習慣になっちゃっているからやめられなくて。
やっぱり、自分で稼げるなら稼いだ方が良いじゃん。
それに、こうして草原を駆けていると気持ちが良いしね。」
「そうなのじゃ、働かざる者食うべからずなのじゃ。」
おいらの答えに、オランが相槌を入れるように言うと。
スフレ姉ちゃんは、にっこり笑って。
「二人共感心ね、偉いわ。
でも、確かに、ラビに乗って草原を走ると気持ち良さそう。
ラビに跨って草原を走り回るマロンちゃん達が羨ましいわ。
私、馬に乗れないから、肩身が狭くて…。
私もウサギだったら乗れるかなぁ?」
ラビに跨っているおいら達を見て、スフレ姉ちゃんは本当に羨ましそうな顔をしていたんだ。
だから、おいら、モノは試しと言ってみたの。
「今日の巡回がもう終りなら、ウサギを捕まえに行ってみようか?
上手くいけば、飼い慣らせるかもしれないよ。
もしダメだったら、ラビに乗せて帰ってあげるよ。もう一人くらい乗れるし。」
「でも、まだ、仕事中だし…。
やっぱり、駐屯地に帰って巡回の終了報告をしないと。」
スフレ姉ちゃんは、おいらの誘いに難色を示したんだけど…。
「行ってきたら良いわ、私が許可するから。
ウサギを飼い慣らせたら、儲けものよ。
あなたも草原を一人で行動できるようになるし。
『領民に親しまれる騎士』が、この騎士団のモットーなんですもの。
ウサギに乗った騎士なんて、町の人気者になること請け合いでしょう。」
スフレ姉ちゃんがウサギを捕まえに行くことを、この小隊の隊長が許可してくれたの。
**********
そんな訳で、おいら達をラビに三人乗りしてウサギを探しに草原へ分け入ったの。
草原にはウサギの巣穴がそこかしこにあるから、すぐに見つかったんだけどね。
「良い? スフレ姉ちゃん、良く聞いて。
スフレ姉ちゃんは『完全回避』を持っているんだから。
ウサギの攻撃は絶対に当たらないから落ち着いてね。
『回避』が働いたら、ウサギを押さえ込むの。
絶対に殴ったらダメだよ、『クリティカル』が働いて殺っちゃうから。」
おいらの言葉にスフレ姉ちゃんが頷くのを確認して、おいらはウサギの巣穴にこぶし大の石を放り込んだの。
コツンと石が何かにぶつかる音がしたと思ったら…。
「ウキュー!」
愛嬌のある鳴き声とは裏腹に、目を血走らせたウサギが牙を剥いて現れたよ。
その時、おいらは脇に退いていて、ウサギの目に映ったのはスフレ姉ちゃんだったの。
脇目も振らずスフレ姉ちゃんに襲い掛かるウサギ。
「キャー! こっちへ来ないで!」
気の弱いスフレ姉ちゃんは、悲鳴を上げると共にきつく目を瞑り…。
必死に手を動かしたの、ポコポコと殴るような動作でね。
例え目を閉ざしていても、『回避率百%』のスキルはそつなく仕事をして…。
あわやという瞬間に、スフレ姉ちゃんの体はウサギの突進を躱し、絶好の攻撃位置に動いたよ。
その位置で、尚も必死に動かしていたスフレ姉ちゃんのこぶしはウサギの急所を的確に捉えたんだ。
「ウキュ…」
「あっ!」
スフレ姉ちゃんのこぶしがウサギにヒットした瞬間、ウサギが情けない鳴き声を発したの。
おいら、思わず声を上げちゃったよ、殴るなと釘を刺しておいたのに…。
こぶしに何かが当たったのを感じたのか、恐る恐る目を開けるスフレ姉ちゃん。
「あれ、ウサギさん、しっかりして。死んじゃダメよ。」
目の前に倒れ伏すウサギに、スフレ姉ちゃんは焦ったように声を掛けてよ。
まあ、もう手遅れだけどね。
レベルゼロのウサギに対して、レベル二十のスフレ姉ちゃんが『クリティカル』な攻撃をしたんだもん。
しかも、スキルの効果で、クリティカルのダメージが二十一倍になったいるからね。
ウサギなんてイチコロだよ…。
一撃で同族が屠られたのを目にして、怯えたラビがおいらにしがみ付いて来た。
「殺っちゃったものは仕方ないね、次のウサギを探しに行こう。
そのウサギはおいらが持って帰ってあげるね。
騎士団へのお土産にすれば良いよ。
今日は、ウサギ肉を贅沢に味わえるね。」
刈り取った命は、感謝して頂かないとダメだよ。
今、おいら達の町の駐屯している騎士は五小隊二十五人だから、ウサギ一匹くらいあっという間に食べちゃうね。
そして、二匹目のウサギを探しに行き…。
「ウキュ、ウキュ、ウキュ。」
スフレ姉ちゃんに押さえ込まれて、ウサギが情けない鳴き声を上げてた。
ウサギを一匹倒してみて、スフレ姉ちゃんは自分の力を再認識したみたい。
愛らしい姿のウサギを無暗に殺ったら拙いと思ったようで。
二匹目のウサギと対峙した時は、おいらの指示通り、目を瞑らずに押さえ込んだよ。
彼我の力の差を本能的に感じ取り、命乞いをするウサギ。
「ねえ、マロンちゃん、これからどうすれば良いの?」
「魔物って、闘争本能が強いから。
今は屈服しているように見えても、手を放すときっと襲ってくるよ。
そしたら、また押さえ込むの。
それを何度か繰り返してると、絶対に敵わないと本能的に理解するんだ。
そしたら、お腹を見せて絶対服従のポーズをとるから。
それまで、根気よくウサギを押さえ込んで。」
おいらの指示を聞いて、スフレ姉ちゃんがウサギを解放すると…。
「ウキュー!」
予想通り、目を血走らせて牙を剥いて来たよ。
まっ、スフレ姉ちゃんは迎え撃つ態勢を整えていたから、押さえ込むのは容易くて。
「ウキュ、ウキュ、ウキュ。」
再び、ウサギが情けない鳴き声を上げてた。
それを何度か繰り返すうちに、遂にウサギがお腹を見せてゴロンと転がったよ。
「よし、よし、良い子ね。」
絶対服従のポーズをとるウサギのお腹を、スフレ姉ちゃんが優しく撫でててあげると。
ウサギは、気持ちよさそうな鳴き声を上げてたよ。
その後、おいらはオランとスフレ姉ちゃんをその場に残して、アルトを呼びに妖精の森に戻ったの。
野生のウサギは、ダニやらノミやらがいて、食われると痒いし、変な病気になるかもしれないみたいだから。
アルトを呼んで来て、ビリビリで害虫駆除をしてもらったよ。
「あら、本当に野生のウサギを手懐けちゃったのね。
ウサギくらいの雑魚だと、意外に懐くものなのね。
知らなかったわ。
マロンがするまで、魔物を飼おうなんて思いもしなかったから。」
ラビの場合は、幼獣の頃にケガをしていたところを助けてあげたからね。
それもあって簡単に懐いたのだと、アルトは思っていたみたいなの。
魔物って闘争本能が強いんで、成獣になってから簡単に懐くとは思っていなかったみたい。
「よーし、あなたの名前は『うさちゃん』よ。
今日から、あなたは私の足になるの、よろしく頼むわね。」
害虫駆除が済んだウサギに跨ったスフレ姉ちゃん、さっそく名前を付けていたよ。
スフレ姉ちゃんは、そのまま、うさちゃんに跨って町まで戻ったんだけど。
うさちゃんは嫌がる素振りも無く、スフレ姉ちゃんはとても乗り心地が良さそうにしてた。
人懐っこいウサギに乗った、子供のような容姿のスフレ姉ちゃんはすぐに子供達の人気者になったよ。
スフレ姉ちゃんの隊の小隊長さんが予想した通りになったの。
その姿は、子供達に限らず、大人達の間でも可愛いと評判で…。
うさちゃんに乗るスフレ姉ちゃんの姿は、ペンネ姉ちゃんの手で二頭身の可愛い絵に描かれて。
ついには、ハテノ男爵領のマスコットキャラになったんだ。
西の街道の方から騎士団のお姉ちゃん達が、四頭の馬を連ねてやってくるのが見えたんだ。
どうやら、騎士団のお姉ちゃん達も日課の巡回警備を終えて戻って来たみたい。
騎士団は五人で小隊を組んでいるのだけど、戻って来た馬は四頭。
何故かと言うと…。
「マロンちゃん、オランちゃん、今帰り?
偉いね、まだ小さいのに自分で稼いでいるなんて。」
一頭の馬に二人乗りしたスフレ姉ちゃんがおいら達を労ってくれたの。
スフレ姉ちゃん、騎士団の増員に伴い最近騎士になったんだけど。
平民の生まれのスフレ姉ちゃんは、乗馬の経験が無かったの。
馬に騎乗して領内の巡回をするんで、新米騎士にはみっちりと乗馬を仕込んだらしいけど。
乗馬の練習をした際に、スフレ姉ちゃんは小さ過ぎて馬に跨れないことが分かったんだ。
なので、仕方なく同じ小隊の騎士に二人乗りさせてもらって領内を巡回してるの。
馬を操る騎士の前で懐に収まるようにして、チョコンと馬に乗ってるよ。
まるで、子供が母親と一緒に馬に乗っているみたいに。
「行方不明だった父ちゃんが帰って来てくれてね。
父ちゃんが養うからもう狩りに行かなくても良いと、言ってくれるんだけどね。
五歳の時から習慣になっちゃっているからやめられなくて。
やっぱり、自分で稼げるなら稼いだ方が良いじゃん。
それに、こうして草原を駆けていると気持ちが良いしね。」
「そうなのじゃ、働かざる者食うべからずなのじゃ。」
おいらの答えに、オランが相槌を入れるように言うと。
スフレ姉ちゃんは、にっこり笑って。
「二人共感心ね、偉いわ。
でも、確かに、ラビに乗って草原を走ると気持ち良さそう。
ラビに跨って草原を走り回るマロンちゃん達が羨ましいわ。
私、馬に乗れないから、肩身が狭くて…。
私もウサギだったら乗れるかなぁ?」
ラビに跨っているおいら達を見て、スフレ姉ちゃんは本当に羨ましそうな顔をしていたんだ。
だから、おいら、モノは試しと言ってみたの。
「今日の巡回がもう終りなら、ウサギを捕まえに行ってみようか?
上手くいけば、飼い慣らせるかもしれないよ。
もしダメだったら、ラビに乗せて帰ってあげるよ。もう一人くらい乗れるし。」
「でも、まだ、仕事中だし…。
やっぱり、駐屯地に帰って巡回の終了報告をしないと。」
スフレ姉ちゃんは、おいらの誘いに難色を示したんだけど…。
「行ってきたら良いわ、私が許可するから。
ウサギを飼い慣らせたら、儲けものよ。
あなたも草原を一人で行動できるようになるし。
『領民に親しまれる騎士』が、この騎士団のモットーなんですもの。
ウサギに乗った騎士なんて、町の人気者になること請け合いでしょう。」
スフレ姉ちゃんがウサギを捕まえに行くことを、この小隊の隊長が許可してくれたの。
**********
そんな訳で、おいら達をラビに三人乗りしてウサギを探しに草原へ分け入ったの。
草原にはウサギの巣穴がそこかしこにあるから、すぐに見つかったんだけどね。
「良い? スフレ姉ちゃん、良く聞いて。
スフレ姉ちゃんは『完全回避』を持っているんだから。
ウサギの攻撃は絶対に当たらないから落ち着いてね。
『回避』が働いたら、ウサギを押さえ込むの。
絶対に殴ったらダメだよ、『クリティカル』が働いて殺っちゃうから。」
おいらの言葉にスフレ姉ちゃんが頷くのを確認して、おいらはウサギの巣穴にこぶし大の石を放り込んだの。
コツンと石が何かにぶつかる音がしたと思ったら…。
「ウキュー!」
愛嬌のある鳴き声とは裏腹に、目を血走らせたウサギが牙を剥いて現れたよ。
その時、おいらは脇に退いていて、ウサギの目に映ったのはスフレ姉ちゃんだったの。
脇目も振らずスフレ姉ちゃんに襲い掛かるウサギ。
「キャー! こっちへ来ないで!」
気の弱いスフレ姉ちゃんは、悲鳴を上げると共にきつく目を瞑り…。
必死に手を動かしたの、ポコポコと殴るような動作でね。
例え目を閉ざしていても、『回避率百%』のスキルはそつなく仕事をして…。
あわやという瞬間に、スフレ姉ちゃんの体はウサギの突進を躱し、絶好の攻撃位置に動いたよ。
その位置で、尚も必死に動かしていたスフレ姉ちゃんのこぶしはウサギの急所を的確に捉えたんだ。
「ウキュ…」
「あっ!」
スフレ姉ちゃんのこぶしがウサギにヒットした瞬間、ウサギが情けない鳴き声を発したの。
おいら、思わず声を上げちゃったよ、殴るなと釘を刺しておいたのに…。
こぶしに何かが当たったのを感じたのか、恐る恐る目を開けるスフレ姉ちゃん。
「あれ、ウサギさん、しっかりして。死んじゃダメよ。」
目の前に倒れ伏すウサギに、スフレ姉ちゃんは焦ったように声を掛けてよ。
まあ、もう手遅れだけどね。
レベルゼロのウサギに対して、レベル二十のスフレ姉ちゃんが『クリティカル』な攻撃をしたんだもん。
しかも、スキルの効果で、クリティカルのダメージが二十一倍になったいるからね。
ウサギなんてイチコロだよ…。
一撃で同族が屠られたのを目にして、怯えたラビがおいらにしがみ付いて来た。
「殺っちゃったものは仕方ないね、次のウサギを探しに行こう。
そのウサギはおいらが持って帰ってあげるね。
騎士団へのお土産にすれば良いよ。
今日は、ウサギ肉を贅沢に味わえるね。」
刈り取った命は、感謝して頂かないとダメだよ。
今、おいら達の町の駐屯している騎士は五小隊二十五人だから、ウサギ一匹くらいあっという間に食べちゃうね。
そして、二匹目のウサギを探しに行き…。
「ウキュ、ウキュ、ウキュ。」
スフレ姉ちゃんに押さえ込まれて、ウサギが情けない鳴き声を上げてた。
ウサギを一匹倒してみて、スフレ姉ちゃんは自分の力を再認識したみたい。
愛らしい姿のウサギを無暗に殺ったら拙いと思ったようで。
二匹目のウサギと対峙した時は、おいらの指示通り、目を瞑らずに押さえ込んだよ。
彼我の力の差を本能的に感じ取り、命乞いをするウサギ。
「ねえ、マロンちゃん、これからどうすれば良いの?」
「魔物って、闘争本能が強いから。
今は屈服しているように見えても、手を放すときっと襲ってくるよ。
そしたら、また押さえ込むの。
それを何度か繰り返してると、絶対に敵わないと本能的に理解するんだ。
そしたら、お腹を見せて絶対服従のポーズをとるから。
それまで、根気よくウサギを押さえ込んで。」
おいらの指示を聞いて、スフレ姉ちゃんがウサギを解放すると…。
「ウキュー!」
予想通り、目を血走らせて牙を剥いて来たよ。
まっ、スフレ姉ちゃんは迎え撃つ態勢を整えていたから、押さえ込むのは容易くて。
「ウキュ、ウキュ、ウキュ。」
再び、ウサギが情けない鳴き声を上げてた。
それを何度か繰り返すうちに、遂にウサギがお腹を見せてゴロンと転がったよ。
「よし、よし、良い子ね。」
絶対服従のポーズをとるウサギのお腹を、スフレ姉ちゃんが優しく撫でててあげると。
ウサギは、気持ちよさそうな鳴き声を上げてたよ。
その後、おいらはオランとスフレ姉ちゃんをその場に残して、アルトを呼びに妖精の森に戻ったの。
野生のウサギは、ダニやらノミやらがいて、食われると痒いし、変な病気になるかもしれないみたいだから。
アルトを呼んで来て、ビリビリで害虫駆除をしてもらったよ。
「あら、本当に野生のウサギを手懐けちゃったのね。
ウサギくらいの雑魚だと、意外に懐くものなのね。
知らなかったわ。
マロンがするまで、魔物を飼おうなんて思いもしなかったから。」
ラビの場合は、幼獣の頃にケガをしていたところを助けてあげたからね。
それもあって簡単に懐いたのだと、アルトは思っていたみたいなの。
魔物って闘争本能が強いんで、成獣になってから簡単に懐くとは思っていなかったみたい。
「よーし、あなたの名前は『うさちゃん』よ。
今日から、あなたは私の足になるの、よろしく頼むわね。」
害虫駆除が済んだウサギに跨ったスフレ姉ちゃん、さっそく名前を付けていたよ。
スフレ姉ちゃんは、そのまま、うさちゃんに跨って町まで戻ったんだけど。
うさちゃんは嫌がる素振りも無く、スフレ姉ちゃんはとても乗り心地が良さそうにしてた。
人懐っこいウサギに乗った、子供のような容姿のスフレ姉ちゃんはすぐに子供達の人気者になったよ。
スフレ姉ちゃんの隊の小隊長さんが予想した通りになったの。
その姿は、子供達に限らず、大人達の間でも可愛いと評判で…。
うさちゃんに乗るスフレ姉ちゃんの姿は、ペンネ姉ちゃんの手で二頭身の可愛い絵に描かれて。
ついには、ハテノ男爵領のマスコットキャラになったんだ。
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