265 / 848
第十一章 小さな王子の冒険記
第265話 お久しぶりの若旦那
しおりを挟む
ダイヤモンド鉱山が操業再開してしばらく経った日のこと。
「マロンお嬢ちゃん、久しぶりだね、元気にしてたかい。
この町はほぼ一月置きに買付けに来ているのだが。
訪れる度に変わっているので、いつも驚かされるよ。」
「あっ、若旦那、久しぶり。
イナッカからこの町まで、ちょくちょく来るのは大変でしょう。
お疲れさま。」
街を歩いていると声を掛けてきたのは、イナッカの町にある雑貨商の若旦那。
一年近く前に、初めてこの町に『トレントの木炭』を買付けにやって来たんだけど。
キワドイ服装で歌を披露するペンネ姉ちゃんを偶々目にして、すっかり魅せられちゃったんだ。
その上、この町の冒険者ギルドが経営する『風呂屋』が甚くお気に召したようでね。
本来はイナッカの本店を切り盛りする立場らしいのだけど。
ペンネ姉ちゃんと風呂屋を目当てに、この町での買付けをかって出たそうなの。
父親の大旦那に本店の切り盛りを全部押し付けて来たみたい。
片道半月も掛かるのに、買い付けた商品を降ろしてはとんぼ返りでこの町に来ているらしいよ。
滞在している日数は、イナッカよりこの町の方が多いくらいだと言ってた。
この町では、毎回、ギルドの『風呂屋』を宿屋代わりに使っているみたい。
「まあ、可愛いペンネちゃんのパンツを見るためだと思えばそのくらい苦にもならないよ。
それに、旅の疲れはこの町の泡姫さんがねっとりと癒してくれるからね。
そうそう、イナッカからこの町まで最短距離で結ぶ街道が復活したんだよ。
今までは片道半月掛かったけど、その街道を通れば十日かからないんだ。
この町の騎士団が街道沿いの魔物を退治してくれたそうじゃないか。
本当に助かるよ。」
若旦那の言葉通り、ダイヤモンド鉱山のすぐ横を通ってイナッカへ抜ける街道が復活したんだ。
おいらが試掘をするのに並行して、騎士団のお姉ちゃん達が街道沿いに残った魔物を退治して回ったの。
その甲斐あって、鉱山の操業再開の頃には街道沿いに出没する魔物は無くなったんだ。
そこで、ライム姉ちゃんは冒険者ギルドに依頼したんだ。
閉鎖されていた街道が通行できるようになったことを、イナッカの人々に知らせるようにと。
街道を安心して使えるように、騎士団のお姉ちゃん達が街道の巡回警備を怠ってないことも広めたらしいよ。
若旦那がこの町へ買い付けに来て以来、イナッカの町からやってくる商人はぽつぽつと増えて来たけれど。
西側をぐるっと迂回してくる街道は長旅になるので、そう多くはなかったそうなの。
イナッカとこの町を最短で結ぶ街道が通行できるようになったとの知らせは、イナッカの商人には朗報だったみたい。
街道の復活以降、イナッカから交易に訪れる商人は日に日に増えているらしいよ。
往復に掛かる日数が減ったおかげで、イナッカでじっくり仕事をする時間が採れるようなったと若旦那も喜んでた。
「魔物に占拠されていたダイヤモンド鉱山を取り戻したようだね。
イナッカの町でも噂になっているよ。
シタニアール国からも宝石商がこの領地に買付けに来ているみたいだよ。
あの街道は、宝石商が買付けに来るのに重宝しているようだね。」
この町には、西側と南側に町の出入り口があるんだけど。
ダイヤモンド鉱山に続く南側の門は、魔物の侵入防止のために固く閉ざされれていたの。
鉱山再開に伴って南側の門も開放されて、そこから始まる道がイナッカへつながる街道なんだ。
最近、南側の門から町に入ってくる人が増えたほどには、町に滞留している人が増えてないと思っていたんだ。
きっと、宝石商の人達が、この町を通り過ぎて、領都までダイヤモンドを買付けに行っているからだね。
**********
「ほう、そなたはイナッカの町から買付けに来ているのじゃな。
イナッカでは最近領主が代替わりしたろう、新しい領主の評判はどうなのじゃ。」
若旦那とおいらの会話を聞いていたオランが尋ねたの。
どうやら、急遽領主になった三男さんが上手く務めているか心配だったみたい。
「おや、マロンお嬢ちゃんのお友達かい? 可愛いお嬢ちゃんだね。
しかし、マロンお嬢ちゃんといい、そちらのお嬢ちゃんといい、小さいのに博識だ。
この町に住んでいて、良くイナッカの領主が代替わりした事を知ってたね。」
オランの問い掛けに、若旦那は目を丸くして感心していたよ。
オランは王族として、新しいイナッカ辺境伯の評判が気になったから尋ねた訳だけど。
まさか、オランがシタニアール国の王族だとは、若旦那には思いも寄らないだろうからね。
「ああ、すまぬのじゃ。まだ名乗っておらんかったのじゃ。
私は、オランジュ・ド・トマリと申すのじゃ。
シタニアール国には、ちと縁があるのじゃ。」
名乗ったオランだけど、王子であることは明かさないつもりなんだね。
「トマリって…、お嬢ちゃん、まさか、私が住む国の王族ですか?」
流石、大店を切り盛りする若旦那だね、トマリと言う家名を耳にしてオランが王族だと気付いたみたい。
「これこれ、余り大きな声を上げるのではないのじゃ。
今はお忍びで、この町に滞在しておるのじゃ。
いかにも、そなたの想像通り、私はシタニアール国第四王子のオランジュなのじゃ。」
「えっ、王子? お嬢ちゃん、男の子なので?」
えっ、驚くところはそこ?
「王子だと言っておるのじゃ。
いくらお忍びとはいえ、流石にそれは無礼じゃろう。」
しばしば女の子と勘違いされてて、あまり気に留めていないオランではあるけど。
自己紹介で王子だと言っているのに、男かと聞き返されたのには流石に憮然としたみたいだよ。
「これは大変ご無礼を申し上げました。
謝罪いたします、殿下。」
「まあ良い、それで新しい辺境伯の評判はどうなのじゃ。」
オランも酷く機嫌を損ねていた訳じゃないみたいで、若旦那の謝罪を聞いて話を元に戻したの。
「ははっ。
辺境伯が代替わりして、若い娘を持つ領民たちは皆安堵した様子です。
先代の辺境は稀代の色好みで、気に入った娘がいると無理やりに召し上げていたのですが。
今の辺境伯は、至って真面目な人柄でそのような悪事は働かない様子ですので。」
若旦那が真っ先に上げたのは、先代辺境伯の女癖の悪さだったよ。
若い娘の拉致が無くなっただけで新辺境伯の評価が上がっているみたい。それってどうなのよ…。
若旦那の話では、先代辺境伯の正妻の息子二人も父親に輪をかけたような女好きで。
しかも、二人とも乱暴者で素行が悪いものだから。
次代の領主も望み薄だと、領民の多くは暗い気持ちでいたみたいなの。
そんな中で、突然、領主の代替わりがあって新たに領主になったのは、妾腹の三男さん。
正直、三男さんはそれまで人前に姿を現したことも無く、領民の多くは顔も見たこと無かったそうだよ。
「それから、先代辺境伯の手足になって悪事を働いていた騎士団長が処刑されてから。
残った騎士団の連中は、人が変わったように真面目に働くようなりました。
それまでのように領民に狼藉を働くことは無くなりましたし。
真面目に領地の巡回もするようになったので、領内の治安もかなり良くなって助かってます。
我々領民にとって何より有り難いのは、、冒険者共を厳しく取り締まるようなった事ですね。
冒険者が大人しくなっただけで、町が見違えるように住み易くなりました。」
うん、うん、あの騎士達、アルトの言い付けをちゃんと守っているみたいだね。
領民に馴染みの薄かった新領主だけど、代替わりしてから領内の治安がグンと良くなったから評判がうなぎ上りらしいよ。
どうやら、あの三男さん、領主の仕事をそつなくこなしているみたい。
若旦那の話しを聞いて、オランも安心したようでホッとした顔をしていたよ。
「マロンお嬢ちゃん、久しぶりだね、元気にしてたかい。
この町はほぼ一月置きに買付けに来ているのだが。
訪れる度に変わっているので、いつも驚かされるよ。」
「あっ、若旦那、久しぶり。
イナッカからこの町まで、ちょくちょく来るのは大変でしょう。
お疲れさま。」
街を歩いていると声を掛けてきたのは、イナッカの町にある雑貨商の若旦那。
一年近く前に、初めてこの町に『トレントの木炭』を買付けにやって来たんだけど。
キワドイ服装で歌を披露するペンネ姉ちゃんを偶々目にして、すっかり魅せられちゃったんだ。
その上、この町の冒険者ギルドが経営する『風呂屋』が甚くお気に召したようでね。
本来はイナッカの本店を切り盛りする立場らしいのだけど。
ペンネ姉ちゃんと風呂屋を目当てに、この町での買付けをかって出たそうなの。
父親の大旦那に本店の切り盛りを全部押し付けて来たみたい。
片道半月も掛かるのに、買い付けた商品を降ろしてはとんぼ返りでこの町に来ているらしいよ。
滞在している日数は、イナッカよりこの町の方が多いくらいだと言ってた。
この町では、毎回、ギルドの『風呂屋』を宿屋代わりに使っているみたい。
「まあ、可愛いペンネちゃんのパンツを見るためだと思えばそのくらい苦にもならないよ。
それに、旅の疲れはこの町の泡姫さんがねっとりと癒してくれるからね。
そうそう、イナッカからこの町まで最短距離で結ぶ街道が復活したんだよ。
今までは片道半月掛かったけど、その街道を通れば十日かからないんだ。
この町の騎士団が街道沿いの魔物を退治してくれたそうじゃないか。
本当に助かるよ。」
若旦那の言葉通り、ダイヤモンド鉱山のすぐ横を通ってイナッカへ抜ける街道が復活したんだ。
おいらが試掘をするのに並行して、騎士団のお姉ちゃん達が街道沿いに残った魔物を退治して回ったの。
その甲斐あって、鉱山の操業再開の頃には街道沿いに出没する魔物は無くなったんだ。
そこで、ライム姉ちゃんは冒険者ギルドに依頼したんだ。
閉鎖されていた街道が通行できるようになったことを、イナッカの人々に知らせるようにと。
街道を安心して使えるように、騎士団のお姉ちゃん達が街道の巡回警備を怠ってないことも広めたらしいよ。
若旦那がこの町へ買い付けに来て以来、イナッカの町からやってくる商人はぽつぽつと増えて来たけれど。
西側をぐるっと迂回してくる街道は長旅になるので、そう多くはなかったそうなの。
イナッカとこの町を最短で結ぶ街道が通行できるようになったとの知らせは、イナッカの商人には朗報だったみたい。
街道の復活以降、イナッカから交易に訪れる商人は日に日に増えているらしいよ。
往復に掛かる日数が減ったおかげで、イナッカでじっくり仕事をする時間が採れるようなったと若旦那も喜んでた。
「魔物に占拠されていたダイヤモンド鉱山を取り戻したようだね。
イナッカの町でも噂になっているよ。
シタニアール国からも宝石商がこの領地に買付けに来ているみたいだよ。
あの街道は、宝石商が買付けに来るのに重宝しているようだね。」
この町には、西側と南側に町の出入り口があるんだけど。
ダイヤモンド鉱山に続く南側の門は、魔物の侵入防止のために固く閉ざされれていたの。
鉱山再開に伴って南側の門も開放されて、そこから始まる道がイナッカへつながる街道なんだ。
最近、南側の門から町に入ってくる人が増えたほどには、町に滞留している人が増えてないと思っていたんだ。
きっと、宝石商の人達が、この町を通り過ぎて、領都までダイヤモンドを買付けに行っているからだね。
**********
「ほう、そなたはイナッカの町から買付けに来ているのじゃな。
イナッカでは最近領主が代替わりしたろう、新しい領主の評判はどうなのじゃ。」
若旦那とおいらの会話を聞いていたオランが尋ねたの。
どうやら、急遽領主になった三男さんが上手く務めているか心配だったみたい。
「おや、マロンお嬢ちゃんのお友達かい? 可愛いお嬢ちゃんだね。
しかし、マロンお嬢ちゃんといい、そちらのお嬢ちゃんといい、小さいのに博識だ。
この町に住んでいて、良くイナッカの領主が代替わりした事を知ってたね。」
オランの問い掛けに、若旦那は目を丸くして感心していたよ。
オランは王族として、新しいイナッカ辺境伯の評判が気になったから尋ねた訳だけど。
まさか、オランがシタニアール国の王族だとは、若旦那には思いも寄らないだろうからね。
「ああ、すまぬのじゃ。まだ名乗っておらんかったのじゃ。
私は、オランジュ・ド・トマリと申すのじゃ。
シタニアール国には、ちと縁があるのじゃ。」
名乗ったオランだけど、王子であることは明かさないつもりなんだね。
「トマリって…、お嬢ちゃん、まさか、私が住む国の王族ですか?」
流石、大店を切り盛りする若旦那だね、トマリと言う家名を耳にしてオランが王族だと気付いたみたい。
「これこれ、余り大きな声を上げるのではないのじゃ。
今はお忍びで、この町に滞在しておるのじゃ。
いかにも、そなたの想像通り、私はシタニアール国第四王子のオランジュなのじゃ。」
「えっ、王子? お嬢ちゃん、男の子なので?」
えっ、驚くところはそこ?
「王子だと言っておるのじゃ。
いくらお忍びとはいえ、流石にそれは無礼じゃろう。」
しばしば女の子と勘違いされてて、あまり気に留めていないオランではあるけど。
自己紹介で王子だと言っているのに、男かと聞き返されたのには流石に憮然としたみたいだよ。
「これは大変ご無礼を申し上げました。
謝罪いたします、殿下。」
「まあ良い、それで新しい辺境伯の評判はどうなのじゃ。」
オランも酷く機嫌を損ねていた訳じゃないみたいで、若旦那の謝罪を聞いて話を元に戻したの。
「ははっ。
辺境伯が代替わりして、若い娘を持つ領民たちは皆安堵した様子です。
先代の辺境は稀代の色好みで、気に入った娘がいると無理やりに召し上げていたのですが。
今の辺境伯は、至って真面目な人柄でそのような悪事は働かない様子ですので。」
若旦那が真っ先に上げたのは、先代辺境伯の女癖の悪さだったよ。
若い娘の拉致が無くなっただけで新辺境伯の評価が上がっているみたい。それってどうなのよ…。
若旦那の話では、先代辺境伯の正妻の息子二人も父親に輪をかけたような女好きで。
しかも、二人とも乱暴者で素行が悪いものだから。
次代の領主も望み薄だと、領民の多くは暗い気持ちでいたみたいなの。
そんな中で、突然、領主の代替わりがあって新たに領主になったのは、妾腹の三男さん。
正直、三男さんはそれまで人前に姿を現したことも無く、領民の多くは顔も見たこと無かったそうだよ。
「それから、先代辺境伯の手足になって悪事を働いていた騎士団長が処刑されてから。
残った騎士団の連中は、人が変わったように真面目に働くようなりました。
それまでのように領民に狼藉を働くことは無くなりましたし。
真面目に領地の巡回もするようになったので、領内の治安もかなり良くなって助かってます。
我々領民にとって何より有り難いのは、、冒険者共を厳しく取り締まるようなった事ですね。
冒険者が大人しくなっただけで、町が見違えるように住み易くなりました。」
うん、うん、あの騎士達、アルトの言い付けをちゃんと守っているみたいだね。
領民に馴染みの薄かった新領主だけど、代替わりしてから領内の治安がグンと良くなったから評判がうなぎ上りらしいよ。
どうやら、あの三男さん、領主の仕事をそつなくこなしているみたい。
若旦那の話しを聞いて、オランも安心したようでホッとした顔をしていたよ。
1
お気に入りに追加
298
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

隠密スキルでコレクター道まっしぐら
たまき 藍
ファンタジー
没落寸前の貴族に生まれた少女は、世にも珍しい”見抜く眼”を持っていた。
その希少性から隠し、閉じ込められて5つまで育つが、いよいよ家計が苦しくなり、人買いに売られてしまう。
しかし道中、隊商は強力な魔物に襲われ壊滅。少女だけが生き残った。
奇しくも自由を手にした少女は、姿を隠すため、魔物はびこる森へと駆け出した。
これはそんな彼女が森に入って10年後、サバイバル生活の中で隠密スキルを極め、立派な素材コレクターに成長してからのお話。

孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~
平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。
※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる