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第七章 興行を始めるよ!・・・招かれざる客も来たけれど
第138話 ちゃんと忠告してあげたのに…
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『STD四十八』の公演の前に突如現れた横柄な態度の騎士達。
ハテノ男爵の下に仕える騎士だと言うけど、耳長族のお姉ちゃん達を捕らえに来たみたい。
隊長らしきオッチャンの下卑た顔を見ていると、ロクな事を考えていないと想像がつくよ。
「マロン、悪いけどこいつらを捕まえてもらえるかしら。
あのおマヌケな王様に突き出して、責任取らせようと思うの。
私が相手すると、壊しちゃうかも知れないからね。」
アルトったら、今度はどんな無理難題を王様に吹っかけるつもりなんだろう。
おいらは、そんなことを思いつつ、騎士達の行く手を塞いだの。
「ねえ、ねえ、オッチャン達。
悪いこと言わないから、アルトに『ごめんなさい』して立ち去った方が良いよ。
その方が痛い思いをしないで済むから。」
おいらは、一応忠告してあげたよ。
アルトみたいに問答無用で実力行使をするのも、いかがなものかと思うから。
あんまり、弱い者イジメは好きじゃないからね。
「何だ、このクソガキは?
騎士に向かってそんな口を利くとは、躾の出来ていないガキだ。
親の顔が見てみたいぜ。
良いから、そこを退くんだ!」
先頭を歩いて来た騎士がそんなことを口にして、いきなり蹴とばしてきたよ。
こいつ、おいらが親切心で忠告してあげたのに、仇で返すような真似をして…。
父ちゃんはおいらのことをキチンと躾けてくれたよ。
ちゃんと、『弱い者イジメは絶対にしちゃダメだ』って耳タコになるくらい言われたもん。
とは言え、蹴とばして来るので仕方なく、その足を手で払ったの。
ボキッ!
蹴とばしてきた足を手のひらで軽く横に払ったら、…。
おいらの軽い動作とは不釣り合いな音が響いて驚いたよ。
よく見ると、膝から下がおかしな方を向いてた。
普通、人間の足ってそんな風に曲げること出来ないよね、って方向に。
「痛デーーーーー!」
絶叫が響き、オッチャンはその場に倒れ込んだよ、そのまま、膝を抱えて悶絶している。
さすが、『クリティカル』スキルのコンボ、いい仕事するよ。
「このガキ! なんてことしやがる!
騎士に暴行を加えたんだ、ガキだからといって赦しはしないぞ!」
続く騎士が激昂して、剣を抜いたよ。
子供相手に殺しに来るなんて、ホント、大人気ないね。
おいらに向かって勢い良く振り下ろされる騎士の剣。
でも、スキル『回避』がキッチリと働きうまい具合に躱してくれたよ。
おいらは、一歩横に回避して、振り下ろされた剣を持つ手の甲をペシッと叩いたの。
剣を手放してもらうつもりで、でも…。
グシャッ!
なんか、破滅的な音がしたよ…、よく見ると手首から先が粉砕されてた。
あれじゃ、剣どころかスプーンも持てないね。
「ギャアアアアア!」
悲鳴を上げて蹲る騎士、オッチャンの悲鳴は耳障りだよ。
で、あとはお決まりのパターンで、目の前に九人の騎士が蹲ってる。
みんな、激昂して次から次へと襲ってくるんだもん。
少しは頭を働かせれば良いのに、敵わないとみたら撤退するのは恥ずかしいことじゃないのに。
**********
おいらが、騎士の浅はかさに呆れていると。
「貴様ら、ハテノ男爵の命を受けてやって来た俺達に逆らうとはどういう了見だ。
貴様ら平民が、貴族の逆らうのは大罪だぞ。
どうなるか、分かっているんだろうな。」
馬上に一人残った騎士が、そんなことを口にしたんだ。
「ねえ、ねえ、オッチャン。
ハテノ男爵と、王様ってどっちが偉いの?」
分かり切っている事だけと念のため聞いてみたよ。
もしかしたら、この騎士のオッチャンは分かってないかも知れないから。
「そんなの、王に決まっておるだろうが。
片田舎に住んでるガキは、そんな事も知らんのか。
まあ、平民風情に王侯貴族は関係ないから仕方が無いか。」
このオッチャン、片田舎ってバカにしているけど。
その片田舎が自分達が治める土地だって自覚しているのかな。
「やっぱり、そうだよね。
だったら、あんまりアルトに迷惑かけない方が良いよ。
王様がアルトにキツイお仕置きを受けることになっちゃうから。
監督不行き届きってやつで。
そうなると、ハテノ男爵もタダでは済まないと思うな。
お家お取り潰しとか、死罪になるかもしれないよ。」
おいらは親切に忠告してあげているのに…。
「何で、この国を統べる王が、羽虫ごときにお仕置きを受けないといけないんだ。
お家お取り潰しだと、バカも休み休み言え!
もう良い、騎士団に歯向かった報いを受けさせてやる。」
騎士のオッチャン、馬上からだと小さなおいらに剣が届かなかったみたい。
わざわざ馬から降りて、剣で斬り掛かって来たんだ。
もちろん、手の甲をペチッと叩いてあげたよ。
「ウギャアアァーーーー!」
手の骨を粉砕されて悲鳴を上げる騎士のオッチャン、もうこれで騎士生命は終わったね。
「マロン、よくやったわ。
相変わらず、いい仕事をしてくれるわ。」
騎士達の意識が正常な状態で無力化したことを褒めてくれたアルト。
アルトって、羽虫呼ばわりされると怒りで手加減できなくなるんだよ。
廃人になっちゃうと証言できないもんね。
***********
「良いんですかい、領主の騎士をこんな目に遭わせちまって?」
アルトの隣にいた冒険者ギルドの副組長が不安そうに尋ねてきたよ。
この国じゃ、平民が貴族に逆らうのはご法度だからね。
「いいのよ、王様が私には一切迷惑を掛けないって誓約しているのだから。
貴族っての王の管理下にあるものでしょう。
こいつらを王の前に突き出して、監督不行き届きを𠮟責してやるわよ。
それより、あんた、その馬、もらっとけば。」
そんな副組長に、心配無用としたアルトは馬をもらっておくように勧めたの。
人混みの広場に馬で入ってくるなんて非常識なことをした迷惑料だって。
その馬を使って、近隣の村や町へ送迎の乗り合い馬車を出せば良いって勧めてた。
そこそこの儲けになるんじゃないかって。
アルトに協力して真っ当な稼ぎをするのなら、冒険者ギルドにも恩恵を与えるつもりみたい。
「そうですか、じゃあ、遠慮なくもらっときますわ。
ご領主様から何か言って来たら、助けてくださいよ。」
領主の持ち物だもんね、騎士の乗っている馬って。
領主がイチャモン付けてきたら、冒険者ギルドじゃ荷が重いだろうね。
「安心しなさい。
王様の所に行く前にその領主もとっちめておくから。
この騎士共と一緒に領主も王様の前に突き出してあげるわ。
馬は迷惑料として没収したって言っとくわね。」
アルトはそう告げると、目の前に蹲っている騎士十人を『積載庫』に放り込んだの。
いきなり、騎士達が消えたんで、見物人が騒然としたよ。
例によって、『妖精の不思議空間』に放り込んだと言って誤魔化してた。
「みんな、騒がしちゃってごめんね。
さあ、『STD四十八』の公演開始よ、存分に楽しんで言ってね。」
呆然としている見物人たちに、アルトは何事も無かったかのように声を掛けたの。
アルトの声に従うように、演奏が流れ始めて見物人の注目は舞台に移ったよ。
それからは騎士団が来たことなんか忘れ去ったように、公演は盛り上がりを見せたんだ。
その日の興行も大盛況のうちに終わり…。
「じゃあ、一旦、森に帰ったら、領主のもとに乗り込むわよ。
マロンとシフォンも一緒に来なさい。」
興行が終って娘達が返ってこないと里長が心配するんで、森に寄ってから領主のところへ行くみたい。
ついでに、『妖精の泉』でスライムを捕っているタロウも連れてく気みたいだね。
ハテノ男爵の治める町ってどんなところだろう、楽しみだね。
ハテノ男爵の下に仕える騎士だと言うけど、耳長族のお姉ちゃん達を捕らえに来たみたい。
隊長らしきオッチャンの下卑た顔を見ていると、ロクな事を考えていないと想像がつくよ。
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アルトみたいに問答無用で実力行使をするのも、いかがなものかと思うから。
あんまり、弱い者イジメは好きじゃないからね。
「何だ、このクソガキは?
騎士に向かってそんな口を利くとは、躾の出来ていないガキだ。
親の顔が見てみたいぜ。
良いから、そこを退くんだ!」
先頭を歩いて来た騎士がそんなことを口にして、いきなり蹴とばしてきたよ。
こいつ、おいらが親切心で忠告してあげたのに、仇で返すような真似をして…。
父ちゃんはおいらのことをキチンと躾けてくれたよ。
ちゃんと、『弱い者イジメは絶対にしちゃダメだ』って耳タコになるくらい言われたもん。
とは言え、蹴とばして来るので仕方なく、その足を手で払ったの。
ボキッ!
蹴とばしてきた足を手のひらで軽く横に払ったら、…。
おいらの軽い動作とは不釣り合いな音が響いて驚いたよ。
よく見ると、膝から下がおかしな方を向いてた。
普通、人間の足ってそんな風に曲げること出来ないよね、って方向に。
「痛デーーーーー!」
絶叫が響き、オッチャンはその場に倒れ込んだよ、そのまま、膝を抱えて悶絶している。
さすが、『クリティカル』スキルのコンボ、いい仕事するよ。
「このガキ! なんてことしやがる!
騎士に暴行を加えたんだ、ガキだからといって赦しはしないぞ!」
続く騎士が激昂して、剣を抜いたよ。
子供相手に殺しに来るなんて、ホント、大人気ないね。
おいらに向かって勢い良く振り下ろされる騎士の剣。
でも、スキル『回避』がキッチリと働きうまい具合に躱してくれたよ。
おいらは、一歩横に回避して、振り下ろされた剣を持つ手の甲をペシッと叩いたの。
剣を手放してもらうつもりで、でも…。
グシャッ!
なんか、破滅的な音がしたよ…、よく見ると手首から先が粉砕されてた。
あれじゃ、剣どころかスプーンも持てないね。
「ギャアアアアア!」
悲鳴を上げて蹲る騎士、オッチャンの悲鳴は耳障りだよ。
で、あとはお決まりのパターンで、目の前に九人の騎士が蹲ってる。
みんな、激昂して次から次へと襲ってくるんだもん。
少しは頭を働かせれば良いのに、敵わないとみたら撤退するのは恥ずかしいことじゃないのに。
**********
おいらが、騎士の浅はかさに呆れていると。
「貴様ら、ハテノ男爵の命を受けてやって来た俺達に逆らうとはどういう了見だ。
貴様ら平民が、貴族の逆らうのは大罪だぞ。
どうなるか、分かっているんだろうな。」
馬上に一人残った騎士が、そんなことを口にしたんだ。
「ねえ、ねえ、オッチャン。
ハテノ男爵と、王様ってどっちが偉いの?」
分かり切っている事だけと念のため聞いてみたよ。
もしかしたら、この騎士のオッチャンは分かってないかも知れないから。
「そんなの、王に決まっておるだろうが。
片田舎に住んでるガキは、そんな事も知らんのか。
まあ、平民風情に王侯貴族は関係ないから仕方が無いか。」
このオッチャン、片田舎ってバカにしているけど。
その片田舎が自分達が治める土地だって自覚しているのかな。
「やっぱり、そうだよね。
だったら、あんまりアルトに迷惑かけない方が良いよ。
王様がアルトにキツイお仕置きを受けることになっちゃうから。
監督不行き届きってやつで。
そうなると、ハテノ男爵もタダでは済まないと思うな。
お家お取り潰しとか、死罪になるかもしれないよ。」
おいらは親切に忠告してあげているのに…。
「何で、この国を統べる王が、羽虫ごときにお仕置きを受けないといけないんだ。
お家お取り潰しだと、バカも休み休み言え!
もう良い、騎士団に歯向かった報いを受けさせてやる。」
騎士のオッチャン、馬上からだと小さなおいらに剣が届かなかったみたい。
わざわざ馬から降りて、剣で斬り掛かって来たんだ。
もちろん、手の甲をペチッと叩いてあげたよ。
「ウギャアアァーーーー!」
手の骨を粉砕されて悲鳴を上げる騎士のオッチャン、もうこれで騎士生命は終わったね。
「マロン、よくやったわ。
相変わらず、いい仕事をしてくれるわ。」
騎士達の意識が正常な状態で無力化したことを褒めてくれたアルト。
アルトって、羽虫呼ばわりされると怒りで手加減できなくなるんだよ。
廃人になっちゃうと証言できないもんね。
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「いいのよ、王様が私には一切迷惑を掛けないって誓約しているのだから。
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それより、あんた、その馬、もらっとけば。」
そんな副組長に、心配無用としたアルトは馬をもらっておくように勧めたの。
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その馬を使って、近隣の村や町へ送迎の乗り合い馬車を出せば良いって勧めてた。
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「そうですか、じゃあ、遠慮なくもらっときますわ。
ご領主様から何か言って来たら、助けてくださいよ。」
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領主がイチャモン付けてきたら、冒険者ギルドじゃ荷が重いだろうね。
「安心しなさい。
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アルトはそう告げると、目の前に蹲っている騎士十人を『積載庫』に放り込んだの。
いきなり、騎士達が消えたんで、見物人が騒然としたよ。
例によって、『妖精の不思議空間』に放り込んだと言って誤魔化してた。
「みんな、騒がしちゃってごめんね。
さあ、『STD四十八』の公演開始よ、存分に楽しんで言ってね。」
呆然としている見物人たちに、アルトは何事も無かったかのように声を掛けたの。
アルトの声に従うように、演奏が流れ始めて見物人の注目は舞台に移ったよ。
それからは騎士団が来たことなんか忘れ去ったように、公演は盛り上がりを見せたんだ。
その日の興行も大盛況のうちに終わり…。
「じゃあ、一旦、森に帰ったら、領主のもとに乗り込むわよ。
マロンとシフォンも一緒に来なさい。」
興行が終って娘達が返ってこないと里長が心配するんで、森に寄ってから領主のところへ行くみたい。
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