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第四章 魔物暴走(スタンピード)顛末記
第87話 無事、『ハエの王』が誕生しました
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キャラメルを倒した『ハエ』が『生命の欠片』を取り込み終わると、…。
「おれ、ちから、あふれる。
おれ、ちえ、えた。
おれ、いちばん、つよい。」
いきなり、『ハエ』が喋りはじめたんだ。
どうやって、あの口でしゃべってるの。おいら、心の中で思わずツッコんだよ。
「そうよ、あんたは『虫の王』、虫の中では一番強いわ。
でもね、上には上がいるのよ。
あんたは、これから私の言うことに従うのよ。」
「ちいさきものよ、なぜ、おれ、したがう?」
アルトが『ハエ』に向かって自分に従えと言うと。
『ハエ』は不服そうに問い掛けてきたの、もう闘う気満々で。
「ごちゃごちゃ言わないで従いなさい!」
バリ! バリ! バリッ!
すると、アルトは問答無用でビリビリを『ハエ』に放ったんだ。
おいら、いきなりの展開にビックリしたよ。
『魔王』って知恵を持つと自然と他種族と対立しなくなるものだと思ってた。
アルトのビリビリは大分手加減したみたいで、『ハエ』はまだピンピンしてた。
「ちいさきものよ、おれ、おこった!」
尚も服従する気が無い『ハエ』はアルトに立ち向かおうとするけど。
「うるさいわね、さっさという事を聞くの!」
バリ! バリ! バリッ!
再び、ビリビリを放ったアルト。
そんなやり取りを何度か繰り返し…。
「いたい…。おれ、いたのイヤ。たすけてほしい。」
そのうち、アルトには敵わないと分かったみたいで、『ハエ』はアルトに命乞いを始めたんだ。
「やっと理解したわね。
全く手間を取らせてくれるわ。
いいこと、これから、あんたは私に服従するのよ。
分かったかしら?」
「おれ、わかった。
ちいさきもの、つよい。
おれ、ちいさきもの、したがう。」
そう言って、『ハエ』はしおらしくなったよ。
そんな『ハエ』にアルトはすかさず命じたんだ。
「じゃあ、あんたは今日から『ハエの王』を名乗りなさい。
『虫』達に君臨する王として、『虫』を従えるの。
そして、『虫』達に命じなさい、他種族を襲ってはならないと。
いいこと、従わない奴は、力で従わせるのよ。
あんたは、『虫』の中では一番強いのだから。」
「おれは、はえのおう、むし、したがえる。
ほかのしゅぞく、おそわない。
わかった。
したがわないやつ、ゆるさない。」
「そう、分かれば良いの。
じゃあ、頼んだわね。」
アルトは、『ハエの王』にそう言うと、おいらの部屋に入ってきたんだ。
********
「お待たせ、無事に『ハエの王』が誕生したわ。
これで、『虫』型の魔物が人の町を襲うことは無くなると思うわ。
まあ、どこにでも『はぐれ』はいるもんだから、ゼロにはならないけどね。」
部屋に入るなり、そんなこと言うアルト。
「ねえ、アルト、『魔王』って知恵を持つと自然と他種族と対立しなくなるんじゃないの?」
なんか、おいらには、アルトが『ハエの王』を調教していたみたいに見えたんで尋ねてみたんだ。
「ああ、サルとか元からある程度知恵のある魔物で、経験を積んでレベル五十とかに達した魔物はそうね。
でも、あれ、ハエよ。
レベル五十になって『知力』が初期値の百倍になってもたかが知れているわ。
ましてや、自分で戦闘経験を積んでレベルが上がった訳でもない促成栽培よ。
だから、ああやって、私の命令に絶対服従になるまで躾けるの。
あれでも多少の知恵が付いているから、体で覚えさせてやれば絶対に忘れないわ。」
闘争本能がとても強い魔物でも、レベルが上がっていくうちに何度か危ない目に遭うと、闘うことが拙いと感じるらしいの。
でも、それを論理的に考える知恵が無いので、闘いを続けるんだって。
それが、レベル五十を超えるくらいの『知力』になると、人間並みの思考力が付いてきて闘いを控えるようになるって。
闘いによる損耗を考えると、闘うことが必ずしも種族の繁栄のためにならないということに知恵が回ると言うんだ。
それで、『魔王』となった魔物は、種族を統率して他種族との闘いを控えさせるようになるって。
とはいえ、そこは弱肉強食の世界、食べるのに必要なモノは狩るんだけどね。
食べる分以上の闘争はしなくなると言うのが、正確なのかな。
で、今回の『ハエ』だけど、サルとかと違って『知力』の初期値が限りなくゼロに近いって。
なのでレベル五十くらいでは大した思考力は付かないんだって。
しかも、戦いの中で危ない目に遭ったことも無い『促成栽培』、自分で闘争のデメリットを悟るのは到底無理だって。
でも、レベル五十くらいになると、意思疎通は可能になるんで、ああやって躾けるみたいなの。
「本当は、別にハエでなくても良いのよ。
でも、『虫』系の魔物はどれも『知力』の初期値が低くてね。
何を『魔王』に仕立てるにしても、ああやって躾ける必要があるの。
『蚊』なんかを『魔王』に仕立てようとすると、戦闘力があるから躾ける際に厄介なのよ。
それに、『ゴキブリ』を『魔王』にするのは生理的になんかイヤだしね。
だから、種としての戦闘力が低くて御しやすい『ハエ』を『魔王』に選んだのよ。」
なんて、アルトは言ってた。
「ねえ、アルト。
もしかして、『ハエの王』以外にもアルトが創った『魔王』があるんじゃないの?」
少し気になったんで、聞いてみたんだ。
「あら、良く気付いたわね。
『ヘビの魔王』も私が創ったの。
『ヘビ』の魔物ときたら、私の結界が及ばない地下から妖精の森に侵入するんですもの。
昔、まだ経験の乏しい妖精が寝ている間に、パクリとやられちゃうことがあったのよ。
しかも、『ヘビ』の魔物って毒持ちが多くて退治するのが厄介でしょう。
それで、『ヘビの魔王』を創って種族を統率させたの。
やっぱり、他種族を襲わないように躾けてね。」
因みに、『ヘビの魔王』に統率させているのは『ヘビ』の魔物だけではないらしい。
何でも、普段地下にいて地下から妖精の森に忍び込んで悪さをする類の魔物を全て統率させているみたい。
『モグラ』の魔物とか。
種族が違っても、圧倒的なレベル差にモノを言わせて力によって支配させるんだって。
魔物は本能で生きているんで、絶対に適わないと思ったら服従するみたいだよ。
いとも簡単に『魔王』と呼ばれるような魔物を創り出しちゃうアルトって…。
何はともあれ、アルトが無事に新たな『ハエの王』を生み出したので、魔物の領域から帰ることにしたんだ。
「おれ、ちから、あふれる。
おれ、ちえ、えた。
おれ、いちばん、つよい。」
いきなり、『ハエ』が喋りはじめたんだ。
どうやって、あの口でしゃべってるの。おいら、心の中で思わずツッコんだよ。
「そうよ、あんたは『虫の王』、虫の中では一番強いわ。
でもね、上には上がいるのよ。
あんたは、これから私の言うことに従うのよ。」
「ちいさきものよ、なぜ、おれ、したがう?」
アルトが『ハエ』に向かって自分に従えと言うと。
『ハエ』は不服そうに問い掛けてきたの、もう闘う気満々で。
「ごちゃごちゃ言わないで従いなさい!」
バリ! バリ! バリッ!
すると、アルトは問答無用でビリビリを『ハエ』に放ったんだ。
おいら、いきなりの展開にビックリしたよ。
『魔王』って知恵を持つと自然と他種族と対立しなくなるものだと思ってた。
アルトのビリビリは大分手加減したみたいで、『ハエ』はまだピンピンしてた。
「ちいさきものよ、おれ、おこった!」
尚も服従する気が無い『ハエ』はアルトに立ち向かおうとするけど。
「うるさいわね、さっさという事を聞くの!」
バリ! バリ! バリッ!
再び、ビリビリを放ったアルト。
そんなやり取りを何度か繰り返し…。
「いたい…。おれ、いたのイヤ。たすけてほしい。」
そのうち、アルトには敵わないと分かったみたいで、『ハエ』はアルトに命乞いを始めたんだ。
「やっと理解したわね。
全く手間を取らせてくれるわ。
いいこと、これから、あんたは私に服従するのよ。
分かったかしら?」
「おれ、わかった。
ちいさきもの、つよい。
おれ、ちいさきもの、したがう。」
そう言って、『ハエ』はしおらしくなったよ。
そんな『ハエ』にアルトはすかさず命じたんだ。
「じゃあ、あんたは今日から『ハエの王』を名乗りなさい。
『虫』達に君臨する王として、『虫』を従えるの。
そして、『虫』達に命じなさい、他種族を襲ってはならないと。
いいこと、従わない奴は、力で従わせるのよ。
あんたは、『虫』の中では一番強いのだから。」
「おれは、はえのおう、むし、したがえる。
ほかのしゅぞく、おそわない。
わかった。
したがわないやつ、ゆるさない。」
「そう、分かれば良いの。
じゃあ、頼んだわね。」
アルトは、『ハエの王』にそう言うと、おいらの部屋に入ってきたんだ。
********
「お待たせ、無事に『ハエの王』が誕生したわ。
これで、『虫』型の魔物が人の町を襲うことは無くなると思うわ。
まあ、どこにでも『はぐれ』はいるもんだから、ゼロにはならないけどね。」
部屋に入るなり、そんなこと言うアルト。
「ねえ、アルト、『魔王』って知恵を持つと自然と他種族と対立しなくなるんじゃないの?」
なんか、おいらには、アルトが『ハエの王』を調教していたみたいに見えたんで尋ねてみたんだ。
「ああ、サルとか元からある程度知恵のある魔物で、経験を積んでレベル五十とかに達した魔物はそうね。
でも、あれ、ハエよ。
レベル五十になって『知力』が初期値の百倍になってもたかが知れているわ。
ましてや、自分で戦闘経験を積んでレベルが上がった訳でもない促成栽培よ。
だから、ああやって、私の命令に絶対服従になるまで躾けるの。
あれでも多少の知恵が付いているから、体で覚えさせてやれば絶対に忘れないわ。」
闘争本能がとても強い魔物でも、レベルが上がっていくうちに何度か危ない目に遭うと、闘うことが拙いと感じるらしいの。
でも、それを論理的に考える知恵が無いので、闘いを続けるんだって。
それが、レベル五十を超えるくらいの『知力』になると、人間並みの思考力が付いてきて闘いを控えるようになるって。
闘いによる損耗を考えると、闘うことが必ずしも種族の繁栄のためにならないということに知恵が回ると言うんだ。
それで、『魔王』となった魔物は、種族を統率して他種族との闘いを控えさせるようになるって。
とはいえ、そこは弱肉強食の世界、食べるのに必要なモノは狩るんだけどね。
食べる分以上の闘争はしなくなると言うのが、正確なのかな。
で、今回の『ハエ』だけど、サルとかと違って『知力』の初期値が限りなくゼロに近いって。
なのでレベル五十くらいでは大した思考力は付かないんだって。
しかも、戦いの中で危ない目に遭ったことも無い『促成栽培』、自分で闘争のデメリットを悟るのは到底無理だって。
でも、レベル五十くらいになると、意思疎通は可能になるんで、ああやって躾けるみたいなの。
「本当は、別にハエでなくても良いのよ。
でも、『虫』系の魔物はどれも『知力』の初期値が低くてね。
何を『魔王』に仕立てるにしても、ああやって躾ける必要があるの。
『蚊』なんかを『魔王』に仕立てようとすると、戦闘力があるから躾ける際に厄介なのよ。
それに、『ゴキブリ』を『魔王』にするのは生理的になんかイヤだしね。
だから、種としての戦闘力が低くて御しやすい『ハエ』を『魔王』に選んだのよ。」
なんて、アルトは言ってた。
「ねえ、アルト。
もしかして、『ハエの王』以外にもアルトが創った『魔王』があるんじゃないの?」
少し気になったんで、聞いてみたんだ。
「あら、良く気付いたわね。
『ヘビの魔王』も私が創ったの。
『ヘビ』の魔物ときたら、私の結界が及ばない地下から妖精の森に侵入するんですもの。
昔、まだ経験の乏しい妖精が寝ている間に、パクリとやられちゃうことがあったのよ。
しかも、『ヘビ』の魔物って毒持ちが多くて退治するのが厄介でしょう。
それで、『ヘビの魔王』を創って種族を統率させたの。
やっぱり、他種族を襲わないように躾けてね。」
因みに、『ヘビの魔王』に統率させているのは『ヘビ』の魔物だけではないらしい。
何でも、普段地下にいて地下から妖精の森に忍び込んで悪さをする類の魔物を全て統率させているみたい。
『モグラ』の魔物とか。
種族が違っても、圧倒的なレベル差にモノを言わせて力によって支配させるんだって。
魔物は本能で生きているんで、絶対に適わないと思ったら服従するみたいだよ。
いとも簡単に『魔王』と呼ばれるような魔物を創り出しちゃうアルトって…。
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