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第一章 異世界人?何それ?
第6話 物知りな『にっぽん爺』
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おいらは、シューティング・ビーンズを高く買い取ってもらい、ホクホクで二人の話を聞くことにしたんだ。
そして、ロウソクが灯る土間のテーブルを囲んで腰掛けた三人。
「私は、土屋和人、今年で六十五になった。
ちょうど、五十年前に十五でこの世界に飛ばされてきたんだ。
微力だが、力になれると思うからよろしくしておくれ。」
にっぽん爺が穏やかにおっしゃんに言葉を掛けると。
「俺の名は、龍泉院大洋(りゅうせんいんおーしゃん)。
十四歳の中学二年生だ。
気付いたらここにいたんだけど。
部屋着のスエット姿で、スマホすらないんだぜ。
神様にも会わなかったし、王様の出迎えもなかったぞ。
何なんだ、この世界、一つもお約束をふんでねえじゃんか。」
神様? 王様の出迎え? また訳の分からない事を…。
にっぽん爺に向かって、いきなり不満を漏らすおっしゃん。
せっかく、にっぽん爺が親切にしてくれるのに。
よろしくお願いしますの一言も言えないのかい。
だけど、にっぽん爺は、穏やかな笑顔のままで。
「いつの時代も変わらんのう。
私も、ラノベやらゲームやらに感化されておって。
この世界に飛ばされた時、そんな事を考えておったよ。
これから、時間をかけてこの世界の事を教えてあげるけど。
最初に一つ忠告をしておこう。
ラノベやゲームの先入観は捨てなさい。
君は、選ばれし者でも何でもない、単なる遭難者だよ。
自分が勇者だなんてゆめゆめ思わない事だ。
そうしないと、ほれ、私のような目に遭うよ。」
にっぽん爺は、無くなった右腕の袖を左手で摘みながら言ったの。
「じいさん、その右腕どうしたんだ。
魔物にでもやられたんか?」
おっしゃんが、にっぽん爺の隻腕の訳を尋ねると。
「魔物にやられたんだったら、…。
まあ、自分の力不足だから諦めがつくよ。
この腕と、目は、冒険者にやられたのさ、この世界に来た初日にね。
たった一言、その冒険者にレベルを尋ねただけで…。
もし日本から飛ばされてきた者がいて、私のような目に遭ったら気の毒だと思ってね。
だから、子供たちに日本人を見かけたら連れて来て欲しいと頼んでいるのだよ。」
「また、レベルの話かよ。
なんで、レベルの話がタブーなんだ?
このガキんちょが、外でレベルの事を口にしたらダメって言うけど。
仕様が分かんないと、レベルの上げようがないじゃんか。
どんなクソゲーだよ、ここは。」
「ほら、それをやめなさいと言っているのだ。
すぐに、ゲームになぞらえるのは良くない傾向だよ。
これから、少し詳しく話すけど。
君は少々せっかちのようだから、先に結論から言うよ。
この世界では、人を殺してレベルを奪うことが出来るんだ。
ただレベルを奪うには幾つか条件があってね。
殺し合いを防ぐためレベルの事は禁句になったんだ。」
その後、にっぽん爺はおいらも知らなかったレベルの話をしてくれたんだ。
レベルを上げるためには、レベル五以上の魔物を倒さないといけないらしい。
レベル四までの魔物を幾ら倒しても経験値はゼロだってにっぽん爺は言っていた。
遠い昔の話だって言うけど。
「魔物でなくてもレベル五以上のモノを倒せば経験値が獲得できるのでは。」
そンな事を考えた人がいたらしい。
そう、たとえば人間。
実際、レベル五以上の人を殺せば経験値が入ることが判明し。
レベル五以上の人が殺し合いを繰り広げると言う、地上の地獄が起こったんだって。
だって、魔物を狩るより、人を狩った方が確実だもん。
魔物は口がきけないから倒してみないとレベル五以上かどうか分からないけど。
人なら話せるから、上手く聞き出せば相手のレベルを探ることが出来る。
レベル五以上だと言うのを確認してから、殺せば確実に経験値が入るものね。
そんな事が起こって以来、人は自分の身を守るためにレベルの事を口にしなくなったそうなの。
他人のレベルを探ろうとする人は危険人物として、制裁を加えても良いとなったらしい。
それが、高じていつしかレベルと言う言葉自体が禁句になったとにっぽん爺は言ってた。
「レベルという言葉が禁句なのは身を守るため、無益な争いを無くすためなんだ。
でも、大きな町では今でも、冒険者同士の殺し合いが散見されるよ。
愚かしい事に、自分の力をひけらかす者がいてね。
レベルこそ口にしていないけど、自分のレベルを自慢しているような者がね。
そう言う輩は、他の冒険者の良いカモだよ。
酒場で、自分の力をひけらかしている奴は十日もしないで道端に躯を晒してるよ。
この世界では、『俺TUEEEEE!』は絶対にやったらダメだね。」
「何だよそれ、人を殺してレベルを奪うとか、物騒な世界だな。
異世界へ来たら『俺TUEEEEE!』してみたいと思うじゃん。
それがダメなんて、しらけるわー。」
にっぽん爺の話、とてもためになる話なのに。
おっしゃんは、怠そうに話を聞いて、不満を漏らしている。
ホント、失礼な奴だ。
にっぽん爺はおっしゃんに同じ間違いを犯して欲しくないから忠告してるのに。
「悪かったな、いきなり暗い話をして。
まあ、レベルゼロの一般人には安全な世の中だから、心配しないで良いよ。
レベル上げしようなんて、バカなことを考えずに異世界を楽しめばいいさ。」
「なあ、じいさん。
レベルの事が禁句なのに、なんでそんなに詳しいんだ?」
「うん?
禁句なのは、人に向かってレベルという言葉を口にする事だぞ。
この町にはないが、王都とか大きな町には図書館がある。
レベルに関して考察した論文は幾らでもあるぞ。
そうしないと、何でレベルが禁句なのか後世に伝わらないじゃないか。
同じ過ちを犯さんように記録をちゃんと残しているんだ。
幸い、言語に関してはご都合主義がまかり通っているからね。
会話と読み書きに不自由しなかったのは本当に助かったよ。」
この世界に着いた早々、理不尽に片腕と片目を奪われたにっぽん爺。
死ぬほどの苦しみを味わった後、自分の何が悪かったのかを知りたかったって。
何とか、一命を取り留めたにっぽん爺は、長い期間を掛けてレベルの秘密を調べたんだって。
そして、ロウソクが灯る土間のテーブルを囲んで腰掛けた三人。
「私は、土屋和人、今年で六十五になった。
ちょうど、五十年前に十五でこの世界に飛ばされてきたんだ。
微力だが、力になれると思うからよろしくしておくれ。」
にっぽん爺が穏やかにおっしゃんに言葉を掛けると。
「俺の名は、龍泉院大洋(りゅうせんいんおーしゃん)。
十四歳の中学二年生だ。
気付いたらここにいたんだけど。
部屋着のスエット姿で、スマホすらないんだぜ。
神様にも会わなかったし、王様の出迎えもなかったぞ。
何なんだ、この世界、一つもお約束をふんでねえじゃんか。」
神様? 王様の出迎え? また訳の分からない事を…。
にっぽん爺に向かって、いきなり不満を漏らすおっしゃん。
せっかく、にっぽん爺が親切にしてくれるのに。
よろしくお願いしますの一言も言えないのかい。
だけど、にっぽん爺は、穏やかな笑顔のままで。
「いつの時代も変わらんのう。
私も、ラノベやらゲームやらに感化されておって。
この世界に飛ばされた時、そんな事を考えておったよ。
これから、時間をかけてこの世界の事を教えてあげるけど。
最初に一つ忠告をしておこう。
ラノベやゲームの先入観は捨てなさい。
君は、選ばれし者でも何でもない、単なる遭難者だよ。
自分が勇者だなんてゆめゆめ思わない事だ。
そうしないと、ほれ、私のような目に遭うよ。」
にっぽん爺は、無くなった右腕の袖を左手で摘みながら言ったの。
「じいさん、その右腕どうしたんだ。
魔物にでもやられたんか?」
おっしゃんが、にっぽん爺の隻腕の訳を尋ねると。
「魔物にやられたんだったら、…。
まあ、自分の力不足だから諦めがつくよ。
この腕と、目は、冒険者にやられたのさ、この世界に来た初日にね。
たった一言、その冒険者にレベルを尋ねただけで…。
もし日本から飛ばされてきた者がいて、私のような目に遭ったら気の毒だと思ってね。
だから、子供たちに日本人を見かけたら連れて来て欲しいと頼んでいるのだよ。」
「また、レベルの話かよ。
なんで、レベルの話がタブーなんだ?
このガキんちょが、外でレベルの事を口にしたらダメって言うけど。
仕様が分かんないと、レベルの上げようがないじゃんか。
どんなクソゲーだよ、ここは。」
「ほら、それをやめなさいと言っているのだ。
すぐに、ゲームになぞらえるのは良くない傾向だよ。
これから、少し詳しく話すけど。
君は少々せっかちのようだから、先に結論から言うよ。
この世界では、人を殺してレベルを奪うことが出来るんだ。
ただレベルを奪うには幾つか条件があってね。
殺し合いを防ぐためレベルの事は禁句になったんだ。」
その後、にっぽん爺はおいらも知らなかったレベルの話をしてくれたんだ。
レベルを上げるためには、レベル五以上の魔物を倒さないといけないらしい。
レベル四までの魔物を幾ら倒しても経験値はゼロだってにっぽん爺は言っていた。
遠い昔の話だって言うけど。
「魔物でなくてもレベル五以上のモノを倒せば経験値が獲得できるのでは。」
そンな事を考えた人がいたらしい。
そう、たとえば人間。
実際、レベル五以上の人を殺せば経験値が入ることが判明し。
レベル五以上の人が殺し合いを繰り広げると言う、地上の地獄が起こったんだって。
だって、魔物を狩るより、人を狩った方が確実だもん。
魔物は口がきけないから倒してみないとレベル五以上かどうか分からないけど。
人なら話せるから、上手く聞き出せば相手のレベルを探ることが出来る。
レベル五以上だと言うのを確認してから、殺せば確実に経験値が入るものね。
そんな事が起こって以来、人は自分の身を守るためにレベルの事を口にしなくなったそうなの。
他人のレベルを探ろうとする人は危険人物として、制裁を加えても良いとなったらしい。
それが、高じていつしかレベルと言う言葉自体が禁句になったとにっぽん爺は言ってた。
「レベルという言葉が禁句なのは身を守るため、無益な争いを無くすためなんだ。
でも、大きな町では今でも、冒険者同士の殺し合いが散見されるよ。
愚かしい事に、自分の力をひけらかす者がいてね。
レベルこそ口にしていないけど、自分のレベルを自慢しているような者がね。
そう言う輩は、他の冒険者の良いカモだよ。
酒場で、自分の力をひけらかしている奴は十日もしないで道端に躯を晒してるよ。
この世界では、『俺TUEEEEE!』は絶対にやったらダメだね。」
「何だよそれ、人を殺してレベルを奪うとか、物騒な世界だな。
異世界へ来たら『俺TUEEEEE!』してみたいと思うじゃん。
それがダメなんて、しらけるわー。」
にっぽん爺の話、とてもためになる話なのに。
おっしゃんは、怠そうに話を聞いて、不満を漏らしている。
ホント、失礼な奴だ。
にっぽん爺はおっしゃんに同じ間違いを犯して欲しくないから忠告してるのに。
「悪かったな、いきなり暗い話をして。
まあ、レベルゼロの一般人には安全な世の中だから、心配しないで良いよ。
レベル上げしようなんて、バカなことを考えずに異世界を楽しめばいいさ。」
「なあ、じいさん。
レベルの事が禁句なのに、なんでそんなに詳しいんだ?」
「うん?
禁句なのは、人に向かってレベルという言葉を口にする事だぞ。
この町にはないが、王都とか大きな町には図書館がある。
レベルに関して考察した論文は幾らでもあるぞ。
そうしないと、何でレベルが禁句なのか後世に伝わらないじゃないか。
同じ過ちを犯さんように記録をちゃんと残しているんだ。
幸い、言語に関してはご都合主義がまかり通っているからね。
会話と読み書きに不自由しなかったのは本当に助かったよ。」
この世界に着いた早々、理不尽に片腕と片目を奪われたにっぽん爺。
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