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四国茶会 5
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「禁忌の魔導書……?」
クロエの言葉を聞いて、レイナとシスリルが首を傾げる。
おそらく二人にとって禁忌の魔導書という存在は、初めて聞くものなのだろう。
「……なんのことだ?」
「なんのことって、他の二人はわからなくてもあんたは知っとるやろ?」
「仮に何か知っているとして、俺がお前に話すと思うか?」
一瞬にして周囲の空気が変わる。
禁忌の魔導書、それを俺に聞いたということはクロエが魔導書の存在を知っているということの他に、カーラから俺が禁忌の魔導書について聞かされていることを知っているということになる。
それだけでも、警戒を強めるに値するだろう。
「ふうん、やっぱ知っとるんやな。ということは、やっぱりあの管理理事から聞いていたんやね」
「さあな」
「隠すのが下手やな」
「別に是が非でも隠さなければいけないことじゃないからな。ただ、どうしてお前が知っているのかは気になるな」
「禁忌の魔導書の存在は、三国の王族に連なる者、それと中立国の代表である、カーラ・アストレアしか知らんことなんよ。この世で知っているのは数十人ってとこやな」
だから、レイナとシスリルが知らないのか。
そして彼女はわざとなのか、自分で自分が王族に連なる者だから知っているということを言った。
まあ、あの魔術と魔力量だ、それ相応の身分の者の気はしていたが。
「俺が知っているのは存在だけだ」
「……それじゃあ、禁忌の魔導書がどこにあるかも知らんということ?」
「ああ、知らない。興味がないからな」
「管理理事から、何も聞いてへんの?」
「聞いていないな」
正確には、カーラに聞いても教えてくれなかったのだが。
そして、クロエは俺が言ったことが真実なのか嘘なのかを見透かすようにジッと俺を見つめ、がっくりと肩を落とす。
「そう、残念やな。もしかすると、あんたなら何か彼女から聞いていたと思ったんやけど……」
「もしも知っていて、どうするつもりだったんだ?」
「どうする、か……そんなん決まってるやろ」
クロエはクスッと笑みを浮かべる。
「レノン王国の所有物にする。そもそもの話やけど、三冊ある禁忌の魔導書は三国それぞれで一冊ずつ保管するはずやったんや。せやのに昔の人は誰も使えんからって、三国、それに中立国とでどこかに隠したんよ……」
「隠した? だったら、俺じゃなくレノン王国のお偉いさんに聞けばいいんじゃないのか?」
クロエの言った通りなら、隠した場所自体はレノン王国の誰かが知っているのだろう。であれば俺に聞く必要はないと思った。
すると、クロエは手に持っていたマグカップを置き、ため息をつく。
「その場所を知る者は、もうレノン王国にはおらん。不自然な死に方をしてな」
「不自然?」
「……簡単に言えば反乱が起きたんよ」
「それは当然、レノン王国の内部で起きた反乱ということか?」
「ええ、そうや。反乱を起こした者たちの証言は生活に困ってと言っておったけど、まあ、不自然な部分が多くてな……。結局はその反乱が起きたことによって、禁忌の魔導書がどこに隠されていたのか、それを知っている王族に連なる者たちは同時に亡くなったんよ」
「ですが、話を聞くかぎりでは、あなたもその一人だったのではないのですか?」
シスリルの疑問に、クロエは少し間を空け答える。
「色々と、事情があるんよ……。料理屋の娘だって、両親が営むお店の経営費や売上額をはっきりとは把握しとらんやろ?」
「つまり、クロエはまだ子供だから知らされていなかった。そして知らされる前に、その反乱が起きて情報は消えてしまったと、そういうことか?」
「そんなとこやな」
であれば、レノン王国には禁忌の魔導書という存在を知る者はいても、その隠された場所を知る者はいないということか。
「まあ、うちとしては禁忌の魔導書が無いなら無いで良かったんよ。昔の人々が使えなくて隠したのやったら、どうせうちの国の人間で使える者は誰もおらんかったやろうし。しっかりと隠してくれているんやったら、それでええか。……と、今までは楽観視しておったんやけど、この学園に来て事情が変わったんよ」
「それは、さっきのヴォルディモアとメリッサが一緒にいたこと、それが関係しているのか?」
「その通り。さっき話したように、禁忌の魔導書が隠された場所を知る者は三国の王族に連なる者と中立国のカーラ・アストレアだけ。せやけど、うちの国に隠し場所を知る者はおらんくなった。なのに他の二国には知っている者がおる。そしてなぜか、いつの間にかペシャレール王国とガルダンダ王国の生徒が仲良くなっとる。明らかにこれは、おかしな状況やと思うんよ」
「……別の二国が裏で手を結び、隠し場所から持ち出す可能性がある」
「もしくは、既に持ち出されているか」
カーラは言っていた、”禁忌の魔導書の一冊が三国のどこかに盗まれた”と。であれば、クロエの言ったことが本当なのであれば、盗んだのはレノン王国ではなく、ペシャレール王国かガルダンダ王国のどちらか、あるいは、手を結んだこの二国だろう。
それと、レノン王国で起きた反乱、それをこの目で見ていないからはっきりと断言できないが少し気になるな。
「さっきクロエは、自国で起きた反乱が不自然だと言ったが、それは要するに死に方というよりも、起きた理由が不自然だったということか?」
「ええ、その通りや。そう思う理由として、反乱を起こした者たちは生活に困ったからしたと口にしておったんやけど、生き残れる可能性はほぼ無い無謀な反乱だった。それに連中、攻める作戦は念入りに立てとったくせに、逃走の作戦は何も考えておらんかった。おそらく、殺されるとわかっていて仕掛けたんやろうな。だとすれば、反乱を起こした理由は禁忌の魔導書を知る者を消す為であり、それを仕組んだのがうちの国の人間ではない可能性も、少しは考えなければいかんやろ?」
「なるほどな。それで、他の二国に占有される前に、レノン王国としては自国で確保したいということか」
「そんなところやね。それに、レノン王国で知る者は消され、ここ中立国で唯一の知る者であったカーラ・アストレアも殺された」
「……それも、知っていたんだな」
「そもそもあんたらに教えたのは、うちのかわいいネコちゃんなんやから」
「じゃあ、あのリトと同じ村の出身だっていうマリーナは」
「うちに仕えてくれている子や」
そこまで話すと、クロエはレイナとシスリルに視線を向ける。
「本当は全員を助け出すつもりやったんやけど、あの場に駆け付けられたのは戦う力を持っていないネコちゃんだけで、二人の家族を助けるだけで精一杯やったんよ。ごめんな」
「いえ、お爺様だけでも救ってくれたこと、とても感謝しております」
「私も、あの、ありがとうございます! あなたのお陰で、両親が無事でした」
「そっか、せやったら良かったわ」
二人は素直にお礼を伝えると、クロエは満足そうに頷いた。
「だが、どうやって救い出せたんだ?」
「それは簡単な話よ。あんたらがしようとしてることを、あんたらの国のお偉いさん方に密告するぞーって脅したんよ」
「……ということは、仮面の連中のしようとしてることは」
「ペシャレール王国とガルダンダ王国がしようとしてることではないか、もしくは、関係性を突かれたくないかのどっちかやな」
「なるほど。それで、二人の家族を救ってくれたのは、ただの善意じゃないんだろ?」
「……ふうん」
クロエは言っていた──中立国は泥船であり、救う価値はないと。
そんな彼女が二人の家族を救ったことは、おそらく善意や気まぐれなんかではなく、何か理由があってのことなのだろう。
人間は損得勘定で動く。
だとすれば、クロエの二人の家族を救うという行動は、彼女にとって利益を生むことだったのだろう。
「本当なら、家族も従業員も救って、あんたに多大な恩を売るはずやったんやけどな」
「俺に……?」
「うちのこれまでの考えは”中立国を見捨てる”や。助けても不利益しか生まないんやからな。せやけど今は、そんな不利益が倍の利益に変わる。それが、あんたという存在なんよ」
「……」
「吸血鬼っちゅう魔族は、古来より眷属にした人間の女性を見捨てることはできん存在と知らされていた。それはあんたの父親が、あの場で、カーラ・アストレアを救い出したようにな」
そこまで言い切って、はっきりと理解した。
クロエはカーラが生きていることを知っている。そしてレイナとシスリルの家族を救ったことは、最も俺へ恩を売る
そして、クロエは再びレイナとシスリルに向け、今度は笑顔を向ける。
「二人の家族を救ったこと、さっき感謝してくれたんよな? だったら、今度はうちのこと、助けてくれへん?」
「……」
「まさか、恩を感じて後は何も知りませんなんて、そんなひどいこと言わんよな? それに──」
今度は後ろを振り返る。
そこにいたのは、壁の上で横になっていた金色の毛並みのネコ──リトだった。
「あのネコちゃんが救おうとしていた村の住民も、うちが助けてあげたんよ。今は、安全な場所におる。この恩も、ちゃんと返してもらわんとな?」
「……そういうことか」
気付かぬうちに、レイナとシスリル、それにリトはクロエに助けられたということか。それに言葉では口にしないが、リトの村の住民が人質になっている。
それを見捨てることが俺にはできないことも、クロエは計算済みなのだろう。
「何が目的なんだ……?」
「ふふん、簡単なことや」
クロエは立ち上がると、制服のスカートをまるでドレスのように見立てて、カーテシーをする。
「改めて名乗りを。うちはレノン王国の現王女──クロエ・リル・レノン。ユクス・アストレア、あんたうちの夫になってくれへん?」
「俺が、夫に……?」
「「はあ!?」」
クロエの言葉を聞いて、レイナとシスリルが首を傾げる。
おそらく二人にとって禁忌の魔導書という存在は、初めて聞くものなのだろう。
「……なんのことだ?」
「なんのことって、他の二人はわからなくてもあんたは知っとるやろ?」
「仮に何か知っているとして、俺がお前に話すと思うか?」
一瞬にして周囲の空気が変わる。
禁忌の魔導書、それを俺に聞いたということはクロエが魔導書の存在を知っているということの他に、カーラから俺が禁忌の魔導書について聞かされていることを知っているということになる。
それだけでも、警戒を強めるに値するだろう。
「ふうん、やっぱ知っとるんやな。ということは、やっぱりあの管理理事から聞いていたんやね」
「さあな」
「隠すのが下手やな」
「別に是が非でも隠さなければいけないことじゃないからな。ただ、どうしてお前が知っているのかは気になるな」
「禁忌の魔導書の存在は、三国の王族に連なる者、それと中立国の代表である、カーラ・アストレアしか知らんことなんよ。この世で知っているのは数十人ってとこやな」
だから、レイナとシスリルが知らないのか。
そして彼女はわざとなのか、自分で自分が王族に連なる者だから知っているということを言った。
まあ、あの魔術と魔力量だ、それ相応の身分の者の気はしていたが。
「俺が知っているのは存在だけだ」
「……それじゃあ、禁忌の魔導書がどこにあるかも知らんということ?」
「ああ、知らない。興味がないからな」
「管理理事から、何も聞いてへんの?」
「聞いていないな」
正確には、カーラに聞いても教えてくれなかったのだが。
そして、クロエは俺が言ったことが真実なのか嘘なのかを見透かすようにジッと俺を見つめ、がっくりと肩を落とす。
「そう、残念やな。もしかすると、あんたなら何か彼女から聞いていたと思ったんやけど……」
「もしも知っていて、どうするつもりだったんだ?」
「どうする、か……そんなん決まってるやろ」
クロエはクスッと笑みを浮かべる。
「レノン王国の所有物にする。そもそもの話やけど、三冊ある禁忌の魔導書は三国それぞれで一冊ずつ保管するはずやったんや。せやのに昔の人は誰も使えんからって、三国、それに中立国とでどこかに隠したんよ……」
「隠した? だったら、俺じゃなくレノン王国のお偉いさんに聞けばいいんじゃないのか?」
クロエの言った通りなら、隠した場所自体はレノン王国の誰かが知っているのだろう。であれば俺に聞く必要はないと思った。
すると、クロエは手に持っていたマグカップを置き、ため息をつく。
「その場所を知る者は、もうレノン王国にはおらん。不自然な死に方をしてな」
「不自然?」
「……簡単に言えば反乱が起きたんよ」
「それは当然、レノン王国の内部で起きた反乱ということか?」
「ええ、そうや。反乱を起こした者たちの証言は生活に困ってと言っておったけど、まあ、不自然な部分が多くてな……。結局はその反乱が起きたことによって、禁忌の魔導書がどこに隠されていたのか、それを知っている王族に連なる者たちは同時に亡くなったんよ」
「ですが、話を聞くかぎりでは、あなたもその一人だったのではないのですか?」
シスリルの疑問に、クロエは少し間を空け答える。
「色々と、事情があるんよ……。料理屋の娘だって、両親が営むお店の経営費や売上額をはっきりとは把握しとらんやろ?」
「つまり、クロエはまだ子供だから知らされていなかった。そして知らされる前に、その反乱が起きて情報は消えてしまったと、そういうことか?」
「そんなとこやな」
であれば、レノン王国には禁忌の魔導書という存在を知る者はいても、その隠された場所を知る者はいないということか。
「まあ、うちとしては禁忌の魔導書が無いなら無いで良かったんよ。昔の人々が使えなくて隠したのやったら、どうせうちの国の人間で使える者は誰もおらんかったやろうし。しっかりと隠してくれているんやったら、それでええか。……と、今までは楽観視しておったんやけど、この学園に来て事情が変わったんよ」
「それは、さっきのヴォルディモアとメリッサが一緒にいたこと、それが関係しているのか?」
「その通り。さっき話したように、禁忌の魔導書が隠された場所を知る者は三国の王族に連なる者と中立国のカーラ・アストレアだけ。せやけど、うちの国に隠し場所を知る者はおらんくなった。なのに他の二国には知っている者がおる。そしてなぜか、いつの間にかペシャレール王国とガルダンダ王国の生徒が仲良くなっとる。明らかにこれは、おかしな状況やと思うんよ」
「……別の二国が裏で手を結び、隠し場所から持ち出す可能性がある」
「もしくは、既に持ち出されているか」
カーラは言っていた、”禁忌の魔導書の一冊が三国のどこかに盗まれた”と。であれば、クロエの言ったことが本当なのであれば、盗んだのはレノン王国ではなく、ペシャレール王国かガルダンダ王国のどちらか、あるいは、手を結んだこの二国だろう。
それと、レノン王国で起きた反乱、それをこの目で見ていないからはっきりと断言できないが少し気になるな。
「さっきクロエは、自国で起きた反乱が不自然だと言ったが、それは要するに死に方というよりも、起きた理由が不自然だったということか?」
「ええ、その通りや。そう思う理由として、反乱を起こした者たちは生活に困ったからしたと口にしておったんやけど、生き残れる可能性はほぼ無い無謀な反乱だった。それに連中、攻める作戦は念入りに立てとったくせに、逃走の作戦は何も考えておらんかった。おそらく、殺されるとわかっていて仕掛けたんやろうな。だとすれば、反乱を起こした理由は禁忌の魔導書を知る者を消す為であり、それを仕組んだのがうちの国の人間ではない可能性も、少しは考えなければいかんやろ?」
「なるほどな。それで、他の二国に占有される前に、レノン王国としては自国で確保したいということか」
「そんなところやね。それに、レノン王国で知る者は消され、ここ中立国で唯一の知る者であったカーラ・アストレアも殺された」
「……それも、知っていたんだな」
「そもそもあんたらに教えたのは、うちのかわいいネコちゃんなんやから」
「じゃあ、あのリトと同じ村の出身だっていうマリーナは」
「うちに仕えてくれている子や」
そこまで話すと、クロエはレイナとシスリルに視線を向ける。
「本当は全員を助け出すつもりやったんやけど、あの場に駆け付けられたのは戦う力を持っていないネコちゃんだけで、二人の家族を助けるだけで精一杯やったんよ。ごめんな」
「いえ、お爺様だけでも救ってくれたこと、とても感謝しております」
「私も、あの、ありがとうございます! あなたのお陰で、両親が無事でした」
「そっか、せやったら良かったわ」
二人は素直にお礼を伝えると、クロエは満足そうに頷いた。
「だが、どうやって救い出せたんだ?」
「それは簡単な話よ。あんたらがしようとしてることを、あんたらの国のお偉いさん方に密告するぞーって脅したんよ」
「……ということは、仮面の連中のしようとしてることは」
「ペシャレール王国とガルダンダ王国がしようとしてることではないか、もしくは、関係性を突かれたくないかのどっちかやな」
「なるほど。それで、二人の家族を救ってくれたのは、ただの善意じゃないんだろ?」
「……ふうん」
クロエは言っていた──中立国は泥船であり、救う価値はないと。
そんな彼女が二人の家族を救ったことは、おそらく善意や気まぐれなんかではなく、何か理由があってのことなのだろう。
人間は損得勘定で動く。
だとすれば、クロエの二人の家族を救うという行動は、彼女にとって利益を生むことだったのだろう。
「本当なら、家族も従業員も救って、あんたに多大な恩を売るはずやったんやけどな」
「俺に……?」
「うちのこれまでの考えは”中立国を見捨てる”や。助けても不利益しか生まないんやからな。せやけど今は、そんな不利益が倍の利益に変わる。それが、あんたという存在なんよ」
「……」
「吸血鬼っちゅう魔族は、古来より眷属にした人間の女性を見捨てることはできん存在と知らされていた。それはあんたの父親が、あの場で、カーラ・アストレアを救い出したようにな」
そこまで言い切って、はっきりと理解した。
クロエはカーラが生きていることを知っている。そしてレイナとシスリルの家族を救ったことは、最も俺へ恩を売る
そして、クロエは再びレイナとシスリルに向け、今度は笑顔を向ける。
「二人の家族を救ったこと、さっき感謝してくれたんよな? だったら、今度はうちのこと、助けてくれへん?」
「……」
「まさか、恩を感じて後は何も知りませんなんて、そんなひどいこと言わんよな? それに──」
今度は後ろを振り返る。
そこにいたのは、壁の上で横になっていた金色の毛並みのネコ──リトだった。
「あのネコちゃんが救おうとしていた村の住民も、うちが助けてあげたんよ。今は、安全な場所におる。この恩も、ちゃんと返してもらわんとな?」
「……そういうことか」
気付かぬうちに、レイナとシスリル、それにリトはクロエに助けられたということか。それに言葉では口にしないが、リトの村の住民が人質になっている。
それを見捨てることが俺にはできないことも、クロエは計算済みなのだろう。
「何が目的なんだ……?」
「ふふん、簡単なことや」
クロエは立ち上がると、制服のスカートをまるでドレスのように見立てて、カーテシーをする。
「改めて名乗りを。うちはレノン王国の現王女──クロエ・リル・レノン。ユクス・アストレア、あんたうちの夫になってくれへん?」
「俺が、夫に……?」
「「はあ!?」」
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