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物語の始まり
魔杖
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「ふわぁ~、昨日は皮をようやく乾燥させて仕上げたし、今日はどうしようかな?」
塩の残りが少ないのは気になるけど、商人さんが通るかは運次第だしなぁ。
「とりあえず、ちょこちょこ集めたトレントの加工に挑戦してみようかな?」
女神情報によれば魔法使い用の杖になるらしいし、魔法を多用する私には一本あってもいいかもしれない。
「早速、削って…削って?」
杖ってどんな形だったっけ? うう~ん、使ったことないしなぁ。私は必死に思い出そうとするが、浮かんでこない。
「うう~ん、どうしたら~」
「カティア、どうかしましたか?」
「女神、杖ってどんな形?」
ダメもとで女神にたずねてみる。
「杖? ああ、魔法杖ですか。ちょっとイメージを送りますね」
「え、ちょっと…た、タンマ!」
あ~、これが杖か……って、多い多い!多すぎる~~~~。
「えっ? どうかしましたか?」
「あ、あなたね、一気に送りすぎなの!! 大量の知識が送られて来たでしょ!」
「ああ、すみません。カティアは加護の力が弱まっていて処理能力が落ちていたのですね。これぐらい、当たり前にできると思っていました…」
「やっぱり、お前、くそ女神だわ。あたた…でも、これで魔法杖っていうの? 作り方が分かったし、作ってみよう」
わぅ
「リキラ、心配してくれるの? ありがとう。本当、どこかの女神とは大違いね」
やっぱり、誰か信頼できる存在が側にいると心強いものだ。私は気を引き締めて洞窟からナイフを持ってくると、加工を始める。
カンカン
「…まあわかってはいたことだけど、形が頭に入ったからって、出来が良くなるわけじゃないよね」
むしろ、きれいな杖の形が頭でイメージできる分、自分が作ったものが貧相に感じる。最初に送られて来た杖のイメージが国宝ものとかばっかりだもんね。多分だけど……。
「ま、まあ、使えればいいんだし、こういうのは実用性が大事だから」
そう、数々のデザインの中から私は実用性の高いものを選ぶ。杖の途中で持ち手の部分が作られているものだ。輪っかにはなっていないけど、ぎゅっと握ることができるから、落としにくいし使いやすい作りになる。
「あとは魔石を追加できるように先端部分に穴を用意しておいてと…完成! 見た目はちょっと……かなり汚いけど、実用的な魔法杖ができた。ついでに魔力を通してみようかな?」
まずは光の魔力を通してみる。一番、戦闘でも使う機会がなくて補助が欲しい属性だからね。
パァァァァ
「光った!? ってことは成功かな? 女神か誰かが言っていた気がするんだけど、魔力の通ったものに自分の魔力を通すと、いいものになることがあるって本当だったんだ!」
「ひ、ひどい! 私が三年も前に説明したじゃないですか!」
「えっ、覚えてない…。だって、そんなの作らなくても魔物は倒せるし」
そう、女神の加護の六割を持っているということはかなりすごい。今は半減しているらしいけど、それでもそんじょそこらの魔物なんて寄せ付けないのだ。
「人間、要らないものは忘れていくんだよ。女神との会話とか。ね~!」
わぅ
「リキラがいれば問題ないもんね……調味料以外。はぁ~、塩とかコショウが生る木とかできないかなぁ~」
「そんな無茶な」
「さてと、杖はできたけど使い勝手はどうかな? 光よ…我が敵を貫け!シャインジャベリン」
ヒュン
「ひゃっ!? びっくりしたじゃないですかも~。私の体を貫くかと思いましたよ」
「ちっ、すり抜けたか……でも、今までより確かに魔法が扱いやすい。魔石もないのにこれなら、もう少し在庫があってもいいかも?」
残念ながら女神を貫通することはなかったけど、その有用さを認めた私は同じような杖をあと二本作り、それぞれに水と火の魔力を込めてみた。
バキッ
「あれ?」
水の魔法杖はうまくできたけど、二本目の火の魔力を込めたところで、いきなりトレントの杖にひびが入ってしまった。
「ん~、どうしたんだろ? 別に多く魔力を込めたわけでもないのに……」
「知りたいですか、カティア? 街に行くというのなら今すぐにでも……」
「もう一本作って試そう。まだ、トレントの木はいっぱいあるし」
しかし、もう一本作っても同じ結果だった。
「う~ん。木の良し悪しじゃなさそうだし、なんだろうな~。ちょっと、込める魔力を減らしてみよう」
さっきの反省を生かして、ちょっと込める魔力を抑えてみる。
パキッ
「あっ、折れた。でも、さっきよりは折れ方がソフトだな。むむ~、もう一本!」
私はめげずにもう一本作って、さっきより明らかに少なく魔力を込める。
「…成功かな? どうも属性が関係してるみたい。トレントは木の魔物だから火の魔力に弱かったりするのかな?」
それなら、魔石を取り付ける時も少し小さめのにしないといけないな。真相はわからないけど、以降女神が積極的に話しかけてこないし、多分合っているんだろう。
「それじゃあ、この2つの杖も試し打ちをしてと…」
私は光の杖(仮称)と同様に、水の杖と火の杖を使って試し打ちを行う。
「うん! やっぱり扱いやすい。まあ、杖から出すようになるから動きが見えちゃうけど」
作ったのはいいけど、結局のところ毎回狩りに行くのに三本持ってなんていけないから、使うのは光の杖だけになりそうだけどね。
「マジックバッグもね~、そんなに中身入らないからな~。加護って言っても魔力とか基礎ステータスだけが向上しただけなんて、しょっぱいよね」
こういう生活に便利な道具が作れるようになればもっと違ったのにな。そういえば、女神はどうしてここまで私にこだわるんだろ?確かに加護の六割は取っちゃってるみたいだけど、残りの四割を才能ある人に与えたらいいと思うんだけどな。
「まあ、私に関係することでもないし、別にいっか」
そういうことは私が考えることではないと思って、再びトレントの木を眺める。
「う~ん、杖以外にも何か作ろうかな?でも、私で作れそうなものかぁ。家……は無理だなぁ」
さすがに家みたいな作り方が難しいものは無理だ。地盤を固めて、板を張るぐらいはできるだろうけど、屋根とかってどうすればいいんだろ? 真っ平にしても風で飛びそうだし、雨にも弱そうだよね。
「あとは斧とか槍か~。でもな~、魔法でいっつも魔物を倒すから、料理とか加工に使ってる牙のナイフ以外、ろくに使ったことないんだよね」
斧は木を切るのによさそうだけど、槍はなぁ~。ああいうのって誰かに習うものだろうし、自分じゃどうしようもない。
「だけど、斧にできるぐらい幅のある牙か。う~ん、刃の部分を小さくすればいけなくもないかな?」
牙の先端を手前にして、根元の部分を大きく削って刃にすればできなくもなさそうだ。
「木を切るのってちょっと面倒だったし、ナイフよりましになるといいなぁ」
そんなわけで、私は次の日から斧を作り始めたのだけど……。
わん
「ん~、もうお昼? いつもありがとう」
元々が丈夫な牙なので削るのが大変だった。
「うう~ん、結構時間かかりそうだな。また、食料調達に行かないと」
今ある食材は木の実が少しと熊さんの肉だけなので、再び私は食材を探すため森に行くのだった。
塩の残りが少ないのは気になるけど、商人さんが通るかは運次第だしなぁ。
「とりあえず、ちょこちょこ集めたトレントの加工に挑戦してみようかな?」
女神情報によれば魔法使い用の杖になるらしいし、魔法を多用する私には一本あってもいいかもしれない。
「早速、削って…削って?」
杖ってどんな形だったっけ? うう~ん、使ったことないしなぁ。私は必死に思い出そうとするが、浮かんでこない。
「うう~ん、どうしたら~」
「カティア、どうかしましたか?」
「女神、杖ってどんな形?」
ダメもとで女神にたずねてみる。
「杖? ああ、魔法杖ですか。ちょっとイメージを送りますね」
「え、ちょっと…た、タンマ!」
あ~、これが杖か……って、多い多い!多すぎる~~~~。
「えっ? どうかしましたか?」
「あ、あなたね、一気に送りすぎなの!! 大量の知識が送られて来たでしょ!」
「ああ、すみません。カティアは加護の力が弱まっていて処理能力が落ちていたのですね。これぐらい、当たり前にできると思っていました…」
「やっぱり、お前、くそ女神だわ。あたた…でも、これで魔法杖っていうの? 作り方が分かったし、作ってみよう」
わぅ
「リキラ、心配してくれるの? ありがとう。本当、どこかの女神とは大違いね」
やっぱり、誰か信頼できる存在が側にいると心強いものだ。私は気を引き締めて洞窟からナイフを持ってくると、加工を始める。
カンカン
「…まあわかってはいたことだけど、形が頭に入ったからって、出来が良くなるわけじゃないよね」
むしろ、きれいな杖の形が頭でイメージできる分、自分が作ったものが貧相に感じる。最初に送られて来た杖のイメージが国宝ものとかばっかりだもんね。多分だけど……。
「ま、まあ、使えればいいんだし、こういうのは実用性が大事だから」
そう、数々のデザインの中から私は実用性の高いものを選ぶ。杖の途中で持ち手の部分が作られているものだ。輪っかにはなっていないけど、ぎゅっと握ることができるから、落としにくいし使いやすい作りになる。
「あとは魔石を追加できるように先端部分に穴を用意しておいてと…完成! 見た目はちょっと……かなり汚いけど、実用的な魔法杖ができた。ついでに魔力を通してみようかな?」
まずは光の魔力を通してみる。一番、戦闘でも使う機会がなくて補助が欲しい属性だからね。
パァァァァ
「光った!? ってことは成功かな? 女神か誰かが言っていた気がするんだけど、魔力の通ったものに自分の魔力を通すと、いいものになることがあるって本当だったんだ!」
「ひ、ひどい! 私が三年も前に説明したじゃないですか!」
「えっ、覚えてない…。だって、そんなの作らなくても魔物は倒せるし」
そう、女神の加護の六割を持っているということはかなりすごい。今は半減しているらしいけど、それでもそんじょそこらの魔物なんて寄せ付けないのだ。
「人間、要らないものは忘れていくんだよ。女神との会話とか。ね~!」
わぅ
「リキラがいれば問題ないもんね……調味料以外。はぁ~、塩とかコショウが生る木とかできないかなぁ~」
「そんな無茶な」
「さてと、杖はできたけど使い勝手はどうかな? 光よ…我が敵を貫け!シャインジャベリン」
ヒュン
「ひゃっ!? びっくりしたじゃないですかも~。私の体を貫くかと思いましたよ」
「ちっ、すり抜けたか……でも、今までより確かに魔法が扱いやすい。魔石もないのにこれなら、もう少し在庫があってもいいかも?」
残念ながら女神を貫通することはなかったけど、その有用さを認めた私は同じような杖をあと二本作り、それぞれに水と火の魔力を込めてみた。
バキッ
「あれ?」
水の魔法杖はうまくできたけど、二本目の火の魔力を込めたところで、いきなりトレントの杖にひびが入ってしまった。
「ん~、どうしたんだろ? 別に多く魔力を込めたわけでもないのに……」
「知りたいですか、カティア? 街に行くというのなら今すぐにでも……」
「もう一本作って試そう。まだ、トレントの木はいっぱいあるし」
しかし、もう一本作っても同じ結果だった。
「う~ん。木の良し悪しじゃなさそうだし、なんだろうな~。ちょっと、込める魔力を減らしてみよう」
さっきの反省を生かして、ちょっと込める魔力を抑えてみる。
パキッ
「あっ、折れた。でも、さっきよりは折れ方がソフトだな。むむ~、もう一本!」
私はめげずにもう一本作って、さっきより明らかに少なく魔力を込める。
「…成功かな? どうも属性が関係してるみたい。トレントは木の魔物だから火の魔力に弱かったりするのかな?」
それなら、魔石を取り付ける時も少し小さめのにしないといけないな。真相はわからないけど、以降女神が積極的に話しかけてこないし、多分合っているんだろう。
「それじゃあ、この2つの杖も試し打ちをしてと…」
私は光の杖(仮称)と同様に、水の杖と火の杖を使って試し打ちを行う。
「うん! やっぱり扱いやすい。まあ、杖から出すようになるから動きが見えちゃうけど」
作ったのはいいけど、結局のところ毎回狩りに行くのに三本持ってなんていけないから、使うのは光の杖だけになりそうだけどね。
「マジックバッグもね~、そんなに中身入らないからな~。加護って言っても魔力とか基礎ステータスだけが向上しただけなんて、しょっぱいよね」
こういう生活に便利な道具が作れるようになればもっと違ったのにな。そういえば、女神はどうしてここまで私にこだわるんだろ?確かに加護の六割は取っちゃってるみたいだけど、残りの四割を才能ある人に与えたらいいと思うんだけどな。
「まあ、私に関係することでもないし、別にいっか」
そういうことは私が考えることではないと思って、再びトレントの木を眺める。
「う~ん、杖以外にも何か作ろうかな?でも、私で作れそうなものかぁ。家……は無理だなぁ」
さすがに家みたいな作り方が難しいものは無理だ。地盤を固めて、板を張るぐらいはできるだろうけど、屋根とかってどうすればいいんだろ? 真っ平にしても風で飛びそうだし、雨にも弱そうだよね。
「あとは斧とか槍か~。でもな~、魔法でいっつも魔物を倒すから、料理とか加工に使ってる牙のナイフ以外、ろくに使ったことないんだよね」
斧は木を切るのによさそうだけど、槍はなぁ~。ああいうのって誰かに習うものだろうし、自分じゃどうしようもない。
「だけど、斧にできるぐらい幅のある牙か。う~ん、刃の部分を小さくすればいけなくもないかな?」
牙の先端を手前にして、根元の部分を大きく削って刃にすればできなくもなさそうだ。
「木を切るのってちょっと面倒だったし、ナイフよりましになるといいなぁ」
そんなわけで、私は次の日から斧を作り始めたのだけど……。
わん
「ん~、もうお昼? いつもありがとう」
元々が丈夫な牙なので削るのが大変だった。
「うう~ん、結構時間かかりそうだな。また、食料調達に行かないと」
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