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第5章 渡りに船と言いますが…
第69話 大海原の旅は色々と……
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さて、私達を乗せた船はダーヌビウス川河口の広大な湿原地帯を抜けて、無事に河口の港町に到着しました。
さほど大きな町ではありませんが、港にはたくさんの人がおり結構な賑わいに感じます。
「ああ、ここの港はダーヌビウス川を遣って運ばれてきた帝国の産品が集まるのです。
そして、ポントス海やアクデニズ海沿岸の国々、果てはアルビオン王国や大洋を越えた向こうの大陸にまでそれが運ばれて行きます。
逆もまた然りで、各地から運ばれてきた産品がここでダーヌビウス川を遡る船に積み替えられて帝国各地に運ばれて行きます。
だから、こんな小さな町なのにこれだけの賑わいを見せているのです。」
船長の説明では、ここは物資の中継地で町にいる人の多くは他所から来た商人や船乗りなどこの町に住む人ではないそうです。
町に住んでいる人は、宿屋や酒場の主人と従事者、それと船乗り相手の娼婦くらいだそうです。
船の補給に必要な食料や水からして、一番近くの町からここへ船で運ばれてきて港で取引されるそうです。
この町、河口の洲に出来ていて食料を生産する農地や飲み水を汲めるような井戸がないのです。
本当に、荷の積み替えだけの町なのですね。
「この船が港に着いたらアルビオン行きの船が待っている手筈になってます。
すぐに出発できるかは分からないが、あの町は女ばかりで安心して歩ける町じゃないですから。
乗り継ぎの船までは私が責任持ってお送りしますのでご安心ください。
良い船ですし、何よりも船の所有者がクラーシュバルツ王国の者ですから安心ですよ。」
「クラーシュバルツ?
海のない山の中の国ですよね、海運をする船の所有者がいるのですか?」
船長の言葉に私が素朴な疑問を挟みます、隣でリーナも頷いていました。
「クラーシュバルツ王国に本拠を置く船主は多いんですよ。
ここポントス海を抜けてアクデニズ海へ入ると海の北岸はセルベチア共和国なんですわ。
お嬢様もご存知かと思いますが、セルベチアと帝国は犬猿の仲、帝国の旗など掲げていたらどんな難癖つけてくるか分かりません。
その点、クラーシュバルツは中立国、クラーシュバルツの旗を掲げた船に難癖つけるセルベチアの連中はおりません。」
アクデニス海沿岸ではセルベチアの軍艦が帝国の民間船を拿捕することが過去から後を絶たなかったそうです。
それに目をつけたのがクラーシュバルツのお金持ちたち。
船主になり、中立国の看板をぶら下げて海運を請け負うことが増えたのだそうです。
「へー、中立国であることは内陸国で一見無関係と思われる海の上にも影響していたのですね。」
「そうですよ、私達の大陸にある国でクラーシュバルツ王国に手を出す国はありませんよ。
この海でちょっかいを出す奴がいるとしたら、対岸にある異教徒の国の連中くらいですわ。
あいつら、私たち聖教徒の国の決まりごとなんてお構い無しですからね。」
そうですね、今まさにセルベチアが帝国と戦火を交えようとしているのです。
中立国の船の方が安全でしょうね。
と、私はのんきに考えていたのです、そのときは……。
**********
港町の船着場、帝都からの船を降りた私達は船長の案内で同じ港に停泊するアルビオン王国行きの船の前にやってきました。
「うあ~、大きな船、ねえ、ロッテお姉ちゃん、私たちこの船に乗るの?」
アリィシャちゃんが目の前に停泊する船の前で感嘆の声を上げました。
驚くのも無理がありません、私達の目に映るのは全長百ヤードはあろうかという大きな帆船です。
三本のマストに大きな白い帆がはられた姿がとても優雅です。
私達が船に見惚れていると、船を降りてきた中年男性が声をかけてきました。
「これは、これは、美しいお嬢様方だ。
私がこの『海の女神号』の船長を務めるゲーテと申します。
アルビオン王国の王都までのご案内を務めさせて頂きますのでよろしくお願い致します。」
どうやら、私たちの到着を知って船長のゲーテさんが出迎えに出てきてくれたようです。
私達と簡単な挨拶を交わしたあと、ゲーテさんは帝都から送ってくれた船長さんと引継ぎを行っているようです。
引継ぎが済んだゲーテさんに案内されたのは、先程まで乗ってきた船の客室よりも更に豪華な客室でした。
「こちらが、『海の女神号』が誇る貴賓室になります。どうぞごゆっくりお寛ぎください。」
なるほど貴賓室ですか、どうりで豪華な造りのはずです。
しかも、この船、私達の到着を待っていたそうです。
ゲーテさんが上から受けた指示は、交易品等の積荷の積み込みは事前に済ませておき、私達の乗船が済み次第出航するようにとのことだったそうです。
しかも、この船も客室部分は私達だけで貸切られているようです。
本当におじいさまったらいったい幾らお金を使ったのかしら。
ゲーテさんの説明では、アルビオンの王都までの航海は約二カ月との事で、途中概ね五日毎に水や食料の補給に寄港するとのことです。
寄港地では大体一日停泊するので町を見物してきて良いそうです。
航海の間の食事は一日三回ですが、予約時のこちらからの要望で昼食は軽いもので朝食と共に運ばれるそうです。
私達が朝食後、夕食まで転移で帰って来てしまっても怪しまれないように、おじいさまが気を利かせてくれたのですね。
他にも、緊急のことがない限り食事の配膳以外では客室部分に船員が立ち入らないこととか、寄港する場合は前日の朝食の配膳時に必ず知らせることなどが予約の条件として出されたそうです。
ゲーテさんはかなり厳しく言い付けられた様子で、いったいどんなやんごとなき人が来るのかと戦々恐々としていたようです。
ゲーテさんが説明してくれた通り、私達が貴賓室に腰を落ち着けるとまもなく、船はゆっくりと岸壁を離れて動き始めました。
ポントス海は波も穏やかで船もさしたる揺れを感じませんでした。
私達は初めての海というもの珍しさもあって初日は、船での中で過ごすことにしたのです。
「飽きた…、見渡す限り海ばっかり、なにも見えないし、つまらない。」
甲板で船の縁につかまり海を眺めていたアリィシャちゃんがぼやきました。
同感です、出航した当初は初めて見る大海原と陸側の景色の美しさを堪能していましたが、今は陸を離れて四方見渡す限り変わり映えのしない大海原です。
ちなみに、リーナとカーラは海の景色に早々に飽きて客室に引っ込んでいます。
私は海の景色に飽きたアリィシャちゃんを連れて客室に戻りました。
すると、貴賓室の立派なベッドに青い顔をして横になるリーナとその横で一生懸命に『癒し』を施すシアンの姿が目に入りました。
「リーナ、どうしたの!大丈夫?」
私が慌ててリーナの許に駆け寄ると、リーナはか細い声で言います。
「大丈夫だから、大きな声出さないで……。」
「リーナちゃん、しっかりして。え~ん、『癒し』が効かないよ~。」
シアンが、珍しく泣き言を言っています。
すると、私の後ろから部屋に戻って来たカーラの声が聞こえました。
「カロリーナ様は病気ではありませんのでそんなに心配する必要はございません。
すこし船に酔われただけでございます。」
カーラの説明によると、早々に海の景色に飽きた二人は船室戻り、私が持参したポントス海やアクデニズ海沿岸の町を紹介した本を読んでいたそうです。
この船の揺れ、座って普通にお喋りしている分には大した揺れには感じないのですが。
本を読むと視界が微妙に揺れ動くのだそうです、そして気付くと船酔いしていたそうです。
カーラは胃の中のモノを空にしたらすっかり船酔いは治まったと言いました。
どうやら、はしたないことは出来ないと我慢しているリーナは船酔いが治まらないようです。
酸っぱいモノが込み上げているせいで、シアンが癒すそばから気分が悪くなり、まったく効果がない状態のようです。
私は青い顔をしたリーナを抱えて館に転移しました。
館のベッドに横たえて、シアンが『癒し』を施すとどうやら今度は効いたみたいです。
青ざめた顔に仄かに赤みが差すと、間をおかずにリーナの呼吸が穏やかになって来ました。
「助かったわ。
船室のベッド、一度横なるとわかるけど、あれって胃が揺さぶられるような絶妙な揺れ方をしているの。
気分を悪くして横になったら、余計に気分が悪くなって困っていたのよ。」
どうやら、シアンの『癒し』が効かなかったのは、ベッドに伝わる船の揺れにあったようです。
航海初日にして、退屈と船酔いに襲われた私達は二日目以降、朝食と夕食をとるためだけに船に戻ることにしたのです。
おじいさまがしてくださった色々な取り計らいに感謝ですね。
さほど大きな町ではありませんが、港にはたくさんの人がおり結構な賑わいに感じます。
「ああ、ここの港はダーヌビウス川を遣って運ばれてきた帝国の産品が集まるのです。
そして、ポントス海やアクデニズ海沿岸の国々、果てはアルビオン王国や大洋を越えた向こうの大陸にまでそれが運ばれて行きます。
逆もまた然りで、各地から運ばれてきた産品がここでダーヌビウス川を遡る船に積み替えられて帝国各地に運ばれて行きます。
だから、こんな小さな町なのにこれだけの賑わいを見せているのです。」
船長の説明では、ここは物資の中継地で町にいる人の多くは他所から来た商人や船乗りなどこの町に住む人ではないそうです。
町に住んでいる人は、宿屋や酒場の主人と従事者、それと船乗り相手の娼婦くらいだそうです。
船の補給に必要な食料や水からして、一番近くの町からここへ船で運ばれてきて港で取引されるそうです。
この町、河口の洲に出来ていて食料を生産する農地や飲み水を汲めるような井戸がないのです。
本当に、荷の積み替えだけの町なのですね。
「この船が港に着いたらアルビオン行きの船が待っている手筈になってます。
すぐに出発できるかは分からないが、あの町は女ばかりで安心して歩ける町じゃないですから。
乗り継ぎの船までは私が責任持ってお送りしますのでご安心ください。
良い船ですし、何よりも船の所有者がクラーシュバルツ王国の者ですから安心ですよ。」
「クラーシュバルツ?
海のない山の中の国ですよね、海運をする船の所有者がいるのですか?」
船長の言葉に私が素朴な疑問を挟みます、隣でリーナも頷いていました。
「クラーシュバルツ王国に本拠を置く船主は多いんですよ。
ここポントス海を抜けてアクデニズ海へ入ると海の北岸はセルベチア共和国なんですわ。
お嬢様もご存知かと思いますが、セルベチアと帝国は犬猿の仲、帝国の旗など掲げていたらどんな難癖つけてくるか分かりません。
その点、クラーシュバルツは中立国、クラーシュバルツの旗を掲げた船に難癖つけるセルベチアの連中はおりません。」
アクデニス海沿岸ではセルベチアの軍艦が帝国の民間船を拿捕することが過去から後を絶たなかったそうです。
それに目をつけたのがクラーシュバルツのお金持ちたち。
船主になり、中立国の看板をぶら下げて海運を請け負うことが増えたのだそうです。
「へー、中立国であることは内陸国で一見無関係と思われる海の上にも影響していたのですね。」
「そうですよ、私達の大陸にある国でクラーシュバルツ王国に手を出す国はありませんよ。
この海でちょっかいを出す奴がいるとしたら、対岸にある異教徒の国の連中くらいですわ。
あいつら、私たち聖教徒の国の決まりごとなんてお構い無しですからね。」
そうですね、今まさにセルベチアが帝国と戦火を交えようとしているのです。
中立国の船の方が安全でしょうね。
と、私はのんきに考えていたのです、そのときは……。
**********
港町の船着場、帝都からの船を降りた私達は船長の案内で同じ港に停泊するアルビオン王国行きの船の前にやってきました。
「うあ~、大きな船、ねえ、ロッテお姉ちゃん、私たちこの船に乗るの?」
アリィシャちゃんが目の前に停泊する船の前で感嘆の声を上げました。
驚くのも無理がありません、私達の目に映るのは全長百ヤードはあろうかという大きな帆船です。
三本のマストに大きな白い帆がはられた姿がとても優雅です。
私達が船に見惚れていると、船を降りてきた中年男性が声をかけてきました。
「これは、これは、美しいお嬢様方だ。
私がこの『海の女神号』の船長を務めるゲーテと申します。
アルビオン王国の王都までのご案内を務めさせて頂きますのでよろしくお願い致します。」
どうやら、私たちの到着を知って船長のゲーテさんが出迎えに出てきてくれたようです。
私達と簡単な挨拶を交わしたあと、ゲーテさんは帝都から送ってくれた船長さんと引継ぎを行っているようです。
引継ぎが済んだゲーテさんに案内されたのは、先程まで乗ってきた船の客室よりも更に豪華な客室でした。
「こちらが、『海の女神号』が誇る貴賓室になります。どうぞごゆっくりお寛ぎください。」
なるほど貴賓室ですか、どうりで豪華な造りのはずです。
しかも、この船、私達の到着を待っていたそうです。
ゲーテさんが上から受けた指示は、交易品等の積荷の積み込みは事前に済ませておき、私達の乗船が済み次第出航するようにとのことだったそうです。
しかも、この船も客室部分は私達だけで貸切られているようです。
本当におじいさまったらいったい幾らお金を使ったのかしら。
ゲーテさんの説明では、アルビオンの王都までの航海は約二カ月との事で、途中概ね五日毎に水や食料の補給に寄港するとのことです。
寄港地では大体一日停泊するので町を見物してきて良いそうです。
航海の間の食事は一日三回ですが、予約時のこちらからの要望で昼食は軽いもので朝食と共に運ばれるそうです。
私達が朝食後、夕食まで転移で帰って来てしまっても怪しまれないように、おじいさまが気を利かせてくれたのですね。
他にも、緊急のことがない限り食事の配膳以外では客室部分に船員が立ち入らないこととか、寄港する場合は前日の朝食の配膳時に必ず知らせることなどが予約の条件として出されたそうです。
ゲーテさんはかなり厳しく言い付けられた様子で、いったいどんなやんごとなき人が来るのかと戦々恐々としていたようです。
ゲーテさんが説明してくれた通り、私達が貴賓室に腰を落ち着けるとまもなく、船はゆっくりと岸壁を離れて動き始めました。
ポントス海は波も穏やかで船もさしたる揺れを感じませんでした。
私達は初めての海というもの珍しさもあって初日は、船での中で過ごすことにしたのです。
「飽きた…、見渡す限り海ばっかり、なにも見えないし、つまらない。」
甲板で船の縁につかまり海を眺めていたアリィシャちゃんがぼやきました。
同感です、出航した当初は初めて見る大海原と陸側の景色の美しさを堪能していましたが、今は陸を離れて四方見渡す限り変わり映えのしない大海原です。
ちなみに、リーナとカーラは海の景色に早々に飽きて客室に引っ込んでいます。
私は海の景色に飽きたアリィシャちゃんを連れて客室に戻りました。
すると、貴賓室の立派なベッドに青い顔をして横になるリーナとその横で一生懸命に『癒し』を施すシアンの姿が目に入りました。
「リーナ、どうしたの!大丈夫?」
私が慌ててリーナの許に駆け寄ると、リーナはか細い声で言います。
「大丈夫だから、大きな声出さないで……。」
「リーナちゃん、しっかりして。え~ん、『癒し』が効かないよ~。」
シアンが、珍しく泣き言を言っています。
すると、私の後ろから部屋に戻って来たカーラの声が聞こえました。
「カロリーナ様は病気ではありませんのでそんなに心配する必要はございません。
すこし船に酔われただけでございます。」
カーラの説明によると、早々に海の景色に飽きた二人は船室戻り、私が持参したポントス海やアクデニズ海沿岸の町を紹介した本を読んでいたそうです。
この船の揺れ、座って普通にお喋りしている分には大した揺れには感じないのですが。
本を読むと視界が微妙に揺れ動くのだそうです、そして気付くと船酔いしていたそうです。
カーラは胃の中のモノを空にしたらすっかり船酔いは治まったと言いました。
どうやら、はしたないことは出来ないと我慢しているリーナは船酔いが治まらないようです。
酸っぱいモノが込み上げているせいで、シアンが癒すそばから気分が悪くなり、まったく効果がない状態のようです。
私は青い顔をしたリーナを抱えて館に転移しました。
館のベッドに横たえて、シアンが『癒し』を施すとどうやら今度は効いたみたいです。
青ざめた顔に仄かに赤みが差すと、間をおかずにリーナの呼吸が穏やかになって来ました。
「助かったわ。
船室のベッド、一度横なるとわかるけど、あれって胃が揺さぶられるような絶妙な揺れ方をしているの。
気分を悪くして横になったら、余計に気分が悪くなって困っていたのよ。」
どうやら、シアンの『癒し』が効かなかったのは、ベッドに伝わる船の揺れにあったようです。
航海初日にして、退屈と船酔いに襲われた私達は二日目以降、朝食と夕食をとるためだけに船に戻ることにしたのです。
おじいさまがしてくださった色々な取り計らいに感謝ですね。
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