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第七章 興行を始めるよ!・・・招かれざる客も来たけれど
第142話 男爵家は火の車だったよ
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「おお、何と、今日の『焼き野菜』には肉がついておるではないか。」
ゼンベーおじいちゃんが、目の前に置かれた『うさぎ肉のソテー、焼き野菜添え』を目にして嬉しそうな声を上げたの。
「大旦那様、こちらの『野菜の煮込み』にも肉が入っておりますぞ。
肉が入った野菜の煮物など、何年振りでしょうか…。」
おいらを玄関から案内してくれたおじいちゃんも一緒に食事をするみたいなんだけど。
『うさぎ肉のシチュー』を見て驚いていたよ。
何で二人共、料理のメインと添え物が逆転しているの…。
当然のように野菜料理だと思っているのってどうなのよ。
「お父様もセバスも、マロンちゃんに感謝してくださいよ。
こうして、久しぶりにお肉を口にすることが出来るのはマロンちゃんのおかげですからね。」
そう言いながら、ライムお姉さんが食卓を囲むみんなに料理を配ってくれたの。
ライムお姉さんはとても料理上手で、どの料理もとても美味しそうだったよ。
「おお、そうだったのう。
マロンお嬢さん、本当に有り難う。
うちの倅がご迷惑かけたというのに、こんな施しまでしてもらって申し訳ないね。
それに、妖精さんも有り難う、こんなに明るい食卓を囲むのは本当に久しぶりだよ。
娘の手料理がより美味しそうに見えるよ。」
ライムお姉さんの言葉を受けて、ゼンベーおじいちゃんが感謝の言葉を口にしたんだけど…。
「いやあ、本当ですな。
恥ずかしながら、私も年のせいで夜目が利かなくなりまして。
食卓が暗いと皿の中が良く見えずに、料理を取りこぼすのです。
今日は、明るいので、はしたなく料理をこぼさずに済みます。」
セバスと呼ばれたおじいちゃんもそんなことを言ってた。
それは、大きなテーブルにロウソク一本じゃ暗いよね。
年代物立派な燭台に灯せるロウソクの数は五本。
でも、実際に燭台に挿されたロウソクは一本だけだったの。
余りの暗さに、見かねたアルトが『妖精の光珠』を出して食堂全体を明るくしてくれたんだ。
それから、夕食が始まり、ライムお姉さんの料理は、見た目通りとても美味しかった。
人の食べ物を口にしないアルトは、みんなの食事風景を見て何か言いたそうにしてたけど…。
三人がとても、嬉しそうに食事をとっているので口を噤んでいたんだ。
そして、一通り食事を終えると。
「ねえ、あなた達、私が知っている王侯貴族と随分かけ離れた生活をしているのね。
今の領主が絵に描いたようなバカ貴族だったんで、あなた達もそうかと思ったのだけど。
あまりに慎ましい生活をしているので驚いたわ。」
楽し気な食卓に水を差したらいけないと思って遠慮してたんだと思うけど。
アルトは、ゼンベーおじいちゃん達の暮らしぶりについて尋ねたの。
おいらもそれが気になったんだ。
「お恥ずかしながら、我が家は没落し切ってしまいまして。
毎年国に納める税を支払うと、ロウソクもろくに買えないありさまでして。
幸い、この無駄に広い屋敷があるおかげで。
屋敷の中にある林で薪を拾い、庭を潰した畑で日々の糧を得ているありさまなのです。
先祖がもしもの時にと、裏の林にパンの木を植えておいてくれたおかげで助かっております。
まあ、貴族とは名ばかりで実際は農民のような生活をしておりますわ。」
ゼンベーおじいちゃんは、自嘲気味にそんなことを言ったんだ。
**********
すると。
「こちらの男爵家は、私がお仕えし始めた頃はそれはそれは凄い権勢でした。
その頃は、王家とこちらの男爵家、どちらが王家かわからないとまで言われたものです。
この王宮のようなお屋敷はその頃の名残りですな。
全てが変わってしまったのは、私がお仕えして間もなくのこと。
大旦那様がお生まれになる数年前のことです。
男爵家の権勢を支えていたダイヤモンド鉱山が、魔物のスタンピードに襲われて壊滅してしまったのです。
それからの没落はあっという間でした。」
セバスおじいちゃんが、何でこの家の没落したかを説明してくれたの。
十二歳で、見習い従者として男爵家に出仕したセバスおじいちゃんは、男爵家の生き字引のような存在なんだって。
もちろん、ダイヤモンド鉱山の持ち主は、ゼンベーおじいちゃんの男爵家だったの。
ダイヤモンド鉱山が健在な頃のこの町は、凄く栄えていたんだって。
おいらが住む町で採掘されて加工されたダイヤモンドは、男爵家の本拠地のこの町に集められたから。
国内だけではなく、他の国から商人が集まって支店を置いていたんだって。
当然、支店を置く商人以外でも、ダイヤモンドの買い付けに訪れる商人もいる訳で。
町の外から訪れる人々を泊めるための宿屋もいっぱいあったみたい。
おいら住む町にある鉱山住宅に住む人たちだけが、鉱山に関わっていた訳じゃないんだって。
町に置かれた商人の支店や町を訪れる人を泊める宿屋に勤める人が沢山いて。
この町に住む人は、多かれ少なかれ鉱山の恩恵を受けていたってセバスおじいちゃんは言ってた。
そんな町を支えていたダイヤモンド鉱山の壊滅は、男爵家にとっては致命的だったんだって。
この町に支店を構えていた商人たちは、ダイヤモンド鉱山が絶望的と聞くと、とっとと出て行ったって。
当然、ダイヤモンドが採れなければ、買い付けに訪れる商人もいなくなる訳で、宿屋も成り立たなくなったって。
更に、この町は魔物の巣となったダイヤモンド鉱山から歩いて二日ほどの場所にあるから。
再びスタンピードが起こって、ダイヤモンド鉱山に巣食う魔物がこの町を襲ってくるんじゃないかって。
町に住む人の間でそんな噂が流れて、商人や宿屋が無くなって職を失った人が町を出て行っちゃったんだって。
その頃の男爵家は蓄えがいっぱいあって、色々な事業を起こして職を失った人を繋ぎ留めようとしたらしいんだ。
でも、スタンピードに対する恐怖心が勝ったようで、多くの人は男爵家の事業に雇われようとしなかったって。
ここで新たな職に就くより、町を出て行く方を選んだんだって。
「領民が減ってしまうと、領地から得られる税収が減ってしまい。
国に納める税が払えなくなってしまいます。
先々代のご領主様は、そこで苦渋の選択をしたのです。
領民が減ったら自分の生活水準を守るために、増税を図る愚かな領主もいると言うのに。
先々代は、領民の流出を防ぐためにギリギリまで税を軽減したのです。」
この国では、領主が領民から税を取り、その中から領主に課される税を国に納めるんだって。
領民から徴収された税と国に納める税の差額が領主の収入になるんだけど。
どの位の税を領民にかけるかは、領主の裁量に任されているんだって。
とはいえ、あんまり重税にすると領民が逃げ出しちゃうんで。
領主は懐具合との兼ね合いを考えてその辺の匙加減をしているんだって。
それで、先々代の領主さんは、自分達の生活を切り詰めてでも領民の数の維持を優先したんだって。
おいらの住む町から税を取らないのも、少しでも町を維持したいという思いからみたい。
住む人がいなくなったら、町はすぐに荒れ果てちゃって、再興するのが難しくなるから。
例え、無税にしてでも人が住んでいた方が良いんだって。
「儂の親父にしてみれば、領民さえいればいずれ新しいメシのタネが芽生えると思ったのでしょう。
それに、運が良ければ、鉱山から魔物が立ち去るかも知れませんからの。
でも、あれから五十年が過ぎてダイヤモンド鉱山から魔物が立ち去る様子は見られません。
ダイヤモンド鉱山抜きでは、こんな辺境に入ってくる物好きな人間もおらんのです。
人が増えなければ、新しいメシのタネが芽生える道理もないですな。
それで今じゃ、このザマでして。
屋敷にある売れる物はあらかた売り払ってしまったし。
屋敷を修理する事すらままならないありさまです。」
セバスおじいちゃんの話を引きぐぐように、ゼンベーおじいちゃんが今の男爵家の台所事情を話し始めたんだ。
立派な石造りのこの屋敷も解体して、石材として売ろうとしたみたい。
何でも、この国では石材も貴重で、古い建物を解体した石材が売り買いされているらしいよ。
ただ…、ここが凄い辺境で買い手が多い王都へ運ぶのは大変だということ。
しかも、建物が堅固過ぎて解体するのにもの凄い費用が掛かるんだって。
運搬費と解体費を払うと持ち出しになっちゃうんで、屋敷を壊して石を売るのは断念したって言ってた。
なんか、とっても切実だね。
「あんた達、随分と苦労しているのね…。」
アルトも憐憫の眼差しで三人を見ていたよ。
ゼンベーおじいちゃんが、目の前に置かれた『うさぎ肉のソテー、焼き野菜添え』を目にして嬉しそうな声を上げたの。
「大旦那様、こちらの『野菜の煮込み』にも肉が入っておりますぞ。
肉が入った野菜の煮物など、何年振りでしょうか…。」
おいらを玄関から案内してくれたおじいちゃんも一緒に食事をするみたいなんだけど。
『うさぎ肉のシチュー』を見て驚いていたよ。
何で二人共、料理のメインと添え物が逆転しているの…。
当然のように野菜料理だと思っているのってどうなのよ。
「お父様もセバスも、マロンちゃんに感謝してくださいよ。
こうして、久しぶりにお肉を口にすることが出来るのはマロンちゃんのおかげですからね。」
そう言いながら、ライムお姉さんが食卓を囲むみんなに料理を配ってくれたの。
ライムお姉さんはとても料理上手で、どの料理もとても美味しそうだったよ。
「おお、そうだったのう。
マロンお嬢さん、本当に有り難う。
うちの倅がご迷惑かけたというのに、こんな施しまでしてもらって申し訳ないね。
それに、妖精さんも有り難う、こんなに明るい食卓を囲むのは本当に久しぶりだよ。
娘の手料理がより美味しそうに見えるよ。」
ライムお姉さんの言葉を受けて、ゼンベーおじいちゃんが感謝の言葉を口にしたんだけど…。
「いやあ、本当ですな。
恥ずかしながら、私も年のせいで夜目が利かなくなりまして。
食卓が暗いと皿の中が良く見えずに、料理を取りこぼすのです。
今日は、明るいので、はしたなく料理をこぼさずに済みます。」
セバスと呼ばれたおじいちゃんもそんなことを言ってた。
それは、大きなテーブルにロウソク一本じゃ暗いよね。
年代物立派な燭台に灯せるロウソクの数は五本。
でも、実際に燭台に挿されたロウソクは一本だけだったの。
余りの暗さに、見かねたアルトが『妖精の光珠』を出して食堂全体を明るくしてくれたんだ。
それから、夕食が始まり、ライムお姉さんの料理は、見た目通りとても美味しかった。
人の食べ物を口にしないアルトは、みんなの食事風景を見て何か言いたそうにしてたけど…。
三人がとても、嬉しそうに食事をとっているので口を噤んでいたんだ。
そして、一通り食事を終えると。
「ねえ、あなた達、私が知っている王侯貴族と随分かけ離れた生活をしているのね。
今の領主が絵に描いたようなバカ貴族だったんで、あなた達もそうかと思ったのだけど。
あまりに慎ましい生活をしているので驚いたわ。」
楽し気な食卓に水を差したらいけないと思って遠慮してたんだと思うけど。
アルトは、ゼンベーおじいちゃん達の暮らしぶりについて尋ねたの。
おいらもそれが気になったんだ。
「お恥ずかしながら、我が家は没落し切ってしまいまして。
毎年国に納める税を支払うと、ロウソクもろくに買えないありさまでして。
幸い、この無駄に広い屋敷があるおかげで。
屋敷の中にある林で薪を拾い、庭を潰した畑で日々の糧を得ているありさまなのです。
先祖がもしもの時にと、裏の林にパンの木を植えておいてくれたおかげで助かっております。
まあ、貴族とは名ばかりで実際は農民のような生活をしておりますわ。」
ゼンベーおじいちゃんは、自嘲気味にそんなことを言ったんだ。
**********
すると。
「こちらの男爵家は、私がお仕えし始めた頃はそれはそれは凄い権勢でした。
その頃は、王家とこちらの男爵家、どちらが王家かわからないとまで言われたものです。
この王宮のようなお屋敷はその頃の名残りですな。
全てが変わってしまったのは、私がお仕えして間もなくのこと。
大旦那様がお生まれになる数年前のことです。
男爵家の権勢を支えていたダイヤモンド鉱山が、魔物のスタンピードに襲われて壊滅してしまったのです。
それからの没落はあっという間でした。」
セバスおじいちゃんが、何でこの家の没落したかを説明してくれたの。
十二歳で、見習い従者として男爵家に出仕したセバスおじいちゃんは、男爵家の生き字引のような存在なんだって。
もちろん、ダイヤモンド鉱山の持ち主は、ゼンベーおじいちゃんの男爵家だったの。
ダイヤモンド鉱山が健在な頃のこの町は、凄く栄えていたんだって。
おいらが住む町で採掘されて加工されたダイヤモンドは、男爵家の本拠地のこの町に集められたから。
国内だけではなく、他の国から商人が集まって支店を置いていたんだって。
当然、支店を置く商人以外でも、ダイヤモンドの買い付けに訪れる商人もいる訳で。
町の外から訪れる人々を泊めるための宿屋もいっぱいあったみたい。
おいら住む町にある鉱山住宅に住む人たちだけが、鉱山に関わっていた訳じゃないんだって。
町に置かれた商人の支店や町を訪れる人を泊める宿屋に勤める人が沢山いて。
この町に住む人は、多かれ少なかれ鉱山の恩恵を受けていたってセバスおじいちゃんは言ってた。
そんな町を支えていたダイヤモンド鉱山の壊滅は、男爵家にとっては致命的だったんだって。
この町に支店を構えていた商人たちは、ダイヤモンド鉱山が絶望的と聞くと、とっとと出て行ったって。
当然、ダイヤモンドが採れなければ、買い付けに訪れる商人もいなくなる訳で、宿屋も成り立たなくなったって。
更に、この町は魔物の巣となったダイヤモンド鉱山から歩いて二日ほどの場所にあるから。
再びスタンピードが起こって、ダイヤモンド鉱山に巣食う魔物がこの町を襲ってくるんじゃないかって。
町に住む人の間でそんな噂が流れて、商人や宿屋が無くなって職を失った人が町を出て行っちゃったんだって。
その頃の男爵家は蓄えがいっぱいあって、色々な事業を起こして職を失った人を繋ぎ留めようとしたらしいんだ。
でも、スタンピードに対する恐怖心が勝ったようで、多くの人は男爵家の事業に雇われようとしなかったって。
ここで新たな職に就くより、町を出て行く方を選んだんだって。
「領民が減ってしまうと、領地から得られる税収が減ってしまい。
国に納める税が払えなくなってしまいます。
先々代のご領主様は、そこで苦渋の選択をしたのです。
領民が減ったら自分の生活水準を守るために、増税を図る愚かな領主もいると言うのに。
先々代は、領民の流出を防ぐためにギリギリまで税を軽減したのです。」
この国では、領主が領民から税を取り、その中から領主に課される税を国に納めるんだって。
領民から徴収された税と国に納める税の差額が領主の収入になるんだけど。
どの位の税を領民にかけるかは、領主の裁量に任されているんだって。
とはいえ、あんまり重税にすると領民が逃げ出しちゃうんで。
領主は懐具合との兼ね合いを考えてその辺の匙加減をしているんだって。
それで、先々代の領主さんは、自分達の生活を切り詰めてでも領民の数の維持を優先したんだって。
おいらの住む町から税を取らないのも、少しでも町を維持したいという思いからみたい。
住む人がいなくなったら、町はすぐに荒れ果てちゃって、再興するのが難しくなるから。
例え、無税にしてでも人が住んでいた方が良いんだって。
「儂の親父にしてみれば、領民さえいればいずれ新しいメシのタネが芽生えると思ったのでしょう。
それに、運が良ければ、鉱山から魔物が立ち去るかも知れませんからの。
でも、あれから五十年が過ぎてダイヤモンド鉱山から魔物が立ち去る様子は見られません。
ダイヤモンド鉱山抜きでは、こんな辺境に入ってくる物好きな人間もおらんのです。
人が増えなければ、新しいメシのタネが芽生える道理もないですな。
それで今じゃ、このザマでして。
屋敷にある売れる物はあらかた売り払ってしまったし。
屋敷を修理する事すらままならないありさまです。」
セバスおじいちゃんの話を引きぐぐように、ゼンベーおじいちゃんが今の男爵家の台所事情を話し始めたんだ。
立派な石造りのこの屋敷も解体して、石材として売ろうとしたみたい。
何でも、この国では石材も貴重で、古い建物を解体した石材が売り買いされているらしいよ。
ただ…、ここが凄い辺境で買い手が多い王都へ運ぶのは大変だということ。
しかも、建物が堅固過ぎて解体するのにもの凄い費用が掛かるんだって。
運搬費と解体費を払うと持ち出しになっちゃうんで、屋敷を壊して石を売るのは断念したって言ってた。
なんか、とっても切実だね。
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