Eternal Light -過去を捨て未来へ-

リノア

文字の大きさ
上 下
2 / 6
導かれし戦士達

第1話

しおりを挟む
朝日が照らす中 俺は起きた

チリリリリリリリリンチリリリリリリリリン♪
そう目覚まし時計が鳴っていて朝日が照らす中起きたのだ。
「やっべぇぇっ!遅刻するっ!」
俺__神城憂雅は布団から飛び起きて急いで制服に着替えた。
             . .
「ただでさえあの学園規則厳しいのによっ!遅刻とかありえねえっ!」
俺は家を飛び出し全速力で駆け出した。
毎日鍛えているからなのかもう学校が見えてきた。
「おるぁぁぁあ!」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン♪
何とかギリギリ間に合った……
さすがに起きたばかりで朝飯も食わないまま家から全速力で走ってきたせいかめちゃくちゃ疲れた。
いつもの流れでぜってぇせーとかいとか出てくるんだろうけどな……
「君、遅刻……かい?」
「ギリギリ間に合った」
「全く この〝フスドル学園〟で五分前行動もしないとは……君はこれからの時期が_____」
これだから大真面目は嫌いなんだよなぁ……
ちょっと間違えたからって短期のやつはすぐ怒るしなぁ… 一言で済ませるとめんどくせぇか
十分二十分くらいの長い話が終わったあと俺はそそくさと教室へ向かった。
教室のドアを開けて自分の席に座ると誰かが近寄ってきた。
「おいおい?綺麗な顔が崩れとるよ?」
十分二十分の長い話が終わったあとに煽るバカ野郎がいるか 
こいつは西嶋芽依。こんな風に喧嘩吹っ掛けてきたり、あと人の金で勝手にパン買ったり……色々とうざいやつだ 
「悩みがあるん?聞いてもええよ?」
……おまけに上から目線…と
「それがな…生徒会長に十分二十分も時間取られて説教されたんだよ!」
大方予想が着いたわ。お前さんが悪いな!ときっぱり言いやがった……
でもこいつといると楽しい。
恋愛感情とかではないが友人としてはとても頼りになるやつの一人だ。
ほかにも……というかあと一人信頼してるやつがいる
アイツとは長年付き合ってるから大体互いのことは分かる
「憂、やっときたか。俺に文句言うなよ 何度も起こしたからな」
鎮宮玲央、こいつが俺の幼なじみだ。
「起きるまで起こせよ!」
俺がそう言うと「俺に被害が出てしまう」と言われた。
まぁ確かに人に迷惑かけんのは良くないけどよ……前携帯貸してっつってぶっ壊したの誰だっけな……?
俺は昔あったことを思い出した。
芽依と玲央と話しているのはあたりまえな事だ
三人でバカな話をしているの校内放送が流れた。
【一年の神城憂雅、鎮宮玲央 理事長室に今すぐ来なさい】
ん?なんで俺呼ばれたんだ!?
「憂雅ならともかくなんで玲央も呼ばれたん?意味わからんわ」
「俺も同意だな 憂雅ならともかく」
こいつらケンカ売ってんのか……?
とりあえず行くぞ~といって教室を出ていった。

「なんで俺ら呼んだんだ?」
「そんなの理事長にしか分かんないだろ」
確かにと納得してる間に理事長室に着いてしまった。

中から話し声が丸聞こえだった
盗み聞きをするつもりはなったが聞こえてしもうものはしかたない

「ただ本当に運が悪いだけなんですっ……」
「だけどペアやグループとかないと試験は難しい」

ペアとグループがいないって……結構ヤバいぞ
なにがヤバいんだっけな……
「中の人……ペアいないみたいだな……」
玲央は勘づいてるみたいだ
俺はさっぱりわからん。俺のペアはこいつだし全部まかせてっからな!

「ずっとそこでなにしてるの?早くおいでよ」

さすが理事長……気づいていたか……!

俺たちは理事長室のドアを開けてなかに入った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません

ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは 私に似た待望の男児だった。 なのに認められず、 不貞の濡れ衣を着せられ、 追い出されてしまった。 実家からも勘当され 息子と2人で生きていくことにした。 * 作り話です * 暇つぶしにどうぞ * 4万文字未満 * 完結保証付き * 少し大人表現あり

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...