139 / 848
第七章 興行を始めるよ!・・・招かれざる客も来たけれど
第137話 辺境の町が賑わいを見せたよ
しおりを挟む
『STD四十八』の興行は回を重ねる毎に見物人が増えて、広場がごった返すようになちゃった。
余りに広場が混雑すると他の人達に迷惑になるので、一日の公演回数を増やすことで見物人の分散を図ることにしたんだ。
同じ演目をするのだから、何回も繰り返し見る人もいないだろうと言うことでね。
それでも盛況で、一日一回の公演が二回になり、今じゃ三回になっちゃったよ。
「凄いわね、これなら王都へ出ても十分に見物人を集められるわね。」
『STD四十八』の公演を見物に来た人だかりを見てアルトが感心していると。
「アルト様、興行の場を王都に移すんですか?
そいつは殺生だ、ギルドは見物客を当て込んで宿を始めちまったんです。
やっとこさ、これで本部に上納金を納められると安堵したのに。
興行が無くなっちまったら、宿にするために建物を買った金が丸損ですぜ。」
アルトと隣で見物人の様子を見ていた冒険者ギルドの副組長が嘆いていていたよ。
他にも…。
「そうですよ、アルト様が興行を始めてくださったおかげで、空き家も大分売れたんです。
おかげで、私の食卓もおかずを一品増やせて喜んでたところなんですよ。
興行が無くなったら、また空き家が増えちゃうじゃないですか。
完全歩合制の私の給金が無くなっちゃいますよ。」
役場のお姉ちゃんも嘆いていたよ。
連中の興行、地元の熱狂的なお姉ちゃん達は毎回見に来てくれるけど。
普通の人は、そんなに何度も見るもんでもないよね。
もちろん、連中も演目を増やしてリピーターを増やすように努力しているけど。
一つ演目を増やすにも結構な稽古が必要だから、そうそう増やせるものじゃないんだ。
じゃあ、なんで毎回とても好評なのかというと。
近隣の町や村から、見物人が集まってくるから。
最初は日帰りで帰れる近くの町や村からしか来なかったんだけど。
今はもっと遠くから押し掛けるようになったんだ。
興行を初めて何回かすると、公演の後に広場で野宿している人が目立つようなったの。
それに目を付けたのが冒険者ギルド。
アルトに釘を刺されてカタギに手出しできなくなったから、シノギが減って困っていたんだ。
町にいっぱいある空いている建物を買い取って宿屋を始めたんだよ、カタギの人向けの。
それが大当たりで、なんとかシノギが持ち直してきたところなんだって。
それと、役場のお姉ちゃんが喜んでいる鉱山住宅の空き家が売れたって件。
別に『STD四十八』の公演を見るために移住して来たとか、宿の代わりに家を買ったとかじゃないよ。
流石に、そこまで熱狂的なファンはいないよ。
じゃあ誰が空き家を買っているのかと言うと、広場に屋台を出している人。
公演の時って広場に溢れるほど見物人が訪れるから、それ目当てに食べ物の屋台が増えてるの。
四角い広場、その一辺に沿ってアルトが舞台を設置すると、残る三辺に沿ってぐるりと屋台が並ぶ状態なんだ。
この辺境の町に、そんなに屋台を出す人がいる訳もなく。
屋台の大部分が他所の町で食べ物屋を営む人たちなんだって。
支店みたいな感じで、五日にいっぺんこの広場に屋台を出しているみたいなんだ。
そのために、屋台の道具置き場兼宿泊場所として鉱山住宅の空き家を買っているらしいの。
それで、儲かるのかって? おいらも、詳しいことは知らないけど、…。
役場のお姉ちゃんの話では、この町にある鉱山住宅の空き家って、一軒銀貨千枚均一と格安で買えるし。
何よりも、この町、半無法地帯で税金が掛からないから、儲けが良いみたいなんだ。
宿に泊まるのと違って、家を買っちゃえばそこで屋台の仕込みも出来るからね。
役場のお姉ちゃん、役人と言っても完全歩合制だから、空き家がいっぱい売れたってホクホク顔だったよ。
このお姉ちゃんの給金って、毎月の空き家が何軒減ったかで決まるんだって。
空き家が二軒売れても、三軒買い取りを要求されて出て行かれちゃうと空き家が一軒増えちゃうんで給金無しだって。
タロウが、「ひでえ、ブラック企業だ!」っていってビックリしてたよ。
アルトがこの町での興行を止めて、王都へ出て行っちゃうと。
宿の宿泊客が減って、冒険者ギルドが困っちゃうし。
屋台の経営者も広場に屋台を出す意味が無くなって、鉱山住宅を売っちゃうだろうからね。
役場のお姉ちゃんが、給金が無くなっちゃうって嘆くのもわかるよ。
こんな感じで、アルトが気まぐれで始めた『STD四十八』の興行は辺境の町の活性化に一役かっているんだ。
「心配しなくて良いわよ。
私も自分の森がこの近くにあるのですもの。
そうそう、留守には出来ないわ。
あくまで、興行の中心はこの町よ。
でも、『STD四十八』の連中にもやり甲斐を持たせないとね。
年に何回か、不定期に王都に巡業を掛けようと思っているのよ。
連中、目立ちたがりだから、やる気を出すと思うわ。」
アルトの言葉を聞いて、ギルドの副組長も役場のお姉ちゃんも安堵していたよ。
**********
ギルドの副組長や役場のお姉ちゃんとそんな会話を交わしながら、アルトは連中の公演を見に詰め掛けた見物人たちを眺めていたんだ。
アルトが設置した舞台の上では、『STD四十八』の連中と伴奏のお姉ちゃん達が公演の準備をしているところだよ。
すると、…。
「広場に馬で入られたら困ります。
広場には大勢の人が集まっているから、馬は危険です。」
門番をしている冒険者ギルドの人が大きな声で注意をしているのが聞こえたの。
「うるさい! 平民の分際で俺にそんな口を利くんじゃない。
何なら、無礼打ちでその首を刎ねてやってもいいんだぞ!」
「ええい、邪魔だ!
民衆共よ、道を開けるんだ!」
門番の人の声に続いて、そんな横柄な言葉が聞こえたよ。どうやら、相手は貴族みたいだね。
少しの間をおいて、人混みが左右に割れて姿を現したのは十頭の馬に騎乗した十人の騎士だった。
「ほう、あれが耳長族の娘か。
噂に違わず、美しい者ばかりだな。
ここまで出張って来た甲斐があると言うモノよ。
よし、あの娘どもを、全員ひっ捕らえよ!
近隣の領主たちへの貢物にもするんだから傷一つ付けるんじゃないぞ。」
先頭にいた騎士が、後続の騎士にそんな命令を出していたんだ。
命令に従って馬を降りる、九人の騎士達。
よく見ると騎士達の後ろには荷馬車を引き連れていたよ。準備万端だね。
「あんた達、いったい何者?
こんなに人が集まっている広場に馬で入ってくるなんて非常識な。
馬が子供でも蹴とばしたらどうするつもり。」
アルトが騎士達の前を塞ぐように進み出て文句を付けたんだ。
「何だ、この羽虫は無礼な。
俺達はこの町を治めるハテノ男爵の騎士団の者だ。
平民など、俺達騎士団のすることに口答えせずに従っておけば良いのだ。
騎士団の行く手を塞いで馬に蹴り飛ばされるのは、立ち塞がったモンが悪いに決まってるだろうが。」
馬に乗ったままの一人がそんな言葉を吐いたんだ。
いたよ、ここにも『勇者』が、アルトを羽虫と呼ぶなんて…。
「ふーん、それで、ハテノ男爵の騎士がここに何の用かしら?」
「何の用かって?
決まっておるだろう、ここにいる耳長族の娘をハテノ男爵がご所望だ。
せっかく、領内に幻の耳長族が現れたのだ。
放っておけるはずが無かろうが。」
「そう、わざわざここまで来たけど、とんだ骨折り損だったわね。
あの子達は、私、妖精の森の長、アルトローゼンの保護下にあるの。
私の保護下にある者に手を出すという事がどういうことか分かっているのかしら?」
「アルトローゼンだぁ? そんなの知らねえな。
羽虫風情がなに生意気な口を利いているんだ。
おい、こんな羽虫かまう必要はねえ、とっととひっ捕らえて帰るぞ。
領主様に頼んで俺達も一人くらいおこぼれに与かろうじゃねえか。」
アルトが偉そうにしている騎士の言葉を聞いてニヤニヤ笑っているよ。
これでまた、王様をお仕置きする口実が出来たものね。
冒険者ギルドですら、王様に監督責任があるんだもの。
王様の臣下に当たるハテノ男爵の仕出かしたことは、当然王様に監督責任が及ぶよね。
しかし、王様も脇が甘いね、国内の貴族たちにもちゃんとお触れを出しておかないと…。
『アルトローゼンには一切迷惑を掛けるな』って。
余りに広場が混雑すると他の人達に迷惑になるので、一日の公演回数を増やすことで見物人の分散を図ることにしたんだ。
同じ演目をするのだから、何回も繰り返し見る人もいないだろうと言うことでね。
それでも盛況で、一日一回の公演が二回になり、今じゃ三回になっちゃったよ。
「凄いわね、これなら王都へ出ても十分に見物人を集められるわね。」
『STD四十八』の公演を見物に来た人だかりを見てアルトが感心していると。
「アルト様、興行の場を王都に移すんですか?
そいつは殺生だ、ギルドは見物客を当て込んで宿を始めちまったんです。
やっとこさ、これで本部に上納金を納められると安堵したのに。
興行が無くなっちまったら、宿にするために建物を買った金が丸損ですぜ。」
アルトと隣で見物人の様子を見ていた冒険者ギルドの副組長が嘆いていていたよ。
他にも…。
「そうですよ、アルト様が興行を始めてくださったおかげで、空き家も大分売れたんです。
おかげで、私の食卓もおかずを一品増やせて喜んでたところなんですよ。
興行が無くなったら、また空き家が増えちゃうじゃないですか。
完全歩合制の私の給金が無くなっちゃいますよ。」
役場のお姉ちゃんも嘆いていたよ。
連中の興行、地元の熱狂的なお姉ちゃん達は毎回見に来てくれるけど。
普通の人は、そんなに何度も見るもんでもないよね。
もちろん、連中も演目を増やしてリピーターを増やすように努力しているけど。
一つ演目を増やすにも結構な稽古が必要だから、そうそう増やせるものじゃないんだ。
じゃあ、なんで毎回とても好評なのかというと。
近隣の町や村から、見物人が集まってくるから。
最初は日帰りで帰れる近くの町や村からしか来なかったんだけど。
今はもっと遠くから押し掛けるようになったんだ。
興行を初めて何回かすると、公演の後に広場で野宿している人が目立つようなったの。
それに目を付けたのが冒険者ギルド。
アルトに釘を刺されてカタギに手出しできなくなったから、シノギが減って困っていたんだ。
町にいっぱいある空いている建物を買い取って宿屋を始めたんだよ、カタギの人向けの。
それが大当たりで、なんとかシノギが持ち直してきたところなんだって。
それと、役場のお姉ちゃんが喜んでいる鉱山住宅の空き家が売れたって件。
別に『STD四十八』の公演を見るために移住して来たとか、宿の代わりに家を買ったとかじゃないよ。
流石に、そこまで熱狂的なファンはいないよ。
じゃあ誰が空き家を買っているのかと言うと、広場に屋台を出している人。
公演の時って広場に溢れるほど見物人が訪れるから、それ目当てに食べ物の屋台が増えてるの。
四角い広場、その一辺に沿ってアルトが舞台を設置すると、残る三辺に沿ってぐるりと屋台が並ぶ状態なんだ。
この辺境の町に、そんなに屋台を出す人がいる訳もなく。
屋台の大部分が他所の町で食べ物屋を営む人たちなんだって。
支店みたいな感じで、五日にいっぺんこの広場に屋台を出しているみたいなんだ。
そのために、屋台の道具置き場兼宿泊場所として鉱山住宅の空き家を買っているらしいの。
それで、儲かるのかって? おいらも、詳しいことは知らないけど、…。
役場のお姉ちゃんの話では、この町にある鉱山住宅の空き家って、一軒銀貨千枚均一と格安で買えるし。
何よりも、この町、半無法地帯で税金が掛からないから、儲けが良いみたいなんだ。
宿に泊まるのと違って、家を買っちゃえばそこで屋台の仕込みも出来るからね。
役場のお姉ちゃん、役人と言っても完全歩合制だから、空き家がいっぱい売れたってホクホク顔だったよ。
このお姉ちゃんの給金って、毎月の空き家が何軒減ったかで決まるんだって。
空き家が二軒売れても、三軒買い取りを要求されて出て行かれちゃうと空き家が一軒増えちゃうんで給金無しだって。
タロウが、「ひでえ、ブラック企業だ!」っていってビックリしてたよ。
アルトがこの町での興行を止めて、王都へ出て行っちゃうと。
宿の宿泊客が減って、冒険者ギルドが困っちゃうし。
屋台の経営者も広場に屋台を出す意味が無くなって、鉱山住宅を売っちゃうだろうからね。
役場のお姉ちゃんが、給金が無くなっちゃうって嘆くのもわかるよ。
こんな感じで、アルトが気まぐれで始めた『STD四十八』の興行は辺境の町の活性化に一役かっているんだ。
「心配しなくて良いわよ。
私も自分の森がこの近くにあるのですもの。
そうそう、留守には出来ないわ。
あくまで、興行の中心はこの町よ。
でも、『STD四十八』の連中にもやり甲斐を持たせないとね。
年に何回か、不定期に王都に巡業を掛けようと思っているのよ。
連中、目立ちたがりだから、やる気を出すと思うわ。」
アルトの言葉を聞いて、ギルドの副組長も役場のお姉ちゃんも安堵していたよ。
**********
ギルドの副組長や役場のお姉ちゃんとそんな会話を交わしながら、アルトは連中の公演を見に詰め掛けた見物人たちを眺めていたんだ。
アルトが設置した舞台の上では、『STD四十八』の連中と伴奏のお姉ちゃん達が公演の準備をしているところだよ。
すると、…。
「広場に馬で入られたら困ります。
広場には大勢の人が集まっているから、馬は危険です。」
門番をしている冒険者ギルドの人が大きな声で注意をしているのが聞こえたの。
「うるさい! 平民の分際で俺にそんな口を利くんじゃない。
何なら、無礼打ちでその首を刎ねてやってもいいんだぞ!」
「ええい、邪魔だ!
民衆共よ、道を開けるんだ!」
門番の人の声に続いて、そんな横柄な言葉が聞こえたよ。どうやら、相手は貴族みたいだね。
少しの間をおいて、人混みが左右に割れて姿を現したのは十頭の馬に騎乗した十人の騎士だった。
「ほう、あれが耳長族の娘か。
噂に違わず、美しい者ばかりだな。
ここまで出張って来た甲斐があると言うモノよ。
よし、あの娘どもを、全員ひっ捕らえよ!
近隣の領主たちへの貢物にもするんだから傷一つ付けるんじゃないぞ。」
先頭にいた騎士が、後続の騎士にそんな命令を出していたんだ。
命令に従って馬を降りる、九人の騎士達。
よく見ると騎士達の後ろには荷馬車を引き連れていたよ。準備万端だね。
「あんた達、いったい何者?
こんなに人が集まっている広場に馬で入ってくるなんて非常識な。
馬が子供でも蹴とばしたらどうするつもり。」
アルトが騎士達の前を塞ぐように進み出て文句を付けたんだ。
「何だ、この羽虫は無礼な。
俺達はこの町を治めるハテノ男爵の騎士団の者だ。
平民など、俺達騎士団のすることに口答えせずに従っておけば良いのだ。
騎士団の行く手を塞いで馬に蹴り飛ばされるのは、立ち塞がったモンが悪いに決まってるだろうが。」
馬に乗ったままの一人がそんな言葉を吐いたんだ。
いたよ、ここにも『勇者』が、アルトを羽虫と呼ぶなんて…。
「ふーん、それで、ハテノ男爵の騎士がここに何の用かしら?」
「何の用かって?
決まっておるだろう、ここにいる耳長族の娘をハテノ男爵がご所望だ。
せっかく、領内に幻の耳長族が現れたのだ。
放っておけるはずが無かろうが。」
「そう、わざわざここまで来たけど、とんだ骨折り損だったわね。
あの子達は、私、妖精の森の長、アルトローゼンの保護下にあるの。
私の保護下にある者に手を出すという事がどういうことか分かっているのかしら?」
「アルトローゼンだぁ? そんなの知らねえな。
羽虫風情がなに生意気な口を利いているんだ。
おい、こんな羽虫かまう必要はねえ、とっととひっ捕らえて帰るぞ。
領主様に頼んで俺達も一人くらいおこぼれに与かろうじゃねえか。」
アルトが偉そうにしている騎士の言葉を聞いてニヤニヤ笑っているよ。
これでまた、王様をお仕置きする口実が出来たものね。
冒険者ギルドですら、王様に監督責任があるんだもの。
王様の臣下に当たるハテノ男爵の仕出かしたことは、当然王様に監督責任が及ぶよね。
しかし、王様も脇が甘いね、国内の貴族たちにもちゃんとお触れを出しておかないと…。
『アルトローゼンには一切迷惑を掛けるな』って。
1
お気に入りに追加
298
あなたにおすすめの小説

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる