アベ・コベの日常

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幼少期

出会い

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  これは、組織に引き取られた、異常な身体能力を持つアベと異常な頭脳を持つコベが組織で1番の暗殺者と研究者になるまでの異常な日々を教育者のシンが観察し書き記したものだ。


「今日から君に教育係を任せたいんだがどうかな?」
昼頃組織のボスのドンに呼び出されて来てみればそんな話だった。
「別にいいですけど…どんな子なんですか?」
隠居した俺に任そうとするのだから何かある子なんだろうと思った。
「1人は身体能力が高すぎて親が手に負えなくなった子でもう1人は優れた頭脳をもっている天才だが天才すぎてて、親が利用しようとしていたから、潰れた貴族でちょろかったしちょっと細工をして買った」
1人だと思っていたが2人だったらしい
引き取ったり買ったりした理由は聞かなかった事にしよう
「1人は別の奴にやらせようと思ったんだが頭がいい方がもう1人を離さなくてな。2人頼めないか。」
子供は好きな方だし1人も2人も一緒だ無理に離す必要はないだろう
「分かりました。教育係引き受けます。」
「おぉ、ありがとうな、じゃあ頼む今から連れて来る」
ドンが立ち上がり奥の部屋に入って出てくると、黒髪天パの仏頂面の子供と黒髪ストレートのニコニコと笑っている子供を連れてきた。
この2人が俺が教育係をする子達なのだろう。
「天パの方がアベで身体能力がとてつもなく高い、でこっちがコベでとても優れた頭脳を持っている天才だ。アベには暗殺者の、コベには研究者の基礎の教育をしてくれ。」
「分かりました」
シンがドンと話している間ずっとアベは仏頂面でコベはずっとニコニコと笑っていた。第一印象は名前を繋げた通りのアベコベなふたりだと思った。ただお互いにずっと手を握っていて離れたくないのだということはよくわかった。「俺はシン。23歳だ。2年前に右眼を怪我して仕事ができなくなったから隠居した。今日からお前らと教育係として一緒に過ごすことになる。よろしくな。」
自己紹介をして2人の反応をみる
「私はコベだよ~。アベと離したら何もしないし、死んだりするかも~、よろしく~」
「…アベ…よろしく…」
コベは探るように笑顔で流暢にアベは言葉少なに必要最低限の言葉で自己紹介した

これが俺のアベ・コベとの出会い

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