27 / 848
第二章 ゴミスキルとおいらの平穏な日常
第27話 ヒトじゃないとは言ってたけど…
しおりを挟む
*本日、お昼に1話投稿しています。
まだ読み出ない方は、お手数をおかけしますが一話戻ってお読みください。
よろしくお願いいたします。
********
タロウが立ち直ったので、おいらはルールの説明を続けることにしたの。
「それから、お湯に浸かる前に必ず体を洗うこと。
みんなで使うお風呂だから、汚れた体でお湯に浸かったらダメだよ。
あとは…。
そうそう、お風呂の中でお酒を飲むのは絶対ダメ。
喧嘩をしたり、女の人に不埒を働いたり、酔っぱらいは迷惑ばっかり。
だから、これには厳しいの。
これを破ったら、出入り禁止になるよ。」
本当はこっちを先に説明しないといけないのに。
タロウが前も隠してなかったんで、あっちの話が先になっちゃった。
一通りこの共同浴場のルールを説明して、やっとおいらもお風呂に入れるよ。
おいら、いつも湯船の近くにしゃがみ込んで体を洗うんだ。
まずは髪の毛からだね。
湯船から桶にお湯を汲んで、『泡泡の実』を適当に放り込むの。
お湯の中でそれを良く磨り潰して泡立てたら、タップリと髪の毛に付けるの。
泡立ったお湯で髪全体が十分に湿ったら、揉み解すように髪を丹念に洗っていく。
癖のないおいらの茶髪はスッと指が通り、洗い易くはあるんだけど。
やっぱり、肩下まで伸ばしていると、洗うのに手間だね。
この辺に住んでいる女の人の髪は、ほとんどが肩下までの長さなんだ。
一部のお金持ちの女の人や娼婦のお姉さんには、腰丈まで長く伸ばした髪の人もいるけど。
逆に、髪を短くした女の人は見かけないの。
父ちゃんが言ってた、女の人が短い髪の毛にするのは、はしたないんだって。
おいら、本当は、動き易くて手入れも簡単な短い髪にしたいんだけど。
父ちゃんの教えに従って、肩下まで伸ばしているんだ。
でも、これ、手入れが大変だよ。
髪が洗い終わったら、今度は体。
野っぱらを移動して、シューティング・ビーンズを狩っているから埃塗れだよ。
野外で露出している腕やひざから下の足は特に丁寧に洗っておかないとね。
体を洗っていると目に留まるのが。
「あれ、また出ている…。」
つい、独り言をもらしちゃったけど、おヘソの下に浮き出たピンク色の痣のようなもの。
普段は見えないのに、お風呂に入って体が温まると浮き出てくるの。
いつも、体を洗っていると出てくるんだ。
物知りだった父ちゃんにもどうして分からないらしくって、不思議がってたよ。
体を洗い終わったら、ようやく湯船に浸かれる。
そうそう、もう一つルールがあった。
この湯船、無茶苦茶広いけど、泳ぐのは禁止ね。
ちゃんと言っておかないと、タロウあたりは泳ぎそう。
********
広い湯船の中、タロウと肩を並べてお湯に浸かっていると。
「異世界物のラノベだと風呂に入らない世界ってのが多くて。
主人公が風呂を広めてチヤホヤされるってのが結構あるんだけどな。
この世界じゃあ、こうやって風呂に入る習慣があるんか。
これでまた、知識チートのタネが一つなくなっちまったぜ。
まあ、俺としてはこんな広い温泉にゆったりと入れるんなら文句はないけどな。」
なんて、タロウは勝手なことを言ってたよ。
普通、お風呂くらい入ると思うよ。
おいらだって、一日シューティング・ビーンズを狩ってると汚れるし、汗もかくから。
昨日なんかお風呂に入らないで寝たら、体がベタベタしているようで気持ち悪かったよ。
のんびり、お湯に浸かっていると。
そろそろ、仕事を終えた人が多いのか、人が増えて来たの。
タロウが期待してた、二十歳前後の若いお姉さんもちらほらと見えるよ。
「マロンの言う通りだな。
若い姉ちゃんは、みんな、薄い服を着てるわ。
たしかに、これなら興奮しそうもねえや。」
うん、そう思ってくれていれば良いよ。
だからといって、あんまりジロジロ見たらダメだよ。
見られた人を不快な気分にさせちゃうから。
それに、じっくり見てたら気付いちゃうよ。
タロウって、スケベそうだから…。
そんな、おいらの心配にはお構いもなく、それは起こったの。
おいらとタロウが並んで浸かっている、そのすぐ近くの湯船の縁。
そこにしゃがんで体を洗い始める人がいたの。
タロウとより少し年上に見える若いお姉さん、十五、六かな。
きれいな金髪の美人さんで、胸がとっても大きいの。
好みのタイプみたいで、タロウの視線が釘付けになってる。
おいら、これはヤバいと思ったね。
おいら達の目の前にしゃがんで掛け湯をしたんだけど…。
浴衣はとても薄い一枚布で、生成りの色をしているから。
濡れて、体に張り付くと当然…。
「濡れ裸ワイシャツキターーーーーー!」
またもや大声で叫んだタロウ、今度は周りにそこそこ人がいるのに。
もうヤダー、何とかして、この男…。
タロウの奇声に、周囲の人の視線が集まっちゃった。
目の前で叫ばれたお姉さんなんか、ビックリして固まっちゃったよ。
おいら、とっさにタロウの口を塞いだね。
「ごめんなさい。
このお兄ちゃん、少し心を病んでいて。
時々、こんな風に奇声を上げることがあるんです。
変な事を口する以外は害はありませんので見逃してください。
お願いします。」
おいらは、使い慣れない丁寧な言葉を使って周りの人に謝ったよ。
タロウの口を塞いだままで。
「おや、マロンじゃないか。
その男はマロンの知り合いかい?
頭のネジが緩んじまってるようだけど、本当に大丈夫なのかい?」
そう尋ねて来たのは近所のおばさん。日頃、とっても親切にしてくれるの。
「昨日から、にっぽん爺の所に居候してるんだけど。
にっぽん爺の故郷だと、割と普通の病気らしいよ。
早い人だと数か月、長い人でも二年もあれば治るらしいの。
人に乱暴を働いたりはしないから、あまり警戒しないであげて。
このまま、お風呂も使わせてもらえると嬉しいな。」
「そうかい、まあ、マロンがそう言うんなら信じるとしようか。
なあ、みんな、良いかい?」
おいらの話を聞いたおばさんは、そう言って周りの人に問い掛けたんだ。
「まあ、病気じゃ、仕方ないね。」
「良いんじゃない。
騒動を起こしたら、そん時摘まみ出せば良いんだから。」
「そうだよな、奇声を上げたくらいで出入り禁止は可哀想だしな。」
周りの人のおおらかさに感謝だね。
タロウが出入り禁止になる事態は避けられたよ。
目の前で叫ばれた美人のお姉さんは、気味悪がって離れちゃったけど。
それはそれで助かった。
お姉さんが目の前にいるとタロウが鎮まらないから。
アルトが、タロウはヒトじゃないって言ってたけど。
まさか、馬やサルと同じだったなんて…。
おいらは、タロウが鎮まるのを待って、そそくさとお風呂を後にしたんだ。
おいら、タロウと一緒にお風呂に行くことは二度としないと心に誓ったよ。
湯船に浸かっている時も気が休まらないんだもの。
まだ読み出ない方は、お手数をおかけしますが一話戻ってお読みください。
よろしくお願いいたします。
********
タロウが立ち直ったので、おいらはルールの説明を続けることにしたの。
「それから、お湯に浸かる前に必ず体を洗うこと。
みんなで使うお風呂だから、汚れた体でお湯に浸かったらダメだよ。
あとは…。
そうそう、お風呂の中でお酒を飲むのは絶対ダメ。
喧嘩をしたり、女の人に不埒を働いたり、酔っぱらいは迷惑ばっかり。
だから、これには厳しいの。
これを破ったら、出入り禁止になるよ。」
本当はこっちを先に説明しないといけないのに。
タロウが前も隠してなかったんで、あっちの話が先になっちゃった。
一通りこの共同浴場のルールを説明して、やっとおいらもお風呂に入れるよ。
おいら、いつも湯船の近くにしゃがみ込んで体を洗うんだ。
まずは髪の毛からだね。
湯船から桶にお湯を汲んで、『泡泡の実』を適当に放り込むの。
お湯の中でそれを良く磨り潰して泡立てたら、タップリと髪の毛に付けるの。
泡立ったお湯で髪全体が十分に湿ったら、揉み解すように髪を丹念に洗っていく。
癖のないおいらの茶髪はスッと指が通り、洗い易くはあるんだけど。
やっぱり、肩下まで伸ばしていると、洗うのに手間だね。
この辺に住んでいる女の人の髪は、ほとんどが肩下までの長さなんだ。
一部のお金持ちの女の人や娼婦のお姉さんには、腰丈まで長く伸ばした髪の人もいるけど。
逆に、髪を短くした女の人は見かけないの。
父ちゃんが言ってた、女の人が短い髪の毛にするのは、はしたないんだって。
おいら、本当は、動き易くて手入れも簡単な短い髪にしたいんだけど。
父ちゃんの教えに従って、肩下まで伸ばしているんだ。
でも、これ、手入れが大変だよ。
髪が洗い終わったら、今度は体。
野っぱらを移動して、シューティング・ビーンズを狩っているから埃塗れだよ。
野外で露出している腕やひざから下の足は特に丁寧に洗っておかないとね。
体を洗っていると目に留まるのが。
「あれ、また出ている…。」
つい、独り言をもらしちゃったけど、おヘソの下に浮き出たピンク色の痣のようなもの。
普段は見えないのに、お風呂に入って体が温まると浮き出てくるの。
いつも、体を洗っていると出てくるんだ。
物知りだった父ちゃんにもどうして分からないらしくって、不思議がってたよ。
体を洗い終わったら、ようやく湯船に浸かれる。
そうそう、もう一つルールがあった。
この湯船、無茶苦茶広いけど、泳ぐのは禁止ね。
ちゃんと言っておかないと、タロウあたりは泳ぎそう。
********
広い湯船の中、タロウと肩を並べてお湯に浸かっていると。
「異世界物のラノベだと風呂に入らない世界ってのが多くて。
主人公が風呂を広めてチヤホヤされるってのが結構あるんだけどな。
この世界じゃあ、こうやって風呂に入る習慣があるんか。
これでまた、知識チートのタネが一つなくなっちまったぜ。
まあ、俺としてはこんな広い温泉にゆったりと入れるんなら文句はないけどな。」
なんて、タロウは勝手なことを言ってたよ。
普通、お風呂くらい入ると思うよ。
おいらだって、一日シューティング・ビーンズを狩ってると汚れるし、汗もかくから。
昨日なんかお風呂に入らないで寝たら、体がベタベタしているようで気持ち悪かったよ。
のんびり、お湯に浸かっていると。
そろそろ、仕事を終えた人が多いのか、人が増えて来たの。
タロウが期待してた、二十歳前後の若いお姉さんもちらほらと見えるよ。
「マロンの言う通りだな。
若い姉ちゃんは、みんな、薄い服を着てるわ。
たしかに、これなら興奮しそうもねえや。」
うん、そう思ってくれていれば良いよ。
だからといって、あんまりジロジロ見たらダメだよ。
見られた人を不快な気分にさせちゃうから。
それに、じっくり見てたら気付いちゃうよ。
タロウって、スケベそうだから…。
そんな、おいらの心配にはお構いもなく、それは起こったの。
おいらとタロウが並んで浸かっている、そのすぐ近くの湯船の縁。
そこにしゃがんで体を洗い始める人がいたの。
タロウとより少し年上に見える若いお姉さん、十五、六かな。
きれいな金髪の美人さんで、胸がとっても大きいの。
好みのタイプみたいで、タロウの視線が釘付けになってる。
おいら、これはヤバいと思ったね。
おいら達の目の前にしゃがんで掛け湯をしたんだけど…。
浴衣はとても薄い一枚布で、生成りの色をしているから。
濡れて、体に張り付くと当然…。
「濡れ裸ワイシャツキターーーーーー!」
またもや大声で叫んだタロウ、今度は周りにそこそこ人がいるのに。
もうヤダー、何とかして、この男…。
タロウの奇声に、周囲の人の視線が集まっちゃった。
目の前で叫ばれたお姉さんなんか、ビックリして固まっちゃったよ。
おいら、とっさにタロウの口を塞いだね。
「ごめんなさい。
このお兄ちゃん、少し心を病んでいて。
時々、こんな風に奇声を上げることがあるんです。
変な事を口する以外は害はありませんので見逃してください。
お願いします。」
おいらは、使い慣れない丁寧な言葉を使って周りの人に謝ったよ。
タロウの口を塞いだままで。
「おや、マロンじゃないか。
その男はマロンの知り合いかい?
頭のネジが緩んじまってるようだけど、本当に大丈夫なのかい?」
そう尋ねて来たのは近所のおばさん。日頃、とっても親切にしてくれるの。
「昨日から、にっぽん爺の所に居候してるんだけど。
にっぽん爺の故郷だと、割と普通の病気らしいよ。
早い人だと数か月、長い人でも二年もあれば治るらしいの。
人に乱暴を働いたりはしないから、あまり警戒しないであげて。
このまま、お風呂も使わせてもらえると嬉しいな。」
「そうかい、まあ、マロンがそう言うんなら信じるとしようか。
なあ、みんな、良いかい?」
おいらの話を聞いたおばさんは、そう言って周りの人に問い掛けたんだ。
「まあ、病気じゃ、仕方ないね。」
「良いんじゃない。
騒動を起こしたら、そん時摘まみ出せば良いんだから。」
「そうだよな、奇声を上げたくらいで出入り禁止は可哀想だしな。」
周りの人のおおらかさに感謝だね。
タロウが出入り禁止になる事態は避けられたよ。
目の前で叫ばれた美人のお姉さんは、気味悪がって離れちゃったけど。
それはそれで助かった。
お姉さんが目の前にいるとタロウが鎮まらないから。
アルトが、タロウはヒトじゃないって言ってたけど。
まさか、馬やサルと同じだったなんて…。
おいらは、タロウが鎮まるのを待って、そそくさとお風呂を後にしたんだ。
おいら、タロウと一緒にお風呂に行くことは二度としないと心に誓ったよ。
湯船に浸かっている時も気が休まらないんだもの。
1
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
エルティモエルフォ ―最後のエルフ―
ポリ 外丸
ファンタジー
普通の高校生、松田啓18歳が、夏休みに海で溺れていた少年を救って命を落としてしまう。
海の底に沈んで死んだはずの啓が、次に意識を取り戻した時には小さな少年に転生していた。
その少年の記憶を呼び起こすと、どうやらここは異世界のようだ。
もう一度もらった命。
啓は生き抜くことを第一に考え、今いる地で1人生活を始めた。
前世の知識を持った生き残りエルフの気まぐれ人生物語り。
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバ、ツギクルにも載せています
元チート大賢者の転生幼女物語
こずえ
ファンタジー
(※不定期更新なので、毎回忘れた頃に更新すると思います。)
とある孤児院で私は暮らしていた。
ある日、いつものように孤児院の畑に水を撒き、孤児院の中で掃除をしていた。
そして、そんないつも通りの日々を過ごすはずだった私は目が覚めると前世の記憶を思い出していた。
「あれ?私って…」
そんな前世で最強だった小さな少女の気ままな冒険のお話である。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる