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はじめてのデートを
第31話
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二人が楽しんだのは、鴨肉のロースト、色とりどりのサラダ、タマネギのスープ……コースの締めくくりのガトー・ショコラだ。
会計を終え、車に戻る前に光香に礼を言い、車に戻る。
琴が財布を取り出した。
「いくらでしたか?」
都筑は目を丸くし、琴は不思議そうに見つめてくる。
「あれ? 何か違いましたか?」
「いや……ジェネレーション・ギャップかな……デートの食事代は男が払うものだよ」
「……」
琴は財布と都筑とを交互に見た。
「お会計は男性に任せなさいって……恥をかかせちゃだめとか……割り勘にして後か先に出した方が……っていうのは、聞いたことあるんですけど……えーと……」
「……とにかく、食事代は俺が出す。そうだな……まあ、色々考えていけばいいか。で……君の家に送ろうかと思うけど……」
都筑の提案に琴は唇を噛んで、頷いた。
「はい。……でも、じゃあ、ちょっとだけ、遠回りして欲しい……」
「……うん」
カーナビに琴は電話番号を入れ、アパートが表示される。
△駅の近くだ。
車なら40分ほどで着くだろう。
都筑は車を走らせた。
「……美味しかった!」
助手席に座った琴が明るい声でそう言った。
「気に入った?」
「はい! また行きたいです」
「そうだな、また今度。次……逢いたくなったら連絡しあおう」
「いつでも?」
「いつでも」
「今日でも?」
琴は冗談ともつかない調子で言う。
都筑は彼女をちらりと見ると、「今日でも」と言った。
琴は目を細める。
「うふふ。でも、やっぱり迷惑になったらいけないから、ちょっとは我慢します」
「そう?」
「はい」
琴はそう言いつつもほっとした様子で、体をシートに沈ませた。
せっかく想いが通いあって、なのにすぐに離れることに多少の不安があったのかもしれない。少しだけ俯いている。
***
車が目的地に近くなり、都筑はカーナビの指示を無視した。
それほど遅い時刻でもない、ゆったり過ごしていいだろう。
琴も甘えるような目をしている。
「海でも見に行こうか」
「はい!」
琴は満面の笑みを浮かべた。
車の向かう方向を変え、海沿いの道を走った。
まだ夜の8時だ。
車の量もそれなりにあるが、流れ自体はスムーズだ。
ラジオをつけると映画の宣伝。
ゆったりとしたBGMに乗せて、古い映画を紹介している。
「琴、映画は好き?」
「好きです。でも最近のはちょっとよくわからないかな……」
「古いくらいのが好きなのか」
「うん。あの……10~20年前くらいのとか。ちゃんとドラマのあるやつが好き。今のはなんというか、ドラマが物足りない」
「物足りないんだ?」
「はい。なんだろう、前の前の前の映画を参考にしました、みたいな……リアルな感じがない気がします。こうしてれば名画でしょ、みたいな風に感じる」
「なるほどな……確かに最近のを観てて、腑に落ちない感じがあったけど、君の言ったのを聞いて納得したよ」
「そうですか?」
「うん。好きな俳優とかは?」
「ベタですけど……オードリー」
「ああ……彼女は永遠だよな」
「はい。すごく憧れて、彼女を真似たくてメイクを始めたんです」
意外なところで琴が今の道に入ったキッカケが知れ、都筑は眉をあげた。
「へえ。それが入り口?」
「はい。けっこう上手く出来て、友達にもやってって頼まれていくうちに、楽しいな~って。一番嬉しかったの、顔に傷があった子にした時。傷口を気にして前髪を伸ばし放題にしてたんだけど、してみたらすごく可愛くなって。今彼女、何してると思います?」
都筑は首を傾げた。見当もつかない。
「読モです。メイクしたりおしゃれするのが楽しいって」
「すごいな……メイクで顔が変わっていくから、俺はちょっと怖いな、と思ってたけど……そうか、大事なことなのか」
「その……隠す、ごまかす、みたいな、マイナスなのは私も嫌です。でも色んな人がメイクで自信が出て、自分を好きになれたら嬉しい」
「そうか……メイクは楽しむもの?」
「そうです。ごまかすためじゃないです。自分のためにするんです。なんて……これカリナちゃんに改めて教えてもらったことですけど」
「結城さんか……けっこうしっかりした子なんだな。テレビではぶりっこなイメージだったけど」
「アイドルっていうのを大事にしてたみたいです。だから変なバラエティは出ないし、歌やダンスは今も修行中って」
「やっぱり売れる子はそれだけの理由があるんだな。よく知ると尊敬するよ」
都筑は外見の裏に隠された血のにじむ努力を見た気分だった。
琴はそれを支える大事な柱の一つなのだろう。
だが彼女自身の人生となれば、もちろんカリナやミクが柱になる。
都筑は目元を和らげた。
「君は仕事が好きなんだな」
「大好きです。普さんも好きでしょ?」
「そうだな。誇りもある」
都筑ははっきりとした自分の言葉に、今更ながら本当にこの仕事が好きなのだと気づいた。
隣の琴はそれを聞いて、嬉しそうに微笑んでいる。
何か照れ臭い気がして、曖昧に首を傾げた。
***
やがて車は海につく。
デートスポットのような、きちんと整備された場所ではない、無骨にテトラポットが組み合わせられた海岸だ。
それでも橋の照明で水面がきらめき、高速道路を走るトラックの光が美しい。
穏やかな波の音。
潮風は少し肌寒いくらいで、都筑は琴の手を取ると指を絡めた。
「これ、くすぐったいですね」
「このつなぎ方?」
「はい」
都筑が少しだけ力を込める。琴も握り返した。
何となく歩けば、少しずつ風景が変わって行く。
潮風が彼女の髪を揺らしていた。
それを見ていると、琴が振り向く。
「あのね、普さん……」
「ん?」
「良かったら今度、肩を見せてくれませんか」
「肩? ああ、傷口のこと?」
「そうです。ちゃんとふさがったら、そこメイクしたい。リハビリメイクだったかな……」
琴の提案に都筑はうーん、と言った。
特に気にしていなかったのだ。むしろ誰かを守ってついたそれは、名誉の勲章というと大げさだが、それに近い。
「気にしてないけどな……ああ、そうか。さっきの子のように、気にする子のための練習?」
「というか、まあ、私自身のステップアップのためが一番大きな理由ですけど……」
琴は正直に言う。
都筑はそんな彼女に笑みを向けた。
「良いよ、いくらでも」
「ありがとうございます」
琴が笑顔を浮かべ、もう片方の手を伸ばした。
都筑がそれにならって手を差し出せば、甘えるように繋いでくる。
琴は小さな手で都筑の手をぎゅっと握って、向き合うと息を吐きだした。下唇を噛むようにし、笑顔を作ると口を開く。
「もう帰りましょうか……普さん、運転で疲れちゃう」
「体力はある方だよ。でもそうだな、体が冷えるといけない」
都筑は手を離し、足を帰り道に進めようとして、立ち止まる。
「琴。……もう少しだけ。おいで」
都筑は琴を引き寄せ、しっかりと抱きしめる。
彼女の細い体は確かな体温と、柔らかい香りがする。都筑は耳元に鼻先を埋め、香りを吸い込んだ。
琴の手が背中に触れ、そこがじわじわ温かくなる。
しばらくの間そうして、体温を分け合うとそっと体を離す。
「……帰ろうか」
「……はい」
***
アパートの前で彼女をおろす。
琴は自身の腕を抱きしめるような仕草を見せ、都筑を見つめると不器用に笑った。
「全く……そういう顔をされると参るよ」
都筑は琴の頬を撫でると口づけ、頷いた。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
琴は唇を舐め、頷くとアパートに入っていく。
一室に電気がついて、窓が開くと琴が顔を出した。
スマホの画面の光が弧を描いた。
都筑も同じようにスマホを開き、手を振って応える。
名残惜しさを噛みしめながら、都筑は家路についた。
***
はじめてのデートが終わると、胸がしくしくするような、嬉しいのに切ない痛みが続いて疲れているのに眠れない。
琴は布団にくるまりながら、都筑の体温を思い出しそっと瞼をおろす。
体は温かく、じわじわと幸福感もあるのになぜか震え、ため息のような息を吐きだすと布団を胸にかき抱いて夜をやり過ごした。
都筑は彼女のいない部屋にもどり、確かに寂しげな部屋に、紅茶葉を見つける。
琴がパン屋で買ったものだ。
彼女の残り香を感じ、ふっと息を吐きだす。
カーテンが揺れ、向かいのマンションの灯かりが見えた。
ベッドに寝転ぶと、ずいぶん広く感じる。
まだつきあったばかりだというのに、彼女の気配はあまりに都筑の世界に馴染んでしまっていた。
会計を終え、車に戻る前に光香に礼を言い、車に戻る。
琴が財布を取り出した。
「いくらでしたか?」
都筑は目を丸くし、琴は不思議そうに見つめてくる。
「あれ? 何か違いましたか?」
「いや……ジェネレーション・ギャップかな……デートの食事代は男が払うものだよ」
「……」
琴は財布と都筑とを交互に見た。
「お会計は男性に任せなさいって……恥をかかせちゃだめとか……割り勘にして後か先に出した方が……っていうのは、聞いたことあるんですけど……えーと……」
「……とにかく、食事代は俺が出す。そうだな……まあ、色々考えていけばいいか。で……君の家に送ろうかと思うけど……」
都筑の提案に琴は唇を噛んで、頷いた。
「はい。……でも、じゃあ、ちょっとだけ、遠回りして欲しい……」
「……うん」
カーナビに琴は電話番号を入れ、アパートが表示される。
△駅の近くだ。
車なら40分ほどで着くだろう。
都筑は車を走らせた。
「……美味しかった!」
助手席に座った琴が明るい声でそう言った。
「気に入った?」
「はい! また行きたいです」
「そうだな、また今度。次……逢いたくなったら連絡しあおう」
「いつでも?」
「いつでも」
「今日でも?」
琴は冗談ともつかない調子で言う。
都筑は彼女をちらりと見ると、「今日でも」と言った。
琴は目を細める。
「うふふ。でも、やっぱり迷惑になったらいけないから、ちょっとは我慢します」
「そう?」
「はい」
琴はそう言いつつもほっとした様子で、体をシートに沈ませた。
せっかく想いが通いあって、なのにすぐに離れることに多少の不安があったのかもしれない。少しだけ俯いている。
***
車が目的地に近くなり、都筑はカーナビの指示を無視した。
それほど遅い時刻でもない、ゆったり過ごしていいだろう。
琴も甘えるような目をしている。
「海でも見に行こうか」
「はい!」
琴は満面の笑みを浮かべた。
車の向かう方向を変え、海沿いの道を走った。
まだ夜の8時だ。
車の量もそれなりにあるが、流れ自体はスムーズだ。
ラジオをつけると映画の宣伝。
ゆったりとしたBGMに乗せて、古い映画を紹介している。
「琴、映画は好き?」
「好きです。でも最近のはちょっとよくわからないかな……」
「古いくらいのが好きなのか」
「うん。あの……10~20年前くらいのとか。ちゃんとドラマのあるやつが好き。今のはなんというか、ドラマが物足りない」
「物足りないんだ?」
「はい。なんだろう、前の前の前の映画を参考にしました、みたいな……リアルな感じがない気がします。こうしてれば名画でしょ、みたいな風に感じる」
「なるほどな……確かに最近のを観てて、腑に落ちない感じがあったけど、君の言ったのを聞いて納得したよ」
「そうですか?」
「うん。好きな俳優とかは?」
「ベタですけど……オードリー」
「ああ……彼女は永遠だよな」
「はい。すごく憧れて、彼女を真似たくてメイクを始めたんです」
意外なところで琴が今の道に入ったキッカケが知れ、都筑は眉をあげた。
「へえ。それが入り口?」
「はい。けっこう上手く出来て、友達にもやってって頼まれていくうちに、楽しいな~って。一番嬉しかったの、顔に傷があった子にした時。傷口を気にして前髪を伸ばし放題にしてたんだけど、してみたらすごく可愛くなって。今彼女、何してると思います?」
都筑は首を傾げた。見当もつかない。
「読モです。メイクしたりおしゃれするのが楽しいって」
「すごいな……メイクで顔が変わっていくから、俺はちょっと怖いな、と思ってたけど……そうか、大事なことなのか」
「その……隠す、ごまかす、みたいな、マイナスなのは私も嫌です。でも色んな人がメイクで自信が出て、自分を好きになれたら嬉しい」
「そうか……メイクは楽しむもの?」
「そうです。ごまかすためじゃないです。自分のためにするんです。なんて……これカリナちゃんに改めて教えてもらったことですけど」
「結城さんか……けっこうしっかりした子なんだな。テレビではぶりっこなイメージだったけど」
「アイドルっていうのを大事にしてたみたいです。だから変なバラエティは出ないし、歌やダンスは今も修行中って」
「やっぱり売れる子はそれだけの理由があるんだな。よく知ると尊敬するよ」
都筑は外見の裏に隠された血のにじむ努力を見た気分だった。
琴はそれを支える大事な柱の一つなのだろう。
だが彼女自身の人生となれば、もちろんカリナやミクが柱になる。
都筑は目元を和らげた。
「君は仕事が好きなんだな」
「大好きです。普さんも好きでしょ?」
「そうだな。誇りもある」
都筑ははっきりとした自分の言葉に、今更ながら本当にこの仕事が好きなのだと気づいた。
隣の琴はそれを聞いて、嬉しそうに微笑んでいる。
何か照れ臭い気がして、曖昧に首を傾げた。
***
やがて車は海につく。
デートスポットのような、きちんと整備された場所ではない、無骨にテトラポットが組み合わせられた海岸だ。
それでも橋の照明で水面がきらめき、高速道路を走るトラックの光が美しい。
穏やかな波の音。
潮風は少し肌寒いくらいで、都筑は琴の手を取ると指を絡めた。
「これ、くすぐったいですね」
「このつなぎ方?」
「はい」
都筑が少しだけ力を込める。琴も握り返した。
何となく歩けば、少しずつ風景が変わって行く。
潮風が彼女の髪を揺らしていた。
それを見ていると、琴が振り向く。
「あのね、普さん……」
「ん?」
「良かったら今度、肩を見せてくれませんか」
「肩? ああ、傷口のこと?」
「そうです。ちゃんとふさがったら、そこメイクしたい。リハビリメイクだったかな……」
琴の提案に都筑はうーん、と言った。
特に気にしていなかったのだ。むしろ誰かを守ってついたそれは、名誉の勲章というと大げさだが、それに近い。
「気にしてないけどな……ああ、そうか。さっきの子のように、気にする子のための練習?」
「というか、まあ、私自身のステップアップのためが一番大きな理由ですけど……」
琴は正直に言う。
都筑はそんな彼女に笑みを向けた。
「良いよ、いくらでも」
「ありがとうございます」
琴が笑顔を浮かべ、もう片方の手を伸ばした。
都筑がそれにならって手を差し出せば、甘えるように繋いでくる。
琴は小さな手で都筑の手をぎゅっと握って、向き合うと息を吐きだした。下唇を噛むようにし、笑顔を作ると口を開く。
「もう帰りましょうか……普さん、運転で疲れちゃう」
「体力はある方だよ。でもそうだな、体が冷えるといけない」
都筑は手を離し、足を帰り道に進めようとして、立ち止まる。
「琴。……もう少しだけ。おいで」
都筑は琴を引き寄せ、しっかりと抱きしめる。
彼女の細い体は確かな体温と、柔らかい香りがする。都筑は耳元に鼻先を埋め、香りを吸い込んだ。
琴の手が背中に触れ、そこがじわじわ温かくなる。
しばらくの間そうして、体温を分け合うとそっと体を離す。
「……帰ろうか」
「……はい」
***
アパートの前で彼女をおろす。
琴は自身の腕を抱きしめるような仕草を見せ、都筑を見つめると不器用に笑った。
「全く……そういう顔をされると参るよ」
都筑は琴の頬を撫でると口づけ、頷いた。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
琴は唇を舐め、頷くとアパートに入っていく。
一室に電気がついて、窓が開くと琴が顔を出した。
スマホの画面の光が弧を描いた。
都筑も同じようにスマホを開き、手を振って応える。
名残惜しさを噛みしめながら、都筑は家路についた。
***
はじめてのデートが終わると、胸がしくしくするような、嬉しいのに切ない痛みが続いて疲れているのに眠れない。
琴は布団にくるまりながら、都筑の体温を思い出しそっと瞼をおろす。
体は温かく、じわじわと幸福感もあるのになぜか震え、ため息のような息を吐きだすと布団を胸にかき抱いて夜をやり過ごした。
都筑は彼女のいない部屋にもどり、確かに寂しげな部屋に、紅茶葉を見つける。
琴がパン屋で買ったものだ。
彼女の残り香を感じ、ふっと息を吐きだす。
カーテンが揺れ、向かいのマンションの灯かりが見えた。
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