22 / 68
第22話 「さわりたいから、さわらせて」
しおりを挟む「あー、オレここのシーンめっちゃ好き」
「そうです、ね」
青葉先輩の部屋で、映画を観ている。
映画自体はカーチェイスがメインの話だ。ただ、いまは主人公とヒロインが、コインランドリーでイヤホンを片方ずつわけながら音楽を聞いている。この映画の中でも印象に残る、すごくいいシーンだと思う。
ふだんは二人とも最後まで喋らず観るタイプだけど、今回の映画は何度も観ているから、気楽に内容について話せる。の、だが。
どうしても歯切れ悪くなってしまうのは、体勢のせいだった。
これまで青葉先輩の部屋で映画を観るときはソファの横に並んで観ていた。それだけでもかなり緊張するものだったのに。
青葉先輩はソファを背もたれにして座っていて。僕はといえば、その先輩の膝の間に座らされて、さらに抱え込むように両手を回されている。
つまり、後ろから抱きしめられるような形で、座っていて。
クッションがわりにするには自分の体はかたいんじゃないか、という言葉は映画のオープニングをすぎてからいうタイミングを逃してしまった。
背中ごしでも先輩の体温が伝わるほど密着したこの体勢は恥ずかしくてたまらない。さらに先輩は、縮こまって体育座りしている僕の手を、手慰みのように触ったり握ったりしてくる。正直、映画どころじゃない。
「後ろでカラフルな服がくるくる回ってるのも楽しくていいんだよな」
映画の中で二人が聞いている音楽の、リズミカルなテンポにあわせて手の甲を撫でられる。
僕の心臓はそのテンポにあわせられず、もっと早いリズムで鼓動を鳴らしている。
なんでこんなに近いんだ。なんでずっと先輩は僕の手を触っているんだ。
この間、高熱を出した日。薬がよかったのか、本当にただの夏バテだったのか、次の日にはすっかり治っていた。先輩にうつった様子もなく、安心していた。
先輩は念のためもうすこしゆっくり休んだらいい、と言ってくれた。会うのも元気になってからでいい、とも。
だけど、先輩が用意してくれた薬や食事のお礼を早くしたかった。お金で返すのは受け取ってもらえないだろう、というのはわかっていたから、発泡酒じゃないちゃんとした缶ビールのパックと、ちょっといいところで買った総菜を先輩の家に持っていくことにした。
それで、どちらのバイトも休みの今日、先輩の家にきて、お礼代わりに持ってきたものを渡して。流れで二人とも好きな映画を観ることになって。
「体調はもう治った?」
と聞かれて、すっかりいつも通りになっていたから、「なんともないです」と答えて。
まだお腹は減ってなかったから、買ってきた総菜はあとで食べることにして。それで、そのまま。
流れるようにこの恰好にされて。
ダメだ、思い返してもなんでこんなことになったのか、まるでわからない。
いや、思い当たることは、あるのだけれど。
「あー、やっぱいいなぁ、この二人」
触られていた手を握りしめられ、くいっと後ろに、後ろに引っ張られる。痛くはない。少しの力で、ごく自然に僕の手は自分の頭の真横に持っていかれる。
え、と思っているうちに、指に感じるやわらかい感触。手は自分の耳の横にあるから見ることはできないけど、何をされているかはすぐにわかった。
握られた手に、キスされている。
かあっと、首から上が熱くなる。先輩はたいしたことでもないように、リラックスして映画を観る姿勢を崩さない。
指を絡ませあような形で、人差し指のつけ根、中指、薬指、と順番にキスをされる。唇が軽く触れるだけ、肌の表面を少しかすめるだけ。たったそれだけの接触。
それでも、ないに等しい近すぎる距離と、綿菓子のようなくすぐったい触れ方に、体の神経が全てそちらに集中してしまう。
先輩からは、何も言われてはいない、けど。
お礼をどうしようか、と考えた時、青葉先輩が言っていた『次』という言葉を忘れたわけではない。
もしかしたら、と思って、体もきちんと洗ってきた。お酒やご飯をすぐに食べなかったのも、もし飲食したから不都合があるかもしれない、と考えがあったからだ。
小指までキスされると、次は関節部分に、また順番にキスされる。
それ自体は軽い、なんてことのない戯れ。
ただ、明らかにただの先輩と後輩の関係ではできない、じゃれあいで。
今更だとわかっていても。こんな風に後ろから抱きしめられて、あまつさえ自然なことのように手にキスをされて。
こんな、いかにも、恋人、みたいなこと。
いまだにそれを受け止めきれなくて、胸がざわついて、頭は考えることをやめてしまう。
映画の内容なんてまるではいってこない。それよりも、だんだんと指先へ近づいていく青葉先輩の唇の動きのほうが、よほど気になって。
人差し指の爪を撫でた唇が、そのまま指先を食む。
びくり、と体がどうしても動いてしまった。きっとそれは先輩に伝わったはず、なのに。
何事もなかったかのように、先輩はそれをやめない。
やんわりと薄い唇で爪と指の腹を挟まれる。ちろりと、濡れた舌先が先端をかすった。
何度か濡れた感触が指先を通った後、また一本ずつ、丁寧に、同じことを繰り返される。
そうやって繰り返されるたび、僕の神経はどんどん敏感になっていく。
ただでさえ、こんなに青葉先輩が近くにいるだけで、どうにかなりそうなのに。
弱々しい、くすぶった、熱が体の真ん中に生まれはじめる。それはまるで何かの準備のように。
小指の爪を唇のふちでたどられて、かぷり、と歯を立てられたら、詰めていた息がわずかに漏れ出た。
丁度、映画もクライマックスに近づいていて、激しい車の疾走音と銃撃音にまぎれて聞こえなかったかもしれない。聞こえないでほしいと、願うしかなかった。
長く、ゆっくりしたたわむれが、ようやく終わって先輩の口が指から離れていく。左手は相変わらず先輩にとらわれて、手の甲を撫でられたりしているけれど、緊張がゆるんで体から力がぬける。
それでもすぐにまた体がこわばる。
先輩の吐息が、無防備なうなじにかかった。
薄い唇が、首筋にひとつ、おちる。
「……シャンプーのかおりがする」
その言葉にドキリとする。
ここに来る前、身体を洗ってきたから、その香りがするのは当たり前だ。だけど、それに気づかれると、あらかじめ自分がこの後、なにがあるかわかっていて、シャワーを使ったことがバレたのと同じで。なんなら、こんなに近くにいたんだから、もっと早くにバレていたかもしれない。
準備万端で、先輩の部屋にきたと、知られてしまったことに羞恥で息が詰まる。
けど先輩はそれ以上追及はせずに、僕の頭に顎をのせて、抱きかかえる力を強くこめるだけだった。
「からだ、本当にもうきつくない?」
「あ、はい。あの、その、あのときは、ありがとうございました」
「オレが好きでやっただけだし。あーでも、オレが風邪ひいたら、コーヨーが看病してくれる?」
「それは、その、先輩がいいなら、もちろん」
「んじゃ、それでおあいこな。そういえば、オレ、風邪の時はめっちゃメシ食べて治すタイプ」
「何食べるんですか?」
「ひたすら肉」
「具合悪い時にそんなの食べられるんですか?」
距離は近いけど、いつも、食堂で話すときのような気軽さの会話に、ようやく僕はまともに返事ができる。
「食べる食べる。むしろ食べられないときは相当ヤバいときだな」
「マジっすか。それじゃあ大量に肉買って焼きまくりますよ」
「そうしてくれるとめっちゃ嬉しい。キッチン好きに使ってくれていいし。あー、そーいえば、そういうときのために合鍵、渡しといたほうがいいかな」
ゆるゆると、手持無沙汰のように僕の薬指をさすりながら、食堂のメニューを話すような軽さで先輩は話す。
けれど。僕のほうは、唐突に、ものすごいことを言われて、ようやく取り戻した言葉のコントロールを再度見失ってしまう。
合鍵。
合鍵って、そんな簡単に人に渡すもの、だったろうか。
たとえば、まあ、僕の部屋だったら、宅飲みからの雑魚寝は当たり前で、授業で先に家主の僕が家をでるときがあるから、寝ている友人たちのために合鍵をおいておくこともある。まあ、大抵は何人かがそのまま僕の部屋に居残ってゲームをしてたりするから、そんなに合鍵を使われることはないけれど。
僕の中で合鍵はそういう一時的に貸すことはあっても、そんな風に誰かにずっと渡すものではない。だって、そんな風に、合鍵を渡すっていうのは、そんな関係は。
「……合鍵なんて、僕が悪用したらどうするんですか」
「悪用ってたとえばどんな?」
「え……。勝手にものとってったり、とか……?」
「ん? なんかうちにほしいもんあった?」
「や、たとえばです! えーと……あとは……勝手にあがりこんだりと、か?」
頭をひねってしぼりだした答えは「くっ」と先輩の吹き出した笑いで返された。
「悪用って、それくらいしか浮かばないの?」
「えー……?」
「コーヨーが悪用って、ムリだろ」
いまだに笑いで体を震わせている先輩。なんだか無性に悔しくて、ずっと握られていた手を奪い返して、固く両腕を組んで体育座りで縮こまった。
「ごめんごめん、笑いすぎた」
先輩は体育座りの上から、さらに抱え込むように両腕を回す。
そっと耳にささやかれる。
「それに、コーヨーがうちにくるの、いつでも歓迎だけど?」
そのまま耳の裏に唇を落とされる。続いて、襟足、首筋へと。
ちろり、と舌が肌を這う。
ぞく、と体に走る刺激。
さすがに、何度か体験したから、僕でもわかる。
これは、ただのじゃれあいとは違う、もっと密度と湿り気が濃い接触の前触れ。
ゆっくりと味合うように唇が首筋を食む。跡が残らない程度に歯を立てられて、ぴりっとした微弱な刺激が走る。
ここから先は、熱とシロップみたいな甘さで頭が溶けてしまう行為だ。
緊張で心臓が激しく音が鳴る。
「……からだ、ほんとうにもう平気?」
「っは、い」
「シャワー、あびる?」
「…だい、じょうぶ、です」
先輩が話すたび、首筋に熱い息がかかる。それだけで、身体は敏感になる。
ちゅ、と軽く耳にキスをされて、声が吹き込まれる。
「じゃあ、……触ってもいい?」
最後の確認だというように確かめられて、僕は。
無防備な首筋をさらすように、こくんと頷いた。
顔は見せられない。こんな赤い顔、見られたら。
先輩の手が頬をくすぐる。先輩の指が、僕の顎をくいと後ろのほうへ振り向かせようとする。抵抗なんてもの、存在しなかった。青葉先輩の指先一つにすら、僕は勝てない。
一瞬見えた青葉先輩の、まっすぐ、射貫くような目。
それが近づいた、と思った時には、キスをされていた。
「…っ、ん」
ゆるりと、薄い舌が僕のくちびるを舐める。やっぱり、抵抗なんてできなかった。
陥落したくちびるは迎え入れるように開いてしまう。そのほんの少しの隙間を逃さず、先輩の舌は中にはいてってきた。
ゆるやかに舌をとらえられ、軽く甘噛みして、吸われる。つめていた息が漏れる。
けれどそれから先輩の舌は動かず、むしろ僕の喉へ差し出すように動きを止める。この間のことを思い出して、僕はよわよわしく、歯を立てる。熱があるわけでもないのに、自分からこんなことをするなんて、恥ずかしさで顔も耳も熱くなる。
けれど、先輩がそれを褒めるように、顎の下をくすぐるから。僕はさっき先輩の動きをまねて、舌を吸い上げる。
あまい、唾液があふれてくる。
それを感じたら頭がふわふわしてきて。子どもみたいに、何度も何度も先輩の舌を吸う。もっと、もっと甘い唾液を飲み込みたくて。もっと、もっと、奥に入ってほしくて。
先輩が僕の髪をかき上げて、左耳を触る。薄紙一枚の、触れるか触れないかの接触は、さらに感覚を敏感にさせる。
耳とくびすじで熱を測るように先輩の手が覆う。
途端、持っていたはずの主導権が奪われる。グイっと先輩の舌が中に入って、強く舌を先輩の口のほうへ引き出される。僕よりも強く、本当に飲み込んでしまうんじゃないかという勢いで、吸い上げられる。
やわらかい感触で包まれるそれは、体の中心にくすぶって熾り始めていた熱をさらに強くするには十分で。
「……最後までは、しないから」
キスをやめて、僕の顔を間近でのぞきこみながら、先輩はささやく。
ああ、また、あの目。
そんな、先輩のほうにこそ、熱があるような、目。
「でも、さわりたいから、さわらせて」
そんな目をしているのに、そんな小さな声で、懇願するようにいわれて。
僕が抵抗なんてできるはずない。
頭がくらくらしている。体の感覚は敏感なのに、ふわふわしている。
一滴も飲んでいないのに、アルコールで酩酊しているようだ。
気づけば。
ベッドの上にいて、先輩が僕の上に覆いかぶさっていた。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件
水野七緒
BL
ワケあってクラスメイトの女子と交際中の青野 行春(あおの ゆきはる)。そんな彼が、ある日あわや貞操の危機に。彼を襲ったのは星井夏樹(ほしい なつき)──まさかの、交際中のカノジョの「お兄さん」。だが、どうも様子がおかしくて──
※「目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件」の続編(サイドストーリー)です。
※前作を読まなくてもわかるように執筆するつもりですが、前作も読んでいただけると有り難いです。
※エンドは1種類の予定ですが、2種類になるかもしれません。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
貢がせて、ハニー!
わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。
隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。
社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。
※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8)
■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました!
■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。
■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる