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シスリル・アノーロワ
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プツッと鋭い歯が、レイナの首筋を噛んだ感覚があった後、じわっと赤い血が口内へと流れてくる。
舌の上に乗り、喉を通る。
その瞬間、全身が燃えるような熱に浸食される。
「あっ、んん……ユクス、ダメっ、はぁ……っ!」
噛んだ痕を舌で舐めたり、血を吸い出すと、レイナは大きく喘ぎ声を漏らす。
レイナの身体から滲みでる汗が制服を濡らし、白のシャツが透けて、派手な黒色の下着が浮き出す。
その強調された胸を下から揉み上げると、
「はあっ、んっ……ユクス」
顔をこちらに向けて触るなと訴えているのがわかるが、その視線は弱々しく、両手も力無く垂れたまま。
もっと味わっていたかったが、これ以上、彼女の血を吸っていたら体調が悪くなってしまうかもしれない。
首筋から唇を離すと、レイナの首筋には肌色よりも濃い朱色の紋章が浮き出した。
「これで、完了か……レイナ、魔力の感じはどうだ?」
俺自身は魔力の高まりを実感できなかった。
レイナの体を起こして問いかけると、彼女は全身を震わせながら、
「……変態!」
俺のお腹を、そこそこの力を入れて殴った。
「吸血鬼だから血を吸うのは百歩譲って理解してあげる、だけど、だけど……どうして胸を揉む必要があったのよ!?」
微かに涙を浮かべながら、レイナはご立腹のようだ。
「必要もなにも、目の前にそんな魅力的なモノがあったら誰だって触るだろ?」
「魅力的、って……」
今度は顔を真っ赤にしながら恥じらってみせた。
随分と感情表現が顔に出るな、そう笑いながら見つめていると。
「……もういい。それより、まさか、あなたが吸血鬼だったなんて」
「驚いたか?」
「驚くわよ、魔族なんて見たこと……あっ、魔族って呼ぶの、失礼?」
「いいや、別に気にしないさ。それより、魔力はどうだ?」
そう問いかけると、レイナは足下から上へ自分の体を見る。
「あまり実感はないかな……使ってみたら、わかるかしら?」
「おそらくな。これからは今まで触れてこなかった魔導書にも触れて、今度は魔術の訓練もしないとな」
「そう、なるのね……実感わかないけど」
「使ってみれば実感するだろう。それより、そろそろ行くか」
ここへ来た本当の目的、レイナの両親を救いに。
俺が歩き出すと、彼女は「ちょっと待って」と俺の腕を掴む。
「どうした?」
「あの、えっと……ありがと」
「何についてだ?」
「いろいろ……いろいろよ! 魔力のこととか、それに……自分が吸血鬼だってこと、隠すつもりだったのに話してくれて。誰にも言わないから、安心して」
それだけだから。
そう言って前を歩くレイナ。
「まあ、俺もいいモノ揉ませてもらったからな」
「なッ!?」
「それでもまだ礼がしたいというのなら、全てが解決したら──」
「──や、やっぱり無し! お礼は無し!」
レイナはそう言って歩く速度を上げると、俺を置いて行ってしまった。
♦
レイナは、フルーゲル廃墟で襲ってきた仮面の奴らに負けたと言っていたが、おそらく連中はもうここにいないだろう。
屋敷内から感じる魔力に、連中ほど高い者はいない。
おそらくは用心棒だけといった感じだろう。
「ここが目的地だな」
「ええ、そうね。……あなたがシスリル・アノーロワさんよね?」
俺とレイナが到達したのは三階にある一部屋だった。
部屋の扉を開けると、そこには数人の用心棒と──アノーロワ商会の首領の孫娘、シスリル・アノーロワがいた。
彼女は俺たちを見ると、ゆっくりと息を吐く。
「他人の屋敷に土足で踏み込むなんて、無礼ではありませんこと?」
喋り方や容姿はいかにもなお嬢様といった感じだ。
ただ頭の左に乗せた黒色のリボンだけは、少し幼さがある。
「私のお父さんとお母さんを連れ去っておきながら、無礼も何もないとおもうんだけど?」
「……お二人をお招きしたのは経営権の徴収を断ったが為。手荒な真似は、しておりません。お二人が頷けば、すぐに解放いたします」
レイナの言葉を受けた彼女の様子に少し違和感を覚える。
どこか苦し気で、何か言いたそうにしていた。それに彼女の周囲を守る用心棒の男たちの顔ぶれも、前回のお店に来た連中と違って硬派な印象を受ける。
「……レイナ、お前がここへ来たときに襲ってきた仮面の奴と一緒にいたのはここの連中か?」
「えっ、どういう意味……?」
「少し気になってな」
「顔までは覚えていないけど、雰囲気は違うかも……」
前回の連中の印象を盗賊と例えるなら、ここにいる連中は騎士といったところだ。それほどまでに身形や面構えが違う。
「シスリル・アノーロワといったか」
「あなたは、誰ですの……?」
「俺はレイナの付き添いだ。聞きたいのだが、ここにレイナの両親はいるのか?」
「……それは秘密ですの」
「そうか。だったら帰らせてもらおう」
俺は踵を返す。
「ユクス?」
「ここにレイナの両親はいない。もしかしたら、連れ去った連中とここにいる連中は別の考えで動いているのかもしれない」
「それはどういう──ッ!」
不意に感じた殺気を受け、俺はレイナの体を抱き寄せる。
顔の横を通って壁に突き刺さった小型のナイフ。微かに魔力が込められており、突き刺さったナイフが独りでに持ち主へと帰っていく。
振り返ると、魔導書を左手に持ち、周囲に数本のナイフを空中に浮かせ展開させたシスリル・アノーロワは俺たちを睨みつけていた。
「……申し訳ありませんが、お二人を行かせるわけにはいきませんわ」
シスリルの意思に続くように、周囲にいた用心棒たちが得物を手に俺たちを囲うように詰め寄ってくる。
「ユクス……」
「連中を片付けてから、両親の居場所を聞き出す。……知っていたらだがな」
「ええ、そうね」
舌の上に乗り、喉を通る。
その瞬間、全身が燃えるような熱に浸食される。
「あっ、んん……ユクス、ダメっ、はぁ……っ!」
噛んだ痕を舌で舐めたり、血を吸い出すと、レイナは大きく喘ぎ声を漏らす。
レイナの身体から滲みでる汗が制服を濡らし、白のシャツが透けて、派手な黒色の下着が浮き出す。
その強調された胸を下から揉み上げると、
「はあっ、んっ……ユクス」
顔をこちらに向けて触るなと訴えているのがわかるが、その視線は弱々しく、両手も力無く垂れたまま。
もっと味わっていたかったが、これ以上、彼女の血を吸っていたら体調が悪くなってしまうかもしれない。
首筋から唇を離すと、レイナの首筋には肌色よりも濃い朱色の紋章が浮き出した。
「これで、完了か……レイナ、魔力の感じはどうだ?」
俺自身は魔力の高まりを実感できなかった。
レイナの体を起こして問いかけると、彼女は全身を震わせながら、
「……変態!」
俺のお腹を、そこそこの力を入れて殴った。
「吸血鬼だから血を吸うのは百歩譲って理解してあげる、だけど、だけど……どうして胸を揉む必要があったのよ!?」
微かに涙を浮かべながら、レイナはご立腹のようだ。
「必要もなにも、目の前にそんな魅力的なモノがあったら誰だって触るだろ?」
「魅力的、って……」
今度は顔を真っ赤にしながら恥じらってみせた。
随分と感情表現が顔に出るな、そう笑いながら見つめていると。
「……もういい。それより、まさか、あなたが吸血鬼だったなんて」
「驚いたか?」
「驚くわよ、魔族なんて見たこと……あっ、魔族って呼ぶの、失礼?」
「いいや、別に気にしないさ。それより、魔力はどうだ?」
そう問いかけると、レイナは足下から上へ自分の体を見る。
「あまり実感はないかな……使ってみたら、わかるかしら?」
「おそらくな。これからは今まで触れてこなかった魔導書にも触れて、今度は魔術の訓練もしないとな」
「そう、なるのね……実感わかないけど」
「使ってみれば実感するだろう。それより、そろそろ行くか」
ここへ来た本当の目的、レイナの両親を救いに。
俺が歩き出すと、彼女は「ちょっと待って」と俺の腕を掴む。
「どうした?」
「あの、えっと……ありがと」
「何についてだ?」
「いろいろ……いろいろよ! 魔力のこととか、それに……自分が吸血鬼だってこと、隠すつもりだったのに話してくれて。誰にも言わないから、安心して」
それだけだから。
そう言って前を歩くレイナ。
「まあ、俺もいいモノ揉ませてもらったからな」
「なッ!?」
「それでもまだ礼がしたいというのなら、全てが解決したら──」
「──や、やっぱり無し! お礼は無し!」
レイナはそう言って歩く速度を上げると、俺を置いて行ってしまった。
♦
レイナは、フルーゲル廃墟で襲ってきた仮面の奴らに負けたと言っていたが、おそらく連中はもうここにいないだろう。
屋敷内から感じる魔力に、連中ほど高い者はいない。
おそらくは用心棒だけといった感じだろう。
「ここが目的地だな」
「ええ、そうね。……あなたがシスリル・アノーロワさんよね?」
俺とレイナが到達したのは三階にある一部屋だった。
部屋の扉を開けると、そこには数人の用心棒と──アノーロワ商会の首領の孫娘、シスリル・アノーロワがいた。
彼女は俺たちを見ると、ゆっくりと息を吐く。
「他人の屋敷に土足で踏み込むなんて、無礼ではありませんこと?」
喋り方や容姿はいかにもなお嬢様といった感じだ。
ただ頭の左に乗せた黒色のリボンだけは、少し幼さがある。
「私のお父さんとお母さんを連れ去っておきながら、無礼も何もないとおもうんだけど?」
「……お二人をお招きしたのは経営権の徴収を断ったが為。手荒な真似は、しておりません。お二人が頷けば、すぐに解放いたします」
レイナの言葉を受けた彼女の様子に少し違和感を覚える。
どこか苦し気で、何か言いたそうにしていた。それに彼女の周囲を守る用心棒の男たちの顔ぶれも、前回のお店に来た連中と違って硬派な印象を受ける。
「……レイナ、お前がここへ来たときに襲ってきた仮面の奴と一緒にいたのはここの連中か?」
「えっ、どういう意味……?」
「少し気になってな」
「顔までは覚えていないけど、雰囲気は違うかも……」
前回の連中の印象を盗賊と例えるなら、ここにいる連中は騎士といったところだ。それほどまでに身形や面構えが違う。
「シスリル・アノーロワといったか」
「あなたは、誰ですの……?」
「俺はレイナの付き添いだ。聞きたいのだが、ここにレイナの両親はいるのか?」
「……それは秘密ですの」
「そうか。だったら帰らせてもらおう」
俺は踵を返す。
「ユクス?」
「ここにレイナの両親はいない。もしかしたら、連れ去った連中とここにいる連中は別の考えで動いているのかもしれない」
「それはどういう──ッ!」
不意に感じた殺気を受け、俺はレイナの体を抱き寄せる。
顔の横を通って壁に突き刺さった小型のナイフ。微かに魔力が込められており、突き刺さったナイフが独りでに持ち主へと帰っていく。
振り返ると、魔導書を左手に持ち、周囲に数本のナイフを空中に浮かせ展開させたシスリル・アノーロワは俺たちを睨みつけていた。
「……申し訳ありませんが、お二人を行かせるわけにはいきませんわ」
シスリルの意思に続くように、周囲にいた用心棒たちが得物を手に俺たちを囲うように詰め寄ってくる。
「ユクス……」
「連中を片付けてから、両親の居場所を聞き出す。……知っていたらだがな」
「ええ、そうね」
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