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サイドストーリーズ
人物解体新書【大量のネタバレを含む】
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某『大丈夫だよ!』的な攻略本に載っていそうな裏人物紹介です。裏話や本編をよりよく楽しめる一助になればと思います。また、書いた時期がそれぞれ異なりますので、消えている設定などもあります。このタイトルの本文は修正しませんのであしからず。また、サイドストーリーズのキャラの紹介も入っていてネタバレ満載です。
カノン=エレステン…物語の主人公。11歳から18歳まで第2王子の婚約者だった。優しいが、一本気で研究者気質。婚約破棄を機に隣国へと家出をする。一番嫌いな登場人物はエディン子爵令嬢。婚約者を奪われたからではなく、治験も終わっていない薬物を投与したから。薬が買えない人たちの最終手段が治験だが人体実験ではある。そこは割り切れる彼女でも、緊急性が低い王子に投与した事実は今でも許していない。
フィスト=ローラント…相手役。ローラント侯爵家を若干22歳で継いだ。両親には面倒を押し付けられたと恨み言を言いたい。実力のほどは正面からなら アーニャ兄>アルフレッド>=アーニャ>フィスト>グルーエルである。不意打ちアリならグルーエルの方が強い。あくまで監査役としての職であり、毎日対人戦の訓練をするわけではないので、意外にも騎士団長や近衛騎士団長の方が強いのだ。
リーナ…騎士爵出身だが、かなりの好成績で学園のメイド科を首席卒業した秀才。ただし、武術の成績は普通でトップテンに入ったことはない。ライグと仲良くなったのは料理やお菓子の料理の間にいろいろ貰ったことがきっかけ。「餌付けではありません!」
ライグ…実家は商家。様々な商品を食べている(勝手につまみ食い)うちに数多くの味に巡り合いたいため料理人に。食べてもらうだけでなく薬膳料理で、健康を改善できるということに感動して着いていくことを決めた。ローラント領の料理人とレシピを交換してますます腕に磨きがかかった
アーニャ…生まれてすぐに『影』の教育を受けた少女。主が決まってからは遠くで見守る→たまに部屋の隅で見守る→メイドとして仕えると悪化していった。信条は『主は手に入れるものではなく愛でるもの』だがきっと、子供や孫世代にはそこまでの自制の心はないだろう。
グレンデル王国国王…家族愛の強い、平凡(やや短気)な王様。パーティーを第2王子に任せたのは、第1王子と同じぐらい第2王子もできる子だと披露したかったから。学友の貴族と同調することもあり、そちらに引っ張られることもしばしば。
グレンデル王国宰相…前任の父が心労により、体調を崩し就任。実家が伯爵家で後ろ盾も弱く、自分で情報収集から立案まで行う。そのため政策が遅れることもあり、苦悶の日々を過ごす。心の底では早く第1王子に実権が移ってほしいと願っている。
隣国の王…カノンを保護した国の王。優秀だが完全トップダウンで地味に今の悩みは息子の代のこと。信頼できる人材集めに余念がない。
隣国の宰相…グレンデルの宰相よりやや頭が固く、劣る。ただし、責任の区分が明確でスムーズな行動ができるため内外から高い評価を受けている。
グルーエル…フィストの親友でグレンデル王国側の諜報責任者。ただし、影の行動を制限するほどの権限はなく、緊急性の高い情報かどうかを見極め、国に伝えるのが主な役割。後任が決まればこれまでの功績で侯爵になることが内定中。その分の領地はカノンが入国したところの領地の不正を暴いて与えることになっている。
クレヒルト…グレンデル王国第2王子。病弱な為、多くの教育は座学のみ。ただし、成績はそこまで悪くない。カノンに対しては王宮勤めのものがいつも、可哀そうと来てくれるのに対して、めったに姿を見せないのであまり好きではなかった。いろいろと自分のことを話してくれるエディンに惹かれて婚約破棄を決める。
レスター…グレンデル王国第1王子。清廉潔白で次代の王。学園でも生徒会長を務め、皆をまとめるリーダーとしての素質もある。婚約者のエレンディアとは政略結婚の予定。ひそかに全力で弟を支えようとするカノンとの2人の関係を羨ましいと思っていた。
グレンデル王国王妃…隣国魔導王国出身の王女。現在でも出身国と多大な付き合いがあり、数年前の外交記念の婚約も彼女が手掛けた。魔導王国とグレンデル王国は魔術偏重で隣国がバランスである。魔法に通じているせいか、たいして政治には興味がない。
ライン…孤児出身のグレンデル王国の影。アーニャと出会い格の違いを見せつけられる。その内に惹かれていき家無しが家無しに戻るだけだと、彼女への協力を決める。長女、長男、次女をもうける。
アルフレッド…隣国とグレンデル王国の戦争時代の話を見聞きできている数少ない人物。かつては彼ぐらいの能力のものが邸にも数人はいた。息子は前侯爵の元で執事をしている。
ジェシカ…感覚に優れる戦闘可能なメイド。結局1年後に影の通知が来たが、そのまま邸に住み着いた。それ以後は子爵家預かりの人員となる。
侯爵くん…まっとうに所長として長年君臨する。最終的には新しく伯爵家を興す。口癖は、いいから手を動かせ。
長男、次男、3男、長女をもうける。女の子が欲しかったのだ。
エディン…第2王子に近づき、王族になろうとした夢見勝ちな少女。奇跡の治癒が嘘だとばれてからは刺客たちの足取りを探すために協力する。だが、ご褒美は極刑だった。いかなる嘆願においても国への不利益は覆せないとの一言に己の不明を嘆いた。
カノン=エレステン…物語の主人公。11歳から18歳まで第2王子の婚約者だった。優しいが、一本気で研究者気質。婚約破棄を機に隣国へと家出をする。一番嫌いな登場人物はエディン子爵令嬢。婚約者を奪われたからではなく、治験も終わっていない薬物を投与したから。薬が買えない人たちの最終手段が治験だが人体実験ではある。そこは割り切れる彼女でも、緊急性が低い王子に投与した事実は今でも許していない。
フィスト=ローラント…相手役。ローラント侯爵家を若干22歳で継いだ。両親には面倒を押し付けられたと恨み言を言いたい。実力のほどは正面からなら アーニャ兄>アルフレッド>=アーニャ>フィスト>グルーエルである。不意打ちアリならグルーエルの方が強い。あくまで監査役としての職であり、毎日対人戦の訓練をするわけではないので、意外にも騎士団長や近衛騎士団長の方が強いのだ。
リーナ…騎士爵出身だが、かなりの好成績で学園のメイド科を首席卒業した秀才。ただし、武術の成績は普通でトップテンに入ったことはない。ライグと仲良くなったのは料理やお菓子の料理の間にいろいろ貰ったことがきっかけ。「餌付けではありません!」
ライグ…実家は商家。様々な商品を食べている(勝手につまみ食い)うちに数多くの味に巡り合いたいため料理人に。食べてもらうだけでなく薬膳料理で、健康を改善できるということに感動して着いていくことを決めた。ローラント領の料理人とレシピを交換してますます腕に磨きがかかった
アーニャ…生まれてすぐに『影』の教育を受けた少女。主が決まってからは遠くで見守る→たまに部屋の隅で見守る→メイドとして仕えると悪化していった。信条は『主は手に入れるものではなく愛でるもの』だがきっと、子供や孫世代にはそこまでの自制の心はないだろう。
グレンデル王国国王…家族愛の強い、平凡(やや短気)な王様。パーティーを第2王子に任せたのは、第1王子と同じぐらい第2王子もできる子だと披露したかったから。学友の貴族と同調することもあり、そちらに引っ張られることもしばしば。
グレンデル王国宰相…前任の父が心労により、体調を崩し就任。実家が伯爵家で後ろ盾も弱く、自分で情報収集から立案まで行う。そのため政策が遅れることもあり、苦悶の日々を過ごす。心の底では早く第1王子に実権が移ってほしいと願っている。
隣国の王…カノンを保護した国の王。優秀だが完全トップダウンで地味に今の悩みは息子の代のこと。信頼できる人材集めに余念がない。
隣国の宰相…グレンデルの宰相よりやや頭が固く、劣る。ただし、責任の区分が明確でスムーズな行動ができるため内外から高い評価を受けている。
グルーエル…フィストの親友でグレンデル王国側の諜報責任者。ただし、影の行動を制限するほどの権限はなく、緊急性の高い情報かどうかを見極め、国に伝えるのが主な役割。後任が決まればこれまでの功績で侯爵になることが内定中。その分の領地はカノンが入国したところの領地の不正を暴いて与えることになっている。
クレヒルト…グレンデル王国第2王子。病弱な為、多くの教育は座学のみ。ただし、成績はそこまで悪くない。カノンに対しては王宮勤めのものがいつも、可哀そうと来てくれるのに対して、めったに姿を見せないのであまり好きではなかった。いろいろと自分のことを話してくれるエディンに惹かれて婚約破棄を決める。
レスター…グレンデル王国第1王子。清廉潔白で次代の王。学園でも生徒会長を務め、皆をまとめるリーダーとしての素質もある。婚約者のエレンディアとは政略結婚の予定。ひそかに全力で弟を支えようとするカノンとの2人の関係を羨ましいと思っていた。
グレンデル王国王妃…隣国魔導王国出身の王女。現在でも出身国と多大な付き合いがあり、数年前の外交記念の婚約も彼女が手掛けた。魔導王国とグレンデル王国は魔術偏重で隣国がバランスである。魔法に通じているせいか、たいして政治には興味がない。
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