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第七章 興行を始めるよ!・・・招かれざる客も来たけれど
第147話 王都で初公演だよ
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さて、その翌日、おいら達は王宮の裏庭に来ているんだ。
ここは、王家の秘宝ともいえる『エルダートレント』が生えていた場所で。
王族以外の立ち入りが禁止されていたんだけど、今はそれが解かれてるんだ。
王様がアルトの怒りをかって、エルダートレントを全部燃やされちゃったから。
更地となって王宮の裏庭に、今王都にいる貴族の当主、若しくはその代理人が集められているの。
「皆の者、良く集まってくれた。
此度は、『妖精の森』の長アルト殿が良いものを披露してくれるとのことだ。
皆、よくよく目に刻んでおくが良い。」
集まった貴族達に向かって、そんな言葉を掛けた王様。
貴族達の間でざわめきが起こったよ。
用件も知らされず、必ず王宮へ出頭するようにと言われて来てみれば。
何か、見せ物を披露しようと言うのだから。
そんなつまらない用件で必ず来いとははた迷惑な、とでも思っているだろうね。
でも次の瞬間、そんな貴族達は度肝抜かれたんだ。
「じゃあ、始めるわよ、良く見ておきなさいね。」
王様の背中に隠れていたアルトが貴族達に姿を見せて、そう宣言すると。
突如として貴族たちの目の前に巨大な舞台が現れたから。
しかも、今日はちょっと趣向を凝らしているんだ。
予め『STD四十八』と伴奏のお姉ちゃんを舞台の上にスタンバイさせておいたんだ。
アルトの『積載庫』、その『獣舎』の広いスペースを利用して準備してもらったの。
何処からともなく突如として現れた大きな舞台、その上には多くの人が乗ってるんだもの仰天するよね。
呆気にとられている貴族を無視するように、耳長族のお姉ちゃん達が奏でる美しい曲が流れ出したよ。
それで、貴族達は我に返って舞台の上に注目したんだ。
そのタイミングを計るように、すかさず始まる『STD四十八』の剣舞。
軽やかに舞うように剣を振るう姿に、貴族達は息を飲んだよ。
そして、一曲目の剣舞が終ると、続いて歌を披露したの。
やっぱり軽やかな舞に乗せて、底抜けに明かるいバカっぽい歌を。
その後、剣舞と歌の披露を数回繰り返したのだけど。
「見事な剣舞ですな、王が我々を集めて披露しようとした気持ちが分かります。」
「いやあ、本当に良いものを見せたもらった。あの人数で密集して剣を振るうなど普通は出来ませんぞ。」
「あの耳なれない曲調の唄も良いな、底抜けに明るくて、聞いている方も楽しくなる。」
全ての出し物が終る頃には、貴族達の中からそんな声が上がっていたよ。
強制的に集められた不満なんて、何処かにふっとんじゃったみたい。
**********
全ての演目を終えた舞台の上、そこに浮かんだアルトは貴族達に向かって告げたの。
「どう、楽しんでもらえたかしら。
今の剣舞と歌を披露したのは、私が目を掛けている子達なの。
ハテノ男爵にある辺境の町で、定期的に興行しているから。
気に入ってくれたなら、ぜひ見に来てちょうだいね。
ただね、一つだけ注意しておくことがあってね。
王様に頼んで、王都にいる貴族を集めてもらったのよ。
みんな、舞台の前の方に集まって、観客に姿を見せてあげて。」
言葉の最後にアルトは、耳長族のお姉ちゃん達に対して舞台の奥から出てくるように指示したんだ。
耳長族のお姉ちゃん達の容姿がハッキリ視認できるまで舞台の前の方まで出てくると…。
「おい、あれは幻の耳長族じゃないか?」
「ああ、言い伝え通り、見目麗しい者ばかりだ。」
そんな、囁き声が貴族たちのあちこちで上がったんだ。
そんなざわめきを遮るように、再びアルトは告げたの。
「見ての通り、伴奏してくれたのは、耳長族の娘達よ。
今、私は耳長族の里を一つ保護下に置いているの。
そして、今現在、確認されている耳長族の里はその一つだけ。
基本、人と関わりを持たない私が保護下に置いていると言うことは。
この耳長族の里の者達を私は身内と見做しているという事なのよ。
以前、『ハエの王』の時に、私が言ったことは覚えているわよね。
私と私の身内に迷惑を掛けることは一切許さないと。
つまり、耳長族に迷惑を掛けることも一切許さないという事よ。
それでね、辺境の町で興行をしていたら、早速欲を出した愚か者がいたの。
こともあろうに、耳長族を捕らえて売り飛ばそうとしたのよ。
そこで、今後耳長族に手を出したらどうなるか。
愚か者の末路を披露しようと思ってね。
今日のもう一つの出し物よ。」
アルトは、舞台の下に前ハテノ男爵とその騎士団員十人を放り出したんだ。
と同時に、舞台をそっくり『積載庫』にしまい、おいらも『積載庫』に入れられたの。
アルトの『積載庫』、その『特等席』の中に入ると、いつもと違って外が見えなかったんだ。
『特等席』には窓があって外が見えるんだけど、その時は窓が塞がれてたの。
何でも、これから起こる事は幼いおいらには見せられないって。
同様に、妊婦さんが多い耳長族にも見せる訳にはいかないんだって。
ショックで流産でもしたら困るから、『積載庫』から外は見えないようにするって言ってた。
そして、音も、光景も一切外部と遮断されることしばし。
再び外に出されると…。
目の前の貴族達はみんな青い顔をしていたよ。
実際、地面にしゃがみ込んで嘔吐している人もいた、汚いな…。
「アルト、これは、なにごと?」
「うん?
あの愚か者達を処分する様子がね、少し刺激が強かったみたい。
まあ、絶対にマロンには見せられないと思ったからね。
ああなるのも仕方が無いか。」
前ハテノ男爵と騎士団員を見せしめにして、貴族達を戦慄されると言ってたけど。
具体的に何をするかは、教えてくれなかったんだ。おいらの情操教育に悪いって。
「アルト様、私も騎士という職務柄、賊を殺めたことはございますが。
流石にこれは刺激が強いです。
生きた人を、一瞬で焼き尽くすなんて…。」
モカさんの言葉で何が起こったか分かったよ。
あの連中、消し炭になるどころか、灰すら残さずに消し飛んだんだ。
**********
「ああなりたくなかったら、誓いなさい。
今この時より、耳長族には一切迷惑をかけないと。
ねえ、王様、今ここで耳長族の里の長を紹介するわ。
長の前で誓約できるわよね。
この国の者は、耳長族には一切迷惑かけないと。」
青褪めた表情をしている貴族たちに向かってアルトはそう告げると。
アルトの隣に長さんを出現させたの。
「陛下。」
モカさんが王様に促すと、王様は青ざめた表情で長さんの前に進み出て。
「儂は国王の名において、耳長族の皆さんに対して一切ご迷惑かけないことを誓います。
また、我が国にいる全ての者に対してこれを徹底させることを誓います。
もし、いずれかの者が誓約に反した場合は、国王が責めを負うことを誓います。」
そんな風に誓約させられたんだ。
王様、また責任が重くなるって渋っていたけど、処刑の光景に臆したようで素直に誓約してたよ。
王の誓約を耳して満足そうに頷いたアルトがモカさんに目配せすると。
「今、王が誓約した通り、耳長族に対して迷惑を掛ける一切の行為を禁止する。
詳細については、この後謁見の間で公布する勅令をもって定めてある。
なお、勅令に反した場合には死罪が適用されるので、良く周知するように。」
モカさんがそう宣告したの。
勅令については、アルトの意向を踏まえて、事務方が徹夜で作ったらしいよ。
その後、アルトは貴族達に向かって言ったの。
「王がキッチリと誓約したのだから、耳長族に手を出したら赦さないからね。
あんた達も肝に銘じておくのよ。
ただし、言い付けを守っていれば、ご褒美もあるわ。
この素晴らしい剣舞と演奏、時々この王都でも公演するつもりなのだけど。
希望があれば、あなた方の領地に巡業しても良いわ。
ハテノ男爵と提携して、男爵に巡業依頼の受付を委託したから。
希望があれば、ハテノ男爵に遣いを出してね。」
その言葉と共に『積載庫』からライム姉ちゃんを出して貴族達に紹介していたよ。
アルトは人のお金は要らないから、興行収入の一部をハテノ男爵に渡すことにしたの。
維持費を除いては、『STD四十八』と耳長族、それにハテノ男爵で分配するんだって。
でも、アルトが考えているのはそれだけじゃないみたい。
ここは、王家の秘宝ともいえる『エルダートレント』が生えていた場所で。
王族以外の立ち入りが禁止されていたんだけど、今はそれが解かれてるんだ。
王様がアルトの怒りをかって、エルダートレントを全部燃やされちゃったから。
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「皆の者、良く集まってくれた。
此度は、『妖精の森』の長アルト殿が良いものを披露してくれるとのことだ。
皆、よくよく目に刻んでおくが良い。」
集まった貴族達に向かって、そんな言葉を掛けた王様。
貴族達の間でざわめきが起こったよ。
用件も知らされず、必ず王宮へ出頭するようにと言われて来てみれば。
何か、見せ物を披露しようと言うのだから。
そんなつまらない用件で必ず来いとははた迷惑な、とでも思っているだろうね。
でも次の瞬間、そんな貴族達は度肝抜かれたんだ。
「じゃあ、始めるわよ、良く見ておきなさいね。」
王様の背中に隠れていたアルトが貴族達に姿を見せて、そう宣言すると。
突如として貴族たちの目の前に巨大な舞台が現れたから。
しかも、今日はちょっと趣向を凝らしているんだ。
予め『STD四十八』と伴奏のお姉ちゃんを舞台の上にスタンバイさせておいたんだ。
アルトの『積載庫』、その『獣舎』の広いスペースを利用して準備してもらったの。
何処からともなく突如として現れた大きな舞台、その上には多くの人が乗ってるんだもの仰天するよね。
呆気にとられている貴族を無視するように、耳長族のお姉ちゃん達が奏でる美しい曲が流れ出したよ。
それで、貴族達は我に返って舞台の上に注目したんだ。
そのタイミングを計るように、すかさず始まる『STD四十八』の剣舞。
軽やかに舞うように剣を振るう姿に、貴族達は息を飲んだよ。
そして、一曲目の剣舞が終ると、続いて歌を披露したの。
やっぱり軽やかな舞に乗せて、底抜けに明かるいバカっぽい歌を。
その後、剣舞と歌の披露を数回繰り返したのだけど。
「見事な剣舞ですな、王が我々を集めて披露しようとした気持ちが分かります。」
「いやあ、本当に良いものを見せたもらった。あの人数で密集して剣を振るうなど普通は出来ませんぞ。」
「あの耳なれない曲調の唄も良いな、底抜けに明るくて、聞いている方も楽しくなる。」
全ての出し物が終る頃には、貴族達の中からそんな声が上がっていたよ。
強制的に集められた不満なんて、何処かにふっとんじゃったみたい。
**********
全ての演目を終えた舞台の上、そこに浮かんだアルトは貴族達に向かって告げたの。
「どう、楽しんでもらえたかしら。
今の剣舞と歌を披露したのは、私が目を掛けている子達なの。
ハテノ男爵にある辺境の町で、定期的に興行しているから。
気に入ってくれたなら、ぜひ見に来てちょうだいね。
ただね、一つだけ注意しておくことがあってね。
王様に頼んで、王都にいる貴族を集めてもらったのよ。
みんな、舞台の前の方に集まって、観客に姿を見せてあげて。」
言葉の最後にアルトは、耳長族のお姉ちゃん達に対して舞台の奥から出てくるように指示したんだ。
耳長族のお姉ちゃん達の容姿がハッキリ視認できるまで舞台の前の方まで出てくると…。
「おい、あれは幻の耳長族じゃないか?」
「ああ、言い伝え通り、見目麗しい者ばかりだ。」
そんな、囁き声が貴族たちのあちこちで上がったんだ。
そんなざわめきを遮るように、再びアルトは告げたの。
「見ての通り、伴奏してくれたのは、耳長族の娘達よ。
今、私は耳長族の里を一つ保護下に置いているの。
そして、今現在、確認されている耳長族の里はその一つだけ。
基本、人と関わりを持たない私が保護下に置いていると言うことは。
この耳長族の里の者達を私は身内と見做しているという事なのよ。
以前、『ハエの王』の時に、私が言ったことは覚えているわよね。
私と私の身内に迷惑を掛けることは一切許さないと。
つまり、耳長族に迷惑を掛けることも一切許さないという事よ。
それでね、辺境の町で興行をしていたら、早速欲を出した愚か者がいたの。
こともあろうに、耳長族を捕らえて売り飛ばそうとしたのよ。
そこで、今後耳長族に手を出したらどうなるか。
愚か者の末路を披露しようと思ってね。
今日のもう一つの出し物よ。」
アルトは、舞台の下に前ハテノ男爵とその騎士団員十人を放り出したんだ。
と同時に、舞台をそっくり『積載庫』にしまい、おいらも『積載庫』に入れられたの。
アルトの『積載庫』、その『特等席』の中に入ると、いつもと違って外が見えなかったんだ。
『特等席』には窓があって外が見えるんだけど、その時は窓が塞がれてたの。
何でも、これから起こる事は幼いおいらには見せられないって。
同様に、妊婦さんが多い耳長族にも見せる訳にはいかないんだって。
ショックで流産でもしたら困るから、『積載庫』から外は見えないようにするって言ってた。
そして、音も、光景も一切外部と遮断されることしばし。
再び外に出されると…。
目の前の貴族達はみんな青い顔をしていたよ。
実際、地面にしゃがみ込んで嘔吐している人もいた、汚いな…。
「アルト、これは、なにごと?」
「うん?
あの愚か者達を処分する様子がね、少し刺激が強かったみたい。
まあ、絶対にマロンには見せられないと思ったからね。
ああなるのも仕方が無いか。」
前ハテノ男爵と騎士団員を見せしめにして、貴族達を戦慄されると言ってたけど。
具体的に何をするかは、教えてくれなかったんだ。おいらの情操教育に悪いって。
「アルト様、私も騎士という職務柄、賊を殺めたことはございますが。
流石にこれは刺激が強いです。
生きた人を、一瞬で焼き尽くすなんて…。」
モカさんの言葉で何が起こったか分かったよ。
あの連中、消し炭になるどころか、灰すら残さずに消し飛んだんだ。
**********
「ああなりたくなかったら、誓いなさい。
今この時より、耳長族には一切迷惑をかけないと。
ねえ、王様、今ここで耳長族の里の長を紹介するわ。
長の前で誓約できるわよね。
この国の者は、耳長族には一切迷惑かけないと。」
青褪めた表情をしている貴族たちに向かってアルトはそう告げると。
アルトの隣に長さんを出現させたの。
「陛下。」
モカさんが王様に促すと、王様は青ざめた表情で長さんの前に進み出て。
「儂は国王の名において、耳長族の皆さんに対して一切ご迷惑かけないことを誓います。
また、我が国にいる全ての者に対してこれを徹底させることを誓います。
もし、いずれかの者が誓約に反した場合は、国王が責めを負うことを誓います。」
そんな風に誓約させられたんだ。
王様、また責任が重くなるって渋っていたけど、処刑の光景に臆したようで素直に誓約してたよ。
王の誓約を耳して満足そうに頷いたアルトがモカさんに目配せすると。
「今、王が誓約した通り、耳長族に対して迷惑を掛ける一切の行為を禁止する。
詳細については、この後謁見の間で公布する勅令をもって定めてある。
なお、勅令に反した場合には死罪が適用されるので、良く周知するように。」
モカさんがそう宣告したの。
勅令については、アルトの意向を踏まえて、事務方が徹夜で作ったらしいよ。
その後、アルトは貴族達に向かって言ったの。
「王がキッチリと誓約したのだから、耳長族に手を出したら赦さないからね。
あんた達も肝に銘じておくのよ。
ただし、言い付けを守っていれば、ご褒美もあるわ。
この素晴らしい剣舞と演奏、時々この王都でも公演するつもりなのだけど。
希望があれば、あなた方の領地に巡業しても良いわ。
ハテノ男爵と提携して、男爵に巡業依頼の受付を委託したから。
希望があれば、ハテノ男爵に遣いを出してね。」
その言葉と共に『積載庫』からライム姉ちゃんを出して貴族達に紹介していたよ。
アルトは人のお金は要らないから、興行収入の一部をハテノ男爵に渡すことにしたの。
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