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きっかけは
第5話
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***
トイレから出ると沖の姿があった。
「前の話、考えてくれた?」
琴は視線をずらした。
「いいえ。その……受けるつもりはありませんので……」
「そうなの? もったいないなぁ、せっかくのチャンスなのに。中原に遠慮してる? だったら彼女もうちに誘うけど」
「そういうことじゃ……」
ミクは義理堅い性格だ。今の事務所はミクを育て、パリにまで導いてくれたのだ。簡単に手のひらをかえすような事はしない。
「いいの? 断って……」
沖の声が低くなった。
琴は次の台詞が彼の口から飛び出す前に、声を強めて言った。
「好きな人がいるんです。それに、芸能界でなくても仕事は見つけますから。チャンスを下さったことには感謝しています!」
沖が目を見開いた。
「好きな人ねぇ……どんなやつ?」
沖はどこか楽しげだ。
嘘だとバレた?
さすが俳優だ、と琴はなぜか感心する。
「し、仕事に誇りを持ってて、頼もしくて……背が高くて、誠実な人……」
***
歩みを進めると、彼らに近くなった。会話が聞こえてきる。どうやら沖は仕事をエサに誘っているようだ。
光香や、カリナの言葉を思い出す。
――わからないのを利用されて……。
――仕事のうち。
断り切れるだろうか、一人で?
琴はどうにも押しが弱そうだし、相手は売れっ子。
分が悪いのではないか、とさすがに心配していたら「好きな人がいる」と、聞こえてきた。
琴は顔を赤くして、唇を震わせている。
恥ずかしい、悔しい、情けない、そんな感情が入り交じった表情だった。
そんな彼女と目が合う。
あっ、という声が聞こえた気がした。
「都筑さん……」
と、か細い声で名を呼ばれた後、はっきり見えたのは険しい表情の沖だ。
「……こいつ? こいつが君の、好きな奴?」
「へ?」
琴の間の抜けた声が聞こえる。
都筑は一瞬眉根を寄せた。
これはどういう状況なのか。
「……い、いえ、その……」
琴は手を左右にふっているが、沖の視線は都筑に向いたままだ。
琴は都筑に必死になって両手を合わせて頭を下げている。
「気に入らないって思ってたけど、やっぱり気に入らない。なんだ、涼しい顔して」
「……」
「あんた、彼女をトラブルに巻き込んだくせに、ちゃっかり手まで出したのか」
「いえ、その! 沖さん!」
琴は必死だ。都筑に目線を送って、早く立ち去るように合図している。
流石に周囲が気づきはじめ、こそこそと何か言い合うのが感じられる。
どうやら、琴なりに誘いを断っているつもりなのだろう。
都筑はエレベーターでの事を思い出し、意を決した。
「手は出してませんが、何度か話は。俺も魅力的な人だと思っていました」
「え……」
「は……」
「琴。帰りは何時? ゆっくり話そう」
都筑が下の名を呼び捨てにしたためか、琴は顔を真っ赤にし、沖は言葉を失った。
***
ようやく解散になったのは夜の10時だ。
スタジオの楽屋に置いていた荷物をまとめ、ミクとともに玄関に向かう。
「大丈夫? やっぱあたしも一緒に行こうか」
と、事情を聞いたミクがそう気づかってくれたが、琴は一人で話す、と言った。
都筑を巻き込んだのは自分なのだ。
「でも気になるから。話の結果はちゃんと教えてね」
「ありがとう、ミクさん。都筑さんならちゃんと分かってくれると思います」
「そう。まぁいい人そうだったし……」
ミクを乗せたタクシーを見送って、都筑の待つ駅前に向かう。
都筑の仕事はとっくに終わったはず。何時間も待たせてしまった。
駆け足になると背中で荷物ががしゃがしゃと鳴るが、気にしていられない。
やがて駅前の明るい電灯で照らされる、都筑の横顔が目に入った。
「都筑さーん!」
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、あの、お待たせ、しましたっ」
走ってきたため息切れがする。
肩紐が深く肩に食い込み、荷物満載のリュックを背負いなおすと、都筑が目の前にコンビニのフルーツジュースを差し出した。
「どうぞ。昼間のスープのお礼に」
都筑の気遣いに琴は胸がじんとするのを感じ、両手でそれを受け取ると礼を言った。
「それで……どうします? 腹は?」
「あの……かなり……」
――男の頭の中じゃ食事とベッドはセット。
ミクの言葉を思い出し、琴は顔を赤くした。
(良かった、夜で)
きっと真っ赤になっても分かりにくいはず。
「いえ、あの、大丈夫です……」
と言ったそばから腹がぐぅ~、となる。
「……何か食べましょうか」
「……その……はい」
琴は頷いた。
***
二人で向かったのは駅前の創作和食の店だった。
時間が時間なので酔った客が多く、カウンターに案内されると都筑は琴を壁側に座らせた。
琴は緊張しているのか、表情を固くしたまま背中のリュックを足下のバスケットに降ろす。
「ずいぶん荷物が多いんですね」
「あ、はい。携帯加湿器とか……電化製品が多くて」
「楽屋に備品はないんですか?」
「すぐ無くなるらしいです」
「……なるほど?」
注文したものが届く間、都筑はなんてことのない話題をふったが、琴は返事もそこそこに、すぐに水を飲みきってしまった。
かなり緊張しているようだ。
「お待たせしました~」
運ばれてきた料理を口に入れ、待っていると琴が口を開く、
「その……ま、巻き込んでしまって、すみませんでした。なんていうか……あの、沖さんのメンツを潰さないようにするにはって考えてて、じゃあ好きな人がいるってことにしようってなって。その、今は仕事が恋人だって思ってるからそういう人はいないんですけど。あの……」
「沖さんに嘘だってバレそうだった?」
「はい。さすが俳優さんです」
「そこに俺が通りがかった」
「そうです。思わず名前を言ってしまって」
「多分、そうだろうなとは思いましたよ」
「ごめんなさい……」
「いえ、俺も無視しようと思えば出来ましたから。……エレベーターでの罪滅ぼしっていったら大げさかもしれないけど……」
都筑の言葉に琴が顔をあげる。
「俺で良ければ協力します」
琴の表情がぱあっと明るくなる。
「ありがとうございます!」
「うん。あー……どうしましょうか。さっきの流れだと、告白済みってことになるんでしょうか」
都筑の問いに琴は天井を見て首を傾げる。
「そうなりますよね……じゃあ、都筑さんは……こ、こ……」
琴は再び顔を赤くする。
そういう表情は勘違いを呼ぶ、と注意しようとし、琴が都筑を振り返る。
「こ、ここ、恋人ですねっ」
「それが、まぁ、自然ですね」
「じゃああの……これ私の……」
「らいNEは危険ですから、メールアドレスでお願いします」
「らいNEって危険なんですか?」
「まあね」
琴は【よろしくお願いします】というメッセージを送って来た。
都筑はそれに返事を送る。
「都筑さんて色々知ってるんですか?」
「会社が会社だから、警察OBの方がいるんですよ。法律にも詳しいし、勉強熱心だから助かる……これでOKかな」
「はい。あっ、そうだ……都筑さんはこれで迷惑になったり……その、説明が必要な……」
琴の疑問はずいぶん遠回しだ。
「俺に恋人がいるんじゃないか、ですか?」
琴は頷く。
「今はいませんよ。半年前に別れました」
「半年前……」
「気になりますか?」
「いえ、ごめんなさい」
琴の素直な態度に都筑は表情を緩める。
困ったことに、彼女の恋人のふりをするのが嫌ではない。
何となく助けてやりたい、守ってやりたいと思えるのだ。
エレベーターの事がなくても知り合いとして。
「良かった、都筑さんがいて。すごく心強いです」
琴は眉を開き、にっこり笑う。
あまりに無防備で、無邪気な笑顔だ。
本当の恋人同士なら抱きしめているだろう。
「上原さん、そういうのは気軽に言わない方がいい」
「あ、そうでしたか? 嫌でした?」
「嫌じゃないから、言わない方が良いんですよ」
「???」
***
琴は家に着くと、ミクにメールを送った。
【お疲れ様でした。都筑さんが恋人のフリをしてくれます。色々とアドバイスをありがとうございました】
送信すると、1分で返事がきた。
【やったね! 琴さんもあの人と一緒の時、楽しそうだもんね。無理にフリをせず、ナチュラルでもいけると思うよ】
【はい。そうします! ミクさんもゆっくり休んで下さいね。また明日】
【はーい、また明日】
ミクとのやり取りを終えると、琴は都筑の最初のメッセージを開く。
【こちらこそ、よろしく】
それを見るとなぜか、頬が緩んでしまうのだ。
トイレから出ると沖の姿があった。
「前の話、考えてくれた?」
琴は視線をずらした。
「いいえ。その……受けるつもりはありませんので……」
「そうなの? もったいないなぁ、せっかくのチャンスなのに。中原に遠慮してる? だったら彼女もうちに誘うけど」
「そういうことじゃ……」
ミクは義理堅い性格だ。今の事務所はミクを育て、パリにまで導いてくれたのだ。簡単に手のひらをかえすような事はしない。
「いいの? 断って……」
沖の声が低くなった。
琴は次の台詞が彼の口から飛び出す前に、声を強めて言った。
「好きな人がいるんです。それに、芸能界でなくても仕事は見つけますから。チャンスを下さったことには感謝しています!」
沖が目を見開いた。
「好きな人ねぇ……どんなやつ?」
沖はどこか楽しげだ。
嘘だとバレた?
さすが俳優だ、と琴はなぜか感心する。
「し、仕事に誇りを持ってて、頼もしくて……背が高くて、誠実な人……」
***
歩みを進めると、彼らに近くなった。会話が聞こえてきる。どうやら沖は仕事をエサに誘っているようだ。
光香や、カリナの言葉を思い出す。
――わからないのを利用されて……。
――仕事のうち。
断り切れるだろうか、一人で?
琴はどうにも押しが弱そうだし、相手は売れっ子。
分が悪いのではないか、とさすがに心配していたら「好きな人がいる」と、聞こえてきた。
琴は顔を赤くして、唇を震わせている。
恥ずかしい、悔しい、情けない、そんな感情が入り交じった表情だった。
そんな彼女と目が合う。
あっ、という声が聞こえた気がした。
「都筑さん……」
と、か細い声で名を呼ばれた後、はっきり見えたのは険しい表情の沖だ。
「……こいつ? こいつが君の、好きな奴?」
「へ?」
琴の間の抜けた声が聞こえる。
都筑は一瞬眉根を寄せた。
これはどういう状況なのか。
「……い、いえ、その……」
琴は手を左右にふっているが、沖の視線は都筑に向いたままだ。
琴は都筑に必死になって両手を合わせて頭を下げている。
「気に入らないって思ってたけど、やっぱり気に入らない。なんだ、涼しい顔して」
「……」
「あんた、彼女をトラブルに巻き込んだくせに、ちゃっかり手まで出したのか」
「いえ、その! 沖さん!」
琴は必死だ。都筑に目線を送って、早く立ち去るように合図している。
流石に周囲が気づきはじめ、こそこそと何か言い合うのが感じられる。
どうやら、琴なりに誘いを断っているつもりなのだろう。
都筑はエレベーターでの事を思い出し、意を決した。
「手は出してませんが、何度か話は。俺も魅力的な人だと思っていました」
「え……」
「は……」
「琴。帰りは何時? ゆっくり話そう」
都筑が下の名を呼び捨てにしたためか、琴は顔を真っ赤にし、沖は言葉を失った。
***
ようやく解散になったのは夜の10時だ。
スタジオの楽屋に置いていた荷物をまとめ、ミクとともに玄関に向かう。
「大丈夫? やっぱあたしも一緒に行こうか」
と、事情を聞いたミクがそう気づかってくれたが、琴は一人で話す、と言った。
都筑を巻き込んだのは自分なのだ。
「でも気になるから。話の結果はちゃんと教えてね」
「ありがとう、ミクさん。都筑さんならちゃんと分かってくれると思います」
「そう。まぁいい人そうだったし……」
ミクを乗せたタクシーを見送って、都筑の待つ駅前に向かう。
都筑の仕事はとっくに終わったはず。何時間も待たせてしまった。
駆け足になると背中で荷物ががしゃがしゃと鳴るが、気にしていられない。
やがて駅前の明るい電灯で照らされる、都筑の横顔が目に入った。
「都筑さーん!」
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、あの、お待たせ、しましたっ」
走ってきたため息切れがする。
肩紐が深く肩に食い込み、荷物満載のリュックを背負いなおすと、都筑が目の前にコンビニのフルーツジュースを差し出した。
「どうぞ。昼間のスープのお礼に」
都筑の気遣いに琴は胸がじんとするのを感じ、両手でそれを受け取ると礼を言った。
「それで……どうします? 腹は?」
「あの……かなり……」
――男の頭の中じゃ食事とベッドはセット。
ミクの言葉を思い出し、琴は顔を赤くした。
(良かった、夜で)
きっと真っ赤になっても分かりにくいはず。
「いえ、あの、大丈夫です……」
と言ったそばから腹がぐぅ~、となる。
「……何か食べましょうか」
「……その……はい」
琴は頷いた。
***
二人で向かったのは駅前の創作和食の店だった。
時間が時間なので酔った客が多く、カウンターに案内されると都筑は琴を壁側に座らせた。
琴は緊張しているのか、表情を固くしたまま背中のリュックを足下のバスケットに降ろす。
「ずいぶん荷物が多いんですね」
「あ、はい。携帯加湿器とか……電化製品が多くて」
「楽屋に備品はないんですか?」
「すぐ無くなるらしいです」
「……なるほど?」
注文したものが届く間、都筑はなんてことのない話題をふったが、琴は返事もそこそこに、すぐに水を飲みきってしまった。
かなり緊張しているようだ。
「お待たせしました~」
運ばれてきた料理を口に入れ、待っていると琴が口を開く、
「その……ま、巻き込んでしまって、すみませんでした。なんていうか……あの、沖さんのメンツを潰さないようにするにはって考えてて、じゃあ好きな人がいるってことにしようってなって。その、今は仕事が恋人だって思ってるからそういう人はいないんですけど。あの……」
「沖さんに嘘だってバレそうだった?」
「はい。さすが俳優さんです」
「そこに俺が通りがかった」
「そうです。思わず名前を言ってしまって」
「多分、そうだろうなとは思いましたよ」
「ごめんなさい……」
「いえ、俺も無視しようと思えば出来ましたから。……エレベーターでの罪滅ぼしっていったら大げさかもしれないけど……」
都筑の言葉に琴が顔をあげる。
「俺で良ければ協力します」
琴の表情がぱあっと明るくなる。
「ありがとうございます!」
「うん。あー……どうしましょうか。さっきの流れだと、告白済みってことになるんでしょうか」
都筑の問いに琴は天井を見て首を傾げる。
「そうなりますよね……じゃあ、都筑さんは……こ、こ……」
琴は再び顔を赤くする。
そういう表情は勘違いを呼ぶ、と注意しようとし、琴が都筑を振り返る。
「こ、ここ、恋人ですねっ」
「それが、まぁ、自然ですね」
「じゃああの……これ私の……」
「らいNEは危険ですから、メールアドレスでお願いします」
「らいNEって危険なんですか?」
「まあね」
琴は【よろしくお願いします】というメッセージを送って来た。
都筑はそれに返事を送る。
「都筑さんて色々知ってるんですか?」
「会社が会社だから、警察OBの方がいるんですよ。法律にも詳しいし、勉強熱心だから助かる……これでOKかな」
「はい。あっ、そうだ……都筑さんはこれで迷惑になったり……その、説明が必要な……」
琴の疑問はずいぶん遠回しだ。
「俺に恋人がいるんじゃないか、ですか?」
琴は頷く。
「今はいませんよ。半年前に別れました」
「半年前……」
「気になりますか?」
「いえ、ごめんなさい」
琴の素直な態度に都筑は表情を緩める。
困ったことに、彼女の恋人のふりをするのが嫌ではない。
何となく助けてやりたい、守ってやりたいと思えるのだ。
エレベーターの事がなくても知り合いとして。
「良かった、都筑さんがいて。すごく心強いです」
琴は眉を開き、にっこり笑う。
あまりに無防備で、無邪気な笑顔だ。
本当の恋人同士なら抱きしめているだろう。
「上原さん、そういうのは気軽に言わない方がいい」
「あ、そうでしたか? 嫌でした?」
「嫌じゃないから、言わない方が良いんですよ」
「???」
***
琴は家に着くと、ミクにメールを送った。
【お疲れ様でした。都筑さんが恋人のフリをしてくれます。色々とアドバイスをありがとうございました】
送信すると、1分で返事がきた。
【やったね! 琴さんもあの人と一緒の時、楽しそうだもんね。無理にフリをせず、ナチュラルでもいけると思うよ】
【はい。そうします! ミクさんもゆっくり休んで下さいね。また明日】
【はーい、また明日】
ミクとのやり取りを終えると、琴は都筑の最初のメッセージを開く。
【こちらこそ、よろしく】
それを見るとなぜか、頬が緩んでしまうのだ。
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