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距離
第15話
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最後のデートのように駅までの道をゆっくり歩く。
リュックと空の弁当箱を受け取り、挨拶をすると別々の方向へ。
これでお別れというわけではない。
また会えるのだ。
少なくとも撮影期間中、スタジオに戻ることもあるし、連絡先は知っているのだ。
いつでも会える。何か、適当に理由をつけて……都筑にとっては迷惑だろうか。
恋をしているかもわからないのに。
翌朝、琴は顔に重みを感じていつもより早く目を覚ました。
洗面台に行くと顔がむくんでいる。
色々考えてなかなか寝付けなかったのだ。
今日から外でのシーン撮影だ。
琴はいつもより多い荷物を持ち、最低限に格好を整えると家を出た。
***
バスの中で顔をマッサージし、深呼吸を繰り返す。
多少はしゃきっとしてきただろうか。
窓に見えるのは都筑がいるであろうビル。
それが見えなくなるまで目で追って、額を窓につけて目を閉じた。
「そういや嫌がらせってどうなったの?」
女性スタッフがそう訊いてきた。ミクの事務所のおばさまスタッフだ。
「おかげさまで、今はありません」
「そうなの、良かったねぇ。刃物が使われたって聞いて驚いたよ。昔なら画鋲だしねぇ」
「画鋲……靴に隠すってやつですか?」
「そうそう。シンプルに衣装隠したりもあったね」
「どれも嫌ですね」
「仕方ないね、自分が強くなるしかないね」
「強いのは憧れます。でも我を通すのは違いますよね?」
琴が思い出したのは以前メイクをしていた人物だ。
彼女は自分の言うことが正しいと訴え、それが通らないと平気で相手を罵倒する。
顔立ちは美しいが整形の名残があった。
整形自体が問題かどうかは分からない。
ただちやほやされて態度がおかしくなるのが問題な気がする……と琴は思う。
彼女はモデルだったがそれをやめ、バラエティで活躍。その強気な態度がうけたらしいが、今は全く見なくなった。
「我を通すのも強さかもよ。こういう業界は、自分を売るのが仕事だからね」
スタッフの一言がやけに刺さる。
ミクとカリナは隣に座って、楽しげだった。
そのモデルだった彼女は琴にとっては忘れられない人だ。
彼女はわがままをする一方、徐々に自分自身を見失っていった。
整形する前はさっぱりした美人で、女性らしいというよりは中性的。
しかしあるときを境に化粧はどんどん派手になり、格好は夜の蝶を思わせた。性として見られることに快感を覚えていたのだろう。
やがて女性スタッフを嫌い、琴がおしゃれするのも嫌い、最終的にまわりから女性の姿はなくなった。
その影響で琴は地味な格好をしている、というわけではない。そこはあくまでも金銭面の話だが。
我を通しているのか、どうなのか。
わがままの結果自分をなくした彼女は強かったのか、弱かったのか。
わからないことだらけだ。
そっと後ろを見れば、ミクとカリナは隣に座って、楽しそうにおしゃべり中。
彼女らが彼女らでいてくれることを願うばかりだった。
***
都筑が管理人と見に行ったのはスタジオ関係者に貸し出し中のロッカーだった。
12番のそれは少し汚れている以外、おかしな部分は見つからない。
管理人がそれを都筑に見せたのはある映像がきっかけだ。
30代の女性がこれを殴っていたからだ。
その女性はおそらくエレベーター、ワンピースの犯人ではないか、と考えられている。
「12番は誰が使っていたんですか?」
「確認したところ沖さんでしたね」
「沖さん? 上原さんや中原さんではなく?」
「はい。それでロッカーあたりを確認したんですが、こういうのが落ちていて」
管理人は手のひらを開く。
中には透明な袋に入れられた、アクセサリーの留め具。
シルバーのようだが、輝き方は柔らかで、高級品に違いないと素人目にもわかる。よく見れば数字が掘られていた。No.01。
「ゼロワン……プレゼントか?」
銀を示す数字ではないようだ。
都筑は持ち帰ることは出来ないため、管理人に断りをいれて写真を撮った。
「今度は沖さんか……映画そのものに対する嫌がらせなのか?」
都筑は考え込んだが、探偵でも警察でもないのだ。
頭を振って目の前の仕事に集中しようと決めた。
「まずはビルの安全を確保しましょう」
「そうですね。防犯カメラがこれほど有難いと思ったことはありません」
管理人の返事に都筑は笑みを浮かべた。
地味な仕事だが、こうして人の役に立つ。
それが実感出来たときの嬉しさはずっと変わらない。
***
「男装メイクしてみたい」
カリナがそう琴に相談した。
「男装?」
琴はカリナをじっと見た。
この日の撮影は終わり、ホテルの一室で4人集まっていた時だった。
辻が興味を惹かれたのか眉を持ち上げる。
カリナの顔立ちは可憐だ。すっぴんも見たことがあるが、綺麗な卵形で、色白。まつげを増やさなくてもぱちぱちした印象の強い目元。
ふっくらした下唇は女性らしい血色の良さで、琴はやはりメルヘンを思い浮かべたものだった。
「男装……男の子?」
「ううん。キリッとした青年風。琴さん、ゲームする? こういうのやってみたい」
カリナがスマホを琴に見せた。
洋装の美青年が日本刀を振りかざしている。
目元はキリリと涼しげで、髪型もロングだったり短髪だったり。
「かっこいいね」
「そう、かっこいいになりたいんだ。いつもはかわいいって言われるから、イメチェンっていうか」
琴はゲーム画面とカリナを見比べる。
明らかに離れすぎるとおかしくなるし、可愛いばかりだと確かに見る者も飽きるだろう。
どこかのカメラマンのように、すぐにこれが似合う、と判断できるレベルにない琴はじっくりと見比べた。
「やってみる。でも研究しなくちゃ。男装メイクもしたことないし、カリナちゃんらしいかっこよさを探さなきゃ」
「うん」
カリナは嬉しそうな笑顔を浮かべた。
可愛いなぁ、と同性ながら見とれる。
ベッドに寝そべっていたミクがテレビをつけた。
映画が流れ始める。
「あ、この映画好き」
ミクがベッドに座り直した。
流れるのは日本のファンタジー映画。
鬼退治する色男と、女盗賊が主人公だ。
奇々怪々の事件が続き、あるとき女盗賊を庇った主人公がケガを負う。
それを手当する女盗賊。
二人は自然と身を寄せ合い、やがて主人公は彼女を押し倒し、肌の隅々まで愛撫を施す。はだけた着物から柔らかい乳房がこぼれ、主人公はそこに顔を埋めると彼女の脚を開かせ――彼女の甘い声が主人公の名を呼ぶ。
映画は終了し、それぞれ部屋に戻る。
琴はスタッフの部屋で寝泊まりする予定だったが、ミクの好意で2人で泊まることになった。
辻とカリナは同室だろう。
琴はベッドに潜り込み、目を閉じる。
映画のラブシーンが蘇る。
どきどきと体が熱を持ち、寝よう寝ようと思えば思うほど蘇る、映画の彼女の甘い声、主人公の愛撫。
自分の胸に、都筑が顔を寄せたら?
自分の脚を、都筑が開いたら?
自分の秘部に、都筑が触れたら……そこまで考えると喉がはれた感じがして、苦しいはずなのに心地良い。
頭をふって考えを追い出すと、目を開いて天井を見つめた。
エレベーターで近づいた体温、匂い、息づかい。
あのまま抱きしめて欲しいのに、そう考えると自分の腕が自分を抱きしめていた。
なのになぜ、彼に恋をしているとはっきり言えないのだろうか。
***
ホテルを出て、撮影現場に行く。
ミクのメイクを施し、彼女の演技を見守りながら男装メイクを研究する。
カリナの似合う色はピンク・薄紫などの柔らかい色だ。
キリッとしたイメージなら青、紫、黒だろうか。合わせやすいのは黒……とイメージを固めていく。
メモを取っていると影がかかるのに気づいた。
見上げると沖がいた。
「お疲れ様。何か、仕事中?」
「お疲れ様です。仕事中です」
「そうか。やっぱりまじめなんだね。そういうところが魅力的だけど」
「はぁ……」
「嫌がらせは減ったみたいだ。良かった」
沖は役の姿のままで、そのせいかいつもより精悍に見える。
しかし眼鏡の奥の目は沖のままだ。どこか嫌みがある。
「沖さん達へのいたずらも減りましたか」
「減ったね。ちょっとつまらなく感じるくらいかな、嬉しいけどね」
「つまらない……ですか。沖さんは強いんですね」
「どうかなぁ。ところで彼との付き合いは順調?」
「……順調です」
「それは良かった。そうだ、これ知ってる?」
沖が取り出したのはスマホだ。
画像を琴に見せるようにしている。
映っていたのは井上だ。
井上は防犯カメラではなく、ミクの楽屋を見つめている。
「……?」
琴が言葉もなく訝しむと、沖が囁くように言った。
「この人さ、都筑さんの後輩だろ? 姿が見えたり見えなかったりして、どこで何をしてたんだろうなって思ってさ。そしたらたまたま中原の楽屋前で見つけた。彼が手にしてるの、なんだと思う?」
沖が示す先には案内図。何か書き込まれている。
「スタジオの地図なんか持って、何してたんだろうな」
琴は気分の悪さを感じて唇を噛みしめた。
彼らがするわけない、そう言いたいのを我慢する。
沖が次の画像を見せた。
「これ都筑さんだろ?」
そこに映っていたのは女性と抱き合う都筑の姿だった。
リュックと空の弁当箱を受け取り、挨拶をすると別々の方向へ。
これでお別れというわけではない。
また会えるのだ。
少なくとも撮影期間中、スタジオに戻ることもあるし、連絡先は知っているのだ。
いつでも会える。何か、適当に理由をつけて……都筑にとっては迷惑だろうか。
恋をしているかもわからないのに。
翌朝、琴は顔に重みを感じていつもより早く目を覚ました。
洗面台に行くと顔がむくんでいる。
色々考えてなかなか寝付けなかったのだ。
今日から外でのシーン撮影だ。
琴はいつもより多い荷物を持ち、最低限に格好を整えると家を出た。
***
バスの中で顔をマッサージし、深呼吸を繰り返す。
多少はしゃきっとしてきただろうか。
窓に見えるのは都筑がいるであろうビル。
それが見えなくなるまで目で追って、額を窓につけて目を閉じた。
「そういや嫌がらせってどうなったの?」
女性スタッフがそう訊いてきた。ミクの事務所のおばさまスタッフだ。
「おかげさまで、今はありません」
「そうなの、良かったねぇ。刃物が使われたって聞いて驚いたよ。昔なら画鋲だしねぇ」
「画鋲……靴に隠すってやつですか?」
「そうそう。シンプルに衣装隠したりもあったね」
「どれも嫌ですね」
「仕方ないね、自分が強くなるしかないね」
「強いのは憧れます。でも我を通すのは違いますよね?」
琴が思い出したのは以前メイクをしていた人物だ。
彼女は自分の言うことが正しいと訴え、それが通らないと平気で相手を罵倒する。
顔立ちは美しいが整形の名残があった。
整形自体が問題かどうかは分からない。
ただちやほやされて態度がおかしくなるのが問題な気がする……と琴は思う。
彼女はモデルだったがそれをやめ、バラエティで活躍。その強気な態度がうけたらしいが、今は全く見なくなった。
「我を通すのも強さかもよ。こういう業界は、自分を売るのが仕事だからね」
スタッフの一言がやけに刺さる。
ミクとカリナは隣に座って、楽しげだった。
そのモデルだった彼女は琴にとっては忘れられない人だ。
彼女はわがままをする一方、徐々に自分自身を見失っていった。
整形する前はさっぱりした美人で、女性らしいというよりは中性的。
しかしあるときを境に化粧はどんどん派手になり、格好は夜の蝶を思わせた。性として見られることに快感を覚えていたのだろう。
やがて女性スタッフを嫌い、琴がおしゃれするのも嫌い、最終的にまわりから女性の姿はなくなった。
その影響で琴は地味な格好をしている、というわけではない。そこはあくまでも金銭面の話だが。
我を通しているのか、どうなのか。
わがままの結果自分をなくした彼女は強かったのか、弱かったのか。
わからないことだらけだ。
そっと後ろを見れば、ミクとカリナは隣に座って、楽しそうにおしゃべり中。
彼女らが彼女らでいてくれることを願うばかりだった。
***
都筑が管理人と見に行ったのはスタジオ関係者に貸し出し中のロッカーだった。
12番のそれは少し汚れている以外、おかしな部分は見つからない。
管理人がそれを都筑に見せたのはある映像がきっかけだ。
30代の女性がこれを殴っていたからだ。
その女性はおそらくエレベーター、ワンピースの犯人ではないか、と考えられている。
「12番は誰が使っていたんですか?」
「確認したところ沖さんでしたね」
「沖さん? 上原さんや中原さんではなく?」
「はい。それでロッカーあたりを確認したんですが、こういうのが落ちていて」
管理人は手のひらを開く。
中には透明な袋に入れられた、アクセサリーの留め具。
シルバーのようだが、輝き方は柔らかで、高級品に違いないと素人目にもわかる。よく見れば数字が掘られていた。No.01。
「ゼロワン……プレゼントか?」
銀を示す数字ではないようだ。
都筑は持ち帰ることは出来ないため、管理人に断りをいれて写真を撮った。
「今度は沖さんか……映画そのものに対する嫌がらせなのか?」
都筑は考え込んだが、探偵でも警察でもないのだ。
頭を振って目の前の仕事に集中しようと決めた。
「まずはビルの安全を確保しましょう」
「そうですね。防犯カメラがこれほど有難いと思ったことはありません」
管理人の返事に都筑は笑みを浮かべた。
地味な仕事だが、こうして人の役に立つ。
それが実感出来たときの嬉しさはずっと変わらない。
***
「男装メイクしてみたい」
カリナがそう琴に相談した。
「男装?」
琴はカリナをじっと見た。
この日の撮影は終わり、ホテルの一室で4人集まっていた時だった。
辻が興味を惹かれたのか眉を持ち上げる。
カリナの顔立ちは可憐だ。すっぴんも見たことがあるが、綺麗な卵形で、色白。まつげを増やさなくてもぱちぱちした印象の強い目元。
ふっくらした下唇は女性らしい血色の良さで、琴はやはりメルヘンを思い浮かべたものだった。
「男装……男の子?」
「ううん。キリッとした青年風。琴さん、ゲームする? こういうのやってみたい」
カリナがスマホを琴に見せた。
洋装の美青年が日本刀を振りかざしている。
目元はキリリと涼しげで、髪型もロングだったり短髪だったり。
「かっこいいね」
「そう、かっこいいになりたいんだ。いつもはかわいいって言われるから、イメチェンっていうか」
琴はゲーム画面とカリナを見比べる。
明らかに離れすぎるとおかしくなるし、可愛いばかりだと確かに見る者も飽きるだろう。
どこかのカメラマンのように、すぐにこれが似合う、と判断できるレベルにない琴はじっくりと見比べた。
「やってみる。でも研究しなくちゃ。男装メイクもしたことないし、カリナちゃんらしいかっこよさを探さなきゃ」
「うん」
カリナは嬉しそうな笑顔を浮かべた。
可愛いなぁ、と同性ながら見とれる。
ベッドに寝そべっていたミクがテレビをつけた。
映画が流れ始める。
「あ、この映画好き」
ミクがベッドに座り直した。
流れるのは日本のファンタジー映画。
鬼退治する色男と、女盗賊が主人公だ。
奇々怪々の事件が続き、あるとき女盗賊を庇った主人公がケガを負う。
それを手当する女盗賊。
二人は自然と身を寄せ合い、やがて主人公は彼女を押し倒し、肌の隅々まで愛撫を施す。はだけた着物から柔らかい乳房がこぼれ、主人公はそこに顔を埋めると彼女の脚を開かせ――彼女の甘い声が主人公の名を呼ぶ。
映画は終了し、それぞれ部屋に戻る。
琴はスタッフの部屋で寝泊まりする予定だったが、ミクの好意で2人で泊まることになった。
辻とカリナは同室だろう。
琴はベッドに潜り込み、目を閉じる。
映画のラブシーンが蘇る。
どきどきと体が熱を持ち、寝よう寝ようと思えば思うほど蘇る、映画の彼女の甘い声、主人公の愛撫。
自分の胸に、都筑が顔を寄せたら?
自分の脚を、都筑が開いたら?
自分の秘部に、都筑が触れたら……そこまで考えると喉がはれた感じがして、苦しいはずなのに心地良い。
頭をふって考えを追い出すと、目を開いて天井を見つめた。
エレベーターで近づいた体温、匂い、息づかい。
あのまま抱きしめて欲しいのに、そう考えると自分の腕が自分を抱きしめていた。
なのになぜ、彼に恋をしているとはっきり言えないのだろうか。
***
ホテルを出て、撮影現場に行く。
ミクのメイクを施し、彼女の演技を見守りながら男装メイクを研究する。
カリナの似合う色はピンク・薄紫などの柔らかい色だ。
キリッとしたイメージなら青、紫、黒だろうか。合わせやすいのは黒……とイメージを固めていく。
メモを取っていると影がかかるのに気づいた。
見上げると沖がいた。
「お疲れ様。何か、仕事中?」
「お疲れ様です。仕事中です」
「そうか。やっぱりまじめなんだね。そういうところが魅力的だけど」
「はぁ……」
「嫌がらせは減ったみたいだ。良かった」
沖は役の姿のままで、そのせいかいつもより精悍に見える。
しかし眼鏡の奥の目は沖のままだ。どこか嫌みがある。
「沖さん達へのいたずらも減りましたか」
「減ったね。ちょっとつまらなく感じるくらいかな、嬉しいけどね」
「つまらない……ですか。沖さんは強いんですね」
「どうかなぁ。ところで彼との付き合いは順調?」
「……順調です」
「それは良かった。そうだ、これ知ってる?」
沖が取り出したのはスマホだ。
画像を琴に見せるようにしている。
映っていたのは井上だ。
井上は防犯カメラではなく、ミクの楽屋を見つめている。
「……?」
琴が言葉もなく訝しむと、沖が囁くように言った。
「この人さ、都筑さんの後輩だろ? 姿が見えたり見えなかったりして、どこで何をしてたんだろうなって思ってさ。そしたらたまたま中原の楽屋前で見つけた。彼が手にしてるの、なんだと思う?」
沖が示す先には案内図。何か書き込まれている。
「スタジオの地図なんか持って、何してたんだろうな」
琴は気分の悪さを感じて唇を噛みしめた。
彼らがするわけない、そう言いたいのを我慢する。
沖が次の画像を見せた。
「これ都筑さんだろ?」
そこに映っていたのは女性と抱き合う都筑の姿だった。
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