49 / 848
第三章 女騎士(クッころさん)奮闘記
第48話 ハニートレントはとってもお得!
しおりを挟む
*本日、お昼に1話投稿しています。
まだ読み出ない方は、お手数をおかけしますが一話戻ってお読みください。
よろしくお願いいたします。
********
ハニートレントが倒れた後には、沢山のスキルの実が落ちていた。どれも美味しそう…。
でも、スキルの実の回収は後回しだよ。
あと二人の処分が先だから。
二人の下っ端冒険者を見ると…。
「すっげぇ…、何だあのガキ、ハニートレントを一撃で倒しちまったぜ。
俺っち達、とんでもないバケモノを敵に回しちまったんじゃ…。」
「そんな事より、見ろ、アニキがあんなになっちまってるぜ。」
下っ端その一はおいらの力に呆然とし、その二は変わり果てたアニキの姿に怯えていたよ。
さっき、ハニートレントの犠牲者第一号となったアニキと呼ばれるおっちゃんはと言うと。
「うへ、うへへ、へへへへ…。」
虚ろな目をして、不気味な笑い声を上げていた。
タロウがパンチパーマと呼んでいた癖の強い茶髪は、真っ白になっていたよ。
まるで、燃え尽きた灰の様な白さにね。
ぱっと見で、左右両手足に十本以上の枝で串刺しにされてたおっちゃんだけど。
不思議なほど血は出てないんだ。
これも、父ちゃんから聞いたことがあるんだ。
トレントは、殺さずに生きた状態で養分を吸うんだけど、血は一番養分があるらしいの。
だから、なるべく血を外に零さないように、枝は太い血管がないところを攻撃するんだって。
効果的に獲物の自由を奪い、抵抗させないために、腱の部分を狙って攻撃して来るらしいの。
だから、根っこに絡みつかれるまで、獲物が生きているのは当然のことだけど。
、根っこに絡みつかれてからもしばらくは、獲物は生きているらしいの。
今回はそのトレント種の特性を利用させてもらったんだ。
殺してしまうのはイヤだけど、仕返しされるのもイヤだからね。
タロウが言っていた通り、恐怖を植え付けることにしたんだ。
二度とおいら達に手を出そうと思わないようにね。
自分達が、若い冒険者を餌に使っているトレント狩り。
その餌になる恐怖を味あわせることでね。
最初から、根っこに養分を吸い取られる前に、トレントを倒すことにしてたんだ。
それに、与えるのは恐怖だけじゃないよ。
トレントが、手足の腱を何ヶ所もズタズタにしてくれるから、傷が治っても仕返しなんかできないね。
歩くのも不自由になるし、もちろん、剣なんて重い物は振り回せないよ。
これからは、大人しく生きていくしかないね。とてもヤンチャは出来ないと思う。
このおっちゃん、恐怖で頭の方も壊れちゃったみたいだから、仕返しされる心配はまずないね。
ってか、このおっちゃん、生ける屍になってるけど大丈夫かな…。
********
「ひぃ、やめてくれ!
俺っちが何悪いことをしたって言うんだ。
オメー、ガキの癖して、鬼だな!
この人でなし!
こんなことしているとロクな大人になんねえぞ!」
次の処分しようと思い、下っ端一に近づくとおいらはそんな風に罵られちゃった。
なんか、その言葉、そのまんま、返してあげたいよ。
おいらだって、こんなことは気がのらないけどね。
おっちゃん達みたいな悪党を野放しにしておくとロクな事無いから。
おいらは、下っ端たちの罵詈雑言を無視して、淡々と処理を進めたんだ。
ハニートレントの前に突き飛ばして、養分を吸われる前にトレントを倒す作業を二回。
下っ端二人もアニキ同様、髪の毛が真っ白になって、変な笑いを漏らしてるよ。
そして、目の間には倒れた三本のハニートレント、足元には凄い数の『スキルの実』が落ちている。
それと、枝についた沢山のハニートレントの実、通称『ハチミツ壺』も貴重な収穫なんだ。
壺のような形をした『実』で、中にたっぷりのハチミツが入っているの。
ハニートレントのハチミツは凄い高級品で、『実』が一つ銀貨一枚もするんだよ。
それが、数え切れないほど生っているの。
通常のトレントは、もっぱら『スキルの実』を採るために狩るんだけど。
ハニートレントは、『ハチミツ壺』の方がお金になるんだ。
でも、レベル三のトレントとレベル四のハニートレントじゃ、強さが段違いなの。
なんてったって、ハニートレントの常食はクマだもんね。
だから、よっぽどベテランの冒険者じゃないと、ハニートレントは狩れないんだ。
「おい、マロン、おまえ、本当に凄い身体能力だな…。
なんで、そんな錆びた包丁一つで、こんなぶっとい木を倒せるんだ?
明らかに物理法則を無視してんだろうが。
っても、俺にゃ、物理なんて分らんけどな。
これも、ファンタジー補正ってやつか。」
おいらが、ハニートレントの収穫を眺めているとタロウがそんなことを言ってるよ。
「いいえ、マロンのその力は普通じゃありませんわ。
マロン、あなた、もしや、高レベ…。
いえ、これを聞くのはご法度でしたね。」
クッころさんが、おいらのレベルのことに疑念を持ち始めたんだ。
だから、おいら、レベルと言う大きな秘密を隠すために、小さな方の秘密を明かすことにしたんだ。
もちろん、それだけが理由じゃないけどね。
********
「今まで内緒にしてたんだけど…。
おいらが持っているスキル、ゴミと言われてるんだけどレベル十まで上げると結構役に立つんだ。
『クリティカル発生率アップ』ってレベル十になると『クリティカル発生率百%』になるんだ。
『クリティカルダメージアップ』も、『クリティカルダメージ三千%アップ』になるし。
だから、レベルゼロのままでも、凄い力が出るの。」
嘘じゃないよ、おいら、レベルゼロの時にレベル四十のワイバーンを倒しちゃったから。
それと、『スキルの実』の美味しい食べ方は教えないよ。これは、絶対の秘密。
「まあ、そんなことがあったのですか…。
それは、凄い新事実ですわ。
まさか、その二つの『ゴミ』と言われるスキルにそんな秘密が隠されていたなんて。」
クッころさんは、目を見張ってたよ。なんか、自分でも試してみようって感じ…。
そう言えば、クッころさんって、どんなスキル持ってるんだろう?
「なにぃ!そんな隠しボーナスがあったのか!
なんだ、そんな、良いことあるんなら、早く教えてくれれば良いのに!」
やっぱり、タロウはそう言うと思った。
スキル枠を一つ『クリティカル発生率アップ』で埋めちゃったからね。
でも、おいらはこの件に関しては無情だよ、『スキルの実』の美味しい食べ方は絶対に漏らさないから。
「でも、タロウ。
『クリティカル発生率アップ』の『実』、あれを二万個食べ続ける自信ある?
おいら、五歳で身寄りが無くなって、飢え死にしそうになったから。
それで、お金が稼げるようになるまでは、毎日タダで拾える『ゴミスキルの実』だけ食べて生きてきたんだよ。
あの苦い実を我慢できるんだったら、止めないけど。」
「しまった、効果が『ゴミ』なだけじゃなく、味も『ゴミ』だったな、あのスモモもどき。
あれを二万個も食わないといけないのか、一日一個鼻を摘まんで食うとして。
一年で三百六十五個、あれここも一年が三百六十五日で良いのか?
取り敢えずそれで計算して、十年で三千六百五十個…。
げっ、レベル十になるのに五十年以上かかるじゃねえか。
ヤメだ、ヤメ!
あんなクソ不味いモノを五十年以上食い続けるってどんな拷問だそれ。
マロン、おまえ、マジ凄いわ。
幾ら飢えてたからって、あんな不味いモンを一日何十個って食ったんだものな。
俺には真似できそうもねえわ。」
おいらの誘導にまんまと引っ掛かったタロウ、単純で良かったよ。
タロウはあっさりと『クリティカル発生率アップ』を育てるのを諦めたよ。
「そうでしたの…。
わたくしにも凄いスキルが手に入るかと思って期待しましたのに。
ガッカリですわ。」
やっぱり、クッころさんも試そうとしてたし…。
でも、クッころさん、その歳になってもスキル枠に空きがあるんだ…。
お貴族様って、小さいうちから高価な『スキルの実』を沢山与えられて育つんだと思ってたよ。
まだ読み出ない方は、お手数をおかけしますが一話戻ってお読みください。
よろしくお願いいたします。
********
ハニートレントが倒れた後には、沢山のスキルの実が落ちていた。どれも美味しそう…。
でも、スキルの実の回収は後回しだよ。
あと二人の処分が先だから。
二人の下っ端冒険者を見ると…。
「すっげぇ…、何だあのガキ、ハニートレントを一撃で倒しちまったぜ。
俺っち達、とんでもないバケモノを敵に回しちまったんじゃ…。」
「そんな事より、見ろ、アニキがあんなになっちまってるぜ。」
下っ端その一はおいらの力に呆然とし、その二は変わり果てたアニキの姿に怯えていたよ。
さっき、ハニートレントの犠牲者第一号となったアニキと呼ばれるおっちゃんはと言うと。
「うへ、うへへ、へへへへ…。」
虚ろな目をして、不気味な笑い声を上げていた。
タロウがパンチパーマと呼んでいた癖の強い茶髪は、真っ白になっていたよ。
まるで、燃え尽きた灰の様な白さにね。
ぱっと見で、左右両手足に十本以上の枝で串刺しにされてたおっちゃんだけど。
不思議なほど血は出てないんだ。
これも、父ちゃんから聞いたことがあるんだ。
トレントは、殺さずに生きた状態で養分を吸うんだけど、血は一番養分があるらしいの。
だから、なるべく血を外に零さないように、枝は太い血管がないところを攻撃するんだって。
効果的に獲物の自由を奪い、抵抗させないために、腱の部分を狙って攻撃して来るらしいの。
だから、根っこに絡みつかれるまで、獲物が生きているのは当然のことだけど。
、根っこに絡みつかれてからもしばらくは、獲物は生きているらしいの。
今回はそのトレント種の特性を利用させてもらったんだ。
殺してしまうのはイヤだけど、仕返しされるのもイヤだからね。
タロウが言っていた通り、恐怖を植え付けることにしたんだ。
二度とおいら達に手を出そうと思わないようにね。
自分達が、若い冒険者を餌に使っているトレント狩り。
その餌になる恐怖を味あわせることでね。
最初から、根っこに養分を吸い取られる前に、トレントを倒すことにしてたんだ。
それに、与えるのは恐怖だけじゃないよ。
トレントが、手足の腱を何ヶ所もズタズタにしてくれるから、傷が治っても仕返しなんかできないね。
歩くのも不自由になるし、もちろん、剣なんて重い物は振り回せないよ。
これからは、大人しく生きていくしかないね。とてもヤンチャは出来ないと思う。
このおっちゃん、恐怖で頭の方も壊れちゃったみたいだから、仕返しされる心配はまずないね。
ってか、このおっちゃん、生ける屍になってるけど大丈夫かな…。
********
「ひぃ、やめてくれ!
俺っちが何悪いことをしたって言うんだ。
オメー、ガキの癖して、鬼だな!
この人でなし!
こんなことしているとロクな大人になんねえぞ!」
次の処分しようと思い、下っ端一に近づくとおいらはそんな風に罵られちゃった。
なんか、その言葉、そのまんま、返してあげたいよ。
おいらだって、こんなことは気がのらないけどね。
おっちゃん達みたいな悪党を野放しにしておくとロクな事無いから。
おいらは、下っ端たちの罵詈雑言を無視して、淡々と処理を進めたんだ。
ハニートレントの前に突き飛ばして、養分を吸われる前にトレントを倒す作業を二回。
下っ端二人もアニキ同様、髪の毛が真っ白になって、変な笑いを漏らしてるよ。
そして、目の間には倒れた三本のハニートレント、足元には凄い数の『スキルの実』が落ちている。
それと、枝についた沢山のハニートレントの実、通称『ハチミツ壺』も貴重な収穫なんだ。
壺のような形をした『実』で、中にたっぷりのハチミツが入っているの。
ハニートレントのハチミツは凄い高級品で、『実』が一つ銀貨一枚もするんだよ。
それが、数え切れないほど生っているの。
通常のトレントは、もっぱら『スキルの実』を採るために狩るんだけど。
ハニートレントは、『ハチミツ壺』の方がお金になるんだ。
でも、レベル三のトレントとレベル四のハニートレントじゃ、強さが段違いなの。
なんてったって、ハニートレントの常食はクマだもんね。
だから、よっぽどベテランの冒険者じゃないと、ハニートレントは狩れないんだ。
「おい、マロン、おまえ、本当に凄い身体能力だな…。
なんで、そんな錆びた包丁一つで、こんなぶっとい木を倒せるんだ?
明らかに物理法則を無視してんだろうが。
っても、俺にゃ、物理なんて分らんけどな。
これも、ファンタジー補正ってやつか。」
おいらが、ハニートレントの収穫を眺めているとタロウがそんなことを言ってるよ。
「いいえ、マロンのその力は普通じゃありませんわ。
マロン、あなた、もしや、高レベ…。
いえ、これを聞くのはご法度でしたね。」
クッころさんが、おいらのレベルのことに疑念を持ち始めたんだ。
だから、おいら、レベルと言う大きな秘密を隠すために、小さな方の秘密を明かすことにしたんだ。
もちろん、それだけが理由じゃないけどね。
********
「今まで内緒にしてたんだけど…。
おいらが持っているスキル、ゴミと言われてるんだけどレベル十まで上げると結構役に立つんだ。
『クリティカル発生率アップ』ってレベル十になると『クリティカル発生率百%』になるんだ。
『クリティカルダメージアップ』も、『クリティカルダメージ三千%アップ』になるし。
だから、レベルゼロのままでも、凄い力が出るの。」
嘘じゃないよ、おいら、レベルゼロの時にレベル四十のワイバーンを倒しちゃったから。
それと、『スキルの実』の美味しい食べ方は教えないよ。これは、絶対の秘密。
「まあ、そんなことがあったのですか…。
それは、凄い新事実ですわ。
まさか、その二つの『ゴミ』と言われるスキルにそんな秘密が隠されていたなんて。」
クッころさんは、目を見張ってたよ。なんか、自分でも試してみようって感じ…。
そう言えば、クッころさんって、どんなスキル持ってるんだろう?
「なにぃ!そんな隠しボーナスがあったのか!
なんだ、そんな、良いことあるんなら、早く教えてくれれば良いのに!」
やっぱり、タロウはそう言うと思った。
スキル枠を一つ『クリティカル発生率アップ』で埋めちゃったからね。
でも、おいらはこの件に関しては無情だよ、『スキルの実』の美味しい食べ方は絶対に漏らさないから。
「でも、タロウ。
『クリティカル発生率アップ』の『実』、あれを二万個食べ続ける自信ある?
おいら、五歳で身寄りが無くなって、飢え死にしそうになったから。
それで、お金が稼げるようになるまでは、毎日タダで拾える『ゴミスキルの実』だけ食べて生きてきたんだよ。
あの苦い実を我慢できるんだったら、止めないけど。」
「しまった、効果が『ゴミ』なだけじゃなく、味も『ゴミ』だったな、あのスモモもどき。
あれを二万個も食わないといけないのか、一日一個鼻を摘まんで食うとして。
一年で三百六十五個、あれここも一年が三百六十五日で良いのか?
取り敢えずそれで計算して、十年で三千六百五十個…。
げっ、レベル十になるのに五十年以上かかるじゃねえか。
ヤメだ、ヤメ!
あんなクソ不味いモノを五十年以上食い続けるってどんな拷問だそれ。
マロン、おまえ、マジ凄いわ。
幾ら飢えてたからって、あんな不味いモンを一日何十個って食ったんだものな。
俺には真似できそうもねえわ。」
おいらの誘導にまんまと引っ掛かったタロウ、単純で良かったよ。
タロウはあっさりと『クリティカル発生率アップ』を育てるのを諦めたよ。
「そうでしたの…。
わたくしにも凄いスキルが手に入るかと思って期待しましたのに。
ガッカリですわ。」
やっぱり、クッころさんも試そうとしてたし…。
でも、クッころさん、その歳になってもスキル枠に空きがあるんだ…。
お貴族様って、小さいうちから高価な『スキルの実』を沢山与えられて育つんだと思ってたよ。
2
お気に入りに追加
298
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。


妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気が付くと見知らぬ部屋にいた。
最初は、何が起こっているのか、状況を把握する事が出来なかった。
でも、鏡に映った自分の姿を見た時、この世界で生きてきた、リュカとしての記憶を思い出した。
記憶を思い出したはいいが、状況はよくなかった。なぜなら、貴族では失敗した人がいない、召喚の儀を失敗してしまった後だったからだ!
貴族としては、落ちこぼれの烙印を押されても、5歳の子供をいきなり屋敷の外に追い出したりしないだろう。しかも、両親共に、過保護だからそこは大丈夫だと思う……。
でも、両親を独占して甘やかされて、勉強もさぼる事が多かったため、兄様との関係はいいとは言えない!!
このままでは、兄様が家督を継いだ後、屋敷から追い出されるかもしれない!
何とか兄様との関係を改善して、追い出されないよう、追い出されてもいいように勉強して力を付けるしかない!
だけど、勉強さぼっていたせいで、一般常識さえも知らない事が多かった……。
それに、勉強と兄様との関係修復を目指して頑張っても、兄様との距離がなかなか縮まらない!!
それでも、今日も関係修復頑張ります!!
5/9から小説になろうでも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる